仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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バミュ(司馬謙太郎)さん誤字報告ありがとうございます!




第二十九話オリジナルの世界 前編

陸と士が終焉の世界に着いた頃……理沙たちは陸の頼みで、仲間を集める為に今まで巡って来た世界へと戻る。

 

「まずはクウガの世界に行きましょう!」

 

「そうだね!」

 

「ユウスケと同じクウガの世界ですか」

 

「ああ!ワクワクして来たよ!」

 

陸の家に置いてある絵が変わり、クウガの世界の絵に変わる。

 

 

クウガの世界・・・

理沙たちはクウガの世界に着き外に出るとグロンギが人を襲っていた。

 

「グロンギなら俺が戦う!変身!」

 

ユウスケはクウガに変身し対等する。グロンギはこの世界のクウガではない事を本能が感じ取り驚く。

 

「ゴラゲダヂパバビロボザ?」

(お前たちは何者だ?)

 

グロンギ語を話し問いかける。

 

「確かグロンギ言だったけ?」

 

「分かりませんね。士君なら分かったかも知れないですが……」

 

栞たちは分からず戸惑うが理沙が理解出来ていた様で答える。

 

「パダギパリントザベゾ、ボンジドダヂパクウガビヂバギパベ!」

(私はリントだけど、この人たちはクウガに近いわね!)

 

バビザド!?クウガギガギビロリントゾラロスゲンギギダドギグボバ!?

(何だと!?クウガ以外にもリントを守る戦士がいたと言うのか!?)

 

 

「理沙ちゃんいつの間にあの怪人の言葉分かるようになったの?」

 

「旅の間、陸に教えてもらったのよ」

 

「凄いですね理沙ちゃん!グロンギ語を話せるなんて。まるで士君みたいですね!」

 

三人が話しているといつの間にか戦っていたクウガとグロンギの戦いは終わりに近付いていた。

 

「はぁぁ!!」

クウガの必殺キック。マイティーキックを決めてグロンギを倒す。戦いが終わると現場に駆けつけたパトカーが来て止まる。

「五代!終わったみたいだな」

 

パトカーからは理沙と栞が出会った一条が降りて来る。そしてクウガに話しかける。

 

(五代?この世界のクウガの人かなー?)

 

ユウスケは変身を解いた。すると一条は驚く。

 

「五代じゃないだと?」

 

「俺は小野寺ユウスケ!よろしく!」

 

ユウスケはこの世界のクウガ、、五代雄介と同じ笑顔を浮かべていた。

 

「私は光夏美です。よろしくお願いします!」

 

「私は一条薫だ。よろしく頼む」

 

「一条さん!」

 

「久しぶりだね~」

 

「キミたちは海東に雨宮!?この世界に戻って来ていたのか?

 

「陸からの頼みで雄介さんの力を貸して欲しいんです!」

 

「何だか事情がありそうだな?もうすぐ五代が来る。五代とゆっくり話せば良い」

 

「はい!」

 

雄介と合流する。

 

「久しぶり!二人とも!」

 

「お久しぶりです!」

 

「久しぶり〜」

 

「所でそこの人たちは?」

 

「私は光夏美です!」

 

「俺は小野寺ユウスケ!」

 

「えっ!キミもユウスケなんだ?俺は五代雄介、クウガです!よろしく!」

 

「よろしく!俺もクウガ何だ!」

 

「キミも!?」

 

 

三人は自己紹介する。特に同じクウガ同士雄介とユウスケは話しが合うようだ。

 

「所で二人が来るってなにかあったの?」

 

「陸君が雄介君たちの力が必要だから連れに来たんだよ!」

 

理沙たちは雄介に事情を説明した。

 

「陸君が困ってるんだね?分かった協力するよ!一条さん!」

 

「分かった!キミがいない間私たちがこの世界を守る。安心して行って来てくれ」

 

「ありがとうございます一条さん!」

 

雄介を連れ次の世界に向かう。

 

 

 

アギトの世界・・・

 

クウガの世界の絵が変わり次の世界・・・アギトの世界に着く。

理沙と栞はレストランAGITΩに向かう。

 

「いらっしゃいませ。フン、招かれざる客が来たみたいだな」

 

「驚いたよ……まさか神様がここで働いているなんて!」

 

「人間を知るにはここにいた方が良いと思ったからだ」

 

「そうなんだ~何か分かったの?」

 

「分からない。」

理沙たちの目の前には、この世界で陸たちと激闘を繰り広げた第三の神、大地の力が働いていた。

 

「翔一さんを呼んで来てほしいんだけど」

 

