仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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神楽の世界とデート編
第十九、五話神楽の世界


アギトの世界を救い陸たちは次の世界、神楽の世界に辿り着く。

 

「次はどんな世界かしら?」

 

「どんな世界なの陸君?」

 

「分からない」

 

「陸が世界の事を分からないなんて珍しいわね」

 

「一つ分かる事は、この世界にはライダーが存在しない事だ」

 

「ライダーがいない世界って事?」

 

 

「ああ」

陸たちが外に出ると、この世界の怪人、紫色の身体をした影の戦闘員、シャドウ兵が人を襲っていた。

 

「ライダーがいなくても怪人はどの世界にもいるみたいだな。変身!」

ディゴッドに変身するとシャドウ兵は襲いかかってくる。

「こいつらには新しい力は必要なさそうだ」

 

<<アタックライド・・・スラッシュ>>

ライドセイバーを強化し怪人たちに斬りかかる。そして斬られた怪人たちは爆発した。倒したのを確認し変身を解除する。

「救世主様よ!」

 

「救世主様が来てくれたんだ!」

助けた人たちが陸を見て言う。

(救世主?一体どういう事なんだ)

 

「お主が救世主か?」

疑問に思っていると巫女装束を着ている女の子が問いかける。

「お前は?」

 

「妾は神楽月夜!この国の巫女じゃ!」

 

「俺は神谷陸」

 

「私は海東理沙!」

 

「僕は雨宮栞だよ!」

自己紹介が終わるとお爺さんが慌てて駆け寄る。

「巫女様!勝手に行かれては困ります!」

 

「民の為じゃ!許せ。それより爺、この世界に救世主様が再び来てくれたぞ!」

 

「何と!この子供が伝説に出てくる救世主様と!」

 

「あの!さっきから陸の事を救世主ってどういうことなん何ですか?」

 

「では説明いたします。二百年前、魔人ガルムが世界を支配しようとシャドウ兵を使い国を襲ったのです。

人々が魔人ガルムに立ち向かったのですが、歯が立たず諦めかけていた時に、救世主様が現れ、封印の魔術が使える初代巫女様と協力して魔人ガルムを封印しこの世界を救ったと伝説ではそうなっています」

書物を見ながら説明する

 

「でも魔人を封印したんだからさっきの影の怪人がいるのは可笑しいよね?」

「それは…」

 

「ここからは妾が説明するのじゃ。封印は月日が経つごとに弱まり遂に一年前魔人の封印が解けかけたのじゃ。その時はお母様が命がけで封印をかけ直したのじゃが。でも……」

「誰かが封印を解いたと?」

 

「その通りじゃ!流石は救世主様じゃな」

 

「俺はその伝説に出てくる救世主じゃないよ」

陸は生まれ変わりの事を説明する。

「そうじゃろうな二百年前の話じゃ。でも救世主様の生まれ代わりが来てくれたそれだけで十分じゃ。この世界を救う為に力を貸してほしいのじゃ」

 

「あぁ。力を貸すよ」

 

「助かるわ。ならば今から魔人が封印されていた場所に行くのじゃ」

陸たちは魔人ガルムが封印されていた場所に向かう。

 

陸たちが来る少し前……

「封印を解いてもらって助かったぞドラス!」

 

「気にしないでよガルム!それより僕らの組織、ハイパーショッカーに入ってくれるの?」

 

「入らないと言ったらどうする?」

 

「あんまり調子に乗るなよガルム」

 

「いいよ初夏。でも……その時は覚悟しなよ」

 

「悪い。調子に乗りすぎた。俺たちはハイパーショッカーの支配下に入るぞ!」

ドラスは初夏を止めるとガルムに力を見せる様に威圧しガルムはビビりながら話す。

「この世界に陸が来ているんだったら気をつけた方がいいよ」

 

「大丈夫だ!俺には秘策がある」

 

(君が思っているほど陸は弱く無いよ)

ドラスと初夏は銀色のオーロラを出し何処かに消える。

 

 

 

