宿毛泊地の日常   作:謎のks

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アカン…秋イベレイテやん……

まーなんとかなるか?

頑張りまっしょい!


夏イベ編読み終わった後に
潜水艦娘の井戸端会議(フリートーク)、時々空母。


「たっだいまー!」

 

潜水艦娘の休憩所に、元気な声が聞こえます…この声は「イヨちゃん(伊14)」ですね?

 

彼女は2017年冬にこっちに来てから、毎日を楽しく過ごし、潜水艦としての任務も遂行しています…まあ、オリョクルですよね?

 

「い、イヨちゃん……静かにしないと…ダメ…だよ?」

 

その後に続くのは、「ヒトミちゃん(伊13)」です。

 

たどたどしい物言いが特徴的ですが、イヨちゃんの前ではちゃんとお姉ちゃんですね?

 

まるで性格が対照的な双子ちゃんは、休憩所の隅で読書に夢中になっている、ある白い影を目にします。

 

「わぁ!? お化け!!?」

「ち、違うよイヨちゃん! …ほら、この前の作戦で」

 

ヒトミちゃんの言う通り、彼女は前回の夏イベである出来事をきっかけにこちらに来ることになった(まー匿ってますよね?)深海の姫です。

 

「あ、そだ! 「アハート」だ!」

『…?』

 

イヨちゃんの声が聞こえたのか、本をパタンとたたむと、イヨちゃんたちを見つめる彼女。

 

「こ、こんにちは……」

「こんちはー!」

 

イヨちゃんたちが挨拶すると、アハートちゃんはゆっくりと頭を下ろして返事します。

 

『二人トモ、オリョクル?』

「そう! 夏イベでね? 資材が少なくなっちゃって!」

「そ、それに……次はレイテだって聞いて…みんなどこかざわついていて……」

「だから! イヨたちも頑張ってオリョクってるってワケ!」

『フフ…ソウ……デモ、アマリ無理シナイデネ?』

「はーい! えへへ〜♪」

 

アハートちゃんは、潜水艦娘たちのお姉さんみたいですねぇ〜?

 

と、イヨちゃんが冗談で会話を切り出します。

 

「ねーねーアハート! アレやって! ほら「イタイーヤメテヨー」って?」

「イヨちゃん!? し、失礼だよぉ!?」

『アア…ゴメンナサイ。ドウヤルカ、ヤリ方忘レチャッタ』

「そなの? んっふふ〜? 変なのー!」

『変? …ソウカナ?』

「あっ、ごめん。そうじゃなくて…今の貴女は、そんなこと言わなさそうだなって? おかしいよね、アタシ」

『…ソウ、デモ。貴女ハ変ジャナイヨ…?』

「そ、そか…ごめんね? なんか」

『ドウシテ……謝ルノ………?』

「えっ!? ええと……」

 

どことなくぎこちない会話になる三人。不意にヒトミちゃんが

 

「…あの? アハートさんは、前世の記憶ってありますか?」

『…? 急ニドウシタノ??』

 

アハートちゃんが言うと、ヒトミちゃんがいつもよりも弱々しく

 

「えっと………私たち、私とイヨちゃんは前世…「艦としての」記憶はありますけど……その、「前に」何をしていたか、は分からなくて…」

『……ドウイウ、コト?』

「真偽は分かりませんが…私たち、一度は「深海棲艦」だったかもしれないって…」

「ヒトミ!?」

「本当に覚えてないんです…私たちが艦娘になる前何をしていたか……でも、もし艦娘や深海棲艦が同一の存在だとしたら……」

『…シタラ?』

「…アハートさんは、前に……か、艦娘だったんじゃないか……って」

 

それを聞くと、アハートちゃんは俯いて少し考えると

 

『ソウネ…上手ク言エナイケド、私ハ覚エテイナイ…デモ』

「でも…?」

『薄ッスラト…私ハ誰カノ為ニ戦カッタ…ソンナ気ガスルノ』

 

