Fate/dade blaster (更新停止中)   作:黒白黄色

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覚悟

美遊と秀は転校生ということこともあって、他の生徒から質問攻めをされていた。

 

正人とイリヤは廊下に出ていた。

 

 

正人「まさか、二人が転校してくるとはな」

 

 

ルビー「謎の転校生現る、ですね」

 

???「魔法少女モノではよくあるパターンですね」

 

 

イリヤ「わっ!?」

 

 

正人達の背後にいきなりサファイアが現れる。

 

ルビー「あら、サファイアちゃん」

 

サファイア「昨晩ぶりです 姉さん」

 

 

廊下だと人目につくので、正人達は屋上に移動した。

 

 

 

サファイア「初めまして。サファイアと申します」

 

ルビー「こちらは、私の新しいマスターのイリヤさんと、変な力を持っている正人さんです」

 

サファイア「姉がお世話になっています」

 

 

イリヤ「え、えっと、こちらこそ」

(礼儀正しい)

 

正人「ルビーとはまるで違うな」

 

ルビー「私とサファイアちゃんは同時に作られた姉妹なんですよ! ところでサファイアちゃん」

 

サファイア「はい、美遊様ですね 私の新しいマスターです」

 

 

ルビー「やっぱりそうでしたか! さっすがサファイアちゃん! 可愛い子見つけましたねぇ おまけに、いきなりカードの力を使えるなんて、かなりの逸材ですよ。」

 

 

サファイア「私も驚きました あんな簡単に使いこなすなんて」

 

 

イリヤ「ねぇ、ルビー カードの力って何の事?」

 

イリヤはルビーにそう尋ねる。

 

 

サファイア「姉さん、まだ説明してなかったのですか?」

 

ルビー「そう言えばまだカード周りの説明はしてませんでしたね 無事、初戦を切り抜けることも出来ましたし、お話しておきますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

省略

 

 

 

 

 

 

 

正人とイリヤはルビーとサファイアからカードの力のこと等の説明を聞いた。

 

 

 

正人「カードにそんなやべぇ力があんのかよ」

 

 

サファイア「イリヤさん、正人さん もうお分かりだと思いますが、昨日戦ったアレもカードから具現化した英霊の一部 つまり、英霊そのものだと言えます」

 

 

ルビー「ただ、本来の姿からかなり変質して、理性が吹っ飛んじゃってるみたいですけどね」

 

 

サファイア「つまり、具現化した英霊達を倒さないとカードは回収できないんです」

 

 

正人「何か面倒なことに巻き込まれたな」

 

正人もイリヤもため息をつく。

 

ルビー「大丈夫ですよ!そのために私とサファイアちゃんがいるんですから」

 

 

サファイア「全力でサポートさせていただきます

どうかこれからも美遊様とカード回収を

「サファイア」

 

 

その時、屋上に美遊が現れた。

 

美遊「サファイア、あまり外に出ないで」

 

サファイア「申し訳ありません イリヤさんと正人さんにご挨拶をと思いまして」

 

美遊はそのまま、屋上を去っていった。

 

 

 

正人「なんか声かけづらい奴だな」

 

 

 

この時、正人は美遊をただ静かな奴だと思っていた。しかし、この後、正人達は驚くべき事を思い知らされる。

 

 

 

 

 

算数の時間、美遊は図形の体積を求める計算で、とても難しい式を書いていた。

 

図工の時間はまるである芸術家のような絵を描いていた。

 

 

家庭科の時間では、ハンバーグを作るはずなのに、ハンバーグの他にサラダやスープ等も作っていた。

 

 

体育の時間、美遊はクラス一速い、イリヤにかなりの差をつけて速く走っていた。

 

 

放課後

 

 

イリヤは公園のベンチに座って、落ち込んでいた。

 

 

ルビー「イリヤさん、も〜う、いつまでいじけてるんですか」

 

イリヤ「別にいじけてないよ ただ、才能の壁を見せつけられたって言うか」

 

正人「それをいじけてるって言うんだよ そんなことより早く帰ろうぜ、イリヤ」

 

正人とイリヤが公園から出ようとした時、美遊と秀に会った。

 

美遊「何してるの?」

 

イリヤ「こ、これはどうもお恥ずかしい所を、美遊さんは今お帰りで」

 

ルビー「も〜、美遊さんは同じ魔法少女の仲間じゃないですか」

 

イリヤ「そっか、仲間だもんね」

 

美遊「貴方達は、何でカード回収をしているの?」

 

 

美遊が正人とイリヤにいきなり尋ねてきた。

 

イリヤ「あ、いや、成り行き上というか、仕方なくというか、騙されたというか 」

 

正人「俺も大体同じもんだ」

 

 

美遊「そう、じゃあどうして貴方達は戦うの?巻き込まれただけなんでしょ?貴方達には戦う理由も義務もない、なのにどうして戦うの?」

 

イリヤ「 実を言うとね、昔からこういうのにちょっと憧れてたんだ 魔法を使って光線出したり、敵と戦ったりするのってアニメやゲームみたいじゃない?そういうのにちょっとワクワクするというか、せっかくだからこのカード回収のゲームも楽しんじゃおうかな〜と思って」

 

美遊「もういいよ、貴方にとってあれはゲームと同じ遊びなのね 私はそんな人を仲間なんて思いたくない」

 

イリヤ「あ、あの、美遊さん?」

 

 

美遊「貴方は戦わなくていい だから、せめて私の邪魔はしないで」

 

 

そう言うと、美遊はどこかに行ってしまった。

 

 

秀「美遊の事だけどあまり悪く思わないでくれ

美遊は一生懸命なだけなんだ

だけど、覚悟はしといた方が良い」

 

 

そう言い、秀もどこかに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

正人とイリヤは家に向かった。

すると家の前にセラが立っていた。

 

 

イリヤ「ただいまー、セラ」

 

正人「ただいま」

 

 

セラ「あ、おかえりなさい、イリヤさん、正人さん」

 

正人「どうした?」

 

セラ「え、えっとですね、あれを 」

 

 

正人とイリヤはセラが見ている方を見た。 なんと、そこにはかなり大きい豪邸があった。

正人「なっ、デカッ!」

 

イリヤ「何、この豪邸!? こんなの家の前に建ってたっけ!?」

 

正人「いや、なかったぞ、こんな豪邸」

 

 

二人が混乱してると、そこに美遊と秀が現れた。

 

正人「おい、この豪邸っていったい誰のn」

 

 

 

ガチャ

 

 

正人が二人に豪邸の事を聞こうとした時、二人は豪邸の扉を開けた。

 

正人「えぇー!?」 イリヤ「えぇー!?」

 

イリヤ「もしかしてこの豪邸、美遊さんの家?」

 

美遊「まぁ、・・・そんな感じ」

 

正人「てか、なんで秀も入ってんだよ?」

 

 

秀「俺もこの家に住んでいるんだ 詳しいことは聞かないでくれ」

 

秀がそう言うと、二人は豪邸に入って行った。

 

 

 

 

 

 


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