仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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デート編理沙

 

「おはよう!」

 

「おはよう!」

 

「用意が出来たら一緒に出かけよう」

 

「えぇ!楽しみだわ!」

二人は用意が終わると駅に向かい電車に乗って隣町に向かう。

隣町

二人町に着くと歩きショッピングセンターに着く。

「すごい人ね!」

土日なのですごい人が混雑している。

「理沙!」

陸は手を指しだす

「えっ//」

 

「はぐれたらいけないから手をつないで行こう」

 

「……つないで行きましょう//」

二人は手をつなぎ映画館に向かう。

 

 

「まずは映画のチケットを買おう。理沙は何の映画を見たい?」

 

「恋愛ものが見たいけど色々あって迷うわね……」

二人は映画の時刻表を見て何かを見ようか決めていた。

「これ何てどうだ?」

 

「いいわね!これにしましょう!」

二人が選んだのは仮面の戦士が悪者にさらわれた恋人を救う話だった

「チケット買ってくるよ」

「ありがとう陸!」

陸はチケットを買いに行く。

 

「映画が始まるまでこれからどうする?」

 

「ショッピングしましょう!」

 

「ああ」

 

「ちょっとごめん!大丈夫か?」

 

「どうしたの陸?」

陸目の前には迷子の子供がいて泣いていた。陸はすぐに駆け寄る。

「お兄ちゃん!」

 

「一緒にお母さんとお父さんを探そう」

 

「ありがとうお兄ちゃん!お兄ちゃんの名前は?」

 

「俺の名前は神谷陸だよ。」

 

「お姉ちゃんは?」

 

「私の名前は海東理沙よ。よろしくね!」

子供を泣きやまし二人は子供を真ん中にして手を繋ぎ親を探す。

「すいません!この子の保護者はいませんか!」

ら、

「陸!こうしてると私たち家族に見えるわよね//」

 

「俺たちは一緒に生活してる家族だろ」

 

「はぁーそう言うことじゃなくて(鈍感……)」

 

「お姉ちゃんたちラブラブだね~」

 

「こら!からかわないの!」

しばらく探すと保護者が見つかる。

 

「ありがとうございます!」

 

「ありがとうお兄ちゃん!」

 

「またな」

 

「またね!」

母親は頭を下げ子供はお礼を言う。

「迷子の子供の保護者を探すなんてやっぱり陸は優しいわね!」

 

「誰かが困ってたら助けたい。だから助けた?だ」

 

「陸……やっぱり優しいわ。だから私も助けられたのよ。あっ!?そろそろ映画の上映時間よ!?」

 

「そうだな急ぐか!」

二人は急いで走り映画館に着く。そして席に着くとちょうど映画仮面の騎士が上映された。

(楽しみだわ!)

理沙は隣を見ると陸は寝かけていた

(こら陸!寝ちゃ駄目でしょ。ふふ。疲れてるんだわ)

理沙は寝かけていた陸の顔を肩に乗せ枕替わりにすると陸は気持ち良さそうに寝始める。

映画の上映時間も終わり。理沙は陸を起こす。

「陸起きて!」

 

「ふぁぁ~おはよう」

 

「おはよう!ずっと寝てたわね~」

 

「……!?ごめん!」

陸は映画を観ていたのを思い出し慌てて謝る。

「いいわよ。だけど買い物に付き合ってもらうわよ!」

 

「分かった。付き合うよ」

ショッピングをするために服屋に入る。理沙は服を選び何着か着る。

「どう?似合うかしら?」

 

「可愛いよ」

 

「ありがとう//」

 

「さっきのお詫びに服俺がプレゼントするよ」

 

「良いの?」

 

「ああ」

 

「ありがとう陸!」

服を選び終わり、ちょうど昼になった。

「陸!そこの公園で弁当食べましょう!」

 

「作ってきてくれたのか?」

 

「ええ!楽しみにしてなさい!」

ベンチに座り弁当箱を取り出す。

「いい匂いがする」

陸が言う様に弁当箱からは凄く美味しそうな匂いがしていた。陸は弁当箱のフタを開けオカズを一口食べる。

「いただきます」

 

「どう?」

 

「凄く美味しいよ。ありがとう」

 

「どういたしまして。どんどん食べてね」

 

「ああ」

陸たちは弁当を食べると少し休憩する事にした。

「ふぁー」

 

「大きいあくび……あれだけ寝たのにまだ眠たいのね。よかったら私の膝貸してあげるわよ?」

 

「良いのか?」

 

「ええ//じゃあ横になって♪」

陸が普段と違って子供ぽくて理沙は少し笑い。陸は言われた通り横になり、理沙の膝の上に頭を乗せる。すると陸はすぐに寝た。

「陸……何時も助けてくれてありがとう!」

そして理沙は眠っている陸のオデコにキスをする

「いつか絶対に思いを伝えるからね!」

日も暮れて来て二人は帰る。

陸は袋の中に入っている三つの箱の一つを取り出す。

「これ受け取ってくれ!」

 

「それは?」

 

「三人でお揃いの物を買ってみたんだ」

 

 

「三人でね……ありがとう!開けてももいいかしら?」

 

「ああ」

返事をもらうと理沙は開ける。すると可愛らしい犬が描かれているマグカップが入っていた。

「ありがとう。可愛いわ。だけど何で犬なのかしら?」

 

「理沙は犬みたいな感じがする」

 

「……ありがとう。ワンワン//」

恥ずかしそうに犬の鳴き声真似をして陸に抱きつく。

「理沙?」

 

「じゃあ帰りましょうか!」

 

「ああ帰ろう」

陸たちは電車に乗り帰宅する。

「僕の分もあるの!」

栞が袋を開けると猫の描かれているマグカップが入っていた。

「わーい!ありがとう陸君!猫可愛いね!

ニャー!ニャー!」

栞は陸に抱きつく。すぐに理沙が引き離し聞く。

「そういえばもう一つマグカップあるのよね?」

紙袋にはもう一つ入っていた。

「ああこれは俺の分だ。みんなでお揃いの物を買おうと思った」

 

「理沙ちゃんが犬で僕が猫。じゃあ陸君は何の動物かなー?」

二人は気になりマグカップを見る。陸の上マグカップには狐の絵が描いてあった。

「これって狐?」

 

「可愛いなー何だか陸君ぽいね!」

 

「そうね陸みたいな感じがするわね」

三人はさっそくマグカップを使いコーヒーを飲む。

こうして一日が終わり、陸たちの短い休みは終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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