しん 恋姫†無双 く~ずの一代記   作:ポケティ

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あゝ哀しき李将軍

  

  李將軍然者、隴西狄道人。除洛陽南部尉。

  (李将軍然は、隴西郡狄道県の人である。洛陽南部尉に徐せられた)。

 

 李然は、『史記』を敬愛して止むことなく、夜更けまで読むことが数々(しばしば)あった。其の中でも一番好きなのは、七十篇ある列伝のうちの、李將軍列伝であった。

 けだし李広は李然の祖先というわけではなかった。しかし同じ姓を持ち、同じ郡出身ということもあり、いつしか己の理想の人として、李然の脳裡に刻まれていた。

 列伝を暗誦できるようになった後も、何度もその書に目を通すようになったのである。小役人の侮辱を受け、自ずから首を刎ねる箇所に差し掛かると、そこに入る前からすでに目から涙が落ちている有様であった。誇りを持ち、武芸に秀でながらも不遇の人生を送った李広。彼こそが李然の最も尊敬する人であった。

 

 それだけではなかった。李然にとって、李広は己であった。閨閥(けいばつ)(妻の一族らを中心とした集団)、宦官、そして金で孝廉を買うような腐敗した"清流派"。李然は常に彼らの足元に甘んじてきた。どのような功績を立てようとも、歳が上であろうとも、彼らが李然に敬意を払ったり、帝に恩賞を与えるよう具申することは一度もなかった。そればかりか、李然の功は他人のものとなり、他人の責は李然のものとなった。

 李然は生き延びるためにあらゆる手を講じてきた。そのために李然の家は官に就きながらも(賄賂のために)衰えていた。李然には三人の子がいた。長男は親戚の元に身を寄せ、下の子の二人は満足に食べさせることができなかったために、既に死んでしまっていた。今回の出陣は、宦官らが己の勢力を拡大するがために、邪魔な李然を追い出そうと画策したものであった。李然には勝利が必要だった。誰もが――宦官でさえ――文句をつけられないような勝利を。

 

「敵襲ですっ! 賊がすぐそこまで迫っています!」

 

 李然はしばしの間あっけに取られていた。急な大勝を得たため、心の中で油断が生じていた。李然はしかし、槍を手に取ると、それを大きく振りかざした。

 

「よしっ! 今すぐこれを迎え撃つぞ!」

 

 李然は近くにいる、うだつが上がらない地方の小役人のことを振り返った。名は、確か高元公といった。李然が彼を見ると、彼は農民に向かって切迫した様子で話しかけていた。

 

「今すぐこの場を離れましょうっ! 私たちがいても邪魔になるだけです! ここは官の兵たちに任せて、私たちは早く避難しましょう!」

 

 しかし、高元公の言葉は余り聞き入れられていないようだった。農民は不満の顔を浮かべ、手には力が入り、赤くなっていた。

 無理もない。李然は 今まで散々賊に虐げられてきたのだ。その憎むべき敵が目の前にいて、しかも此方にはその敵を打ち破った心強い味方がいるのだ。これで戦いの衝動を抑えられるわけがない。

 しかし李然には、これは受け入れられないことであった。民を戦わせて賊を打ち破ったとあれば、それを理由に死刑に処せられる恐れがある。その罪を減じるために金をはたいたとしても、平民に落とされるかもしれない。そもそもその金が払えるかどうかも怪しい。

 それに李然には、別に民の力を借りなくとも、勝てる自信があった。当然である。何せ首領を捕らえているのだから。今襲い掛かっている賊は、ただの烏合の衆である。李然は高元公に話しかけた。

 

「高元公よ、そなたにお願いがある」

 

「はいっ! 何の御用でしょうか?」

 

 高元公の声はわずかだが震えていた。血気のある農民、更には破れかぶれの山賊に挟まれているとあれば、生きた心地がしないであろう。李然の、高元公への憐れみの情はますます大きくなるばかりであった。

 

「私の兵を一部そなたに預ける。それと民を率いて、山に向かって欲しいのだ」

 

李然の言葉に、高元公はうろたえた。

 

「や、山ですか? それはどうしてでしょうか?」

 

「うむ、実は今襲っている賊の他にも、どこかに隠れている者がいるようなのだ。戦っている間に、横から襲われたら目も当てられないことになる。そこで、山に隠れていないかどうか探して欲しいのだ」

 

 李然には、隠れている者がいるかどうかなど知る由もなかった。そのような偵察をする時間がなかったし、また首領さえ何処にいるかわかれば何の問題もないと思っていたからである。今言ったことは、民を戦場から引き離すための、高元公についた嘘であった。民を偵察させるだけであれば、宦官も強くは批難できないであろう。

