またもや投稿遅くなって申し訳ないです( ;´꒳`;)
しかも今回あまり上手く書けませんでした…
映姫様視点思ったよりむつかしい( ˇωˇ )
では5話どうぞ☆
(さてさて、どこに行きましょうか)
彼のアパートを出て少し歩くと広い道にでます。
今朝出かけてこんびにに行った時に通った道なので、今朝のように迷ったりはしません。
(それでもすぐ近くにこんびにあって良かったですね。道も少ししか迷わずに済んだので)
割と知らない土地でもあまり迷わず歩ける自身はあるし、最悪見つからないように飛べば彼のアパートに戻る事はそう難しくない。
「…ここは…」
広い道に出てすぐに視界に入ったのは、大きなお店であった。
今朝こんびにに行く途中もこの道は通ったが、その時は営業はしていなかったですね。
どういうお店なのでしょうか?
気になるのでgoですね。
私は灯りに誘われる虫のように、お店の中へと入ります。
…虫は表現悪いですねぇ。
(中は結構広めですね)
表にくるまとか言う乗り物が沢山止まっているだけあってか、中にも結構人が居ます。
入口から確認できるだけでもかなり食品などが売り出されており、さしずめかなり大きなこんびにと言ったところでしょうか。
その時、私の後に入ってきたご年配の方が、入口に積んであるカゴのような物を持って中に入ってきた。
予想するにあのカゴに買い物した物を入れて、それをお会計のところに持っていくのでしょう。
なら私も持っていくとしますか。
カゴを手に取り早速店内を回る事に。
(しかし、今から作るにしても時間がかかってしまいますねぇ)
色々な商品、幻想郷には売られていない商品を吟味しながら、ふとそんな事を思う。
家を出た時には既に午後七時を回っていたはずだ…
となると晩御飯ができあがり、頂きますを言う頃には余裕で八時を過ぎていると予想ができますね。
(やはり晩御飯は外でとる事にしますか)
そうなると、ここでは明日の晩御飯の買い物をする事にしましょう。
明日の晩なら彼も居ますし。
素早く予定を組み換え巧みに動く。
私、主婦になれるのではないだろうか。
…さて何を作るか考えて食材を選びましょう。
(外の世界での料理はどのような物があるのでしょうか…幻想郷と差ほど変わらければ助かるのですが…)
ちなみに料理には自信があります。
女の一人暮らしナメないでください。
……ナメた態度とったら説教ですけど。
(とりあえず無難にご飯がすすむ鯖味噌なんていいんじゃないですかね)
となれば早速鯖を探す事に。
「…おっ、ありましたね」
丸々一匹すごい安く売られてます。
いや待てよ、
切り身で充分ですよね。
丸々一匹の鯖とさよならして、パックに詰められている二切れの鯖をカゴに入れます。
後はお味噌やみりんとか買って…
あ、料理酒もなかったはずです。
(もう……彼の家には本当に何もないですね)
呆れながらも必要な物を買い揃えていきます。
(これだけ調味料など揃えておけば後々楽になりますね)
ある程度必要な物をカゴに入れ、レジへと向かう。
結構遅い時間だと言うのに割と人は並んでおり、私もその列の最後尾へとついた。
レジ待ちの間にふと、彼の顔が頭に浮かぶ。
まだ会ってたったの二日。
なのに彼は凄く優しく接してくれる。
彼は出会って家に住まわせてくれると言った時に、会って間もない男の家に住むのは嫌だろうみたいな事を言っていた。
むしろ逆だ。
よく得体のしれない女を家に住まわすなどと言ったものだ。
(まぁ、そのお陰で私は今凍死せずに生きているので感謝ですね)
会計が自分に回ってくる。
慣れない手つきで会計を済ませ、商品を袋に詰めた私は再び寒空の下に出て歩き出した。
「さて、晩ご飯はどこで食べましょう」
できるだけ安くて早くて美味しい所がいいですね。
そんなお店果たしてあるのでしょうか。
とりあえず食事処を探す事に。
