最初に言っておく。
麗日ファンの皆様 ごめんなさい
何なんだ、アレは?
突如として現れたソレはその場にいた人々を困惑させた。ソレは先程と同じ姿だった。
だが、違う。ソイツは先程までとは違う。
アレは何なんだ?
ソイツは伸ばしていた無数の棘を体内にしまっていく。そして、目の前にいる人間である麗日お茶子を見据える。
麗日は先程とは何か違ったヤツを認識すると、少々フラつきながら尻餅をついていた体勢から立つ。
「(何なの?アレって・・・・・天倉くん・・・・・だよね・・・・?)」
麗日が疑問に思ったのも無理はない。ヤツは天倉が個性を発動し変身した姿だ。
しかし、麗日にはヤツが到底あの天倉だとは思えなかった。
そして、あまりの出来事に呆然としていたミッドナイトは我に返る。
「あ、天倉くん。復活の為、試合を続行としまs「アあアああああああああああ阿あ亞あああああああああああああああああああああああああああああああああアああアアあああああああああああああああああああああああアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああァァァァァァああああああああァァァァァァアアアアアアアアアアああああアアアアアアああああああああああああああああああああああああああああァァァァァァああああああ亜あああああああああああああああアあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ阿ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!??」
ミッドナイト、麗日お茶子、観客達は唐突な大声、いや絶叫に耳を塞ぐ。
会場内はあまりの騒音にピリピリとし、口から泡を吹いて気絶する者がチラホラ出て、更には窓ガラスにもヒビが入る始末だ。
「なんっ・・・・・・だッ⁉︎・・・コレッ!!??」
「耳が・・・・・!うるせぇ!・・・何も聞こえねぇ!!」
「ナニコレ!?・・下手したら・・・・っウチ以上の・・・・音量!」
「いっ・・・・・⁉︎耳がいてぇ!!」
A組の何人かにも被害が出てくる。
一体どのようにしてあの体からあそこまでの声を出すことができるのか。
そして、次第に声は小さくなっていく。その原因であるソレは腕を四足歩行の動物の前脚のように地面につける。
ソレ《天倉》は四足歩行の体勢で麗日を見据える。
『うるせぇ!!??何だ!!何が起こった⁉︎突如として天倉が復活し、その声の大きさでアピールか⁉︎だとしても大きすぎやしないか!!!』
プレゼントマイクをはじめ、教師側にも被害が出ているようだ。しかし、明らかに異常だ。
教師側は天倉の異常さに頭の中で疑問符が乱舞する。
「こ、これは・・・・?天倉少年に一体何が・・・・・⁉︎(どうしたんだ天倉少年は⁉︎さすがに怒りが爆発という訳ではなさそうだが・・・・・・。)」
オールマイトでさえこの事態に困惑していた。
オールマイト自身は緑谷だけでなく、他の生徒達も気に掛けていたがまさかこの様な事が起きるとは思わなかった。
「グアアアァァァァァぁぁ・・!」
天倉はまるでチーターの様に四足歩行の状態で麗日を見据えている。彼は常に襲いかかる準備が出来ている
麗日は再び戦闘体勢に入る。
「(ヤバイ・・・・・、確実にヤバイ。今の天倉くんはさっきまでとは絶対に違う・・・・。)・・・・・でも。」
麗日には負ける気がなかった。この状況下でも麗日は勝つ気でいる。例え相手が友達でもだ。
この場にいる全員はライバルであると同時にヒーローを志す者達なのだ。
「負ける気は・・・・・無い!」
麗日は立ち向かう。例え相手が友達だとしても、自分より格上だとしてもだ。
麗日はヤツに向かって走り出す。先程と同じ戦法はきっと通用しない。ならば残る手は攻撃を掻い潜り、個性で浮かし場外狙い。
つまりは接近戦を持ち込む気だ。
「(接近戦は絶対に天倉くんの方が強い・・・・何としてでも、不意をつかなきゃ・・・!)」
麗日はとにかく考える。どうすれば触れられるか?どう動けばいいか?どうやって不意をつくか?
頭の中で勝利への方程式を組み立てようとする。
ビュッ!!
自分の首が宙に舞う・・・・・
イメージを見た。
「⁉︎」
気付くと、麗日は無意識の内にしゃがんでいた。
自分でも分からない。何故こんな事をしているのかどうか。だが、これだけは理解できる。
【助かった】と麗日は思った。
首が飛ぶ と言うのは言い過ぎかも知れないが、天倉はいつの間にか麗日の背後にいる。
「(天倉くんいつの間に⁉︎いや、そもそも"見えなかった"!)」
天倉はすれ違いざまに首を狙った。いや、そもそもいつ移動したのかも分からなかった。
麗日の頭の中であらゆる疑問符が乱舞するが、そんな事をしている暇はない。
麗日は体勢を戻そうとする。
が
ズンッ!!!