陸たちは魔神ガルム封印されていた場所、魔人城に着く。すると目の前には魔人を守る様にシャドウ兵の大群がいた

「ここは僕たちが引き付けるよ!」

 

「ここは任せて!」

 

「ここは任せる。理沙、栞」

 

<<アイテムライド・・・G3X>>

栞はツヴァイに変身し理沙は呼び出したG3Xを装着する。

 

理沙&栞サイド

「理沙ちゃん!準備は良い?」

 

「ええ!戦いましょう!」

二人はシャドウ兵に立ち向かう。

「やぁぁ!!」

 

「はぁぁ!!」

ツヴァイが刺し倒していく。そして残った敵はG3Xが銃撃し倒していった。

「一気に決めよう!」

 

「ええ!これで終わりよ!」

 

<<エクシードチャージ>>

 

「スカイブルースマッシュ!」

 

「くらいなさい!」

ツヴァイの必殺キック。スカイブルースマッシュとG3Xはケルベロスを使い全滅させる。しかしまたぞろぞろとシャドウ兵は現れる。

「また出て来たわね!」

 

「もううざいな!良い加減にしてよ!」

 

「魔神ガルムを倒さないと駄目みたいね……陸、頼むわよ!」

二人はまた現れたシャドウ兵に立ち向かっていった。

 

陸サイド

陸はシャドウ兵の大群を二人に任せ月夜と先に急ぐ

「もうすぐで着くのじゃ」

 

「ああ」

 

「俺はガルム様の幹部シャドウガルダ!ここから先は行かせないぜ!」

そう言うとシャドウガルダが襲いかかってくる。

「神楽は隠れていてくれ。変身!」

 

「分かったのじゃ!」

陸は攻撃を避けながらディゴッドに変身した。

「影には陽だ」

カードを一枚バックルに装填する。

<<ファイナルカメンライド・・・アギト>

ディゴッド・アギトシャイニングフォームに変身し立ち向かうと二人は殴り合う。ディゴッドの言う通り太陽の力は弱点の様で普通より効いていた。

 

「思った通りだ」

 

「太陽の力か……やはりやるな!」

シャドウガルダは紫の炎の剣を呼び出し構え斬りかかる。

「剣か。ならこれだ」

<<アタックライド・・・シャイニングカリバー>>

ディ・シャイニングフォームも武器を呼びだし斬りかかる。二人は斬り合っているとわずかにシャドウガルダに隙が出来る。ディゴッドはその隙にカードを装填した。

「これで終わらせる!」

<<ファイナルアタックライド・・・ア・ア・ア・アギト>>

シャイニングカリバーを高速で振るい連続で斬り裂く必殺技。シャイニングクラッシュを決める。そしてシャドウガルダは爆発した。

 

陸と月夜は急いで走り城の最上階にたどり着く。

魔神城最上階・・・

「待っていたぞ救世主ディゴッドの生まれ変わりと初代巫女の子孫!」

 

「お前が魔人ガルム……」

陸の目の前には紫色の人型狼が立っていた。

「あの時の借りを返させてもらうぞ!」

ガルムは爪で斬りかかる。陸はライドセイバーで受け止めながらバックルを装備しカードを一枚装填した

<<ファイナルカメンライド・・・ディ・ディ・ディ・ディゴッド>>

ディゴッド光状態に変身した。

「お前をもう一度封印する」

 

「やってみろ救世主!」

 

「陸!奴を封印するには時間がかかるその間時間稼ぎを頼むのじゃ!」

 

「分かった」

二人は斬り合う。その間に月夜は封印の準備をしていた。

 

「一気に終わらせる」

<<ファイナルアタックライド・・・ディ・ディ・ディ・ディ・ゴッド>>

ディゴッドは必殺キックを決め魔神ガルムは倒れる。そしてちょうど月夜も封印の準備が終わり倒れたガルムに封印の魔術を放つ。

「これで終わりなのじゃ!!」

 

「効かん!」

ガルムは封印の魔術を当たるが何事も無いように起き上がる。

「何故封印の魔術が効かないのじゃ!」

 