「しょうがない。呼んで来てやろう。翔一」

 

大地の力は厨房にいた翔一を呼びに行き、理沙たちの所に翔一を連れて来る。

 

「お久しぶりです!翔一さん!」

 

「キミたちは理沙ちゃんに栞ちゃん!」

 

「陸君の為に翔一君の力を貸して欲しいんだ!」

 

二人は何故翔一が必要なのか事情を説明する。

 

「分かった。喜んで協力するよ!」

 

「俺も行く!」

 

ランチを食べていた正義が話しかける。

 

「えーっと?キミは正義君だったけ?」

 

 

「俺は赤間正義!陸が困ってるんだろ?助けに行くぜ!」

 

「ありがとう!助かるわ!私は海東理沙。よろしく!」

 

理沙は冷静に名前を告げ

 

「ありがとう助かるよ!僕は雨宮栞!これからよろしくね陸君のライバル君!」

栞はイタズラぽくウインクして紹介する。

 

(可愛いな//……)「ああ!任せろ!俺の事は正義で良いぜ!」

 

正義は栞に惚れてしまったようだ。

 

「うんよろしくね♪正義君!僕の事は栞で良いよ!」

 

「私の事も理沙で良いわ!」

 

「分かった!よろしく栞と理沙!」

 

理沙たちは翔一と正義を連れ次の世界に向かう。

 

 

龍騎の世界……

陸の家の絵が変わり理沙たちは次の世界龍騎の世界に辿り着く。二人は直ぐに喫茶店に行く

 

「いらっしゃいませ。海東に雨宮?戻って来ていたのか」

 

「はい!お久しぶりです士郎さん!」

 

「陸君の頼みで真司君の力を借りに来たんだ!」

 

理沙たちは事情を説明する。

 

「そういう事か……真司ならもうすぐ休憩でこの店に来るはずだ」

 

バンッとドアが開く音が聞こえ真司が喫茶店に入って来る。

 

「はーあ疲れた!士郎!コーヒー1つ!」

 

「もう入れてある。それよりお前にお客さんだ」

 

「久しぶりです真司さん!」

 

「久しぶり真司君!」

 

「お前らは!?理沙ちゃんに栞ちゃん!」

 

「陸君の頼みで真司くんたちの力を借りたいんだ!」

 

「陸が困ってるのか~分かった協力するよ!」

 

真司は理由を聞かず二つ返事で答える。

 

「えーっと理由は聞かないんですか?」

 

「陸が困ってるんだろ?俺たちの世界ではライダー同士助け合いじゃなくて戦う事しか出来なかった……だから違う世界だろうと助けを呼んでいるライダーがいたら俺は助けたい!」

 

「真司さんありがとうございます!でも理由は話させて貰いますね」

 

「ああ!分かった。その前に編集長に電話させてもらうよ!」

 

真司はそう良い電話をかける

 

[よお真司!どうした?なーに?休みたいだ!?理由は?]

 

[すいません!理由は話せません!ただ凄く困っている人がいるんすよ!だから俺は助けたい!]

 

[真司お前らしいな。分かった休む事許してやる。だが今度俺に飯奢れよ!]

 

[ありがとうございます!編集長!]

 

 

「俺は行くけど士郎お前はどうする?」

 

「俺は残る。まだミラーモンスターがいるかもしれない。この世界にライダーがいないと不味い」

 

「分かった。じゃあ行こうぜ!二人とも」

 

「はい!/うん!」

 

理沙たたちは次の世界に移動する。

 

 

 

 

ファイズの世界・・・

陸の絵が変わりファイズの世界の絵に変わる。そしてクリーニング屋に行く。

 

「私は光夏美です!世界の為に士君と陸君に協力してください!!」

 

「断る」

 

「何でですか!?」

 

「お前が気に入らねー。昔俺を勝手に委員に入れやがった委員長に似てるからだ」

 

「何だかそのふてぶてしさ士君に似ている人ですね……こうなったら、笑いのツボ!!」

 

「ふっ、ふははは!!」

 

「たっ君が笑ってる……?」

 

「凄いわね。あの巧が笑ってるなんて」

 

「はぁ、はぁ、……絶ってえーに嫌だ」

 

「巧さん!力を貸して下さい!」

 

「そんな事言わないでさーお願いだよ!」

 

「面倒くせえ」

 

「たっくん!行って来てあげなよ!」

 

「陸は貴方の命の恩人でもあるんでしょ?」

 

巧がオルフェノクとして寿命が無くなりかけていた時、陸が薬をスマートブレーンから盗み出し死ぬことをまぬがれたのであった。

 

