仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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響鬼の世界
第二十四話響く鬼


陸たちは響鬼の世界に着く。

「ここが響鬼の世界ね!」

 

「どれどれ今度の陸君の服装は和服?」

陸の服装は黄色の和服を着ていた。

 

「この世界の俺の役割は関東支部に配属された鬼だ」

陸は猛士のシフト表を見せる。

 

「この世界の仮面ライダーは仕事なの?」

 

「みたいだな」

 

「そろそろ行こうよ!」

 

陸たちは関東支部がある場所に向かう。

 

「陸!あれ!?」

 

理沙が指を指す方向を見るとブロックの上を子供が歩いていて海に落ちそうになっていた。

 

「危ない!」

 

遂には子供が海に落ちる。陸は直ぐに助けようとすると男性が飛び込み助ける。

 

「おーい!そこの少年!助けてくれ!」

 

「捕まって下さい」

 

近くにあった浮き輪を渡し陸は二人を引き上げる。

 

「いやあー助かったよ少年!さっき助けた子は?」

 

「向こうで俺の友だちが見ています」

 

「そうか!そうか!」

 

「さっきの動き凄かったですね。俺は神谷陸。貴方は?」

 

陸は今子供を助けた人がこの世界の仮面ライダーだと思い聞く。

 

「ヒビキです。鍛えてます!」

予想通りこの世界の仮面ライダー、仮面ライダー響鬼だった。

 

「陸!」

 

「さっきの子は?」

 

「うん。怪我は大丈夫だったみたい。保護者が近くにいたみたいだから預けておいたよ!」

 

「分かった。ありがとう」

 

「所でそこの人は?」

 

「俺はヒビキです!」

 

「この人がこの世界の仮面ライダー?私は海東理沙です!よろしくお願いします!」

 

「僕は雨宮栞だよ!よろしくね!」

 

「よろしく!少年!少女A!少女B!」

 

「少女Aじゃなくて私は海東理沙です!」

 

「僕も少女Bじゃなくて雨宮栞だよ!」

 

「分かった分かった!少女A、少女B」

 

陸たちは自己紹介するがヒビキはマイペースにスルーした。

 

 

関東支部から連絡が入る。それは魔化魍が大量発生している事だった。

 

「よし行くか!」

 

「俺たちも行きます」

 

「何を言ってるんだ少年!危ないぞ!」

 

陸は書類を見せる。

 

「それは!?」

 

「俺も関東支部に配属された鬼です」

 

「分かった。少年!お前も着いて来い!」

「はい!理沙は関東支部に行っててくれ!」

「分かったわ!二人共気をつけて!」

 

「ああ」

 

「うん♪」

 

理沙は関東支部へと向かう。

陸たちは魔化魍が大量発生しているという場所に向かった。

 

人ぐらいの大きさをした魔化魍が大量発生している森に着く。

 

「さて行きますか!」

ヒビキは仮面ライダー響鬼に変身した。

 

「陸君僕たちも行こうよ!」

 

「ああ変身!」

二人も仮面ライダーに変身する。

 

「さて、一番槍は僕が貰うよ!」

ツヴァイランサーを構えいの一番に魔化魍に攻撃する。しかし・・・

 

「うっそぉ……」

 

ツヴァイランサーを突き刺すがダメージを負ってはいるが倒せない。

 

「俺に任せろ!」

 

その間に響鬼が音撃を使い魔化魍を倒す。

 

「栞、魔化魍に普通の攻撃では倒せない」

 

「えー!?そんなー!」

 

 

「俺たちの音撃で魔化魍を倒す」

 

ディゴッドはカードを二枚装填する。

 

<<アイテムライド・・・音撃棒光、音撃棒水>>

 

二組の音撃棒を呼び出す。一組は黄色の音撃棒。二組目は水色の音撃棒。

ディゴッドは黄色の音撃棒を持ち、ツヴァイは水色の音撃棒を持つ。

「行くぞ栞!」

 

「うん!」

ドン!ドン!ドン!