「過去に救世主の攻撃をくらい光の力も身につけたからな」

ガルムは先ほどまで黒かった爪を白くする

「封印の魔術は陰の力。それを光の力で打ち消したのか」

 

「その通りだ貴様らには勝機はない!」

 

「なら封印じゃなく直接倒す」

ディゴッド光状態とガルムは斬り合うがさっきより強くなったガルムに押されディゴッド光状態は変身が解ける。

「お前達は終わりだ!」

 

「諦めるか!」

すると目の前に月夜が歩いて来る。

「陸!こいつは妾が命をかけて封印する!」

月夜の身体は紫色に輝き、まるで命を燃やしている様に輝やいていた。

「止めろ!」

 

「陸ありがとう!この世界を守ろうとしてくれて!これが巫女の……貴様を封印する為に代々受け継がれて来た巫女の力じゃ!!」

月夜が命をかけ放とうとすると陸が月夜の腕を掴み止めさせた。

「何をする!こいつを倒せる唯一の方法なのじゃぞ!」

 

「俺は夢でみた。救世主が仲間の為に命をかけて世界を守った。そして死ぬ直前に見た奏さん達や名前も分からないけど女の人がすごく悲しんでいた」

陸は思い出す。仲間を守る為に世界を守る為に自分を犠牲にして世界を救ったが、仲間の最後に見た言葉じゃ表せられない程の悲しそうな顔を。

「陸……」

 

「お前は死にたいのか?」

 

「違う」

 

「友達やこの国の人を悲しませたいのか?」

 

「違う!」

 

「ならお前の本当の想いを教えてくれ」

 

「私は生きたい!こいつを倒し友や民と笑っていたい!」

 

「分かった。俺と月夜二人で魔神ガルムを倒すぞ」

 

「えぇ!」

 

「悪いが終わりなのはお前達だ!」

ガルムは爪で二人を切り裂こうとするとライドセイバーで受け止める。

「それでも俺たちは諦めない」

 

「陸!」

陸はライドセイバーで受け止めていると陸の想いが奇跡を起こす様に突然陸の身体が金色に輝きだす。そして腕を前に向け金色の衝撃波を出しガルムを吹き飛ばす。

「久しぶりだな魔人ガルム」

 

「陸じゃない?」

月夜が陸を見るとさっきと雰囲気が違い、今の陸はまるで神の様に神秘的な雰囲気をだしていたのであった。

「お前はあの時の!?」

 

「俺は世界の守護者のリーダー陸だ。変身!」

 

<<ファイナルカメンライド・・ディゴッド>>

陸はディゴッド光状態に変身する。

「いくら貴様でも今の俺を倒す事は不可能だぞ!」

 

「やってみなきゃ分からない」

ディゴッド光状態はライドセイバーでガルムを斬る。ガルムは先ほど効いていなかったのが嘘の様にダメージを負っていた。

「何故俺にダメージがくらう!?」

 

「お前の闇の力より俺の光の力の方が強いだけだ」

陸の身体を包み込んでいた金色の光がだんだんと無くなりかける。

「もう時間か……神楽月夜!」

 

「はい!」

 

「魔人に勝つには陸とお前の力を合わせろ。そうしたら必ず魔人に勝てる」

陸はそう言うと身体中から発していた光が無くなり元の陸に戻った。

「俺は一体……?」

陸が手元を見ると一枚の絵柄が消えたカードを握りしめていた。

「陸!妾の力を受け取るのじゃ!」

月夜は封印の魔術をカードに向け放つ。すると何も描かれてなかったカードに力が宿る。光をイメージさせる白と闇を連想させる黒のカードが誕生した。

「ありがとう。使わせてもらう」

<<真・ファイナルカメンライド・・・ディゴッド>>

カードを装填するとディゴッドは光と闇の両方の力を扱う事が出来る最強形態、光闇状態に変身した。身体は真っ白で腕と脚は黒色。そして翼が白色の翼と黒色の翼が生えている。