アハートちゃんは静かに微笑んでいる…やっぱり、そうなのでしょうが…私としてはそれは有り得ないでいて欲しかった…悲しすぎます。

 

「そっかー! じゃあイヨと同じだね!」

『同ジ…?』

「そ! 私も薄っすらとだけど、誰かに助けられたんだ! その人たちのために戦いたいって思ったんだ!」

「イヨちゃん…」

「それが提督たちかは、分かんないけどね? でも、私はそれで満足してるから、きっとそうなんだよ!」

『ソウ…』

「上手く言えないけど…でも、きっと! きっと「これ」には意味があるって思うから! だからイヨたちは、思いっきり戦えるんだと思う!!」

 

イヨちゃんが力強く言うと、アハートちゃんが微笑みます。

 

『ソノ気持チ…忘レチャ駄目ダヨ?』

「うん!」

 

イヨちゃんが嬉しそうに返事します。

 

『ウフフ…』

「………うう」

「ん? どったの姉貴? うなっちゃって?」

「あ!? え、ええと…」

『?』

「あ、アハートさん! 思い切った質問が!!」

(さっきのも十分思い切ってたよ、姉貴…)

『…ウフ、ナアニ?』

「わ、私…いつも籠っちゃって……それで、いつもイヨちゃんに迷惑かけて…だ、だから! 良いお姉ちゃんになるには、どうしたらいいですか?!」

「そんなこと!? ってか私の方が迷惑かけてるって思ってんだけど!?」

 

アハートちゃんは、そのやり取りを愛おしそうに見つめる…

 

『ソウネ……私ハ、普通ニシテルツモリダケド?』

「で、でも! 潜水艦の皆はアハートさんを頼りにしてるし、最近入った子だって、アハートさんにベッタリだし!?」

 

お、落ち着いてヒトミちゃん…興奮したのか、矢継ぎ早に話す彼女に、ゆっくりとした口調でアハートちゃんが答えます。

 

『ウーン…マズハ、慌テズ、ソレカラ何ガ悪イカ、相手ニ…ユックリデイイカラ伝エルコト。相手ニ伝ワルコトガ重要ダカラ』

「はいっ!」

『次ニ……アラ?』

 

アハートちゃんが視線を移すと、そこにいたのは…?

 

「……Ummm」

 

赤毛の女性が、彼女たちのことを覗いていました。

 

(…Soryuに言われて来てみたが)

 

 

 

えっ? アーちゃん潜水艦苦手なんだぁ?! へーぇ意外…でもないか?

 

でもここの子は大人しいよ? ちょーっと生意気に見えるだけで。…え? 信じられない?

 

んー? じゃあ、見にいけばいいんじゃない? ひゃくぶんはryって言うし……うぇ!? ちょ、アーちゃん! ホントに行っちゃうのー!!?

 

 

 

「…やはり信じられん!」

 

目をくわっと見開きながら、イヨちゃんたちを凝視するアーちゃん…ああ、やっぱり「公式ポンコツ」なんですね…;

 

「…何あの人?」

「えっと…新しく入って来た…?」

『アーチャン。アークロイヤルヨ』

 

…と、ここでイヨちゃん。交流を深めるため、アークさんに近づきますが…

 

「!?」ササッ

 

あー逃げられますね? アークさんは潜水艦にやられた過去を持つあまり、「ハンターキラー(潜水艦狩り)」に固執しています…まあ言い方が怖いですが、要は"ぅゎょぅじょこゎぃ"ということです。

 

「ああそうさ! なんとでも言えばいい!! 大体おかしいだろ! このゲーム我々(正規空母)は潜水艦に一切攻撃出来ないなど!? この法則考えたヤツ頭おかしいだろ!!?」

