それでは第一話 初めての/// (前編) どうぞ!
さぁて、今日は待ちに待った我が店の開店だ。どんなお客様が来るのかな~
なんて考えたけど少し考えたら直ぐにわかる。
肉食系の女性は自分からグイグイ行って直ぐに恋愛をはじめるから…
来店するとしたら条令の年になるけども、恋愛が出来ない、みたいな草食系や絶食系のごく一部の女性だろう。
そのごく一部の女性を対象にこの店を営んでいくことになるはずだ。
開店は午前10時だけど開店までまだ時間があるから店内と店外を清潔感溢れさせて女性が入りやすい見た目にしよう。
思い立ったら直ぐにやるのが俺の良いところだなぁ。さ!まずは店外からだ! この限られた時間で如何に清潔感を溢れさせるか…それが問題だ。とりあえずは店の周りからだな!
《キングクリムゾン!》
ふ~、店の掃除が終わったな…そろそろ開店の時間だ。よし!ドアの掛け木を[OPEN]にして…と。
<開店>
「コンコン」店のドアがノックされた。お客様だろうか。とりあえず玄関まで行こう。
む、可愛い少女だ…お客様か?「ごめんください、ここが紹介屋さんですか?」お!お客様だったみたいだ。
「いらっしゃいませ!本日は当店にお越し頂き誠に有難うございます。」これはテンプレだな。
「本日はどの様なご用件で来店されましたか?」分かりきったことだが一応形式上聞いておくのが定石だろう。
「えっと…私は、来月で15才になるんですけど…」ふむふむ、15才になるけど恋愛が出来ないから仕方なくこの店に来たって所か…「ふむ、それで15才になるまでに恋愛をしないといけないけど好みの男性が近くに居ないからこの店に来た…って所でしょうか?」反応を伺ってみる…「はい…その通りです。」やはり図星だったようだ。
それで、どんな男性を探してるんだ…?「それで、どの様な男性をお探しなのですか?」初めてのお客様だからやはり緊張するな…「それは…えっと//」言いづらいみたいだ。そんな方にはこれ、"記入用紙"テッテレー
まあ…直で伝えて貰っても書いてもらうことは開店前に決めたから確定何だが…
「それではこちらの記入用紙にお名前・ご年齢・生年月日・電話番号・お探しの男性をご記入下さい。」
む…やはり敬語で喋るのは苦手だな、今のところはセーフだがついつい友達感覚で敬語を使わずに喋ってしまうかもしれないな。気を付けよう…こんなことを考えている内に記入が終わったようだな。
「記入が済んだようですので、用紙をこちらにお渡し下さい。はい、有難うございます。」
よし、記入もしてもらったし…今日はお帰り頂こう…
「当店ではご注文を頂いてから調査をしますので、今日はお帰り頂いて結構です。調査が終わりましたらお電話いたしますので。」
* * * * * * * * * * * * * *
ふ~お客様が帰った…あ"ーやっぱり敬語は疲れるな、肩が凝る。よし、今日は休んで明日の調査に備えよう!
[OPEN]を裏返しに…と。今日はこれで閉店だ!
感想やご意見、どしどしどうぞ!
ps.活動報告でどんな女性を出すかアンケートしてます。もしよければあなたのご意見を…