「その姿は!?」

 

「お前と同じ力だ。でも、一つだけ違う。これが友達との協力した力。俺と月夜の力だ!」

 

「お前は一体何者だ!?」

 

「世界を救いし仮面ライダーだ覚えておけ!」

ディゴッド光闇状態はガルムに斬りかかりガルムも爪で切り合う。

<<アタックライド・・・ダークスラッシュ>>

闇状態しか使えなかったが、光闇状態になった事によって使える様になったカード、ダークスラッシュを発動させた。剣先が紫色に光ると強力な力でガルムに斬りかかる。

「くそ!!」

ガルムは近距離じゃ勝てないと思い慌てて距離を置く。すぐにカードの能力を発動させる。

<<アタックライド・・・シャイニングブラスト>>

「はぁぁ!!」

距離を置いたガルムにサモンドライバーから光の砲撃が放たれ当たる。

「がぁ!!」

そしてガルムは倒れ隙が出来る。

 

「とどめだ」

<<ファイナルアタックライド・・・ディ・ディ・ディ・ディゴッド>>

「こんな攻撃!貴様が攻撃する前に抜ければいいだろ!!」

ガルムが言う通りディメンションを避ければいいが、黒色のディメンションがガルムを拘束した。

「シャイニングダークゴッドディメンションキック!」

 

「がぁぁ!」

最後に白のディメンションが黒のディメンションに重なる様に現れ。ディゴッド光闇状態は白と黒のディメンションを通り抜けキックを決め爆発した。

 

「終わった」

 

「流石だね。陸」

ディゴッドが変身を解く。すると初夏が現れる。初夏の横には気絶した月夜がいた。

「月夜!」

 

「大丈夫だよ。気絶してもらっただけだから」

 

「初夏……やっぱり魔神ガルムの封印を解いたのはお前だったのか?」

 

「正確にいえば違うね。今回はドラスが解いたのさ」

 

「ドラス……」

 

「キミの因縁の相手だ。さて戦おうか?僕がどれぐらい強くなったか確かめてあげるよ!」

 

「初夏……お前を倒す」

<<カメンライド・・・ディゴッド>>

陸はディゴッドに変身する。

「さっきの姿じゃないんだ?今のキミなら時間とか関係なく無制限に使えるはずだけど?」

 

「あの姿は反動が大きい。だから相手にあわせた力か少し上ぐらいの力で戦った方がいい」

 

「流石だ。キミはやはり陸だね。だけどその姿じゃ僕的に役不足だと思うけどね!!」

超スピードで近づき後ろから初夏は大剣を振り下ろす。しかしディゴッドは前を向いたままライドセイバーを背中に合わせる様にして受け止める。

「やるねぇ~じゃあこれならどうかな?はぁぁぁ!!!」

初夏が力を込め出すとさっきまで人型だった身体が大きくなり獣型になる。ビースト形態に変身する。

「変身する怪人だったのか?」

 

「その通り。後一回は変身が出来るね。さて第二ラウンド開始だね!」

拳を振り下ろす。ディゴッドはライドセイバーで受け止めようとした。しかし予想以上に力が強く受け止めきれず吹き飛ばされる。

「どうかな?あの姿になるべきだと思うけどね」

 

「まだ大丈夫だ。力には力だ。変身!」

真っ黒なカードを装填する。

<<ファイナルカメンライド・・・ディゴッド>>

光闇状態に変身出来る様になり、闇状態にも変身出来る様になった。パワーが高いディゴッド闇状態に変身する。

身体全体がが真っ黒になり黒の翼が生えていた。

「はぁぁぁ!!!」

さっきまで力の差があったのが嘘の様に埋まる。二人は拳を振り上げ殴り殴られる。

「キミとの戦いはドラスが言うみたいに面白いね〜これならどうかな?」

エネルギーの固まりを放つ。ディ・闇状態はサモンドライバーにカードを装填する。

「はぁぁ!」

<<アタックライド・・・ダークブラスト>>

サモンドライバーから病みの紫色の強力な砲撃を放つ。そしてエネルギーの固まりを粉砕する。

 

