FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ 作:ピリの唄
ということで投稿!
プリヤ要素/zeroだけどね。
立香が起きた時には既に終わりかけていた。
というか少し唖然としていたら終わっていた。
「ねえ、クー・フーリン。先に行っててくれる?私たちも後から行くから」
「おう。そんじゃ先に行くぜ」
だから確認の為にアニキに先に行ってもらった。
でも、
「それでは私たちも先に行かせてもらいますね」
「・・・・・・なあ、バゼット。オレも?」
「ええ、当たり前でしょうアンリ。行きますよ」
そのランサーというか、並のサーヴァントと同じくらいか僅かに速い速度で走り出すバゼット。
彼女は本当に人間なのだろうか。
そんな疑問を内心で思う立香。
だが、そう思う本人は気付いていない。
前回の人理修復の時、様々な手助けがあったとはいえ、オリンポスの大英雄ヘラクレス(バーサーカー)相手に少女を抱えて逃げ切り、触れれば即死のダビデの箱を跳び越えた。
つまり、並のサーヴァント以上の敏捷性を持っている。
そして終局特異点で満身創痍だったとはいえ、ゲーティア相手にマシュの遺した盾を使って勝利した。
つまり、戦闘能力も高い。
今はまだ起こっていないしやっていないとは言ってもそんな少女を果たして一般人だと言えるのだろうか。
「私たちはゆっくり行こうか」
「そうですね、先輩。今から急いでも変わらないでしょうし」
「というか、アイツと同じ速度で走れるのは多分サーヴァントくらいしかいないわよ。あ、衛宮君ならいけるかしら?」
「今のシロウじゃ無理じゃない?でもリズならいけるかも」
「うん。だいじょーぶ。いけるいける」
「す、凄いです、リーゼリットさん。私は運動は・・・・・・」
「大丈夫ですサクラ。恐らく一番遅くなるのはシンジかと。サクラには魔術がありますし」
「おいライダー!僕にも回路が出来たこと忘れてるだろ!!」
「使いこなせてないじゃない」
凛に突っ込まれ呻くしかない慎二。
だが、ここに何の強化もなしでバゼットよりも速いかもしれないマスターがいることを誰も知らない。
そうして話ながらカルデアから来たマスターたちは移動する。
ラ・シャリテという現場へと。
**
そしてサーヴァントたち(バゼット含む)から少々遅れてラ・シャリテに着いた彼らが目撃したものは
「いいからジーク君から離れなさい!!」
「え~?いいじゃん。ボクのマスターなんだからさ」
「ええい、おのれピンク髪!!」
「落ち着いてくれルーラー」
立香の記憶にない青年(恐らくサーヴァント)に抱きつくアストルフォと引き剥がそうとするジャンヌ。
抱きつかれたままジャンヌに話しかける青年。
うん。ヒロイン(オトコノコ含む)二人の修羅場。
武器を出していないから平穏ではあるだろう。
だがここ以外にも、更に一ヶ所。
「ち、父上を、サーヴァントだと!?テメエ!!」
「いえ、子ではありません。分かって貰えますよねシロウ!これは敵です!」
士郎に剣を構えるモードレッド。そのモードレッドに剣を構えるアルトリア。
「止めてくれセイバー!あー、もう一体何がどうなっているのさ!?」
それを聞きたいのはこっちです。
何がどうしてこうなった。
「あ、トナカイさん!ようやく会えました!!ジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィです!」
「えええ!?」
ワイバーン(疲労)に乗って接近してくるジャンヌ・オルタ・サンタ・リリィ。
立香の知る第一特異点はどこ行った。
「混沌としていますね」
「そう思うなら止めたらどうかね、ルーラー」
「私にはどうすることもできませんよ、アーチャー」
「シロウ同士で話すのも止めて!?」
ややこしいことになる!
気がする!
「立香ちゃん?そこにサーヴァント反応が・・・・・・」
「ロマニうるさい!みれば分かるよ!!」
見て解るほどサーヴァントが多いのに余計な報告はいらないよ!
**
(さて、これはどうしたものでしょうか)
サンタアイランド仮面改め、天草四郎時貞。
彼のルーラーとしての感知ではファブニールに乗っていたのはバーサーカー化しているセイバー、ランサー、ライダー、アサシン、そしてルーラーだった。
何よりもそのルーラーは遠目で見ても解るほど特徴的な柄の黒い旗を持っていた。
そして彼の視界の端に、瓦礫の陰に隠れている黒い少女もが見える。
だが彼女のクラスはアヴェンジャー。
しかも手には紙。恐らくは契約書かなにかだろう。
(まあ、どうにかなるでしょう。ならなければ、彼女に神の加護がなかったというだけです)
そう考えて彼は報告しなかった。
だが、ちゃんと報告したロマニの扱いは残念ながらひどかった。
なんというか、ロマニ、ドンマイ。
今日プリヤを見に行ってきます!
そしてジャンヌがわかっただけで四人かな?
近況報告ー
最近ネタが思い浮かぶのは他の特異点。
何故だ・・・・・・
第一特異点のネタが欲しいのだよ!!
アンケートはこの特異点が終わるまでです!
全然終わる気配が・・・・・・