適当な妄想置き場   作:雪原野兎

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第1話的な回、時間軸で言えばカズマが転生するよりも前の、6か月ぐらい前の時間軸となっております。

主人公の名前はシングウ ロウガ


『このすば』 この黒い剣士に祝福を!その2

光りが収まり、ロウガが目を覚ますとそこは空気が透き通ったもとの世界よりハイテクではない街『アクセル』。

 

ロウガ「…ん、ここは?転生後の世界か、綺麗なところだな。」

 

そう言いながら、周りを見渡す。

 

ロウガ「…しかし、最初をどうすれば良いか聞くのを忘れてしまったな、しょうがない、街の者に聞くか、言葉も普通に日本語として聞こえているみたいだし問題ないだろう。」

 

そう言い、近くの川で服洗いしてる女性の元へ向けて足を進め、尋ねる。

 

ロウガ「すまない、聞きたいことがあるのだがよろしいだろうか?」

 

女性「はいはい?おや、この辺りでは見ない服装だねぇ、何が訊きたいんだい?」

 

ロウガ「路銀を稼ぎたいのだがどこへ行けば良いか分からなくてな、どこへ行けばよいか知っているか?」

 

女性「ああ、それならこの街のいろんな所でバイトを募集してるから街を歩いていればすぐに見つけられると思うわ、でもお兄さんは武器を持っているなら冒険者ギルドとかはどうかしら?」

 

ロウガ「ほう、冒険者ギルド?」

 

女性「ええ、ほら、あそこに高い建物が見えるだろう?」

 

そう言い、高い塔よりは低めの建物を指さす。

 

女性「あっちへ向けて歩いていけば露店が並んでいて突き当りに他の民家より大きめの建物があって、そこが冒険者ギルドになっているんだよ、そこで冒険者となれば危険だけれど他よりも金が稼げる仕事にありつけるよ。」

 

ロウガ「そうか、感謝する。」

 

女性「あいよ、頑張ってね。」

 

一礼をし、その場を後にする。

 

 

言われた道を歩いて行き、目的の場所と思われる場所へと到達する。

 

ロウガ「露店があり突き当りの大きめの建物…ここか。」

 

そう言い、建物へと入った時、ジョッキを持った女性がこちらに気付き、挨拶をする。

 

女性「いらっしゃいませ!お食事ならば空いてる席へどうぞー、仕事の案内でしたらカウンターで!」

 

そう言い残し、ジョッキを運んでいく。

 

ロウガ「おう、ありがとう。さて、カウンターは?」

 

そう言いながら辺りを見渡すと、唐突に声を掛けられる。

 

モヒカン「おい、見かけねぇ顔だな、それになんだ?その妙な格好は、武器を持っているみたいだがその服装じゃ戦いにくくねぇか?」

 

ロウガ「動くのには困っていないから問題は無い、遠くから来たのでな、魔王軍と戦う仕事はどこで受ければ良いかわからない、教えてくれないか?」

 

モヒカン「ふっ、ああそうかい命知らずめ、よぉうこそ地獄の入口へ!魔王軍と戦うなら冒険者ギルドにはいらねぇとな!ギルド加入の受け付けはあっちだぜ!」

 

ロウガ「そうか、感謝する。」

 

そう言って一礼し、指さされた方向へ向けて歩き出す。

 

モヒカン「お、そうだ兄ちゃん!今日はルナちゃんの受付が空いてるからルナちゃんに声を掛けると良いぜ?胸が大きくてめっちゃ美人だからよ!」

 

ロウガ「そうか、そうさせてもらおう。」

 

そのまま歩いていくと、月当たりにて4つの窓口がある受付を見つける。

 

人が見える受け付けは一つだけで、先ほどのモヒカンが言っていたと思われる女性がいる。

 

ルナ?「いらっしゃいませ、今日はどうなされましたか?」

 

ロウガ「冒険者ギルドに入りたいのだがここで合っているか?」

 

ルナ?「はい、合っています。私は受付などをしているルナと申します。登録には最初、登録手数料が掛かりますがありますか?」

 

ロウガ「ああ、あるがどれくらい払えば良い?」

 

そう言い、小包みを受付に置く。

 

ルナ「はい、えっと…登録料は1000エリスですのでこれだけで十分ですね。」

 

そう言い、小包みより必要な分である金貨2枚を取り出し、ロウガへと小包みを渡す。

 

ロウガ「ふむ。」

【なるほど、金貨1枚で500エリスか。形的にも500円に近いしそれぐらいか。】

 

ルナ「では、説明を、冒険者には各職業がございます。そしてこれが登録カード。」

 