 もちろん、高元公だけでは民を抑えることができないことがわかりきっていたため、幾ばくか兵を貸したのである。さしもの官の兵の前では、いくら奮っていたとしても、下手なことはしないであろう。

 高元公は考え込みたいが、それを我慢しているようだった。賊がどこかに隠れている、という言葉を聞いてから、それは一層酷くなっていた。これでは、まともに兵を率いれられないかもしれない。彼には大事な使命がある。そのために李然は高元公を激励した。

 

「よいか。朝廷から賜った兵を預かる以上、必ずやその任を全うするのだ! ……上手くいけば、褒美をもらえるやもしれん」

 

 残酷な言葉であった。褒美など、李然でさえ貰えるかどうか怪しいところであった。もし褒美がもらえたとしても、その褒美を()()()()()の根回しがそれを上回るであろう。李然は高元公の目をまともに見ることができなかった。

 

「かしこまりました。その任、たしかに承りました。直ちに山へ向かいます」

 

 高元公はそう言うと、すぐに兵を率いて、民を説得した。民には不満の色がうかがえるが、兵を見るとすぐにおとなしくなった。先ほどまで見せていた気弱な姿は、もう見られなかった。土壇場では、この男、意外と肝が据わっているのかもしれない。李然はその様子を見て、戦が終わった後には、彼を部下にするのもよいだろうと考えた。

 

 

 後顧の憂いはこれによって断たれた。

 

 

 賊の勢いは激しかった。右肩に黒い包帯を巻いたものを中心として、何度も陣中に切り込んでいた。ここまで気付かれずに接近されたのは、民に気をとられていたせいであろう。

 今や李然らは同士討ちを恐れて、弓を使えなかった。李然はすぐに弓を捨て、槍を手に取り防御に徹するように言った。剣と槍とでは、槍の方が長い。往々にして、長い得物を扱うほうが有利である。特に防御に専念するのであれば、そうそうやられるようなことはない。

 李然の指揮は的確であった。賊は今は何度も突撃を繰り返しているが、やがて息切れするであろう。それは正しかった。一刻もしないうちに剣戟の音は次第に弱くなっていた。

 潮時であろう。李然は部下に兵を与え、賊の横から奇襲するように命令した。これで止めを刺すつもりであった。賊の残党にしては士気が保った方であったが、自分と戦ったのが一番の不運であろう。李然は髭を撫でた。それを見て、一人の兵が話しかけた。

 

「李洛陽南部尉、ここは我らが捕らえた賊の首領を殺してしまうのはどうでしょうか? 死んだとあれば、彼らにはもう戦おうという意はなくなるでしょう」

 

「いや、それはしない方が良い。もし死んだとあれば、その敵討ちを果たさんとして、賊はたちまち息を吹きかえすだろう」

 

 李然は賊らを見た。皆服は汚れ、疲れが伺える。顔には既に覇気がない。それでも何度も切りかかってくるしつこい男がいるが、彼さえ倒してしまえば、もう終わりであろう。李然は部下に、自分の弓を持ってくるよう命じた。李然は弓を取ると、よどみない動作で矢を番えた。何本もの槍を突きつけられようとしているのにも関わらず、男は果敢に切りかかっていた。

 

 矢が放たれた。たちまちそれは男の右肩にあたり、その勢いのまま後ろに倒れ込んだ。それを見た賊は、驚き慌てふためいている。李然は弓の使い手であった。

 

「流石のお手前でございます!」

 

 いつかあの李広のように岩に深く矢を突き刺すことを望み、何度も練習をしていたのだ。一度もそんなことは起こらなかったが、自然と弓を扱うのが上手くなっていた。李然は、岩などに突き刺さることなどあり得ないことを、その身を持って知った。李然は何度も石に向かって矢を放ったのである。虎と思うことが必要だと思い、石を黄色く塗ったことや、酒を飲みながら射ったこともある。しかし、石には決して刺さらなかった。

 

廣出獵,見草中石,以為虎而射之,中石沒矢,視之,石也。他日射之,終不能入矣。

(李広は狩りに出て、草の中に石を見た。虎だと思って弓を引いたが、矢は石に刺さった。これをよく見ると、石であった。後日この石に矢を放っても、また刺さることはなかった)。

 

『史記』にあるこの小話は、恐らく嘘であろう。しかし、岩を突き刺すことはできなくとも、人を突き刺すことはできる。李然は己の弓の腕が誇らしかった。黒い繃帯に突き刺さった矢が、男の右腕を動けなくさせていた。

 

「よし、いまだ! 勝ち鬨を挙げろー!」

 

