〜博麗神社〜
ルーミアと別れて約数時間、バッターは目的地である博麗神社に到着する。
「ここがルーミアの言っていた場所か…。確か巫女がいると聞いていたがどこにいるんだ。」
バッターは鳥居を通り周囲を見渡す。しかしそこにあるのは年季の入った賽銭箱と神社、木の葉一つ落ちていない石畳だけだった。
「誰一人といないな…」
バッターは賽銭箱に近づく。その時の神社の裏から声が聞こえる。
「素敵な賽銭箱はそこよ、有り金全部入れなさいよ」
バッターは声のした方に行ってみる。するとそこには縁側に座り、緑茶を啜る少女がいた。
「お前が博麗の巫女か…?」
「そうだけど?賽銭箱はあっちね」
「元の世界に戻して貰えると聞いたのだが」
「なんだ、外来人か。取り敢えず事情だけ簡単に聞かせて」
〜説明進行中〜
「なるほど紫連れて来られたわけね」
「まぁそういうわけだ。」
「そういう理由なら多分私じゃ無理ね」
「何故だ?ルーミアの話じゃ帰れると言っていたが…」
「私が出来るのはあくまで幻想郷の外の世界に帰すこと。つまり貴方はその世界の住人じゃ無いからよ」
バッターにとってその話はよく分からなかった。いくら消えている世界といえど虚無には帰れるはずだ、という考えだった。
「貴方の話を聞く限り貴方の世界は浄化…つまり消えている世界なわけ、もし貴方の世界が幻想郷の外の世界なら幻想郷も同様の事が起こってもおかしく無いからよ。」
「つまり俺は戻れないという事か」
「貴方を連れて来た奴なら出来るだろうけど、最近あんまり見ないからね」
「そうか…」
「暫くはこの世界で暮らしたら?」
「そんな場所があるのか?」
「人里の空き家に住んでも文句は言われないでしょ」
「お前の発想が怖い」
取り敢えずバッターはもう少し聞きたい事を質問する事にした。
「ルーミアが光弾を撃っていたんだがあれは何なんだ?」
「あれは弾幕て言ってこの世界の決闘のルーr」
「霊夢〜〜〜居るか〜〜」
霊夢の説明は上空から聞こえた大声によって掻き消される。
降りてきた少女は黒い服に黒い帽子をかぶり、箒を持っていた。まさにその姿は魔女の様だった。
「凄いもの持ってきたぞ」
「魔理沙今この人に説明してるんだけど」
「食べ物だぞ」
「寄越せ」
そんな事を言い合いながら魔理沙と言われた少女は霊夢に質問する。
「何の説明をしてたんだ」
「弾幕ごっこについてよ」
「ほう… そこの奴」
「俺か?」
「お前以外誰が居るんだよそうじゃなくて実戦しながら学んだらどうだ?そっちの方がわかりやすいぞ」
「なるほど」
「魔理沙飯」「そうだったな、ほら」
「紙じゃない」
「それ食ったら腹膨れたしパチュリーの本盗る時出来た傷治ったんだぞ、美味かったし」
バッターはその紙に見覚えがあった。しかし今はそんな事を気にしている場合でない事を悟る。
「弾幕ごっこのルールは簡単、相手の光弾を交わしていくんだ、その他にも弾幕の美しさや回避のうまさを競ったりするんだ、当たったら負けだぞ、それじゃやってみるか」
「よろしく頼む」
互いに戦闘態勢に入る。先に仕掛けたのは魔理沙
恋符「マスタースパーク」
魔理沙が持つ道具から巨大なレーザー射出される。バッターも自分の得意技を放つ
「怒りのホームラン」
バッターのバットから巨大な打撃が振り落とされる。
お互いに攻撃を回避し次の技を唱える。
魔符「ミルキーウェイ」
バッター「マジックホームラン」
二人の技はぶつかり合い相殺した様に見えた…しかしバッターのアドーオンの体当たりをくらい魔理沙は下に落ちる。
「何なんだよ、今のリング」
「こいつはアドーオンと言って俺の相棒だ」
「変わってるな、お前」
「取り敢えず実戦出来て良かった。」
「またいつでもやろうぜ」
バッターは先ほどから気にしていた質問をする。
「さっきのチケットどこで手に入れたんだ」
「何でそんな事聞くんだよ?」
「あれは俺のいた世界のとある商人が取り扱っていたものだ、あいつか俺ぐらいしか持っていない」
「なるほどな。たまたま知り合いの店から盗って…貰ってきたんだ」
「確かお前に似た奴がいたな… HAHAHAて話しかける度に笑ってたし…紅魔館の門番の所には凄くデカい大男が出たて聞いたし」
「そいつは仮面を被ってなかったか?」
「被ってたぞ カエルみたいなやつ」
「詳しく話を聞かせてくれ…」
〜少女説明中〜
「そいつは俺の知り合いだ、よくわからない事を言ったりしてたがいい奴だった…次に行く場所が二つも出来たな」
「一つは香霖堂、もう一つは紅魔館だ。けど先に人里に連れてってやるよ」
「よろしく頼む」
「紫の奴が来たらまた言っとくから」
「すまない」
こうして魔理沙とバッターはひとまず人里に向かって行った。
HAHAHAの下りで大体みんなわかりそうな気がしています
多分こっちでも結構メタイ発言はありますね。
彼が出た後は別のゲームキャラが幻想入りしますよ