FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ   作:ピリの唄

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この話に出てくるロマニの台詞から取りました

そして何故か続く連日投稿。
書けるのが悪い。


この世界の君たちはどうなる?

「待ってくれ!それは僕の一存では決められない。それにもしも、仮に君たちがカルデアに来たら僕たちの世界にいる君たちはどうなる?」

 

現在絶望したまま戻ってこない所長の代わりに珍しくまともな判断と質問をするロマニ。

 

「シロウやリンはわからないけど、私やサクラは大丈夫だと思うわ。あなたたちの世界ではここのサクラと違って黒くないと思うし」

「待ってくださいイリヤさん!私が黒いってどういう意味ですか!?髪の色も変わってませんよ!?」

「桜は元からそこそこ黒いわよ・・・・・・」

「何か言いましたかね、え、さ、ん?」

「(桜ーそこだと思うぞー)」

「(シロウ!危険な発言は控えて下さい!もしもサクラの髪色が変わればラスボスに変化するのですよ!?)」

 

小声でツッコミを入れる士郎に小声で叫ぶセイバー。

流石の騎士王も黒桜を相手にはしたくないようだ。

 

「ほとんど黒桜と白寄りの桜で別人とカウントされると思うわ」

「・・・・・・これでもほとんどなんだ」

 

完全に真っ黒ならどうなってしまうのやら。

 

「そうよ。普段からあまりに黒すぎてアニメ板ではノールートだもの」

「ルート無しはイリヤさんじゃないですか!それに劇場で三部作として桜ルートはあるんです!!」

「なあ遠坂、イリヤと桜は何を話してるんだ?」

「知らないわよ。私は劇場もアニメもあったわ」

「ええ、全くわかりませんね。メインでありながら、一つしかない私はどうなるのですか」

「遠坂?セイバー?」

 

後半の言葉の意味がわからない。士郎もわかっていないがカルデア組はもっとわからない。

 

「あー、うん。そこの桜さんはわかった。じゃあ、他のひとで大丈夫な理由を聞いておこうかな?」

「流石です、ドクター」

「真面目な方向に話を戻したね」

 

評価を見直されるロマニ。

 

「私は多分生きてないから大丈夫でしょ」

「・・・・・・本当にごめんなさい」

「最低ですよ、ドクター」

「デリカシーがないよね」

 

ロマニの評価が下がった。

 

「問題があるのはシロウとリンね」

「バゼットはオレと契約してるから大丈夫だ。魂が変質しててもおかしくないしな」

「私は変わっていませんが?」

 

別世界で『この世全ての悪』を右腕にしている彼女の魂が変質していないと言えるのだろうか?

 

「・・・・・・バゼットだしな」

 

その一言で何故か納得できる気がする。色々とおかしいけどね。

 

「なあイリヤ、藤ねえはどうなるんだ?」

「多分、特異点から弾き出されてると思う。それか道場に移動してるわ」

「道場ってまだ冬木の中じゃないか!」

「・・・・・・・大丈夫よ、タイガだもの」

「・・・・・・」

「いや、否定しなさいよ士郎」

「リン、タイガですから」

 

その一言で納得できるってどんな人なのだろう。

確認したい。怖いけど見たい。もしかしてバゼットと同タイプの人かな?

残念ながら見る機会はないだろうけど。

アレ?そういえばウルクでエミヤが藤ねえって言葉を言っていたような・・・・・・

 

「あのー、エミヤ?もしかしてジャガーマン?」

 

無言で肯定するエミヤ。

あのよくわからないコミカル空気を纏っているジャガーマンの中の人。

そりゃどんな世界でも生き延びるよね。

 

「おい、僕はどうなる」

 

眠ったままのジャガーマンの中の人と麻婆を造っていた神父と違って遠坂家に残らずについてきたゾォルケンリリィ。

 

「多分大丈夫でしょ。他の世界で生きていると思えないし」

「僕の扱いが明らかにおかしいよねぇ!!」

 

どうやら彼の扱いは最低レベルをさ迷っているようだ。

もしかしたらこの特異点でのレフよりはマシレベルかもしれない。




カルデアにSN勢が来たらその後も書かなくちゃいけなくなるよね。
来て終了なんてガンドものですよね
・・・・・・キャラクターたちに画面を越えて脅される作者とはいったい。

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