仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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投稿遅くなりすみませんでした。
今回の話は理沙編の一話です。





理沙編 パストフィーリングズ
一話 ディフェンドとニンガ


 

ディゴッドの世界・・・・

 

私の前に影の様な姿をした怪人たちと新たな仮面ライダーが睨み合っている。

そのライダの姿はまるで昔日本に存在していたと言われる忍びの様な姿をしていた。

 

 

「俺は伊賀魔忍。仮面ライダーニンガ。この世界で最初に誕生したライダーだ」

 

「仮面ライダーニンガ」

 

何でこんな状況になっているというとそれは少し前の時間に遡るわ。

 

 

 

 

 

「はあはあ。今日はこんな所ね」

 

 私は一人日常的に行なっている訓練をする。

 走り込みや筋トレ。陸の家の地下に出来た狙撃場での狙撃訓練。

 いつもなら一緒にいるはずの陸と栞はいない。

 陸は海里さんに呼ばれて守護者の世界に行き栞はファイズの世界に里帰りをしていたからだ。

 

「早く二人に追いつかないと。特に栞には負けたく無いもの」

 

私は大好きな人と負けたく無い大切な友人で好敵手を思い浮かべる。

 

「やっぱりまだ続けましょうか」

 

 私が訓練を再会しようとすると携帯に電話が鳴る。

 

[もしもし理沙ちゃん]

 

「どうしたのハル?」

 

「今から学校に来て」

 

小春は学校に来てほしいと誘う。

 

私はさーっとシャワーで汗を流し私たちの通う神白中学校に向かう。

 

神白中学校

ここは私たちが通う中学校。

人口はそこまで多くないが少なくもないごく普通の中学校。

今日は祝日でお休みなのだが周りを見ると部活で走ってる人たちがいる。

 

「ありがとね理沙ちゃん!」 

 

 この子は星宮小春。

 私たちと同じクラスメートで小学生の時からの付き合い。

 新聞部の部長をしている。

 

「急に呼んでどうしたの?」

 

「見てこれ!最近町に現れたヒーロー」

 

「えっとこれは……」

 

 ハルは私に携帯を見せる。

 そこにはディゴッドが事故や災害から人々を助けている画像。

 

「最近この町神白に現れたヒーロー。仮面ライダーって言うみたい」

 

「そんなのって本当にいるのかしら?」

 

「いるに決まってるじゃない!」

 

私は惚けてみるがハルは強気な姿勢で応える

 

「とにかく私はこの仮面ライダーを探して記事にみるわ!」

 

 気合いを入れる為に拳を握るハル。

 するとバタバタと男の子が走ってくる。

 

「剣心なにしてるのよ」

 

「小春かそれに理沙も! 助けてくれ鬼たちに追いかけられてるんだ!」

 

慌てて教室に入ってきたのは

大空剣心。

ハルの幼馴染で私たちとは小学生の時からの付き合いがある。

 

私が廊下を見ると鬼の剣幕で走る女子剣道部たちがいた。

 

「はぁーまた覗きをしたのね」

 

「仕方ねえだろ! そこにちょうど更衣室があったんだからよ」

 

「全く。覗くんだったら私を覗いてくれたらいいのに」

 

ハルはあきれる様に言うと後半は恥ずかしそうに声を下げる。

 

「えっなんか言ったか?」

 

「何でもないわよ! おーいここにエロ王がいるぞ!」

 

「ちょ!? お前な!?」

 

慌てて走っていく剣心。

ハルを見るとグッジョブしている。

 沢山の足音が聞こえ必死に逃げて行く。 

 

「よしこれで静かになったわね」

 

「相変わらず良い性格してるわね」

 

「てへ」

 

可愛らしく舌を出して誤魔化している。

 

「話も終わったし今からカフェに行かない?」

 

「ええ! 行きましょうか!」

 

私とハルは町のカフェに来ていた。

 

「それでね陸と栞がね」

 

「あはは! あの二人らしいね」

 

他愛のない話をして服屋に行く。

 

「この服なんてどう?」

 

「そっちの服とかもいいんじゃない?」

 

「いいね! じゃあ試着してくる」

 

「じゃあ私も」

 

服を試着して見せ合う。

 

「理沙ちゃん凄く似合ってるよ」

 

「ハルも似合ってるわ。でも少し胸が苦しいかしら」

 

「……相変わらずのおっぱい魔神め!」

 

