かわいい(思考停止)
「初めまして!私の名前はシロナ!あなたの名前は?」
「えっあっ…うん。俺の名前はハルト。よろしく。」
「ハルト君これからよろしくね!」
手を握られた。嬉しすぎてなんかよくわかんない。なんか凄い柔らかいしいい匂い。ヤバいヤバいヤバい。って何やってんだ
はぁ…はぁ…少し落ち着いた。ここまで僅か五秒。何?普通はもっと早いだろって?コンマ何秒の時間でここまで考えるなんて無理があるだろ。
とりあえず状況整理だ。引っ越した先がカンナギタウンだった。お隣さんがシロナ様だった。シロナ様可愛い。よし、大丈夫だ。
俺はポケモンのキャラの中でシロナ様が好きだった。最初にソウリュウシティで目覚めた時はちょっとガッカリしたくらいだ。でも奇跡的にシロナ様と知り合えたんだ。これは頑張って友好的な関係を築くしかないだろう。
とにかく、何か言わないとさっきから無言で百面相してる変な人になってしまう。とりあえず遊びに誘えばいいのか?シロナ様の好きな物…考古学?…は年齢的にまだだろうしやっぱりポケモンの話題かな?
「シロナちゃん。」
「なあに?」
「この辺ってどんなポケモンがいるの?俺はイッシュ地方から来たからシンオウ地方のポケモンとかも見てみたい。」
「この辺にはねー。コダックとかポニータがいるよ。」
「一緒に見に行かない?」
「いいよ!」
マジ天使ですわ。貢ぎたい。
“シロナちゃん”と一緒にカンナギタウン周辺のポケモンを見に行って分かった事が三つあった。
まず一つ目、ゲームではストーリーが進むまでカンナギタウンへの道を頭痛を患ったコダック達が塞いでいたが、どうやら割とよくある事らしい。
二つ目、ゲームではシロナ様に秘伝の薬を貰ってコダックを治していたが、これも一つ目に伴って常に用意してあるようでコダック達による封鎖は直ぐに解除された。ちなみに頭痛が治った後のコダックはいつも通りのマヌケ面で、初めてみるリアルなそれに不覚にも吹いてしまった。
そして三つ目、どうやら“シロナちゃん”はもうフカマルをゲットしている様だ。しかも陽気な性格をした
“シロナちゃん”と別れた後は何事もなく一日が終わった。
とりあえず今後の方針としてはモノズと付いて来ていたケーシィを育てつつシロナちゃんと友好を深めていくとしよう。
でも今は詳しい事を考えるよりも体が欲している睡眠をとろう。子供の体では夜更かしができないのが辛い。
ここまで読んだ下さった読者様ありがとうございます。
今回の更新が遅かった言い訳をしますと、作者は携帯でこの小説を書いているのですがその携帯の調子が悪くて充電が上手くできない状態なので書く時間がなかった事。そして何よりサザンドラの技を調べていた筈なのにいつの間にか厳選作業に移っていた事です。つまり、ポケモンに夢中で書けませんでしたすいません。
(ちなみにこの後書きを書いている時もバルチャイの厳選をしていました。)
まあ更新を待っていた方がいるかどうかは別として。
感想評価誤字報告お待ちしてます!
次回もお待ち下さい。