二人はリズムにノリながら音撃棒で魔化魍を叩く。叩くたびに黄色と水色の音撃が魔化魍を襲う。

 

 

「グギャァァ!!」

 

「この音撃棒で攻撃すると攻撃が効いているみたいだね!」

 

魔化魍は苦しみ二人が叩き切ると魔化魍は爆発した。

 

「陸君!デュエットしようよ♪」

 

栞はふざけ出すと魔化魍が大量に現れた。

 

「うん、やっぱりデュエットはまた今度だね!」

 

「魔化魍の数が何時もより多いな」

 

ヒビキが言うように魔化魍の数が多く苦戦する。

すると一体の魔化魍がクロックアップと同じスピードで動きディゴッドたちに攻撃する

 

「僕も本気で行くよ~」

 

「いや、俺が倒す。変身!」

 

ツヴァイはアクセルフォームに変身しようとすると、ディゴッドが止める。そしてカードをバックルに装填した。

 

<<ファイナルカメンライド・・・カブト>>

電子音が鳴り光がディゴッドを包み込むとディゴッド・カブトハイパーフォームに変身する。

 

「スピードには超スピードだ」

 

直ぐにもう一枚カードを装填した。

 

<<アタックライド・・・ハイパークロックアップ>>

 

カードを装填するとカブテクターが展開しハイパークロックアップが発動する。

さっきまでクロックアップと同じスピードで動きが見えなかった魔化魍だが、ディ・ハイパーがクロックアップ以上の速度で動く事が出来る 、ハイパークロックアップをした事によってディ・ハイパーからは魔化魍の動きが止まって見えていた。

 

<<アタックライド・・・パーフェクトゼクター>>

 

パーフェクトゼクターを呼び出す。パーフェクトゼクターソードモードにして、そしてカードを装填する。

 

<<アタックライド・・・ハイパースラッシュ>>

 

「ハイパースラッシュ!」

 

サソードパワーを発動させ刀身を強化し魔化魍にパーフェクトゼクターを振り下ろし魔化魍を一刀両断した。

 

「はぁぁ!」

 

魔化魍を斬ると直ぐに大量にいた魔化魍をキックやパンチなどで一か所に空中へと打ち上げパーフェクトゼクターをガンモードにしてカードを装填した。

 

<<ファイナルアタックライド・・・カブト>>

「マキシマムハイパーサイクロン!」

 

カードを装填すると高エネルギーがたくわえられる。そして魔化魍に向けて引き金を引く。

ディ・ハイパーは竜巻上のエネルギーを進路上にいた魔化魍たちに当て魔化魍たちは消滅した。カブテクターが展開され威力を押さえているが、それでも威力が強く反動で後ろに退がった。

そして倒した証拠の様にディゴッド・ハイパーの必殺技によって目の前にあった木々たちが欠けていた。

 

「魔化魍たちがいなくなった?」

 

「あれ?怪人たちはどうなったの?あっ!さっきまであった木が無くなってる!?」

 

ツヴァイたちが気づく頃には全滅していた。三人は変身を解く。

 

「少年!お前たちは何者なんだ?ベルトで変身する鬼なんて聞いた事ない」

 

「俺たちは仮面ライダーです。貴方もその中の一人仮面ライダー響鬼」

陸はヒビキに旅のことを話す。

 

「ふーん俺もその中の一人ってわけね!」

 

納得すると質問をする。

 

「少年と少女は何で音撃が使えたんだ?」

 

ヒビキは疑問に思った事を聞く。

 

「俺はヒビキさんの音撃を見たからです」

 

 

「僕は勘で振ってみたら出来たよ♪」

 

武器を使ったとしても鍛えないと音撃は使えないが、二人の戦いのセンスがものをいうように簡単に使えていた。

 

「凄いな少年たちは……電話だ」

 

ヒビキは二人の才能に驚く。電話が鳴り電話に出ると巨大な魔化魍が現れた事を聞く。

 

「分かった。今から向かうよ!少年たち魔化魍が現れたらしい!」

 

「分かりました」

 

「うん!レッツゴー♪」

 

海に向かうと巨大な身体をした八つの頭と八つの尻尾がある蛇型の大型魔化魍が現れる。三人は直ぐにライダーに変身した。

「大きいね~」

 

「栞、のんきに言ってる場合じゃない」

 

「こいつはオロチ!」

 

「あいつの事を知ってるんですか?」

 

「ああ!後で話すよ。今はこいつをどうにかしないとな」

 

巨大な体型でディゴッドたちに攻撃する。三人は避けるが地面が叩き割れる。

 

「響鬼装甲!」

 

アームド響鬼に変身しオロチに斬りかかる。

 

「陸君!」

 

「ああ。俺たちも加勢しよう」

 

二人が加勢しようとすると、オロチがアームド響鬼に噛みつこうとする。響鬼はアームドセイバーでオロチの攻撃伏せぐ、しかしアームドセイバーは砕ける。

 

「アームドセイバーが壊れただと!?」

 

オロチはアームドセイバーを噛み砕いてしまう。するとアームド響鬼から通常の響鬼に戻ってしまう。

 

「これはまずいね~」

 

「とりあえず追い返す」

 

<<真・ファイナルカメンライド・・・クウガ>>

 

黒色の光が包み込むと、身体全体が金色になり眼は白色になったディゴッド・クウガライジングアルティメット ホワイトアイに変身する。

 

「危ないぞ!少年!」

響鬼が危険を知らせるようにオロチがディ・ライジングアルティメットへと迫り踏み潰そうとする。

 

ガシッー!

