東方自由遊戯   作:影付き

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はじめましてバットバッターというものです。
今回初めて小説を書いてみました。内容は知っている人も多いフリーホラーゲームのうちの何人かのキャラ達が幻想郷で暮らすというものです。2次創作のクロスオーバーでキャラ崩壊、オリジナル設定も多く含まれているのでそれでも大丈夫と言う方はゆっくりしていって下さい。


第一話 始まりの打者

〜the roomスイッチ前〜

 

「これでこの世界は浄化される」

 

この世界の浄化者であるバッターは先ほど闘い血溜まりに横たわる白猫ジャッジを見ながらふと呟く。

 

「 俺をここまで導いてくれた事には感謝している。」

 

静かにレバーを握りもう一度ジャッジを見ると今まで闘った者達のようにジャッジの姿はそこからいなくなっていた。バッターはその事を確認した後、レバーを落としバッターの視界は闇に包まれた。 これで終わりだとバッターが思った次の瞬間聞き慣れない女の声が後ろから聞こえる

 

「あなたがこの世界の主人公ね」

 

バッターは持っていたバットを後ろに振ると同時に話す者の姿を見た。その者は時空の裂け目のような物の上に乗りバッターを見ながら笑っている。

 

「何者だお前はこの世界には俺以外の生物はいないはずだ」

 

バッターの問いに対し女性は

「私は八雲紫 、此処とは別の幻想郷とゆう世界の住人。私がこの世界にいる理由はあなたを幻想郷に招待しようと思ったからなの。ところであなたの名前は?」

 

「八雲紫と言ったな 俺はバッター、浄化者だ。しかし何故俺をその幻想郷に連れて行こうと思った?」

 

バッターは不気味な笑みを絶やさない紫に対して少しイラつきを見せながら質問を投げかける。その質問に紫は

 

「あなたがあなたの世界を浄化した事で生物は消え誰一人としてあなたを知っている者はいなくなった。幻想郷は忘れ去られた者達が集まる場所だからあなたを迎えに来たのよ」

そう言うと同時にバッターの足下にも割れ目か出現し中に落ちて行く 。その間バッターは紫が

 

「幻想郷は全てを受け入れる。あなたの存在を受け入れますわ」と言ったように感じた。

 

しばらくするとバッターは草木が生い茂る場所で横になっていた。ひとまず起き上がり周りを見渡すとアドーオン達が地面に突き刺さっているのを見つけ引き抜こうとする。

その瞬間茂みが揺れ金髪に赤いリボンを付けた子供がバッター目掛けて飛び込んできた。しかしそのスピードは子供のものとは到底思えない速さだったがバッターは間一髪てそれを避ける。

 

「あなたは食べていい人間なのかー」

少女はそう聞きながら次の攻撃の体制を取り襲いかかる。バッターはそれをバットで防ぐがその衝撃に双方とも後ろに飛ぶ。

「なんだこいつ、バーントや悪霊どもと同じいやそれ以上の力を持っている。油断しているとこっちがやられちまう」

そんな事を考えながらも少女にバットを振り続ける。

それを避けながら少女はカードを一枚取り出す。

月符「ムーンライトレイ」

そう叫ぶと同時に少女の周りから光弾とレーザーが発射される。

バッターも自分の大技である「マジックホームラン」を空に浮かぶ少女に向けて打ち込む。お互いの技がぶつかり相殺する。お互いに力を使い果たし地面に座る。少女は、

「おじさん強いのだー」

とバッターに言うとお腹を抱えながら不満気に下を見ている。そんな少女に対しバッターは、

「お前は何者だ?何故俺を襲った」

と聞く。少女は

「私はルーミア、妖怪なのだー。おじさんを襲ったのはお腹が空いててたまたま人間があそこで寝転んでたから食べようと思ったのだー」

理由を聞いた後、バッターも先ほどの闘いで自分も腹が空いている事に気がついた。

「こんなところでザッカリーのところで買って余った肉が役に立つとわな」と懐から黄金の肉を取り出し一枚をルーミアに渡し話を続けた。

「ルーミア一つ聞きたいのだがさっきの光弾はなんだ?」

そう聞くとルーミアは

「さっきのは弾幕といって妖怪と人間同士でも遊べる遊びなのだー」と答える。「ところでおじさんは何て名前なのかー?」

「俺はバッター。浄化者だ。年齢はまだおじさんじゃないからな」

そう言った話をしルーミアから幻想郷についての事 帰るには博麗神社に行く事などを聞きく事が出来た。ルーミアに別れを告げバッターは

「博麗神社に行ってみるか」と次の目的地に向かって歩き始めた。

 


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