 李然は幸せであった。ここまで己の策が上手くいったのは初めてであった。この勝利は、あの李広でさえ成し遂げられたなかったことであろう。悲劇の将軍、李広。その孫の李陵も禍に遭い、それによって太史も武帝の怒りを買い、結果『史記』が生まれた。 しかし李然は、彼らと同じ轍を踏む気はなかった。名を遺したいという気持ちはもちろん持ってはいるが、先ず今のこの姿を賞賛されたいという気持ちがあった。宦官らにおもねる度に握りこぶしを作っていた李然には、賞賛を欲する気持ちが人一倍強かった。

 

 

 李然は、勝利を疑っていなかった。

 

 

 あと一押しで賊を壊滅できるというまさにその時、高元公が()()として駆けつけるという知らせが入った。この時点で、李然は特に何も考えていなかった。あんな少数の兵では、戻ってきたところで、大した助けにはなるまい。ただ、ここまで大勢が決した以上、農民が戦場にいても文句は言われないだろう。そう考えていた。李然の兵は、援軍がくると聞いて、ますます浮ついた気になった。

 李然の周りには、偶々兵が少なくなっていた。必死の奇襲に対応するために兵を割いていたからである。そして、李然は弓を持っていた。近くでは使うことのできない弓を。

 

「偵察していた兵が、戻ってきました!」

 

 高元公と一緒にいた官の兵が、農民より先に陣中に入って来た。農民らは、何も言わずずかずかと歩いて入ってきた。警護の兵が押し留めようとする。すると突如叫び声をあげて、農民らが周りの兵を襲い出した。それを防ごうと指示を出そうとした兵は、鎧を着た兵に切り殺された。

 

 そこからはてんやわんやの連続であった。。対応がままならぬうちに、山賊たちも雄たけびを挙げながら突撃してきたのである。

 李然には何が起こったかわからなかった。李然の軍は砂のように崩れた。混乱の中、誰が敵なのかわからず、思う存分戦えない中多くの兵が殺された。李然は兵をまとめようとしたが、既に農民が迫っていた。李然の目論見は崩れ落ちていった。

 

「ここは囲まれています! 李将軍は早くお逃げになってください!」

 

「しかし、ここで私だけが逃げるわけには……」

 

 李然は、今のこの有様を認めることができなかった。李然を殺そうとする者が前から走ってきているのを見ても、腕が動かなかった。頭の中は、なぜ、という疑問で占められていた。李然が殺されようとするまさにその時、兵の一人がその身を呈して李然を庇った。兵はそのまま口から血を流して倒れた。それを見て、李然の体はやっと動き出した。

 

「逃げなければ……何とかして……」

 

 李然は何よりも先ずこの窮地を脱することが重要だと考えた。すなわち、周りにいる兵を呼び、彼らだけでこの戦場から離れようとしたのである。しかし、それは残りの兵を見捨てることになる。将のいない兵で賊に勝てるわけがない。李然は兵を見捨てられなかった。

 そんな時、李然の頭にある人物が浮かんだ。苦難にある中いつも思い浮かぶ顔は、ただ一つだけであった。あの唯一崇拝する将軍が、頭をよぎったのである。彼は一度だって己が兵を見捨てるようなことをしただろうか? 李然は彼に恥じるような振る舞いをしたくなかった。しかし、だからといって、どうすればよいのか李然にはわからなかった。兵同士で戦い合っている中、どうしてまとまることができるだろうか? そうこうしているうちに、李然を取り囲もうとする農民の数が増えていった。

 

「李将軍っ! はやくっ、こちらに!」

 

 血だらけの兵が李然を呼んだ。李然の足は思わずその兵の元に向かった。少し前に聞いたことがある声だった。歩み寄っているうちに、李然はその兵がどこかおかしいことに気付いた。その兵は手に何も持っていなかったのである。そして、李然はその兵の顔を見た。高元公であった。李然は呆然と立ち止まった。

 高元公は腰につけた短刀を両手に持つと、体を低くして真っ直ぐ李然に飛び掛った。短刀は李然の着けている鎧によって阻まれた。高元公に動揺は見られず、短刀を右手に持ちかえて追撃をかけた。思わず手でそれを払いよけた。

 

「お、お前は……」

 

 高元公はじっと李然を見ていた。何の感情も伺えなかった。李然は恐怖のあまり叫び声をあげた。そして背を向けて逃げ出した。李然はほとんど四つんばいになりながら、陣の中を逃げ回った。例え見知った官の兵が側にいても、周りにいる誰もが敵のように感じた。李然は後ろを向いた。

 高元公は立ち尽くしたままだった。両手をさげたまま視線をこちらに向けていた。李然は慌てて矢を放った。その矢は、李然に背を向けている兵に当たった。兵はうめき声を一つあげると、地面に倒れ込んだ。

 

