うわァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!
評価バーに色がついたぁぁぁぁぁぁぁ‼︎
評価してくださった方々ありがとうございます!!
例え評価星1だとしてもその方も僕の小説を見てくれているので僕にとっては嬉しい限りです!!!
これからも皆様の期待に応えられるように頑張ります!!!
僕の名前は緑谷出久。小さい頃からヒーローを目指して、無個性だと告げられたとき僕は現実を知った。だけどある日僕は"憧れの人"と出逢いヒーローになる為この雄英高校に入る事になった。
だけど、入学してからまだ1週間足らずで敵連合と名乗る集団がこのUSJを襲撃してきた。
今、僕たちは何とか敵たちを無力化して別の場所に移動しようとしたとき、相澤先生が・・・・やられた。
僕たちを助ける為にだ。
初先頭にして初勝利し、浮かれていた。僕らは勘違いしていたんだ。途方も無い悪意には僕たちは無力だということを思い知らされた。
その時だ。峰田くんが何かに気付いた、蛙吹さ......つ、梅雨ちゃんもだ。
「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ⁉︎こっちに猛スピードで何か来るぅっ⁉︎」
「本当だわ。敵かしら?」
「いや、アレは・・・・天倉くん⁉︎」
そう、こちらに向かって来るのは個性を発動している状態の天倉くんだった。
っていうか速い⁉︎自動車並のスピードが出ているんだけど⁉︎
だけどこのまま真っ直ぐ走ると、この水難ゾーンに当たって湖に落ちる⁉︎と言うか僕達も危ない⁉︎
と思っていた矢先、天倉くんは跳んだ。高く、高く、大きく空を飛んだ。僕は勿論、峰田くんそして予想外に梅雨ちゃんも目を大きくして驚いてしまったんだ。
そしてそのまま敵に飛びつき、アクロバティックな動きをしてから敵を・・・・投げ飛ばしたぁっ⁉︎
そのまま天倉くんは敵3人を相手に戦い始めた。
「お、おい。やっぱり天倉って化物だぜ。あんな敵とタメ張れるんだぜ。やっぱりヤベェって。」
「でも、いくら天倉ちゃんが強くても、相手は3人そのうちの1人は相澤先生を倒した敵なのよ。勝機はあるのかしら?」
いや、違う。天倉くんは何も考えなしに戦ってはいない。その証拠に戦っている位置が徐々に"此処から離れていっている"。
「相澤先生を安全な場所に避難させよう!天倉くんの邪魔にならない様に!」
今、僕たちができるのはこれぐらいだ。
お願いだ。天倉くん、決して無茶だけはやめてほしい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あーあ、ムカつくな〜。......まんまとお前の策に乗っちまった。さっきの場所から離れた位置に俺らが気付かない様に移動してイレイザーヘッドを避難させようとわざとお前は真っ向から仕掛けてきた。......本当に嫌になるよヒーローは。」
と死柄木と呼ばれた男は首を引っ掻く。
しかし天倉はその隙を与えない。攻撃を更に加える。それを脳無が庇う。
天倉は脳無に攻撃をした瞬間に何か違和感を感じた。しかし、そんなことを考えているうちに脳無が右手を振りかぶっていることを"感じ取る"天倉はバク転で回避し、脳無にラッシュを加える。
鳩尾、首、肩、下腹部、胸部、顔面、しかしどこに攻撃を加えても脳無はダメージを受けるどころか怯む様子も見られない。
脳無は天倉が攻撃を仕掛けている間に両手を組み振りかぶってから天倉に振り下ろす。
天倉はすぐさま脳無の股の下をくぐり抜け、ハンマーナックルを回避する。
天倉が先程までいた場所は木っ端微塵に粉砕されていた。もしそのままあの場所にいたら、ミンチになっていただろう。
「グウウウウウウウ・・・・・ッ⁉︎」
「脳無に気を取られては足元をすくわれますよ。文字通りね。」
天倉の真下にワープゲートが現れ、膝から下までがワープゲートに入っている。
「このまま・・・ぐっ⁉︎」
しかし、それは黒霧にとって誤算だった。