「あはは!ちょっハルやめて!」 

 

親の仇の目をして私の胸を見ると脇腹をこしょぐる。

 

ちょっとしたハプニングはあったけど無事に服を選び終わる

 

「いい買い物したねじゃあまた明日」

 

「ええ! また明日」

 

「嘘! 何あれ!?」

 

 ハルと別れを言い帰ろうとするとハルが驚いた声を出す。

 視線の先を見ると。

 銀色のオーロラが現れていた。

 

「嘘……」

 

オーロラの中から影が現れ人を襲っていた。

本来ならこの世界に怪人はいないはず。

 

何でいるの…… 今は考えてる場合じゃないわね。

 

「理沙ちゃん早く逃げないと!」

 

「ハル先に逃げなさい」

 

私は銃型の変身アイテムディフェンドドライバーを取り出し影たちに向けて銃撃する。

 

「理沙ちゃん……貴方は一体」

 

「世界を救いし仮面ライダーよ! 覚えておきなさい!」

 

「理沙ちゃんが仮面ライダー」

 

「ハル黙っててごめんなさい。後でちゃんと説明するわ」

 

「分かった。理沙ちゃん気をつけて」

 

 ハルは避難して行く。

 ディフェンドドライバーで怪人たちを銃撃し襲われている人を助ける。

 

「今のうちに逃げて下さい!」

 

「ありがとう!」

 

怪人から解放された人はお礼を言うと慌てて逃げて行く。

 

 

<<カメンライド・・・ディフェンド>>

 

 影たちは吹っ飛び

 私は仮面ライダーディフェンドに変身する。

 立ち上がってきた二体の怪人が向かってくる。

 私たちが巡った世界ファイズの世界と響鬼の世界にいる怪人たちオルフェノクに魔化魍。

 

「オルフェノクに魔化魍……だったらこのライダーたちよ!」

 

<<カメンライド・・・カイザ>>

 

<<カメンライド・・・威吹鬼>>

 

 カードを2枚装填してドライバーの引き金を引くと複数のシルエットが現れ重なりファイズの世界のライダーであるカイザと響鬼の世界のライダー威吹鬼が召喚される。

 

「お願い!」

 

 私の指示でそれぞれオルフェノクの姿をした影と魔化魍の姿をした相手に立ち向かう。

 

 私は銃撃しながらカードを一枚取り出す。

 

「みんな! 一気に決めるわよ!」

 

<<アタックライド・・・クロスアタック>>

 

 クロスアタックの効果でカイザと威吹鬼の必殺技が発動する。

 

 カイザは装備しているカイザブレイガンにエクシードチャージさせ威吹鬼は音撃管烈風に音撃鳴・鳴風を装備させる。

 

 カイザはカイザブレイガンの引き金を引くと影のオルフェノクを捕らえ切り裂く。

必殺技カイザスラッシュを決め。

 

 威吹鬼は音撃管烈風で敵の体内に鬼石を撃ち込み、トランペットのように吹き鳴らして清めの音を送り込む。

必殺技 音撃射・疾風一閃を

くらわせる。

 

 必殺技を受けた影たちは影になって消えた。

 

(消えた……この感じどこかで……)

 

 私は影になり消えた怪人たちの事を知っている。

 この怪人たちの首領は陸が倒したはずなのに!

 

 銀色のオーロラから影の姿をした怪人が現れ襲いかる。

 

「また敵!」

 

<<アタックライド・・・ブラスト>>

 

 カードをディフェンドドライバーに装填してブラストを発動させディフェンドドライバーをスピードで銃弾撃ち動きを止める。

 必殺技を発動させ戦いを終わらすために

 もう一枚ディフェンドドライバーに装填する

 

<<ファイナルアタックライド・・・ディ・ディ・ディ・ディフェンド>>

 

 

「ディメンションバースト!!」

 

 ディフェンドは目の前に十二枚のゲートが現れ相手を捕捉しゲートへと強力な砲撃を放ちゲートを威力を上げながら通過して当たる必殺技ディメンションバーストを当て怪人たちは影になり消える。

するとまた怪人たちが現れる。

 

「まだ増えるの! しつこいわね! えっ! 何あれ?」

 

 影たちに小さな手裏剣が当たり消える。

 空を見ると凧が飛んでいって謎の戦士が飛び降りてきた。

 

 

「貴方は?……」

 

「俺は伊賀魔忍。仮面ライダーニンガ。この世界で最初に誕生したライダーだ」

 