 この時の李然の動揺は計り知れなかった。ただでさえ混乱しているというのに、自分が味方を殺してしまったのである。咄嗟に、このまま帰ったら、(味方を殺した廉で)殺されるという思いが浮かんだ。李然の脚は震え、もう起っていられなかった。膝を地面につくと、そのまま悲鳴ともつかぬ叫び声をあげた。李然は弓を放り投げた。そして、手は自然と腰にのびた。李然の目には、戸惑い、倒れていく兵がうつっていた。そして、李然は――

 

 

――――遂引刀自剄。

 

 

 戦いは終わった。降伏する官の兵を見ながら、張伯はため息をついた。張伯は伍倉の独断専行により、危うく死に掛けた。もし機転を利かせて、皆に避難するよう言わなかったら、どうなっていたかわからなかった。

 彼らには、伍倉らと一緒になって、今すぐ攻めたいという気持ちがとても強かった。王才など隣に立っている兵を睨み殺さんとするばかりであった。李然が兵を一部貸してくれたからこそ、張伯は助かったのである。憎むべき官の兵が隣にいるというのは、彼らに戸惑いの念を起こさせた。気勢がわずかだが削がれたのである。張伯は山の麓で眠っている兵たちに、感謝の言葉を述べた。ここからでは、彼らがいるところは見えなかった。

 

「やりましたね、兄貴」

 

 王才が話しかけた。張伯はいつの間にか兄貴、と呼ばれるようになっていた。王才と会ってからそこまで時はたっていないはずなのだが、それがいつからなのかわからなかった。意外と、人に付け入る才があるのかもしれない。最も、それは()()()ではないだろう。

 

「ええ、これも皆のおかげです。よく辛抱してくれました」

 

 張伯は鎧を脱ぎ捨てた。初めて着る鎧は重く、血の臭いがした。しかし勝利した今、もうこれは必要ない。

 

「辛抱したために、官の兵に偽装することができました。そのおかげで、彼らも油断したでしょう」

 

 王才はやや引いていた。策が受け入れられなかったのだろうか? 率先して山で兵を殺したのは、王才であった。確か、四、五人は殺していた。あるいは――張伯は一つの可能性に思い至った。あるいは、兵をだまし討ちで殺してしまったことを、後悔しているのかもしれない。そして、その後悔の念が逆恨みとなって、張伯に向かっているのかもしれない。あるいは、自分が殺したことを認められず、張伯を恨んでいるのかもしれない。張伯は王才に問いた。

 

「私が憎いですか?」

 

「へっ? いえ、とんでもありません」

 

 王才はへこへこしながら言った。

 

「では、私が怖いですか?」

 

「え。えっと、それは、兄貴のことなんか、これっぽっちも怖くなんかありやせん!」

 

「ほう、それは面白いことを聞きました。私には威がないようです。これからはもっと精進しないと」

 

 張伯は安堵した。王才は別に張伯を殺そうなどと考えてもいなかった。むしろ、怖がっていた。王才が、兄貴のことが怖くって、でもそこまで怖くなくって、などと支離滅裂なことを言っているのを横目に見ながら、張伯は陣の中を歩き回った。

 

 ふと、大きな幕屋が目に入った。ここが、李然の執務を行う場所だろう。中には、大きな地図が壁に張ってあった。張伯はその地図をはがして、手に持った。机の上には、多くの竹簡と書が置いてあった。書の中には、竹でてきているものもあった。張伯はそれを懐の中に入れた。

 張伯は額の汗を拭った。戦のせいか、体が熱く感じられた。今回は誰一人も殺さなかったが、やはり戦の空気というのは、そこにいるだけで体を疲れさせる。本当だったら全ての文字が書かれたものを持って行きたいが、竹簡は嵩張って持ち運びしにくい。かといって字の読めない者に運ばせたら、何をするかわからない。張伯は名残惜しく机を見ながら、幕屋を後にした。官の陣であれば、どこかに馬くらいいるだろう。その背に乗せて運ぶとしよう。

 

 張伯が幕屋を出ると、王才が駆けつけてきた。口を大きく開けている。

 

「兄貴っ、大変です!」

 

「何があったのですか?」

 

「あ、兄貴。気付いていないんですか? 兄貴の後ろを見てください!」

 

 張伯は後ろを向いた。手に持っていた地図が地面に落ちた。張伯が先ほどまでいた幕屋には、火が広がっていた。

 

「なぜ火が……。火をつけろなどと、私は命令していません!」

 

 張伯は王才をにらみつけた。他の幕屋には火はついていない。他ならぬこの幕屋で、張伯が入っていたこの幕屋だけが、燃えているのである。

 

「兄貴、誰がやったのか、あっしにもわかりやせん。ここは早く逃げましょう」

 

 王才はびくびく背を丸めて言った。張伯の体は動かなかった。ただ、大きくなっていく火を見据えるばかりだった。




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 誤植訂正。

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