天倉はワープゲートの中に腕を突っ込みそこに繋がる黒霧の首、実体のある箇所に強力な握力で首を絞める。
「チッ......脳無やれ。」
死柄木が脳無命令すると、脳無はワープゲートに中途半端に入っている天倉の首を目掛けて腕を薙ぎ払う。
が、天倉はそれを察知していたかの様に、自らワープゲートの中に入り、黒霧のモヤから天倉が出現する。
丁度、死柄木の近くだ。天倉はそいつを確認したと同時に回し蹴りを食らわせた。
そして、天倉は足に異変を感じた。
天倉の足の表面が崩れ、血が流れている。
「(これは・・何だ?攻撃を食らったのか?いや、違う。これは【ヤツの個性】か‼︎)」
回し蹴りを食らった死柄木は立ち上がる。
「あー、全く。蹴りを食らっちゃったよ。物凄いダメージだ。防御した手も痺れて、使い物にならない。だけど、さっきまでよりは"弱くなっている"な。」
「ハァーッ・・ハァーッ・・ハァーッ・・・。」
死柄木の言う通り天倉は先程までよりも明らかに弱っている。
天倉の個性は確かに強力だ。だが、あくまで短期決戦としてなら強力だ。長期戦に持ち込まれれば、極端に弱くなる。
天倉の個性は使えば使うほど自身のエネルギー《カロリー》を消費する為
個性のフル発動した状態で戦える時間は精々、10分が限界だ。
それが天倉の強力な個性の弱点だ。
「さっきから脳無の死角からの攻撃を避けていたのは......何だ?もしかして直感、野生の勘ってヤツか?明らかにそんなことをしそうな個性だもんな。だとするなら、相当弱っているな。
脳無の攻撃を避けることができていないからな。」
天倉の背中に強力な衝撃が来る。そして天倉は気付くと宙を舞っていた。
脳無が背後から攻撃を仕掛けていたのだ。
追い討ちをかける様に脳無は天倉の足を掴み、地面に叩きつける。
そして地面にクレーターができる。
「まだだ、徹底的にやれ。脳無。」
更にクレーターが増える。そして、天倉の身体中から血が流れる。
そして、時間切れだ。
天倉の個性が解除され元の姿に戻る。個性が発動している状態でダメージを受けていたのが幸いだった。
元の姿でダメージを受けていたならば相澤先生以上の重体に、もしくは死は免れなかっただろう。
「本当にコイツ、ヒーロー志望なのか?敵の方が似合っているぞ......。まぁ、いいや。脳無、"コイツを殺せ"。」
死柄木がそう言った瞬間、何かがこちらに向かって来た。
そしてその何かが叫ぶ。
「離せぇっ‼︎」
緑谷出久だ。彼は右腕を大きく振りかぶり、脳無に向けて拳を放つ。
「 S M A S S H ! ! 」
100%の彼の力が脳無に対して放たれる。緑谷の腕は折れなかった。緑谷の個性はその強力さ故に自身の身体をも傷付けてしまうが折れなかった。
緑谷は内心喜んだ。やっと調整することができたと。
しかし、脳無にはダメージどころかビクともしなかった。
「・・・・え?」
「いい動きするなあ......スマッシュってオールマイトのフォロワーかい?」
天国から地獄、自身の力をコントロールしたと思った矢先に憧れの人の力が通用しなかったことの絶望。緑谷の思考が一時的に停止してしまう。
そして、死柄木の手が緑谷の顔面に伸びる。死柄木の個性は触れたものを粉々に崩す個性だ。この後、何が起こるかは容易に想像できる。
蛙吹梅雨も何かが起こると感じたのか自身の長い舌を伸ばし、緑谷を助けようとする。しかし、距離が足りない。
正に絶体絶命。
その時、脳無の身体中に突起物が生えた。
『⁉︎』
いや、正しく言うならば天倉の身体中から無数の棘が伸び、ソレが脳無身体を貫いたのだ。
丁度、緑谷を巻き込まないように助けた様にも見えて。
そして天倉の身体に異変が起きる。身体の所々に蒸気が発生し、徐々に姿を変えていく。
その姿は個性によって変身した天倉だが、違うところがある。
「黒じゃなくて、翠?」
変身した天倉の姿は鈍い黒ではなく、混じり気のない純粋な翠だった。