「ああ!分かったよ!助けてやるよ!だがこれで貸し借りはなしだからな?」

 

「はい!じゃあ行きましょうか!」

 

理沙たちは嫌がる巧を渋々納得させ次の世界に移動する。

 

 

ブレイドの世界・・・

絵が変わり次の世界ブレイドの世界の絵に変わる。

理沙は虎井に電話をかけ一真の居場所を聞く。

二人は一真が働いているゴミ処理の仕事場所に着く。

 

「お久しぶりです!一真さん!」

 

「久しぶりだな理沙ちゃん!この世界に戻って来ていたのか?そっちの人たちは?」

 

「僕は新しく仲間に加わった雨宮栞!よろしくね!」

 

「私は光夏美です!よろしくお願いします!」

 

「俺は小野寺ユウスケよろしく!」(剣にそっくりだ)

 

三人は自己紹介する。そして事情を説明する。

 

「陸が困ってるのか?分かった助けにいくよ!陸には俺と始を助けてもらったから!今度は俺が助けるばんだ!」

 

一真は仕事を急いで片付け理沙たちに着いて行く。

 

 

 

響鬼の世界・・・

 

響鬼の世界の絵に変わる。そして響鬼の世界に移動する。

 

「少年が困ってるのか?助けにいくよ」

 

事情を説明してヒビキと陸の家に戻ろうとすると

 

バン!

 

「行かせないよ!」

 

銀色のオーロラから海東が現れて栞たちの足元に発泡する。

 

「ライダーたちを集めているんだって?邪魔させてもらうよ!」

 

「海東!?またお前は!?」

ユウスケは怒り、栞が静かに語りかける。

 

「海東君だったけ?」

 

「何だい?少女君?」

 

「あは、アハハハ!」

 

「栞?」

 

栞は狂った様に突然笑う。普段と変わらない笑みだが、理沙たちは恐怖や狂気を感じた。

 

 

「良かったよ……今から僕がキミをボコボコにするから間違っていたらどうしようかなって

。陸君にあんな顔をさせたキミを僕は許さない!」

 

 

「……変身」

 

「変身!」

 

二人はライダーに変身する。片方は大切な人を傷つけた事を怒り、もう片方は世界でも一つしかないお宝を奪う事を邪魔をされた腹いせに戦う。

 

「さて小手調べと行こうかな?」

 

ディエンドは戦う相手の実力を測る為に素早く動き拳を三回突きつける。しかし……

 

 

「速いね~でも、僕もスピードには自信があるんだよ」

ツヴァイは全て見切り受け止める。

 

「確かに素早いみたいだ」

 

ディエンドは一旦距離をとる。

 

 

「さて、怒れる姫君にプレゼントといこうかな」

 

<<カメンライド・・・サイガ>>

 

ファイズの世界では帝王のベルト、天のベルトと呼ばれる仮面ライダーサイガを召喚する。

 

「プレゼントありがとう。帝王のベルトか~僕のも帝王のベルトの一つだからどっちが強いか勝負って所だね♪」

 

「頼むよ!兵隊君!」

 

<<1.0.3 シングルモード>>

 

サイガはサイガフォンを使い銃撃する。

サイガの銃撃は弱いオルフェノクであれば数発当たるだけでも灰化してしまう。 しかし攻撃を受けたツヴァイは何も無かったように平然と立っていた。

効果が薄いと判断したサイガは接近してツヴァイを掴み背中に装備されたフライングアタッカーで空へと飛び上がる。

 

「離せ」

 

ツヴァイフォンをフォンブラスターに変えてサイガへと命中させ、怯んだ隙にサイガはツヴァイを離してしまう。離されたツヴァイは地上へと落下して行く。

 

「ふうー、危なかった。さて次はこれで行くよ」

 

<<2.0.0アクセル>>

 

落ちながら冷静にコードを入力していきツヴァイアクセルフォームに変身する。

変身が完了すると、元から速かったスピードが更に上がり、

ぐん、と反動のついた様な加速とともに周りが止まって見え、そしてツヴァイは上手く着地した。

サイガもツヴイの姿がかすかに見えたのか背中に背負ったフライングアタッカーをブースターライフルモードに変形させ空中からツヴァイへと120発の銃弾を放つ。

 

「その空を飛べる武器、邪魔だよ!」

 

ツヴァイは超スピードで辺り一面に放たれた銃弾を避けながらサイガの後ろをとり、ジャンプをして接近する。そしてツヴァイランサーでフライングアタッカーを破壊した。

しかしその衝撃でツヴァイランサーを落としてしまう。

二人は落下して行く。二人とも着地するとサイガはフライングアタッカーにミッションメモリーを装填しハンドルを抜き取るとトンファーに変形した。

 