「それは分かる」

「イヨちゃん!? 駄目だよそんなこと言っちゃ!!? み、皆傷つくんだよ!!?」

「あはは、冗談だよ…(オーバーだなぁ;)」

『アーチャン。コノ子タチハ大丈夫ダカラ?』

「No! 信じないぞ! そうやって油断させて私に魚雷を叩き込むつもりだろう!?」

「んもぅ! どーしてそうなんのさ!?」

「わ、私たちは、貴女と仲良くなりたい……です!」

「hmm……分かった。確かお前たちは「igor」だったか? なら奴らとは違うはず…」

「?? なぁに?」

「いや…すまなかった。非礼を詫びたい…」

「いや、いいけど…(まー勝手に押しかけて来たのそっちだけど)」

「わ、私はヒトミ…こっちはイヨちゃん。あの…よろしくお願いします……」

「よろー(へらっ)」

「イヨちゃん!? んもぉ…;;」

「わ、わーったから! 泣かないでよ……」

 

「…ふっ」

「? 何か……?」

「いや…私の見当違いだったようだ。hitomiと言ったか? これからよろしくな?」

 

おや、良かったですねヒトミちゃん。思いが伝わったようですよ?

 

「…え? こ、こんな感じでいいの?」

「そーだよ! もっと自分に自信持ちなよ姉貴! いーよいーよぉ!」

「いいの……? …そーぉ? ………ふー〜〜〜う♪」

 

…それ、何処かで赤文字で書かれそうですね?

 

 

"汝のカルマ救いがたし♪"

 

 

「いや書かなくていいから!?(イヨ)」

『フフッ、ヨカッタワネ?』

「はいっ! あ、ありがとうございます! アハートさん!」

「そんなに喜んでくれるとはな…?」

「まあ、そんなわけで、改めてよろしく!」

 

スッと手を差し伸べるイヨちゃん。

 

「!? あ、ああ…よろしく;」

「あっれー? 紳士と淑女の国の人が? 日本の作法にぃ? 答えてくれないの〜ぉ??」

「くっ!」

 

72?

 

「い、イヨちゃん! めっ!!」

『ソウソウ、相手ニ思イヲ伝エテ…ネ?』

 

やれやれ、今回は終始和やかな雰囲気ですねぇ…? 何かスパイス的なものが……ん?

 

「イヨちゃん…ホントに潜水艦が苦手みたいだから?」

『ソウダネ…? イヨチャン? ホドホドニネ?』

「はーい、んーつまんないなー」

「わ、私は別に? いや、頑張ればできるし? igorだし、奴らじゃないし??」

???「?(ぴょこっ)」

「いや、若干キャラ崩壊気味なんだけど…ん?」

「あ……」

『アラ…?』

「ん? 何だ? ……肩が重いな…(チラッ)」

 

 

 

 

 

 

 

ー ですって★ ー

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………………………( ˙-˙ )」

 

 

 

 

 

てーてーてーてーて〜〜〜〜〜♪

 

Uーboat☆

 

「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

バタンッ きゅー

 

「わぁ!? ぶっ倒れた!!?」

「あぁ!? アークロイヤルさん! しっかりしてぇ!!?」

 

絶句だよ。

 

「イヨちゃん、どーしたんですって?」

「と、とりあえずろーちゃん向こうに行った方が…?」

「アークさん! アークロイヤルさん!! お、起きないよぉ〜!? 死んじゃやだぁ!!? ;;」

「姉貴騒ぎすぎだから!? あーもう、どーしてこうなるのさー!?」

『…ウフフ』

 

いやぁ〜最後にスパイスかけすぎたかな? ともあれ、秋イベまであと少し! 頑張っていきましょー!




今回蛇足回でした…いや、殺伐としたこんな時だからこそ、ね?

艦これは西村艦隊を中心に、現在絶賛レベリング中。これ間に合うかな? (いやほとんど練度上がってるけど、油断大敵ですしね?)

志摩艦隊も重要っぽいので育てなきゃ…と思いつつグラ○ルをする作者なのであった…くっ、強くなりたい!


???「おい、艦これしろよ」


…すいませェん(・ω・)

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