そして、身体中には先程の激闘を象徴するかの様に赤い傷の様な模様が浮かび上がり、額には黄色の触覚が生える。
天倉のその姿は正に化物、怪物の様な姿にまた近づいただろう。
天倉は身体中から伸びた棘を引っ込めると腕に生えている刃を使い、脳無の手首の腱を切る。
すると天倉の足を掴んでいる手の力が緩む。天倉は脳無の拘束から逃れると全身から蒸気を放出しながら脳無に襲いかかる。
天倉は既にエネルギーを使い果たし、個性を発動出来ない状態だった。
だが、使えるのは何故か?それは自身の身体の中にある細胞を一つ一つの中にあるタンパク質を分解し、その分解でできたアミノ酸から新しくタンパク質を作り出すリサイクルシステムが発動したのだ。
これを自食作用《オートファジー》と呼ぶ。
天倉の個性はさらなるエネルギー、強さを求めて姿を変えた。より強靭に、より力強く、天倉の身体に合わせて進化したのだ。
だが、これにも時間制限がある。エネルギーの供給が追いつかないのだ。自身の細胞が生み出すエネルギーだけでは個性を維持できる時間が少ないのだ。
それにより、自食作用が発動した天倉はエネルギー、カロリーを求め凶暴化し、先程までよりも荒々しくなるのだ。
「グアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
天倉は腕の刃で脳無の右腕の上腕二頭筋と肩の中間地点に斬撃を加える。
すると脳無右腕がだるんと力が入らないように垂れ下がった。そこから天倉はすれ違いざまに左脚に刃を入れる。瞬間、脳無が左膝をつく。
「......脳無の右腕、左脚を簡単に壊しやがった......。」
「馬鹿な!仮にも対オールマイトに連れてきた個性持ち!あの一瞬で膝を突かせたと言うのか⁉︎」
死柄木と黒霧は信じられない光景を目の当たりにする。それは緑谷たちもそうだ。クラスメイトの天倉が一瞬のうちに状況を一変させたと共に驚き、そして喜びを感じた。
だが、緑谷は別のものを感じた。
アレは本当に天倉なのか?天倉の姿をした別の存在なのではないか?そう感じてしまった。
まるで別の何かが天倉を乗っ取っているように思えた。
しかし、ただやられているだけの脳無ではなかった。残っている左腕を使って天倉を捕まえようとする。しかし、天倉はそれをいとも簡単に回避する。
「ルゥアァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
そして、その突き出された左腕に天倉は噛み付いた。そのままフルスイングの要領で脳無を投げ飛ばした。
一方的な戦い、それは長くは続かなかった。天倉は糸が切れたかのように突如倒れた。
正真正銘、時間切れだ。それを見た敵は好機と判断する。
「死柄木!アレは必ず我々の邪魔になる存在です。一時的だとはいえ脳無を圧倒した。今殺しておくのが良いかと。」
「あぁ......そうだなぁ、脳無も色々やられたけど、大丈夫だ。さっさとアイツを殺してから帰るとするか......。」
と死柄木が天倉に向かって走り出す。だが、それは緑谷も同じだった。
2人が走り出すのはほぼ同時だった。
「やらせて・・・ッたまるかぁッ‼︎」
ヒーローと敵の手が伸びる。助ける、殺す、2人のしていることは同じであり、全く違う。
バァンッ!!!
そして、入り口から大きな音が聞こえる。
そこに居たのはヒーローにとっての憧れる者、敵にとっての嫌悪する者
「もう、大丈夫。」
【平和の象徴オールマイト】
"私が来た"
「・・・おや?天倉の様子が・・・!」
デッデッデッデッデッデッデッデレレレ〜デッデッデッデッデッデッデッデレレレ〜デッデッデッデッデッデッデッデレレレ〜♪
チャ〜チャッチャチャ〜♪チャララチャッチャッラ〜♪
「おめでとう!天倉グローイングフォーム(個性未完成形態)は天倉アマゾンオメガオリジン(素体アマゾン)に進化した!」
あっ!やめてBボタン連打はやめてください!
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