<<エクシードチャージ>>

 

フォットンプラッドを貯め、トンファーを力強く振り下ろす。

 

「栞!」

 

「ありがとう理沙ちゃん!はぁぁ!!」

 

落としていたツヴァイランサーを受け取りミッションメモリーを装填しサイガがトンファーを振り下ろす瞬間より速くツヴァイランサーを突きつける。

 

<<エクシードチャージ>>

 

突きつけたツヴァイランサーにエネルギーが溜まり、そして……

サイガを貫き消えていった。

 

 

「帝王のベルトの力ってこんな物なの?」

 

サイガが弱いのではなく、

唯でさえ帝王の中のベルトの中でも強い部類に入る海のベルト、更に栞の高い戦闘能力と旅の中で戦って得た経験によって生半可な敵では相手にならなくなったのであった。

 

「これはまずいね!これぐらいで退くとするかな!」

 

「逃さないよ……」

 

ツヴァイウォンでディエンドが装填しようとしていたカードを撃ち落とす。

ディエンドは逃げる事が出来なかった。

 

「退却は失敗かな~戦うしかないみたいだね。ならこれなんてどうかな?」

 

<<カメンライド・・・ガタック>>

 

「兄ちゃんが変身するライダーまで呼び出す何て僕完全にキレたよ……」

 

栞はカブトの世界の加賀美新を兄と慕っていて自分と戦わせ様としたことで更に怒る。

 

「海東!これ以上栞ちゃんを刺激するな!」

 

「僕とした事がこれは失敗だね……」

 

ガタックはクロックアップし超スピードでツヴァイに攻撃する。しかしツヴァイは見えているようで受け止める。

 

「ごめんね、兄ちゃん。倒させてもらうよ……はぁぁ!!」

 

ツヴァイがガタックを蹴ると一瞬だが動きが止まる。その一瞬が命取りだった。

エンターキーを押しツヴァイランサーにエクシードチャージをする。

 

<<エクシードチャージ>>

 

「ツヴァイランス!!!」

 

ガタックはすぐに速く動いたがツヴァイの必殺技ツヴァイランスで槍が分裂しガタックは避ける場所が無く受ける。ガタックは消えて行った。

 

「この程度かな?もっと本気にさせてよ」

 

「陸といいキミといい厄介な人たちがいるなかまただ」

 

<<アタックライド・・・ブラスト>>

 

ディエンドライバーに装填するとカードの効果で超スピードで銃弾を撃ちだす。

 

キン!キン!

 

全てツヴァイランサーで弾く。驚くヒマもなくディエンドに近づき腹を殴り、怯んでいる隙に蹴り飛ばす。

 

 

「まだ立てるよね?立てなくても攻撃するけどね♪」

 

 

「ユウスケ!栞ちゃんを止めれますか!」

 

「無理!!俺には絶対無理!!」

 

余りの迫力に二人は怖気づいていると理沙が近づき止めに入る。

 

「栞!それぐらいで止めなさい!!」

 

「邪魔しないで理沙ちゃん」

 

「栞、自分の為に人を傷つけたって知ったら陸が悲しむわ」

 

「分かってる。分かってるよ!そんな事!でもね、初めてなんだこんなに好きになった人は。僕を命がけで止めてくれた陸君の事が大好きなんだ……あんな表情にさせたこの人を許せないよ」

 

(栞がここまで感情を表すなんて!!)

理沙は驚く。

栞はどんな時も笑っていた。戦いの時でさえ。それは自分を守る為や、誰かを心配させない為に仮面を被っているのだと陸や理沙は考えていた。しかし陸を傷つけられ普段隠していた仮面が外れ感情が爆発していた。

 

 

「ならなおさらやめなさい!栞が自分の為に誰かを傷つけたら陸は悲しむわ」

 

「分かったよ。……そうだよね。陸君なら悲しむよね。覚えておいてよ!もしまた陸君をあんな表情にさせるなら絶対許さないよ」

 

 

「ふっ。覚えておくよ」

 

<<アタックライド・・・インビシブル>>

 

ディエンドはカードを使い何処かに消えていく。

 

 

「じゃあ次の世界に行こうか♪」

 

「はい!」(栞ちゃん怖ええ!!)

 

栞はさっきの事は無かったように可愛らしく笑い次の世界に行こうとする。理沙たちは次の世界カブトの世界へと向かう


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