「ぐっ⁉︎・・・がっ・・・・・⁉︎」
背中に強い衝撃を受けた。
天倉は既に攻撃を始めていた。麗日の首を狙って攻撃したのはあくまで避けられる事を前提にした攻撃。
避ける為に体勢を崩した瞬間を狙って麗日の背中に蹴りを入れたのだ。
麗日は突然の衝撃によって肺から全ての空気が吐き出され、呼吸が止まる。
「ッ!・・・・ゴボッ・・ガホッ!・・ぐっ・・・ゴボッゴボッ!・・・うっ・・・げぇ・・・・・。」
あまりの衝撃で胃の中にある物も吐き出してしまいそうになったが、何とかグッと堪え、呼吸も落ち着いてくる。
しかし、相手は休ませてくれる時間は寄越さない。こちらへ跳んでくる。
麗日はその場から急いで離れる。
「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
ズガァッ!!!
相手は声を上げながら刃のようなヒレを使ってチョップのように腕を振り下ろす。
叩きつけられた場所は切り傷がバックリ開いたかのようにクレーターと亀裂が走っている。
先程よりも威力が増している。まるで確実に獲物を仕留めるかのように麗日はそう感じた。
「グゥ・・・・オオオオオオオォォォォォォォッ!!!」
ズンッ!!!
そう考えているのも束の間、今までの攻撃が通らないのを悟ったのか、相手は急に行動を変えてきた。亀裂が走った地面に腕を突っ込む。
『あ?何やってんだ?まさか落ち込んでいる⁉︎メンタルの弱さはそのまんま?』
「えっと・・・・・・・天倉くん?」
さすがの麗日も相手が何をしたいのかはさっぱりだった。観客達も天倉の不審な行動を疑問に思うばかりだった。
A組も何が何だかさっぱりだった。
「あいつ、どうしたんだ?急に大声上げて、麗日を蹴って、地面に腕を突っ込んで。」
「うぅ、ウチもう見たくない・・・・。っていうか天倉があんな事をするヤツだって事にかなりショックなんだけど・・・・。」
「うむ、まさしく猛獣・・・、獅子奮迅・・・いや、疾風怒濤の如くの攻めだ。しかし、今のヤツは何をしている?」
A組の過半数が困惑していると隣から声が聞こえる。
「ハハハハハハハハハハ!おかしいよね、A組なのにさっきから変な行動してさ、ハハハハハ本当におかしッ━━〈ドゴォッ!!〉
「はいはい、変な事言っていない!・・・ごめんね、そっちも頑張りなよ。」
B組の生徒がこちらに嫌味を言ってきたと思えばもう1人の生徒に気絶させられ、連れて行かれる。まるで嵐のように去っていき
「「「(何ださっきの・・・・・。)」」」
A組はただ困惑するばかりだった。
先程の嫌味を言っていたB組生徒である物間を気絶させたB組学級委員長の拳藤は天倉の様子を見て、違和感を感じていた。
「(うーーーーん、なんか可笑しいんだよな。天倉ってあんな事するヤツだっけ?)」
拳藤はそう思いながら物間を引きずりながらB組の観客席に戻る。
バキ・・・・ミシ・・・・・・
しかし、拳藤の足は途中で止まった。何やら変な音が聞こえるのだ。まるで何かが剥がれるような、壊れるような音が。
拳藤は再びステージを見る。
バキ・・・バキ・・・・ミシミシ・・・!
観客、生徒、教師もその音が次第に大きくなっていくことに気付き、その原因を探ろうとする。
そして、すぐにその原因は分かった。
天倉だ。ヤツが地面に腕を突っ込んだ場所から聞こえたのだ。
『えっと・・・?アレってマジ何やってんだ⁉︎』
ビキビキ・・バキ・・ミシミシミシ・・・・!!
音は天倉を中心に大きくなっていく。
そして、天倉はさらにもう片方の手を亀裂に差し込む。
「ま、まさか⁉︎」
麗日は察した。ヤツが何をしようとしているのかを。
ボゴォッ!!!
