仮〇ライダー「われら二人こそが(作者の脳内を占める割合的な意味で)最強!」
遊〇王「凡骨が・・・、おとなしくそこで這いつくばっているがいい!」
ガ〇ダム「くっ・・・!」
こ〇すば「こんなところで・・・!」
課題「ふっ、学生である以上俺には逆らえ―――」
皆「「「「邪魔じゃぁ!」」」」
課題「ぐぶぁぁぁっ!?(速攻で終了&提出)」
G〇D EATER「うれしい・・・、忘れられてなくてうれしい・・・!」
週末になってようやくやる気さんが「待たせたな!」って出てきてくれました。
そんなわけで、「この素晴らしい世界で本当の居場所を!」、始まります。
あ、今回三日月視点入ります
―前回までの『この素晴らしい世界で本当の居場所を!』―
「我が名はめぐみん!、紅魔族随一の魔法使いにして、爆裂魔法の使い手!」
爆裂魔法(のみ)を操る頭のおかしい紅魔族の少女、めぐみんが仲間になった!
「俺、ここでちゃんと生活できるか心配になってきたんだけど・・・」
無事?最初のクエストをクリアするが、先行く不安に頭を抱えるカズマ!
「・・・すまない、ちょっといいだろうか」
(向こうから来ちゃったよ・・・)
そこに現れた三日月の知り合いらしき女性の真意とはいったい・・・?
―・・・このすばー・・・―
カズマと今後のことについて話していたところに突然現れたそいつ―――さっきカズマに言っていたパーティに入ってくれそうなやつ―――を見て、
「あ、えと、その・・・、な、なんでしょうか・・・?」
「うむ、この募集はあなたのパーティのものだろう?もう人の募集はしていないのだろうか・・・む?ミカヅキか、そうか、見覚えのある顔だと思ったらお前だったか」
どうやらさっきまでおれに気づいていなかったらしい。
「どうしてって・・・、おれもカズマとパーティ組んでるってだけだけど」
「基本的に一人で狩りをしてたお前がか?・・・ふむ、これはますます興味がわいたな・・・」
「えっ・・・と・・・、その、二人は知り合いで・・・?」
「ああ、そういえば自己紹介がまだだったな・・・、ダクネスだ、よろしく頼む」
・・・いや、よろしくも何も話すら聞いてないんだけど・・・。
―こ、の、す、ばっ!―
「・・・で、何の用?募集の張り紙を見たって言ってたけど・・・」
「あー・・・、パーティメンバーは募集してますよ?あまりおすすめできませんが・・・」
遠回しに「うちのパーティやばいから入らない方がいいよ」というカズマ。普通の人ならそもそも『冒険者』が二人もいるパーティに入ろうとは思わないわけだけど―――
「ぜひ私を!ぜひ、私をこのパーティに!」
―――こいつも普通じゃないからなぁ・・・
「い、いやいやいややめといた方がいいですって!いろいろ問題だらけのパーティなんですよ、最弱職とポンコツしかいないし、さっきも仲間二人が粘液まみれに―――」
「―――や、やはり、さっきのはあなたのパーティだったか!いったい何があったらあんな風に・・・、わ、私も・・・、私もあんな風に・・・!」
「えっ」
「・・・いや違う。年端もいかない少女があんな目にあうなんて『クルセイダー』として放っておけん!どうだろうか、わたしも上級職だし募集要項にも当てはまるのだが」
ようやくカズマが「こいつはやばい!」と気づいたのか、視線を俺に向ける。
(なんなんだよこの人!?アクアやめぐみんと同じ気配を感じるんだが!?)
(さっき仲間にあてがあるって言ってたでしょ?それがこいつ)
(おいちょっと待て、おまえこんな人を紹介しようとしてたのか・・・!?)
(だからやめといた方がいいって言ってたでしょ?それにカズマも『多少の問題には目を瞑る』って・・・)
(こんな地雷とは聞いてねーよ!・・・くっ、こうなったら・・・!)