そう言って1枚の紙を取り出す。

 

ルナ「冒険者がどれだけの討伐を行ったかの記録もされます。レベルが上がる為のポイントがもらえますので、頑張ってレベルを上げてくださいね。では、こちらの水晶に手をかざしてください。」

 

ロウガ「ふむ、こうか?」

 

そう言って水晶に手をかざした途端、装置が動き出し光り始め、登録カードに書き込み始める。

 

ルナ「これであなたのステータスが分かります。その数値に応じてなりたい職業を選んでくださいね。」

 

ロウガ「ふむ、どんな職業があるのだ?剣を使うものになりたいが。」

 

ルナ「そうですね、剣を使う職業でしたら基本職としてソードマンや戦士、ナイトですね、上級職ではソードマスターやルーンナイト、クルセイダーなどがあります。」

 

その説明を受けている時に、登録カードへの記入が終わる。

 

ルナ「はい、ありがとうございます。えっと、シングウ=ロウガさんですね?えっと…え、えええええ!?」

 

ロウガ「む、いきなり大きな声を上げてどうした?」

 

ルナ「あ、ご、ごめんなさい!ステータスの項目を見たら幸運が平均より低めで魔力が平均より高い程度ですがそれ以外のステータスがどれも平均よりとても大幅に高いんです!これだけのステータスがあればどの上級職になる事も出来ますよ!」

 

先ほどの声を聞き、建物の中から店員や冒険者たちが集まってくる。

 

ロウガ「ふむ…では先ほどあったソードマスターで頼む。」

 

ルナ「ソードマスターですね!ソードマンの上級職で全職業中最高の攻撃力を持つ職業です!様々な剣技を使う事も可能な職業となっています!」

 

そう説明を終え、ロウガへと登録カードを手渡す。

 

スタッフが並び、ルナがその中央へと立ってこちらへ向き。

 

ルナ「それでは、冒険者ギルドへようこそ、ロウガ様!スタッフ一同、今後の活躍を期待しております!」

 

その言葉と共に、周りの冒険者が歓声をあげる。

 

その後は軽い酒盛りとなり、スタッフも店員もまじって宴会へと派生する。

 

ロウガ「しかしすごい歓声だな、そこまですごい事なのか?」

 

ルナ「ええ、初期からこのステータスの方はそうそういませんから!冒険者になる前はとても体を鍛えていらっしゃったんですね。」

 

ロウガ「ああ、体を鍛えることが好きでな、勉強を終えた後はよく体を鍛えていたのだ。」

 

ルナ「なるほど、そうなんですね!」

 

そう話していると最初に出会ったモヒカンが声を掛けてくる。

 

モヒカン「おう!飲んでるか新入り!しかしお前がまさかそんなすごい奴だったとはな!人は服装に寄らんものだ!」

 

ロウガ「ふっ、そうだな、見かけで判断できぬ者もいるという事だ。しかし…俺は未成年だが酒を飲んでも大丈夫なのか?」

 

その言葉にルナとモヒカンが唖然とする。

 

モヒカン「な、なななな!?お前まだ未成年だったのか!?」

 

ルナ「え、ええええ!?て、てっきり30前半だと思ってました!?」

 

ロウガ「むう、俺はそんなに老けてるか?これでもまだ18で未成年だが。」

 

モヒカン「お、おう、顔立ちが老けてる顔立ちだから勘違いしちまったぜ…。」

 

ルナ「は、はい、酒に関しては未成年すぎなければ飲むことを許されてますが何かあった場合は自己責任でという暗黙のルールがあるだけですね。」

 

ロウガ「そうか、では飲みすぎない程度に飲むとしよう!」

 

モヒカン「はっはっは!それがいい!これからがんばれよ!ロウガ!」

 

ロウガ「ああ、任せておけ、今日は一旦休んで明日から依頼を受けるとしよう。」

 

ルナ「分かりました!では明日から頑張ってくださいね!」

 

ロウガ「おう!」

 

そう言い、ギルド主催の宴会は日が変わるまで続いた…。




これにて第1話的な回終了します。

最初の一杯だけ酒で残りはネロイドのシュワシュワを飲んでいた。

次回でこのすば妄想は一時終了、もちろん次回は基本的なあのフロッグの登場。

戦闘回だがはてさて。

主要キャラはモヒカンとルナ…モヒカンは原作でいう荒くれ者の事です。

では次回をお待ちくださいませ、なお平日なので投稿率はがっつり下がります。

…ちなみに主役の性欲はそこまで高くない、性欲<鍛錬と言った感じなので。

ルナの衣装は完全にやばいですよな、よくあれで彼氏がいないものだ。

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