そしてヤツは実行した。
ヤツは亀裂の入った地面に腕を突っ込みそのまま約5メートル程のコンクリートの塊を持ち上げた。
「」
麗日はその光景に絶句した。
目の前にいる相手はこちらを見据えながら大きな物体を持ち上げているのだ。
『は?・・・・ハァッ⁉︎アイツ《天倉》コンクリートの床を引き剥がすっていうか、コンクリートの塊を引き抜いた!!??』
『おい・・・・まさかとは思うが、アイツ・・・。』
実況もさすがの事に驚きを隠せない。
そもそもステージの一部を武器として使うのはコイツ《天倉》が初めてなのでは?と思っている。
そして
「グガアアアァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
ヤツは力任せにコンクリートの塊を麗日目掛けて投げつけた。麗日はあまりの事に動けずにいた。
そして、遅れるように麗日は正気に戻るが
「やっ・・・!!」
ドゴォッ!!!!!!!
コンクリートの塊はボロボロのコンクリート製の地面に激突し、投げられたコンクリートの塊はその衝撃で粉砕された。
そのせいか、ステージの一部は粉塵が舞い視界が悪くなる。
『えええええええええええええ!!??天倉!まさかの無慈悲の投石いや、投コンクリート!!麗日大丈夫かーーーー⁉︎』
実況を担当するプレゼント・マイクはこの事態に焦りを見せる。
一方麗日は粉塵のせいでどうなったかは分からなくなってしまっている。
「・・・・・・ググゥ・・・。」
天倉は視界が悪くなった事により麗日を見失い、何処にいるか探している。
すると右前方に影が現れ、こちらに迫ってくるのが見える。その影をを見つけると同時に鋭利な爪を持った手でその影に向けて攻撃をする。
ズドォッ!!!
腕を地面に叩きつけるような形で攻撃をしたが、何かがおかしかった。
攻撃した張本人も違和感を感じた。
次第に粉塵は収まっていき、視界が晴れていく。観客、生徒達もその光景を目にし驚く。
そこには麗日の姿は無く、代わりにあったのは麗日が着ていた雄英高校用の体育着の上着だったのだ。
麗日の体育上着は地面ごと天倉の手によって貫かれており無残な姿になっている。
ならば麗日本人は何処にいるのだろうか?
天倉は周りを見渡す。右 左 背後 前方 何処にもいない。
しかしとある事に気付く。地面に自分の影と重なるようにもう一つ別の影が通り過ぎた。
そしてすぐさま理解すると、天倉は上を向く。
麗日は天倉の上にいたのだ。
「うっ・・・・ぷっ・・・超必・・・・!ギリギリ・・・!」
麗日は先程のコンクリートの塊を自身を浮かせる事によって回避したのだ。
そして自分の体育着を囮にする事によって完璧に不意をつく事に成功したのだ。
「すっ、すごい!天倉くんの視覚だけで無く、聴覚を悟らせないようにしたのか!体育着は嗅覚を利用させてわざと隙を作らせるために!」
緑谷は麗日の策に驚きつつも関心する。
これから麗日のする行動は簡単だ。麗日は自身に使った個性を解除すると同時に天倉の後方に着地する。そして天倉に向かって走り出す。
「うぷっ・・・許容値もそろそろ限界・・・!あと、一回・・・これで!終わりだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
麗日が叫びながら天倉に向かって走る。
それに対し天倉はそれを回避しようとするが、先程の攻撃によって腕が地面に突き刺さってしまい、抜けない状態になってしまっている。
「(天倉くん・・・・・!本当に強かった・・・・・だけど、私も負けていられない・・・・ごめんね・・だけど、私だって・・・・。)」
━━━ヒーローになりたい
麗日は天倉に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。本来なら天倉の方が上に行くべきだ。そう考えた時もある。
しかし天倉や緑谷、他の皆が頑張ってヒーローを目指している姿を見てそんな情け無い事を考えてはいけないと思った。
だからこそ、これは天倉への感謝でもある。
「私は━━━上へ行く!」
麗日は自分に言い聞かせるように、天倉に言うようにし
視界が反転した。
「・・・・・・・・え?」
ドガッ!!!!!!!!!