「いや、本当にやめといた方がいいですって、聞いての通り俺たち二人は『冒険者』ですし、ほかの仲間も何の役に立つかわからない『アークプリースト』と一日一発しか魔法を放てない『アークウィザード』のポンコツパーティなんで、ほかをあたることをお勧めしま―――」
「ちょうどいい、・・・その、言いづらいのだが・・・、私は耐久力と防御力には秀でているのだが、攻撃が当たらなくてな、ほかにパーティを組んでくれる者がいないんだ」
「ほんとそれでよく上級職になれたよね、防御にしか役に立たないじゃん」
「ああんっ・・・!というわけで、上級職だからと言って気を仕遣わなくていい、むしろ盾代わりとしてこき使ってくれ」
「いや、うちのパーティほんと貧弱だから、ほとんどの攻撃あなたにまわってるくるから」
「望むところだ」
「・・・今日だって仲間がカエルに食われて」
「望むところだっっ!」
もはや反論する気力もなくなったのか、カズマがうなだれる。おれ?無理、ああなったダクネスは絶対止められないし・・・。そういえばギルドの奴らがダクネスのことを「どえむ」って言ってたけどどういう意味なんだろう?
―このすばっ!―
「どうしたのよカズマ、急に改まっちゃって」
「この際はっきりしとこうと思ってな」
風呂から上がったアクアとめぐみんを加え、カズマたち5人はテーブルを囲んでいた。ちなみにカズマとアクアが同じ側、その向こうにめぐみん、三日月、ダクネスの順で座っている。
「今のうちに言っとくぞ、俺たちは将来的には魔王を倒すつもりでいる。正直自分でも無茶で無謀だとはわかっているが、それでも俺たちには魔王を倒さなきゃいけない理由がある。おいめぐみん、いいのか?一日一発しか魔法が打てないような魔法使いが魔王に挑んで勝てると思うか?降りるなら今の内だぞ―――」
魔王を倒すという目的を掲げることで、自分がそんなことできるはずがないと思わせ、自分からパーティを抜けてもらうというのがカズマの魂胆。だが・・・
「―――いいじゃないですか、魔王を倒した爆裂魔法使いとその仲間、紅魔族的にすごくポイント高いですよっっ!」
残念ながらめぐみんには逆効果だったようだ。
「・・・おいダクネス、お前は良いのか?防御しかできないとか向こうにとっては都合のいいサンドバッグにしか思われないだろうし、下手すれば奴らにつかまって―――」
「―――いいじゃないか、むしろ望むところだ。騎士として魔王を打倒せんとする者を放っておけんしな。べ、べつに魔王軍から辱めを受けられるとか思ってないぞ?つかまってあんなことやこんなことをされるんじゃないかとか思ってないからな、うん」
同じくダクネスにも逆効果らしい。
「・・・なぁ三日月、お前はどうする?別にわざわざ付き合わなくたっていいんだぞ?」
お前に負担を強いることになるし・・・、とカズマにしては珍しく他人の身を案じる。彼にいてもらえば心強いというのが本音だが、一日二日パーティを組んだだけの三日月にそんな役目を押し付けるのは気が引けるというのも本音。いややっぱ引き込んだ方が、いやでも、と悩むカズマ。しかし三日月は―――
「―――うん、いいよ。おれもこのままカズマといる」
あっさりとした態度で、カズマに答えるのだった。
「・・・いいのか?正直これからもお前に頼りっぱなしになると思うぞ」
「そこはちゃんと強くなってもらうつもりだし。なんかカズマといると楽しそうだなって思った。それに・・・」
「おれにもあるから、魔王ってのを倒す理由」
―――アイツら
「―――だから、これからもよろしく、カズマ」
「・・・おう」
たいっへん申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁっ!!
「ちょっと三日月主役回みたいにしてみようかな」って思ってたら予想以上に文字数が増えてしまいました。パツギン盗賊と飛ぶキャベツは次回に繰り越させていただきます。エリス様はこのようなことを許して下さるでしょうか・・・。
???「どう落とし前つけるつもり?あたしの出番は・・・?」
ヒィッ!で、では次回、「この素晴らしい世界で本当の居場所を!」
「マゾとパンツと飛ぶキャベツ、の後半」!
お、お楽しみに~!