FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ 作:ピリの唄
だから全然展開が進まない・・・・・・
いや、言い訳ですよね。本当に申し訳ないです。
「ねえ、ロマニ。これってどういう状況なの?」
こもっていた部屋から出て、ロマニにエネループの保管場所を聞こうと思っていたオルガロリーが管制室に着き、モニターを見て出た感想がこれだ。
何せ、モニターの中では修羅場が複数存在したからだ。しかもオルガマリーの記憶にないサーヴァント達による修羅場もある。
だからモニターの前で豆大福を食べているロマニに訊ねたのだが
「もむ!?」
人は口の中に豆大福があると話すことは出来ない。
返事は奇声で返ってきた。
しかも
「・・・・・・ッ!?」
驚いた為に、豆大福を喉に詰まらせる。
まあ、今までのオルガマリーは拗ねて部屋にこもったら中々出てこなかったので、驚いたのは仕方のないことかもしれない。
「あー、ロマニが話せないようだから私が教えようか」
「ええ、そうね。お願いレオナルド」
「・・・・・・ゥゥッ!?」
喉に豆大福を詰まらせて息が出来ない、人になった魔術王(アイドルオタク)。
まさかマシュが立香のために用意した豆大福が、後ろから不意に話しかけた(本来なら死んでいた)オルガマリーによって死にそうになるソロマン。
人理を焼却させようとしている黒幕がこの事を知ればいったいどう思うだろうか。
呆れるか、それとも・・・・・・?
ちなみにロマニは一瞬だけ
「何故だ、何故だ何故だ!!何故私がこんな目に合っている!?」
そう叫ぶレフのような姿を見た気がした。
**
「――という訳で今、彼は怒られているのさ」
「なるほどね」
ダ・ヴィンチちゃんが説明した内容にオルガロリーは納得だった。
自分勝手に動かれるのはとても辛い。
「・・・・・・ねえ、ロマニ。この反応って」
「スルーかい!?僕が死にかけたのはスルーなのかい!?」
「これってサーヴァント反応よね?」
安定感のあるスルー。
ロマニが絡むと空気がシリアスからシリアルになるから仕方ない。
「・・・ハァ。そうだね、これは確かにサーヴァント反応だ。しかもかなりのスピードで移動しているうえに複数・・・・・・!?」
咄嗟に特異点の中に連絡を繋げる。
「聞こえるわよね藤丸?」
**
「あれ、所長だ」
腕時計のような機械からモニターの映像が出される。
普段ならロマニかダ・ヴィンチちゃんが出てくるモニターには幼・・・・・・少女が映っていた。
ここだけ少し立香の時代よりも先に行っているような気がしないでもない。
まあ、魔術のおかげなのだろうけど。
「そこにサーヴァントが向かっているわ。今すぐ警戒体制を取りなさい!」
「た、大変ですよ先輩!」
「・・・・・・えーっと・・・・・・」
立香の記憶が正しいならば、きっとここに来るサーヴァントは敵じゃない。
ガラスの馬車で来る筈だ。
・・・・・・信じてくれるのはきっとオルタちゃんとエミヤくらいだろうけど。
「それにしても、ねえ?アンタたち私の時よりも人数が増えてない?今より更に増えそうだし、ここの私がかわいそうになるわ」
「確かにね・・・・・・」
いくらここのオルタちゃんがルーラークラスだと言ってもオーバーキルできそうな気がする。
ついでにアヴェンジャーがここのオルタちゃん含めて二人いるし。
「話している場合ではないですよ先輩!ガラスの馬車が凄い速度で迫ってきます!!」
「あー、うん。そうだね」
「アイツよね・・・・・・」
確信できた。
女王と音楽家がやって来た。
オルタちゃんが微妙な顔をしていた。
「アイツ無駄に鉄壁要塞だったじゃない。本当に只の女王だったの?」
「回復もあったもんね」
無敵と魅了と回復。
スキル無制限とかとんでもないよね。
ただでさえダメージが通らないのに、宝具以外でも回復するから倒せない。
・・・・・・敵じゃなくてよかったよ。本当に。
「先輩!?」
「あ、ごめんねマシュ」
でも予想通りだからきっと警戒って無意味になると思うんだ。
だって
「マリーよ。さあ、一緒にヴィヴ・ラ・フランス!」
彼女、ガラスの馬の上で堂々と名乗りをあげてるし。
だからね、マシュ。
「・・・・・・ねえ、あれ、燃やして良いかしら」
「止めて!?」
ちょっと不機嫌なオルタちゃんを一緒に止めて!
えーっと、近況報告ー
遂に書いてるキャラが来ました!
ヴィヴ・ラ・フランス!マリー!!
この話を書いている途中で来てくださいました。マリー。
何か違う?
それならばアンリ!
エミヤやアルトリアなどの星4、星5ではなく貴方が来ましたアンリ!
書いたら出るって本当だったのですねー。
・・・・・・星4、星5は来てませんが?