Fate/dade blaster (更新停止中)   作:黒白黄色

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5 5 5 ファイズ

 俺、衛宮正人は、今、山の中にいる。山と言っても、すぐ近くの山だ。

 

正人「たくっ、この山は本当に広いなあ。」

俺は今、イライラしている。なぜかというと、学校の帰りにちょっとこの山に登ってみた。そしたら迷ってしまった。これが理由である。

 

 

正人「歩き疲れたなあ。ちょっと足が痛てえや。」と言って俺は木の陰で休んだ。すると、知らない人が話しかけてきた。

 

他人「おまえ、何してんだ?もしかして迷っているのか。」

 

正人「あ、はい。ちょっとだけ。」

 

 

と言うと、その人はこう言った。

 

他人「仕方ない、案内してやるよ。山の出口まで。」

 

なんと親切に道を教えてくれるらしい。

 

 

正人「いいんですか。」

 

 

と言うと、

 

他人「いいよ、いいよ。別に遠慮しなくて。」

 

と、言ってくれた。

 

 

ここは、お言葉に甘えようと思い、案内をお願いした。歩き始めてから少したった。

 

 

 

他人「そういや、お前 何で この山に来たんだ?」

 

 

その人は俺にそのような質問をしてきた。

 

 

正人「あ〜、実は、寄り道程度で来ただけなんで、深い理由とか全然無いんですよ。」

 

 

と俺は子供みたいな理由を言った。まあ、実際、子供なんだが。

 

 

 

その後、その人はまた俺に、質問をしてきた。

 

 

他人「お前、あのニュース知ってるか?」

 

 

正人「あのニュース?」

 

他人「あのニュースだよ。人が行方不明になったやつ。」

 

正人「あ〜。あのニュースですか。」

 

 

あのニュースというのは、1週間前に冬木市の隣の町で3人の人が行方不明になったという事件である。警察は、誘拐事件として調査しているが、まだ証拠の1つも見つかっていないらしい。

 

 

正人「怖いですねぇ。でも、まだこの冬木市ではおきてないですよね。」

 

他人「ああ。まだな。」

 

 

と、言うと、その人はいきなり立ち止まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

他人「お前に残念なお知らせがある。」

 

 

 

正人「えっ?何ですか。」

 

 

いきなり変なことを言ったので質問すると。驚きの言葉が返ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他人「お前は今、ここで死ぬ。」

 

 

 

 

 

と、言うと、その人は顔がまるで魚のような化け物に変貌した。

 

 

 

正人「うあああ〜!?」

 

 

 

俺は、あまりの恐怖で逃げ出した。

 

 

正人「何なんだよ あいつ、とにかく今は逃げるしかねえ。」

 

と、俺は全力で走った。

 

 

だが、しかし、その化け物がいきなり俺の目の前に現れた。

 

正人「うわあっ!?」

 

 

俺は、しりもちをついてしまった。

 

 

化け物「たくっ、手間取らせるな。」

 

 

正人「お前はいったい誰なんだ。」

 

 

化け物「あっ、俺か? 俺もなったばかりであまり分からねえが。 俺はオルフェノクていうんだ。 何でも人が死んだときになる、人を越えた存在らしい。」

 

 

正人「何で俺を襲うんだ。」

 

と、俺はオルフェノクに言った。

 

 

オルフェノク「何でかって? 楽しいからに決まっているだろ。 この力を手に入れてから簡単に人を殺せるんだ。 この前も3人殺したんだ。楽しくて暇しねえぜ。」

 

 

正人「お前、そんな理由で人を殺したのか?」

 

 

そんな奴の人を殺した理由を聞いて怒りが湧いてきた。

 

 

オルフェノク「そうだよ。じゃあ、死んでもらおうかな。」

 

 

その時俺は、怒りの言葉を叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

正人「死んでたまるか! 平気で人を殺すお前なんかに、殺されてたまるか。」

 

俺は、オルフェノクの足に体当たりした。

当たり所が良かったのか、オルフェノクは体勢を崩し、倒れた。

その隙に俺は逃げた。

 

 

オルフェノク「待てっ、このガキィ」

 

 

オルフェノクはすぐに追ってきた。

俺は全力で走り続けた。

さすがにこの速さで走り続ければ逃げきれるだろうと思っていた。

だが、逃げた先には巨大な岩の壁があった。

 

 

正人「マジかよ、嘘だろ。ここまで来て行き止まりかよ。」

 

俺は焦っていた。オルフェノクはすぐそこまで来ている。このままじゃ殺される。

 

 

正人「くそ、どうすればいいんだよ。」

 

 

俺は考えていた。どうすれば逃げきれるのかと。

 

 

 

すると、いきなり目の前に謎の男が現れた。

 

 

 

 

???「お前は生きていたいか?」

 

 

正人「アンタ、誰だ?」

 

 

と、俺はその男に言う。

 

 

???「そんなこと今はいい。」

 

???「もう一度言う。お前は生きていたいか?」

 

正人「ああ。生きたいさ。こんなところで死んでたまるか。」

 

俺はそう言った。当たり前だろう。誰しもみんな生きたいと思っている。俺だってこんなところで死にたくなかった。

 

???「そうか。生きていたいか。」

???「どうやら素質があるようだな。」

 

男は俺を見てそう言う。

 

 

正人「どうゆうことだよ?」

 

俺は男の言葉の意味が 分からなかった。

 

???「お前にこれを託そう。」

 

 

そう言うと男は俺に、変わった形のベルトと、携帯電話らしき物を渡した。

 

正人「何だよ、これ?」

 

???「それは、戦う力であり、守る力でもあるものだ。お前が生き抜く為に必要なものだ。戦え。そして生きろ。」

 

そう言うと男は消えた。

 

 

正人「いったい何だったんだ。 そんなことより今の状況をどうにかしなくちゃ。」

 

俺は男からもらった携帯電話らしきものを開いた。

 

正人「ファイズフォンていうのか。画面の番号のように押せば使えるのか。」

 

と、見ていると、奥の方から音がした。

 

 

オルフェノク「ガキがぁ、ようやく見つけたぜ。もう逃がさねえぞ。」

 

 

オルフェノクが俺を見つけてそう言った。

 

 

正人「さっきはよくもやってくれたなぁ。 今度はこっちの番だぜ。」

 

と、言うと正人はファイズフォンの番号を押した。

 

 

 

 

 

 

5 5 5 standing by

 

 

 

 

 

正人「変身!」

 

 

 

 

 

 

 

complete

 

 

 

という音声と共に正人の体が赤色の光に包まれた。

すると、その光は、顔以外の所に集中し、まるで強化服のようになった。

 

 

ここに、戦士 ファイズが誕生した。

 

 

 

 

 

 

 

 




ファイズについてですが、
姿は、本作のファイズと同じですが、

顔は正人のままです。

今後出てくるカイザなどもこれでいきます。





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