たがしかし、問題が発生する。
なんと、店がどこもかしこも閉まっている。
そう言えば彼が、田舎は店が閉まるの早いから行くなら早めにとか言っていたのを思い出す。
(結局家でカップ焼きそばですか……残念です)
仕方なく帰宅を決意。
せめてもの悪あがきをすべく、別ルートで帰宅をする事に。
するとなんという事でしょうか。
一件まだ開いているお店を発見しました。
(おぉ、悪あがきが功を成しましたね)
なんか閻魔の悪あがきって強そうですね。
くだらない事言ってないでお店に入りましょう。
店に入ると客が何人か見られる。
どうやらここは牛丼屋のようだ。
いい匂いが私の鼻と食欲を刺激する。
いい香りに食欲を更に掻き立てられた私はコートを脱いで席についた。
(ここはシンプルに牛丼並盛とお味噌汁とサラダのセットでいいですね)
そうと決まればスマートに注文を済ませ、食事が来るまで待機。
待つ事三分。
早すぎる。
もう来てしまった。
(な、何ですかこの早さ……これは地獄の食堂のおばちゃんでも出せない早さですよ)
正直驚きを隠せない。
そ、外の世界恐るべし……
「い、頂きます…」
箸を手に取り牛丼を口に運ぶ。
お、美味しい…
これか正しく私の求めていた安くて早くて美味しいだ。
この美味さ、マジギルティ。
(……意味がわかりませんね)
それからは黙々と食事に勤しんだ。
そして食事を終える頃、二つの視線に気がつく。
私は入口付近のカウンターに座っている。
二つの視線は…私から見てカウンターを挟んだ左斜目奥のテーブル席からですね。
若い男が二人、先程からこちらをチラチラ見てきます。
(不愉快ですねぇ、説教です……と言いたいところですが時間も遅いので今回は見逃しますか)
席を立ち、会計を済ませて店を出る。
『ちょっとそこのお姉さん』
外に出たのと同時に声をかけられた。
振り向くとそこには、先程の男二人組が居た。
何とも不真面目な見た目をしている。
「何か用ですか?」
「一人で何してるの? これから暇?」
「良かったら俺らとこの後遊びに行かない?」
はい、説教。
もう私は止まりませんよ。
スイッチが入った私はこの不届き者らに威圧的なオーラを放つ。
「……そこに正座しなさい」
『はっ?』
「そこに、"正座しなさい"」
声を揃えてポカンと口を開ける男共に、私はもう一度先程の言葉を放つ。
声に覇気を乗せて。
「ひっ」
「な、なんかヤバくね?」
と、次の瞬間。
私は悔悟棒を瞬時に取り出し、男らの頭目掛けて振り抜く。
ドゴッ、と鈍い音が鳴り響き、男らはその場で正座する形で座り込んだ。
「いってっ!?」
「ったぁっ!?」
「貴方達、今何時だと思っているのですか? まだ未成年じゃないですか!?」
『えっ、そこぉ!?』
揃って無駄口を叩く男共に再び悔悟棒の一撃を喰らわせ、私は小一時間程説教に費やした。
「……という事です。反省してますか?」
「はいっ!! 姐さんすいやせんでしたっ!!」
「これからは真面目に生きていきますっ!!」
「宜しい、これからは善行を積むのです」
私は腕を組みながら、きっちりと頭を下げる男二人組にそう言い放った。
不届き者を正す、今日ここに二人もの人間が救われました。
「もう遅いので家に帰りなさい。あ、寄り道してはダメですよ?」
『ありがとうございやしたっ!!』
声を揃えて二人はそう言い、帰っていった。
「さて、良い行いもしたことですし私も帰りますか」
私は満足感に浸りながらも、家に歩を進めるのであった。
次回は康一視点に戻ります!
次話投稿もそれなりに時間がかかると思いますのでゆっくりとお待ちください( ˇωˇ )
あ、ちなみに新しい小説ようやく書き始めました()
こちらが進まなくなった時の保険みたいなもので書こうかなと思ってます┌(┌^o^)┐
ではまた次話でお会い……できる事を祈ってます( -`ω-)b