Fate/dade blaster (更新停止中)   作:黒白黄色

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9 1 3 カイザ

翌日

 

 

正人とイリヤは外に出ていた。

 

正人「いてて、」

 

イリヤ「正人、大丈夫?」

 

正人「さっきから大丈夫だって言ってるだろ。ちょっと痛いだけだって」

 

 

正人は昨日のオルフェノクとの戦闘で体が痛んでいた。

 

ルビー「おやおや正人さん、お痛みのようですね。でしたら、」

 

ルビーはどこからかデカイ注射器をだした。

 

ルビー「このルビーちゃん特製お薬を注射してあげましょう。これがあれば痛みも感覚も全て消えます!」

 

正人「いやいや消えちゃいけねぇやつがあんじゃねぇか!それよりも、また山で練習すんだろ」

 

イリヤ「うん、あそこ広いし、やり易いと思って」

 

正人「だったら早く行くぞ」

ルビー「もー、ノリが悪いですねー正人さんは」

 

正人「ノリなのかよ」

 

 

正人とイリヤは山に向かった。

 

 

 

 

正人「あっ、凛だ」

 

正人とイリヤはしばらく歩くと凛に会った。

 

凛「あら、イリヤに正人君じゃない。どうしたの?」

 

ルビー「何だ、年増女ですか」

 

凛「誰が年増女よ!」

 

ルビーはイリヤの髪の中に隠れた

 

 

イリヤ「これからちょっと山で練習するから今山に向かっているんです」

 

凛「ふーん、ちょうどいいわ。私も同行させてもらえない?イリヤのこと、気になるし、正人君のそれも気になるし」

 

イリヤ「はい、大丈夫です。正人もいいよね?」

 

正人「あぁ、別に構わねぇけど」

 

するといきなり、ルビーがイリヤの髪から出てきた。

 

ルビー「私は反対です!折角、二人きりのイリヤさんと正人さんのラブシチュエーションを見れると思ったのに、凛さんが来たら台無しですよー!」

 

すると凛はルビーをがっちり掴み取った。

 

凛「あんたには聞いてないわよー!」

 

凛はルビーを横に思いっきり引っ張った。

 

ルビー「暴力は反対ですー!」

 

凛とルビーは喧嘩を始めた。

 

 

正人(うわぁー、面倒くせー。付いて来ていいって言うんじゃなかった)

 

 

三人は山に向かった。

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

正人「よし、着いた」

 

正人達は山に到着した。

 

イリヤ「ねぇ正人、あっちに誰かいない?」

 

正人「あっ、本当だ」

 

そこには転身した美遊、秀、ルヴィアの三人がいた。

 

正人「おーい、そこで何やってんだよ?」

 

正人は美遊達に言った。

 

ルヴィア「ん、誰かと思えば貴方達ですか。見ての通り、練習ですわよ」

 

ルヴィアがそう言う。

 

イリヤ「こんにちは、美遊さん」

 

美遊「う、うん・・」

 

イリヤの挨拶に美遊はぎこちない言葉で返す。

 

正人「よぉ、秀」

 

正人も秀に挨拶をする。

 

秀「・・・・・・」

 

しかし秀は言葉を返さず、正人を睨み付けている。

 

 

正人「えっ、な、何!?」

 

秀「・・」

 

秀は正人達から離れていった。

 

凛「あれ?あの子、前に会ったときは笑って返さなかったっけ?」

 

イリヤ「正人、秀君に何かした?」

 

正人「いや、別に何もしてねぇよ。ただ話しかけただけだぞ?」

 

 

正人は秀が何を考えているのか分からず、悩んでいた。

 

 

 

秀「・・」

 

美遊「秀」

 

美遊は秀に呼び掛けた。

 

秀「何だ、美遊?」

 

美遊「秀、最近様子が変。さっきの態度といい、秀、何かあったの?」

 

秀「お前には関係無い。それより、練習に集中したらどうだ」

 

秀は美遊からの質問に答えずごまかすように言葉を返す。

 

美遊「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤ「ふぅー、練習はこんなところかな」

 

凛「そうね。イリヤも力の使い方が上手くなったんじゃない」

 

イリヤ「はい、ありがとうございます」

 

 

ルヴィア「美遊、秀、今日の練習は終わりですわ」

 

美遊「はい・・」

 

美遊は転身を解除した。

 

 

 

 

 

凛「正人君、貴方のそれ、ちょっと見せて」

 

正人「えっ?別にいいけど」

 

 

正人は凛にファイズギアを渡そうとした。

が、その時

 

 

???「ガァァァ」

 

何かが正人に向かってきた。

 

凛「きゃあ!」

 

正人「何だよ!?」

 

クロコダイル

オルフェノク「グガァァァ」

 

 

そこにいたのは昨日、戦ったオルフェノクだった。

 

正人「なっ、あいつ、まだ生きてたのか!?」

 

イリヤ「えっ!?あれって昨日倒さなかったっけ?」

 

凛「いたた、きゃあ!何よこいつ!?」

 

ルヴィア「何なんですの、あの化け物は!?」

 

正人「あー、パニックだ。イリヤ頼む、どうかテキトーに説明しといてくれ」

 

イリヤ「え?わ、分かった」

 

 

クロコダイル

オルフェノク「ガァァ!」

 