 私の疑問に答える仮面ライダーニンガ

 この世界に私たち以外のライダーがいたなんて……

 それにこの世界で最初のライダー

 

 

「私は海東理沙。仮面ライダーディフェンドです!」

 

「知ってる。神谷からお前たちの事は聞いてる」

 

「陸の事知ってるんですか!?」

 

「ああ。神谷とは数ヶ月前に出会いその時にお前たちの旅のことを聞いた」

 

「陸は私の事……何て言ってましたか?」

 

「頼りになる大切な幼馴染だと言っていた」

 

「陸が私の事を大切……そうですか//」

 

 私は伊賀魔さんの言葉を聞くと頬が赤くなるのを感じる。

 

「伊賀魔さんは何で来られたんですか?」

 

「神谷から昨日連絡がきてな嫌な予感がするからお前を助けてほしいってな」

 

 陸は敵がやってくるって予想してたなんて。

 相変わらず凄いわね。

 

 

 

「俺からも質問だ。海東この影の怪人たちを操る存在を知ってるな?」

 

「ええでもあいつが生きているはずありません」

 

「あいつ?」

 

「私たちが巡ったライダーがいない世界、神楽の世界にいた魔人と呼ばれる影の魔王です」

 

「そう言う事か……そこに隠れてる奴出てこい!」

 

 

「俺様の気配を気づくとはやるじゃないか」

 

人狼型の怪人が現れる。

影の魔王である魔人ガルム。

鋭い爪や牙を武器にしている。

陸や私たちそして神楽の世界の巫女である月詠を苦しめた。

 

「魔人ガルム何で!? 陸が倒したはずなのに!?」

 

「何でだろうな?」

 

魔人ガルムは鋭い爪で切りかかる。

 

 

「海東! 集中しろ!」

 

「はい! すみません!」

 

クナイ型の武器ニンガクナイで魔人ガルムの攻撃を受け止めると私に注意をする。

 魔人ガルムが復活した理由が気になる。

 だけど今は目の前の事に集中しないと。

 ディフェンドドライバーを持つ手に力を込める。

 

 

 

「お前ら如きに俺様を倒す事は不可能だ」

 

「そうかもしれない……それでも……私が陸の代わりにこの世界を守る!!」

 

「そうだ! 俺たちが人々を守るんだ!!」

 

陸が様々世界を守ってたように私も守る。

 伊賀魔さんも魔人ガルムに向けて叫び気持ちを表す。

 

「行きますよ伊賀魔さん!」

 

「ああ!」

 

<<ファイナルアタックライドディディディ・ディフェンド>>

 

<<ファイナルアタック!>>

 

「ディメンションバースト!!」

 

「ニンガシュリケン!」

 

 ニンガはエネルギーの手裏剣方のエネルギーの固まりを投げ。

 私はディフェンドドライバーから強力なエネルギーを放つ

 

 私たちの必殺技が魔人ガルムに直撃する。

 爆風が辺りを包み煙が晴れると魔人ガルムは生きていた。

 白色に光る爪と紫色に光る爪を交差させて盾代わりにして防いだようね。

 

「俺様がこの程度の攻撃でやられるか!」

 

魔人ガルムは丸い物を取り出すとすぐ目の前に投げる

 

ドッカン!!

 

とてつもない音と共に目の前の空間に穴が空く。

 

「俺様の作戦の終焉の時だ!!」

 

魔人ガルムは躊躇いもなく空間の中に入り消えていく。

先には様々物が浮いている。

 

「待ちなさい!!」

 

私は魔人ガルムを追いかける為に穴の中に入ろうとする。

 伊賀魔さんに行くてを遮られ止められる

 

「待て。この先何処に繋がってるか分からない。それでも行くのか?」

 

「ええ。それでも私は行きます」

 

「理由は?」

 

「あいつを放っておいたら誰かが絶対に悲しみます」

 

「……分かった。行くぞ海東」

 

「はい!」

 

 私たちは空間の中に入り先に進む。

 魔人ガルムが入っていた空間を抜けると目の前には……

 

「ここは神白?」

 

 さっきまでいたはずの私たちが暮らす町神白が見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 




見て頂きありがとうございました。
今回出てきたクラスメイトのキャラはディゴッドIFからの移入です。
二人はいつか書こうと思ってるディゴッド平成二期(フォーゼ〜ジオウ)編で出そうと思ってます。

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