麗日は全身を床に叩きつけられたような痛みを感じる。
観客、生徒、教師、そして何より麗日は何が起こったか分からなかった。
「いっ・・・・たい・・・・・な・・にが・・・・・?」
麗日は口から声を絞り出すように言うが、その答えはすぐに分かった。
自分の腰辺りに何かが巻き付いている感触がしたのだ。
シュルルルル・・・・・・
それはまるで触手のような、節足動物の足のような、鞭のようなものが麗日に巻き付いており、それを辿っていくと天倉の背中上部辺りから出ていることがわかる。
「なっ・・・・・嘘・・でしょ・・・・。」
『なんとーーーーーー!!!天倉がまさかの触手状の鞭を出現させたーーーーーー!!!まさかの奥の手だとーーー⁉︎どう見てもR指定のヤツじゃねえかコレ!!!』
天倉が触手状の鞭を出現させた事により会場内は再び騒つき始める。
「あ、天倉のヤツそんなエロい物を隠しm〈バチンッ!!!〉
「いい加減にしなさい。峰田ちゃん。」
「み、緑谷くん、アレは・・・・!」
「分からない・・・・けど、もしかして天倉くんの奥の手・・・・?いや、あの鞭みたいなものは近、中距離で使える代物だ。もしそんなものがあったなら騎馬戦で既に使っている筈だよ!!」
「(アイツ・・・まさか敵連合の時のようにパワーアップが始まってんのか⁉︎くそがっ!!ふざけやがって・・・・!)」
A組も想定外の事態に驚きつつも観戦を続ける。天倉から出現した触手状の鞭は麗日の全身に巻き付き、ギリギリと締め上げていく。
「ぐっ・・・・ぐぅっ・・・・・!」
麗日は徐々に強くなっていく締め上げに苦痛の表情を浮かべる。どう足掻いてもこの拘束からは逃れられない。麗日はまるで大蛇に巻き付かれたような感覚に陥っている。
「(ぐっ・・・脱出は無理・・・だけど、私を締め上げているこれも天倉くんから出ているなら、コレも天倉くんの一部ってことになる!!)」
麗日は咄嗟に自身を締め上げている触手状の鞭をしっかりと触れる。
「私ごと浮かせるっ!これで・・・どうだ!!!」
触手状の鞭に触れた後、麗日は個性を発動させる。
許容値限界となり吐き気を無理矢理抑える。
『おぉっ!麗日の個性発動!!!コレは逆転なるか!!!』
天倉は腕を地面から抜き、触手で締め上げている麗日に歩み寄っていく。
個性を発動した筈なのにだ。
「えっ⁉︎・・なんで⁉︎」
『あれっ⁉︎どうなってんの⁉︎個性もしかして・・発動していない?どうなってんのイレイザー?』
『麗日の個性は勿論発動している。だが、天倉はソレをゴリ押しで打ち消しているだけだ。見ろ、アイツ《天倉》の足元を』
相澤はこの場の全員に天倉の足元を観察するようにと施す。
ズンッ!! ミシミシ・・・・
ズンッ!! ミシミシ・・・・
天倉の足は地面にめり込んでいるのだ。そう、天倉は麗日の個性に影響が無いようになり自身の足をめり込ませる事によって自分が浮かないようにしているのだ。
一歩一歩、徐々に麗日に近付いていく。その姿はまるで一刻一刻と死神がこちらに死を与えるような光景だった。
天倉は麗日の目の前まで歩いていく。
「・・・・・・。」
ジャキッ!
天倉の手首から鎌のような物が生える。それはまるでカマキリのような、相手を殺す為に作られたような形をしている。
その鎌は麗日の首に目掛けて振り下ろされ━━━
「「「「「「天倉(くん/さん)!!」」」」」
「!!!」
━━━なかった。
麗日の首に当たる直前に鎌は止まった。
天倉の耳に聞き覚えのある声が聞こえた。それはA組生徒だけで無く、B組、普通科、観客席からも聞こえてきた。
シュルルルル・・・・・・・
すると麗日を締め上げていた触手状の鞭は次第に力が抜けていき、天倉の体内へと戻っていく。
ドサッ
麗日は力が抜けたように地に伏せ、天倉の姿は緑色のトカゲのような姿から元の人間のような姿へと戻っていった。
「・・・・・・・え?・・・・あれ?・・・俺さっき何を・・・しようと・・・・・・・⁉︎」
天倉が困惑していると、審判であるミッドナイトが麗日の元へと駆け寄る。
そして、ミッドナイトは麗日の容態を見ると高らかに宣言した。
『麗日さん戦闘不能。天倉くん二回戦進出!!』
その宣言は天倉にとって、いきなり過ぎる事であると同時に理解出来ない事だった。
いや、そもそも二回戦に進出したという言葉が頭の中に入ってきていなかった。
今現在、天倉の頭の中にあるのは
先程まで麗日にしてしまった事と
━━━人としての一線を越えてしまいそうになった事だ。
そして、天倉は思い出す。
内に秘められ危険に満ちた力である
俺の中の俺
天倉はあくまでアマゾンオメガの形をした何かに変身する個性です。なので別のライダーの能力を取り入れてみました。
誰の能力か分かったかな?
アドバイス、感想等がありましたら下さると助かります。
評価の方もよろしくお願いします。