明るい未来をつかめ!   作:初霧零音Mk-Ⅱ

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どうも、初霧零音Mark-Ⅱです。
ラブライブ!の二次創作の1つ目の投稿となります。
ラブライブ!サンシャイン!系もこの作品の続編として現在製作中ですが、こちらも投稿した際はぜひ読んでみてください。
それでは、μ’sとオリ主の物語をお楽しみください。


プロローグ

 

 

 

 

『音ノ木坂が好きだから、なんとしても廃校を阻止したい!』

 

 

 

 

 

 

 ボクのクラスメイトでもある幼馴染の1人が、こんな単純で熱い思いでスクールアイドルグループ「μ‘s」を結成した。

 そんな彼女に心打たれたボクは、μ‘sのマネージャーとして廃校阻止に乗り出した。

 ……それがまさか、プロ顔負けのUTX学園のA-RISEに勝ってしまう結果になるとはね。

 そして、μ‘sは3年生メンバー卒業シーズンにNYでのライブ、ラブライブ!運営から提案されたA-RISEとの合同ライブ「SUNNY DAY SONG」を行い、成功させた。

 それらは、いろいろな苦難を乗り越えてきたみんなが、ひと際輝いていたライブだった。

 初めは無謀としか思えなかった夢が、実際に叶っちゃうんだから、驚かずにはいられないよ。

 

 ……そ、それにしても、あのNYでのライブで、みんなに無茶言われて初めて『10人目のμ‘s』として表舞台に出てしまったのは、ボク自身黒歴史として封印したいくらい、恥ずかしかったな―――――――― 

 

 

 観客のアンコールの叫びがμ‘sの控室まで響く。

「お、アンコールの声が聞こえるね、何も言われてないなら行ってきなよ。」

「う、うん……」

 軽く提案したつもりだったが、事ここに来て、穂乃果の言葉にいつものような歯切れがない。

 いや、様子がおかしいのは穂乃果だけじゃない。残りの8人もだ。

 ………なんだか皆、頬が紅潮しているように思える。

 不思議に思って次の言葉を待っていると、穂乃果からエリーへバトンタッチすると、ボクの前に出てきて、いきなり両手を包み込むように握った。

 そのまま沈黙が流れた後、彼女はボクの度肝を抜くようなことを言ってのけた。

 

 

「『10人目のμ‘s』として、少しだけでいいから私たちと一緒に歌ってほしいの! お願いします!!」

 

 

「………え?」

 その言葉に、これまでマネージャー一筋だったボクはあまりにも驚いて放心し、間の抜けた返事しかできなかった――――――――

 

 

 

 ……………思い返してたら急に恥ずかしくなってきたぞ……うああああ、あれを振り返るのはもうやめだ!

 うん、思い出話はもうこれくらいにしよう!

 

 改めて自己紹介をしよう。

 ボクの名前は雪峰カノン、高校2年生だ。家族は父さん、母さん、そして妹の4人家族だ。

 父さんは様々な中小企業を従える大企業の社長で、僭越ながらボクは形式的に副社長をやらせてもらってる。

 …父さん曰く、ボクの観察眼がすさまじいから、らしいけど………

 母さんは至って普通の主婦で、なんでも上手な自慢の母さんだ。

 妹・アリスは生まれつきなのか乗り物に極端に弱いけど、物凄くお姉ちゃんっ子だ。

 しかし、いくらお姉ちゃんっ子の彼女でも、ボクなんかよりもっと仲のいい幼馴染がいる。

 …ボクが小学2年の時の、父さんの海外出張でアリスは昔から親交深い桜内家に預けられた。

 ……その桜内さんの家にはアリスと同い年の娘さん、梨子ちゃんがいた。

 7年後、ボクが中3の年の5月あたりに日本に戻ってきて、アリスを迎えに行ったとき、彼女と梨子ちゃんはもう十分過ぎるくらい姉妹のように仲良くなっていた。

 ……あれには、少なくとも嫉妬しちゃった自分がいた。

 それから2年、2人は小学5年生となり、梨子ちゃんのピアノのレッスンがない日は必ず、と言っていいほどアリスが梨子ちゃんをうちに連れてきたりいろいろするもんで、ボクもすっかり梨子ちゃんに懐かれ、「カノンお姉ちゃん」とまで呼ばれるくらいになった。

 

 

 

 また、ボクには4人、幼馴染がいる。

 ……高坂穂乃果、園田海未、南ことり、そして1つ上の絢瀬絵里。

 小さい頃はこの4人と同じ時間を過ごし、共に成長していった。(ラストの1人は他の3人と意味が若干違うが)

 海外にいた間は連絡が疎かになっていたが、帰国して穂乃果たちがいる中学に転入すると同時に噂は高校まで広まり、4人との交流が再開した。

 また、海外にいる間、ボクは地毛の金髪を亜麻色に染めていた。

  理由は絢瀬の伯母さんがエリー(ボクは小さい頃から絵里をこう呼ぶ)と亜里沙に雪峰家との関係を教えてなかったために、母さんとグルになってボクをドッキリに強制参加させたからだ。

 留学時、少しもめ事があったが、この話は今は打ち明けられない。

 ま、地毛が金髪、ってところや、『絢瀬の伯母さん』って言うところで、ボクがどういう立場の人間かわかっただろう。

 

 …………ある程度語ったし、そろそろ始めようか。グダグダしても仕方がないしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――――――――――ボクとμ‘sの9人が描いた、奇跡の物語を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やはり、プロローグ系は短くなっちゃいますね(-_-;)
オリ主とエリーチカの血縁関係、もう分かった方いると思います。
それはまた後のストーリーでエリーチカ本人にオリ主が気付かせる形で書きたいと思います。
本編は1期1話あたりから始めるつもりですが、間違いがあれば感想にて指摘お願いいたします。
……正直、スクフェスからラブライブ!が好きになったので、ストーリーは大目に見てください(^^;)
そして、本編最初からカノンの血縁関係がわかっているμ’sメンバーがいます。
………あの方ですよ?

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