「きりが無いな。これを使うか」

 

「ついにやる気になったね。じゃあ僕も!」

 

「ストップだよ~」

二人は最強の姿に変身しようとする。しかし何者かが止める

「お前は?」

 

「僕はドラス!久しぶりだね陸!」

見た者を恐怖にする威圧を持った真っ黒な姿をした怪人 ハイパーショッカーの首領ドラスが現れる。

「何故色んな世界で他の怪人を復活させたりする?」

 

「僕はゲームをしているのさ」

 

「ゲームだと?」

 

「うん。僕たちが勇者のキミの力を取り戻し魔王である僕と戦わせるゲームかな!前の戦いでは負けたからリベンジマッチだね!」

 

「ふざけるな。なら俺が今倒す!」

ディゴッド闇状態はライドセイバーで斬りかかるが軽く受け止められる。

「陸。キミ、手が震えてるよ!」

 

「……!?」

陸はドラスが言うように話している時も手は震えていた。しかし気力で恐怖を超えドラスに挑んでいたのだった。

「キミは確かに強くなった。だけどまだ僕レベルじゃない。だから眠りなよ」

ドラスは真っ黒な波動をディゴッドに当て、ディゴッドは変身が解け倒れる。

「さて行こうか!」

 

「そうだね!」

銀色のオーロラを出し初夏は先に入るが、ドラスは陸を少し見ると入って行った。

(陸……早く強くなって僕を楽しませてよ!)

少し時間が経つとガルムを倒したことによってシャドウ兵が消え、理沙たちが追いつき倒れていた陸と月夜を運ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

***

戦いが終わり陸たちは月夜が住んでいる神社に向かった。

「俺たちはそろそろ次の世界に行くよ」

 

「妾も着いて行くのじゃ」

 

「行けません!まだこの国では民が不安でいます!魔神ガルムを倒した事を報告せねば!」

 

「分かっておる!だけど……」

 

「月夜」

 

「陸!妾も旅に着いて行きたいのじゃ!」

 

「月夜にはまだこの世界でする事がある」

 

「陸……」

 

「月夜、俺たちは次の世界も救う。そして全ての世界を救いまた会いに来るよ」

 

「陸……ならば待っているぞ!」

 

「ああ。またな」

 

「お主たちもまた会おうぞ!」

 

「えぇ!また会いましょう!」

 

「うん!またね!」

三人は家に帰って行く。

(また会ったら今度は気持ちを伝えたいのものじゃ!)

 

陸の家・・・

三人はご飯を食べ終わりゆっくりしていた。

「次の世界に着いたら明日と明後日はゆっくり休もう」

 

「そうね。たまにはゆっくり休みましょう!」

栞は考え事をしていた。すると突然栞が話しだす。

「陸君!僕お願いがあるんだ!」

 

「どうした栞?」

 

「ボクと付き合ってほしいんだ!」

 

「栞!?」

栞は突然告白?をし理沙は驚き陸は考え話す。

「何処に付き合えば良いんだ?」

 

「うーんとね!水族館!僕一回行ってみたかったんだ〜」

 

「分かった。明日行こう」

 

(良かった。告白じゃ無かったんだわ。だけどデートよね?私も誘わなきゃ!)

「陸!?明後日も休むのよね!?」

 

「ああ」

 

「じゃあ私と映画に付き合って!」

 

「ああ行こうか」

 

「理沙ちゃんも何だね?」

 

「私も負けないから!」

 

「ボクも負けないよ!」

二人は対抗意識を燃やしていた。

少し時間が経ち・・・

「終わったね~この世界も!」

 

「そうね!次はどんな世界かしら?」

絵を観ると絵が突然変わる。それと同時に写真が飛び出す。絵は広い砂の世界を赤い電車が止まっていて、近くには仮面ライダー電王がいた。写真は神楽親子と爺が仲良くしている所が写っていた。

「次の世界は電王の世界……」

 

 


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