 

「その程度か?」

 

ディ・ライジングアルティメットはオロチの巨大な身体を片手で受け止めた。

ディ・ライジングアルティメットを危険と判断したヤマタのオロチは距離を空け八つの口から遠距離からの攻撃に変更し火炎弾を放つ。

 

「グギャァァ!」

「はぁぁ!」

 

右手を前に向けて暗黒掌波動を放ち全ての火炎弾を粉砕しオロチに超スピードで近づき拳を振るう。

 

「ギャァァ!」

殴られた痛みによってオロチは苦しみ海に潜り逃げようとした。

 

「逃すか」

 

<<ファイナルアタックライド・・・ク・ク・ク・クウガ>>

 

「ライジングアルティメットマイティーキック!」

右足に膨大な封印エネルギーがたまりオロチへとぶつける。

必殺キックをを受けたオロチは八つあった頭は一つになる。オロチは水辺に潜り行方をくらます。

 

「少年!助かったよ!」

 

「はい。ヒビキさんあの魔化魍は?」

 

「あいつはオロチだ。戦国時代最強の魔化魍って言われている。一旦関東支部に戻ろう」

 

関東支部・・・

陸たちは関東支部に着き理沙と合流する。

 

「どうでした?」

 

「アームドセイバーの修理にはしばらくかかるらしい」

 

壊れたアームドセイバーを直してもらうために連絡するが直るまでに時間がかかる。

 

「しかし困ったよ。アームドセイバーが使えないのは」

 

「そうですね。ヒビキさん、昔の書物見せてもらってもいいですか?」

 

「ああ良いぞ。書物は奥の部屋に置いてある。好きにみてくれ」

 

陸は礼を言い書物室に向かう。そして着くと理沙と栞がいた。

 

「陸君……また一人で解決しようと思ってるよね?」

 

「私たちも協力するわ!」

 

「頼む」

 

「何を探せば良いの?」

 

「オロチについての書物だ」

 

陸が探しているのは戦国時代の人たちはオロチをどう倒したかを調べようとしていた。

 

「うわぁ~漢字だらけだ~僕無理!」

 

栞は開いていると文字だらけの書物を慌てて閉じる。

 

「栞はそこで待っててくれ。調べるのは俺と理沙でやる」

 

「ええ!そうね!」

 

「ごめん任せるよ」

 

二人は調べ始める。理沙は問いかける。

 

「ねえ陸、オロチって日本神話に出てくるスサノオが退治したっていう八岐大蛇がモチフになっているの?」

 

「そうだと思う。大きい蛇で頭が八つあったから」

 

陸は戦ったオロチを思い出しながら言う。

 

「何処かの世界に味方でスサノオとかのモチフになった仮面ライダーもいるかも知れないわね」

 

「そうだな。世界は広いから。もしかしたら出会うかもな」

 

理沙が言うように数年後……スサノオを含め三貴子の力を宿した仮面ライダーが現れる。しかし理沙の想いとは違う事になるとはこの時の陸たちは知らなかった。

 

話しながら陸と理沙は全ての書物を調べる。

 

「見つからないな」

 

「全部調べて見たけどオロチについての書物が無いわね」

 

陸たちは全ての書物を観るが何処にも書いてなかった。

スーウスーウと寝息が聞こえその方向を視ると……

 

「栞、その書物は?」

 

栞は書物に顔を伏せて寝ていた。陸はその書物に気づき声をかける。

 

「うーん」

 

「もしかしてそれって……」

 

「ああ。俺たちが探していた書物だ」

実は最初に栞が観ていた書物が陸たちが探していた書物だった。

 

 

「こら!栞!本を枕がわりにしないの!それに私たちが探してた書物よ!」

 

「ごめんごめん!字を見てるとつい眠たくなっちゃって!」

理沙は栞を起こすと怒る。

栞は謝りながら書物を理沙に渡す。陸と理沙は書物を読み戦国時代、オロチをどう倒したのかを知る。

 

「そういうことがあったのね!」

 

 

「そういう事か……栞、手伝ってくれ」

 

「うん!任せてよ!」

 

元気よく頷いた。

 

「理沙はオロチ対策が分かったから俺たちはさっきオロチが現れた場所に行くってヒビキさんに伝えておいてくれ!」

 

「ええ!分かったわ!」

 

理沙はヒビキに伝えに行き陸たちはオロチに対抗する為に何かを探しに海に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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