3人はショッピングモール4階のパフェ専門店”スイートアイランド”に来ていた。
安央「はぁ・・女2人にパフェをおごる日が来るとは・・・」
永井「はぁ・・・なんか疲れちゃったな・・・」
叶野「あたしも・・・・・・」
3人共色々と疲れ切っていた。
安央「おい、お前らパフェ食わねーのかよ」
永井「あんなにかっこいい人が・・・
まさかあんなただの変態だったなんて・・・
正直3日くらいへこむ」
安央「3日で済むなら安いもんだろ。
あいつと付き合ったら3年でも済まねーぜ」
叶野「さっき聞いてたけどあれマジ?その吉森って人」
安央「ああ、そうだよ。俺の親友だけどな」
永井「徳河君そんなド変態と親友なんだ・・・。じゃあ徳河君も」
安央「ちょっと待て、それはない。俺はあいつ程変態じゃない。
というかあそこまで行くのは無理がある」
叶野「あんなことしてる人作り話でも聞いたことないわ・・・」
永井「なんか・・・女としてああいうこと平気でする人、許せないわ」
叶野「わかる」
安央「やっぱりなぁ。男の俺でも引くもん、さすがに」
永井「ああ、なんかそう考えたらむかついてきた。
そんな人間に一目ぼれした自分にもそうだし、吉森にも」
安央「いつの間にか呼び捨てになってるし」
叶野「あたしもあんまり関係ないけど最低な男だと思う。
一度でも許せないけどそれを6人の彼女にもやってるってところに
殺意が湧くわ」
安央「なぁ、まあパフェ食って落ち着けって」
すると、誰かがこっちの席に近付いてくる。
成明「あれ、安央。お前が女子といるなんて今日雪でも降るのか?」
安央「失礼だな!!」
叶野「まさか吉森ってこいつか?」
成明「なぜに俺が吉森?」
永井「違うよ、この人は・・・でもあの日一緒にいた人」
安央「そう、こいつは成明。まぁ成明も親友だ」
成明「一体どういうことだ安央」
安央「まぁかくかくしかじかで」
成明「なるほど、それは非常にまずいな」
安央「なんで?」
成明「今俺吉森と一緒に来てるんだよ。
あいつは今トイレに行ってるけどすぐにここに来るぞ」
安央「ええええええええ。それはやべーよ。あいつの命があぶねーって」
成明「俺らで別人に仕立て上げるか?」
安央「ダメだ!永井さんには顔が割れてるんだぞ!」
成明「ああ、そうだった・・・。どうするか・・・」
安央「いや、あいつだけ帰せよ!なんならお前も帰れよ!」
成明「ええ!?せっかくバイト代入ったから来たのに?!それは嫌だよ!
なんで吉森のためなんかにパフェを我慢しなきゃならんのだ!」
安央「・・・それもそうだな。
あいつ一回くらい制裁受けたほうがいいよな」
成明「そうだ。このままでいい」
安央「了解」
数分後-
吉森「ごめんごめん、成明」
永井「!!?」
吉森「あれ、安央じゃん。お前がかわいい女子といるとか今日雪でも降るんじゃね?」
安央「残念ながら降るのは雪じゃねえ、お前の血だ」
吉森「は?」
永井「このド変態野郎・・・・」
叶野「覚悟しろよ」
吉森「え?何、何!?
ちょっとうあああああああああああああああああああ」
吉森は肉片と化した。
安央「・・・・・・」
成明「こういう日があってもいいよな」
安央「な」
安央と成明は吉森がボコられているすぐそばでパフェを頬張った。
吉森「お前ら!!ちょ!!助けろよおおおおおおおおおお!!」
永井「誰もお前を助けやしねええええんんだよおお!!」
叶野「孤立無援のままくたばれ!!!」
吉森「ひゃあああああああああああああああああ」
吉森の悲鳴は店の外まで響いていた。
辻本「なんだあの店めっちゃ騒がしいな」