「よく来てくれた、アシュレイ・ホライゾンくん。」
ここ、プラーガタウンに住むスフィモン研究の第一人者、ギルベルト博士はそう言うとボールを取り出した。
今から相棒となるスフィモンをアッシュに渡すことで、アッシュは1人前のスフィモントレーナーとして旅立つのだ。
「ありがとうございます、ギルベルト博士。それで、この中から選べばいいのですね?」
「ああ、いや。君にはこの様な幼馴染みスフィモンでなく特別なスフィモンを用意しておいた。」
「いや、俺は幼馴染みスフィモンで全然かまわないのですが」
「いいからいいから、受け取りたまえ。まだだスフィモンの、ヘリチュウだ。」
「マダダッ」
「このスフィモンは少々癖が強いが、君なら使いこなしてくれると心から信じているよ。」
「ありがとうございます、ギルベルト博士。それでは……」
そう言うとギルベルト博士は俺を呼び止め。
「君は初めてスフィモンを持つのだろう?ならばスフィモントレーナーがどういうものが体験していくといい。」
そう言い放ち指パッチンをすると爆音と共に壁から幼馴染みのレインが飛び出てくる。
「レイン!?何してるんだ、こんな所で。」
「ここにいるのは私からスフィモンを受け取ったもう1人のスフィモントレーナーだ。彼女と戦ってスフィモンバトルというものを理解するといい。」
「は、ハーイ。ベイベー……ってやってられるかこんなのっ!おいギルベルトぉ!アッシュに会わせてくれるからってこんな恥ずかしいセリフよくも……」
「あぁ、彼ならそこにいるぞ。」
その指摘でアッシュの存在に気づいたのか、レインは頬を紅潮させる。
「あ、ああアッシュ……い、いつから聞いて……」
「すまない、最初からだ。」
それを聞いた瞬間、レインは何かが切れたように真っ赤になってボールを投げる。
「う、うわあああああん!わ、忘れろ忘れろアッシュぅぅ!!行けぇケルベロス!」
「あー、酒のんで食っちゃ寝してぇ。」
気だるげにボールから飛び出てくるのは銀の冥狼。
なるほど、これがスフィモンバトルか。
こっちも出会ったばかりの即席コンビとはいえ負けてはいられない!
「行けっ、ヘリチュウ!」
「マダダッ」
「あーやだやだ。光のトンチキとなんて戦わずに帰りたいんだけど、俺」
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スフィモントレーナーのレイン がしょうぶを しかけてきた!
ケルベロスの ダークネビュラ・フルドライブ!
こうかは ばつぐんだ !
いちげき ひっさつ !
しかし ヘリチュウ は こらえている
「あ、これもう落ち見えたわ、うん。」
「これしきのことで歩みを止められるものか。この程度では比翼に申し訳が立たん。故に、まだだっ!」
ヘリチュウの まだだっ!
ヘリチュウの こうげきが さいだいになった!
ヘリチュウの ぼうぎょが さいだいになった!
ヘリチュウの とくこうが さいだいになった!
ヘリチュウの とくぼうが さいだいになった!
ヘリチュウの すばやさが さいだいになった!
ヘリチュウは たいりょくを かんぜんにかいふくした!
ヘリチュウ の オーバーヒート!
ヘリチュウ の フレアドライブ!
ヘリチュウ の ニュークリアスラスター!
「ちょ、ターン制とかガン無視ですかーっ!!これだから光のトンチキどもわーーー!」
ケルベロス は たおれた。
ヘリチュウ は けいけんち を50 てにいれた。
ヘリチュウの レベルが 6にあがった!
スフィモントレーナーのレイン との しょうぶに かった!
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「うう、グスッ。酷いやアッシュぅ……うわあああああん、姉さんに言いつけてやるんだからあああ!!」
アッシュとのスフィモンバトルに敗北したレインは泣きながら走っていってしまった。
「レイン……君は何のためにスフィモントレーナーに。考えても仕方が無い。俺がスフィアマスターになって君を絶対に守ってやる!」
「その意気だ、我が比翼よ。」
「素晴らしい。まずは北に行きニビのジムへと向かいたまえ。バッジを8つ集め、スフィアリーグへと挑むのだ。君なら閣下に続く逸材になりうると信じているよ。」
「ありがとうございます、ギルベルト博士!よしっ、行くぞヘリチュウ!」
「マダダッ!」
こうしてアッシュとヘリチュウの旅は始まった。この旅はこれからも続く。続くったら続く。
なんでこんなものを書いたのか分からないが書いてしまったものは仕方ないね
続くか続かないかはやる気次第。続いてもカントー一周で終わりだろうけど
これもすべてニコ動のあの動画が悪いよー、あの動画が