FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ 作:ピリの唄
主にマーリンのせいで。
そしてうり坊たち。
食料の予備として狙われてもいる。
苦労するんだなぁ
「セイバー、モードレッド推参だ!・・・あん?」
召喚された角のある鎧の姿は彼らには見覚えのあるものだった。
そして最後の言葉と共にサンタアイランド仮面に剣が突き付けられる。
「テメェ、目的はなんだ!」
「安心してください。今の私の目的は迷子の救済と人理焼却の阻止ですよ、セイバー」
「だから私は迷子じゃないです!」
迷子弄りを止めないアイランド仮面と決して迷子を認めようとしない幼女。
話が進みそうに無いためキャスターとして召喚されているホムンクルスに問いかける。
「オイ、どういうことだ?」
「言っていた通りだとは思う」
「・・・・・・そうか。よし、一発殴らせろ。それであの時に聖杯を持っていったことをチャラにしてやる」
「・・・・・・あの、それは私が死ぬのですが?」
「あの時と違って完全なサーヴァントだろうがオマエ」
モードレッドの記憶の中で最後まで聖杯を持っていたのはサンタアイランド仮面こと天草四郎時貞だった。
しかしこの場は聖杯戦争というよりは人理修復の場だ。
だから一回殴る。それでチャラにしてやろう。
たとえモードレッドの願いが、選定の剣に挑むという願いが変わったとしても殴るべきだと思っている。
「あの時はアサシンに邪魔されたからな。その分も込めないだけましだと思えよ?」
「少し待ってくださいセイバー。その拳に乗った魔力はおかしくありませんか・・・・・・?」
赤い雷をその手に纏っている。
「そんじゃ、いくぜ!!」
「まっ・・・・・・!?グフッ」
「し、師匠!?」
ドゴッという人の身体から出てはいけない音が響く。
蹲ったまま動かなくなるサンタアイランド仮面。
ジークも思わず目をそらす。
ああ哀れなり、サンタアイランド仮面。
**
「そ、それでは改めて話し合うとしましょうか・・・・・・」
フラフラのままこれからどうするのかを話し合おうとするシロウ。
「と言ってもやることは聖杯戦争と変わらないのですが」
「つまり聖杯を獲ればいいってことだろ?分かりやすくていいじゃねえか」
「こちらの戦力はサーヴァント四騎とルドルフです!」
「戦力か・・・・・・?」
ルドルフを戦力に数えるリリィ。
それにジークが疑問を浮かべ、ルドルフは全力で首を横に振る。
只のワイバーンです。
「で?敵は?聖杯はどこだよ」
「敵は聖杯を所有している竜の魔女と呼ばれ、フランスという国に復讐しているジャンヌ・ダルク、その陣営。ワイバーンやドラゴン系、そして多数のサーヴァントが所属しているでしょう」
「ジャンヌですか・・・・・・。きっと大きい私です」
「ルーラーならしないと思うが?」
「ええ、貴方の知っているジャンヌ・ダルクはしないでしょう。ですから別の理由もあるでしょうね」
含みを持ったまま話を続ける。
実は真実を知っているのではないだろうか、こいつ。
「目的地はオルレアン。そこまではこのルドルフが連れていってくれるでしょう」
「きしゃー!?無茶、きしゃー!!」
とんでもないキラーパスがルドルフを襲う。
「ルドルフは二人乗りですよ師匠?」
「きしゃー。違う、きしゃー」
一人乗せるだけでも疲れているのに二人乗りは実はキツイ。
更に増えるとかは勘弁して欲しい。
だがそんなルドルフの思いは竜の幼女に届かない。
「乗るためのソリがいります」
「きしゃー!?」
そうじゃない。
「ルドルフなら引いていけます!」
「いやーー!?」
既に鳴き声が悲鳴になっていた。
だがルドルフに助けは来ない。
***
一方そのころカルデア組。
「これは私が先に取ったのです。離しなさいセイバー!」
「おかしなことを言うなルーラー。私の方が早かった。つまりその手を離すべきなのは貴女だ」
健啖家のサーヴァントが二騎いる。
「いや、びっくり。スッゴク美味しいや。マスターにも食べさせてやりたいな~」
食事をするなら参加する、そんな感じのポンコツもいる。
「急いで食べないと無くなる!!」
「ど、どうぞ先輩!」
「譲ってる場合じゃないよ、マシュ!食べないと!!」
この場は既に戦争だ。
聖杯を巡る闘いではなく、食卓を囲む闘い。
「なんでこうなるのさ!」
「まさか取り合いが起こるとはな・・・・・・」
君たちがお互いに全力で料理の腕を競ったからだろう?
第一次食卓戦争inオルレアン、開幕中。
さーてと爆死しかしてないな、最近は。
でも課金しないで貯めるしかない。
今年はフェイトが多すぎる!!
買いたい物も多すぎる!
この上に課金までしたら首が回らないよぅ(泣)
それはそうとスカサハお姉さん。待っててね!