三角印の青春の行方 作:リディフラック・ウォレイン
不破「あっそうだ。彼女からもらった小説があった。」
十分後
プルルル
不破「遊馬から...ピッ 不破だどうした?」
遊馬「あの子の小説読んだ?」
不破「最初の所はな。」
遊馬「俺も最初の所。いわば竜之介がお仕置きされたみたいな面白かった所とかただ話をしているだけなんだろうけど何故かよく分からない。」
不破「だな、後悔とか書いてあるが一体どんな後悔なのか...」
遊馬&不破「うーーーん..........」
一方、
芹澤「あああああああ!!!やべーーーわ!顔が今至福のひとときにーー!」
芹さまーは主人公からもらったみすゞさんのグッズにたった今心酔している。
鷹司「芹澤...ごめん...俺は君を守りきれなかった。
そう、そのせいであまりにも心酔しきった顔の君を産んでしまった。だから俺は君を...」
壬生「やめろー!正臣ーー!」
理事長「正臣ーーー....ブフォーー!!!」
第一話
俺はすぐに、後悔したあの頃の出来事から。
俺は..
遊馬が好きだ。
そう気づいて2ヶ月...
二年の冬休みが終わり、皆授業に集中していた。
対して俺は、考え事ばかりでちっとも鉛筆が動かない。
先生「不破、聞いてるか?」
不破「は、はい。すみません。」
先生「不破が聞いてないのは珍しいな。この問題わかるか?」
不破「えーと...」
不破(なぜこんなに自分は不甲斐ない。前はもっとましだったはずだ。)
それに前よりずっと遊馬のことを考えている。
と、1つ右側で一番前の席にいる遊馬をみた。
そして、決意した。あまり話す方ではないが告白しようと、ただまずは親友として付き合おうという心構えをする。
ホームルームが終わり、俺は部活がないが俺は決意を強くするため自身の稽古として弓道場へと向かう。
不破(あっ、ノートを忘れてきたかもしれん...)
そして不破は再び教室へと戻っていった。
教室へとたどり着き、中へはいると遊馬がいた。
不破「....//」
遊馬は机の中を探しているようだ。
手伝おうとして遊馬に近寄ると...突然遊馬が急に向きを変えて、俺とぶつかってしまった。
遊馬「いたた、大丈夫?...!!」
不破「.......!!」
気づけば遊馬が俺を覆い被さった形になっていた。
俺は、遊馬の顔を見て頬を赤くしてしまった。
一瞬静かにこちらを見る遊馬だったが、すぐに慌てて退いてくれた。
遊馬「ごっごめん!!」
不破「こちらこそすまない。...よければ一緒に食事でも...なんてな..」
つい咄嗟にいってしまったことだったが、遊馬と一緒の時間を作りたいという無意識な行動だった。けれどまずは断られるだろうと、そう思った。
すると、遊馬がこう答えた。
遊馬「いいよ。」
不破「へ?」
遊馬のまさかの答えに俺は予想だにしなかった。
遊馬とは知り合っているといっても共に娯楽をすることなど一度もなかったし、俺から声をかけることは今までしなかった。なので怪しまれて断られると思ったのだ。
しかし、了解をもらいとてもよい気持ちだった。
コレが嬉しいというものだろうか?
俺は色々思いながらも遊馬と共に西園寺と知り合いの神凪家が所有している喫茶店に向かった。
遊馬とは話が合うか合わないか。
そんな微妙な感じで喫茶店についた。
遊馬「...すごい、カフェテラスの周りには花とかばかり...」
不破「ここは、西園寺と面識ある神凪家が受け持っている店なんだ。」
と、俺が説明すると嬉しそうな表情で、
遊馬「嘘、それはすごい...!」
と話し合いながら席についた。
すると、まず、遊馬が話しかけた。
遊馬「不破の弓は本当にすごいよねー。前にどこかの大会で不破の競技を見てたけど、全部当たってたし!」
・・・
不破「しかし、今は何故か当たらないのだ..。」
!!いや、何故遊馬に心配かけさせるようなことをいう!と俺自身を責めていると遊馬は慌てたように次の話をする。
遊馬「不破って家族は何人ぐらいなんだ?」
不破「両親と祖父母、そして四人の姉...俺はとても幸せだが、姉たちからの扱われ方には本当に叶わん..。」
遊馬「そっそうなのか...。」
またもや遊馬を困らせたようだ。こんな俺には遊馬のそばにいる資格はない。けれど、せめて遊馬にこの気持ちを伝えたい。
そう決めた俺だが、そろそろ帰るべき時間であった。
そして、俺は、決心した。
遊馬「あっ、もうこんな時間...今日はありがとうな。俺はそろそろ..。」
不破「...待て!」
俺は強くも優しく遊馬の手を掴んだ。
俺の心がとても熱い。コレが行為を抱いているということなのか?
遊馬「どっどうしたの?」
不破「頼む、聞いてくれ!!俺は....」
続く
月編
主人公
不破 渓士
誕生日 5/6
クラス 3-b
部活動 弓道部