正人「うわっ、危ね!」

 

正人はオルフェノクの攻撃をギリギリで避けた。

 

 

正人「あの野郎」

 

 

5 5 5 standing by

 

 

正人「変身!」

 

complete

 

 

正人はファイズへと変身した。

 

 

ready

 

 

正人はファイズエッジにミッションメモリーを差した。

 

正人「おらっ!」

 

正人はオルフェノクにファイズエッジで斬りかかった。

 

クロコダイル

オルフェノク「グゥ、」

 

だがファイズエッジの斬撃を受けたオルフェノクは倒れることなく、踏ん張った。

 

クロコダイル

オルフェノク「ガァァァ!」

 

正人「くっ」

 

オルフェノクの攻撃を正人はファイズエッジでなんとか防ぐ。

 

正人「チッ、こいつ、前より硬くなってやがる。あんま効いてねぇ」

 

クロコダイル

オルフェノク「ゲァァ!」

 

正人「が、」

 

オルフェノクの攻撃で正人は後方にとばされた。

 

正人「くっ、だったら離れてやるか」

 

正人はファイズエッジからミッションメモリーを外し、ファイズフォンに戻した。

 

1 0 6 burst mode

 

 

正人「喰らえ!」

 

正人はオルフェノクにファイズフォンの銃口を向け、放とうとした。

 

 

 

 

 

エキセタム

オルフェノク「ゲヤァァ」

 

正人「何!?」

 

 

が、何と地面からオルフェノクが出現し、正人のファイズフォンを弾いてしまった。

 

 

正人「何だよお前!?」

 

エキセタム

オルフェノク「ゴギャァ」

 

エキセタムは正人に襲いかかった。

 

正人「チッ、おらっ!」

 

正人はエキセタムに攻撃を加える。エキセタムは正人の攻撃に防戦一方である。

 

正人「おらっ、おらっ!」

 

クロコダイル

オルフェノク「グガァァ!」

 

正人「がぁっ!?」

 

クロコダイルは正人がエキセタムを攻撃しているところに背後から襲った。

 

正人「くっ、おらっ!」

 

クロコダイル

オルフェノク「ガァァァー!」

 

正人「うわぁっ」

 

正人はクロコダイルに攻撃するが、クロコダイルは正人の攻撃をねじ伏せる程の攻撃で正人を吹き飛ばした。

 

 

正人「痛ぇ、クソッ何かねぇのか?」

 

正人は対抗できる術を考える。その時、

 

 

イリヤ「正人!」

 

正人「イリヤ!?」

 

イリヤ「これ!」

 

イリヤは正人にファイズフォンを投げ渡した。

 

正人「あぁ、サンキュー、イリヤ」

 

エキセタム

オルフェノク「ゲギャァ!」

 

エキセタムが正人に向かってくる。

 

正人「喰らえ!」

 

 

エキセタム

オルフェノク「ゲァァ!?」

 

ファイズフォンの銃撃がエキセタムに直撃した。

エキセタムはその場に倒れた。

 

正人「よし」

 

 

クロコダイル

オルフェノク「ガァァァー!」

 

正人「おっと、これで一対一だな」

 

クロコダイル

オルフェノク「ガァァァ!」

 

正人「うらっ!」

 

正人とクロコダイルの一対一の攻防が始まった。

 

 

 

 

 

エキセタム

オルフェノク「グゥ、ゲギャァー!」

 

イリヤ「きゃあ!」

 

エキセタムはイリヤ達がいる方向に攻撃をした。

 

正人「なっ、イリヤ!」

 

イリヤ「いたた、きゃー!」

 

エキセタムはイリヤ達がいる場所に向かっていった。

そして、その方向には美遊がいた。

 

美遊「しまった」

 

正人「美遊!」

 

クロコダイル

オルフェノク「ガァァァ!」

 

正人「クソッ、邪魔だ!」

 

美遊のところに行きたいが、正人はクロコダイルの邪魔で助けに行けない。

 

イリヤ「美遊さん!」

 

サファイア「美遊様!」

 

ルヴィア「ダメです、間に合いませんわ!」

 

 

エキセタムは美遊のすぐ近くまで迫っていた。

そして、エキセタムが美遊に手を出そうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秀「ハァッ!」

 

エキセタム

オルフェノク「ギャァ!?」

 

美遊「?」

 

イリヤ「え?」

 

正人「なっ!?」

 

だがその時、秀がエキセタムに蹴りを喰らわせ、美遊を守った。

 

 

美遊「秀?」

 

秀「美遊、大丈夫か?」

 

美遊「だ、大丈夫・・」

 

秀「そうか、良かった。 美遊、下がってろ」

 

 

 

 

すると秀は自分のバッグから、ベルトを取り出した。

正人のファイズギアにそっくりなベルトを

 

 

正人「えっ!?あれ、俺のと同じベルト?」

 

 

秀「ここから先は俺も参戦させてもらう」

 

 

 

 

 

9 1 3 standing by

 

 

 

 

 

 

秀「変身!」

 

 

 

complete

 

 

 

イリヤ「えー!?」

 

美遊「!?」

 

 

正人「変身だって!?」

 

 

 

 

秀の体は、ベルトから出た二本の黄色い線に纏われ、

カイザへと、変身を遂げた。

 

 


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