かんま!   作:Ashley@はぴりば!

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こんばんはぁ!Ashleyです。

「こんばんはぁ」って、「はぁ」って書いてあるのに「わぁ」って発音するんですよね。面白いです。

今回は長野県です。ガチで行ってきました。のどかな町並みなので興味がある方はぜひ訪れてみてください!

旅行記もなかなか難しいものです。


第十六話「鎮守府イベ前旅行 二日目」

第十六話「鎮守府イベ前旅行 二日目」

 

「おおほんとにすべすべだ。」

 

朝起きて、全裸の提督は開口一番こう言った。

 

同時にドアが勢いよく開く!

 

「てーとく!おっはよーでち♪...って...なんで裸でち!ばっちい!でち! 」

 

いくらなんでもばっちいはないだろ...そう思っていると、向こうから声が近づいてきた。

 

「もー、ゴーヤちゃーん?朝起きるなりどこへ...って...ゴーヤちゃん.../////」

 

寝間着姿の榛名が追いかけてきた。どうやらゴーヤは朝起きてすぐにこっちの部屋に来たらしい。

 

「は、榛名には...////ちょっと...//早いです..../////」

 

「ちちち違うでち!勘違いでち!ってか、ゴーヤの方がみため年下なのに何言ってるんでち!」

 

とんでもない勘違いをした榛名に、ゴーヤは説明をし、提督は全裸でゴーヤを部屋に連れ込んで襲おうとした重度のロリコンの強姦魔ということで丸く収まった。悲しい。

 

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二日目。みんな美人の湯に浸かったこともあって肌の艶がいい。特に翔鶴や榛名は色気がすごいことになっている。うむ。

 

「ほ、本日は少し移動して長野県にいって、し、自然体験をするぞ。」

 

「提督、どこを見てるんですか?」

 

絶対どこを見てるか知ってる翔鶴が満面の笑みで言う。そんなちょうど良いバランスの身体をしているそっちが悪いと言うと瑞鶴にぶん殴られた。上官に向かって暴力とは何事か。

 

艦娘の私服は至福。(名言)

 

「で、なんで長野県なのさ。」

 

相変わらず少し退屈そうに北上さんが言う。ごめんな、北上。人数の都合で大井も阿武隈も連れていけなかった。

 

「長野といえば麻雀の聖地だろう。」

 

「聖地?発祥の地とか?」

 

「おっとwww北上さんwwww無知かなwwww天下の清〇高校をご存知かなwwww」

 

魚雷でぶん殴られた。危ない。爆発したら轟沈しちゃう。

 

「〇澄高校なら知ってるよ…でも大丈夫なの?名前出しちゃって。そういうのあれかなーと思って言わなかったんだけど…」

 

「大丈夫だ。伏字大先輩がきちんと隠してるはずだ。」

 

「はい!清澄高〇!伏字は、大丈夫です!」

 

「〇清澄高校の白い悪魔でちか?」

 

「よし隠れてるな!」

 

魚雷でぶん殴られた。痛い。危ない。

 

「で、自然体験って何するの」

 

瑞鶴が尋ねる。

 

「まずは...ラフティングだ!」

 

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ゴムボートの浮かぶ河岸にやってきた。長野県を流れる暴れ川、天竜川である。

 

「なんで船の私たちがボートに乗って川下りなんかするのよ」

 

瑞鶴が不満そうに言う。

 

「大ダメージを受けた時、ボートに乗って避難できればお前達だけでも助かるかもしれないだろ」

 

「いや、深海棲艦そんな優しくないんだけど...」

 

「うるさい!楽しいからいいんだよ楽しいから!」

 

これでは威厳もへったくれもない。これがこのクソ提督のクソ提督たる所以である。

 

このあと榛名の「でも、ちょっと楽しそうかも...」という割とガチめに興味をそそる一言で、みんなボートに乗り込む。

これがサクラというものだ。ステマとも言うな。

 

4人ずつ2つのボートに乗り込む。するとゴーヤが突然川に飛び込んだ。

 

「ゴーヤwwww潜wりwまーwwすwwww」

 

うぜえ。

しかし、意外と底が浅かったのかゴーヤはつまずき、バランスを崩して下流へと流されていった。

でちぃぃぃという声がだんだん遠くなっていく。

 

「ご、ゴーヤァァァァァ(棒)」

 

「い、いいのですか?ゴーヤちゃん、流されちゃったのです!」

 

一応形だけの演出をした提督に不安そうな電が尋ねる。

 

「ま、ゴーヤだから大丈夫だろ、あいつ泳げるし。川では下手に流れに逆らうより流された方がいいこともあるんだ。まあ、お前らは泳げないだろうからちゃんとライフジャケット着てな。」

 

「は、はいなのです!」

 

全員にライフジャケットを装着させ、ボートに乗り込む。

 

川は流れているが、意外にもボートはみんなで漕がないとなかなか進まない。オールで漕いでいくが、全員飽きてしまって漕ぐのをやめてしまった。不意に北上がオールで隣のボートの瑞鶴に水をかける。

 

「きゃっ、なになになに!?」

 

「そこの正規空母〜、がら空きだぞ~」

 

「む〜、やったな!」

 

突然砲弾を使わない海戦...いや河戦か、とにかく戦いが勃発した。

 

触発された周りの艦娘たちも互いのボートに水をかけまくる。

 

いつしか艦娘たちは水かけに夢中になりすぎて激流そっちのけで砲戦をしていた。気づけばもうゴールに着いており、ゴーヤが勝手にキャンプファイヤーを炊いていた。

 

「遅かったでちね。」

 

「でちね、じゃねーよ!なに焚き火炊いてんだよ!」

 

「さあさあ、みんなちゃんと髪を乾かすでち。」

 

「おい無視するな」

 

しばらく焚き火をさせた後、みんなを引っぺがして次の目的地に向かった。

 

なんで女ってやつはああもクソ暑いのに髪とか乾かそうとするんだ...

 

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少し移動して長野県飯田市にやってきた。

 

「あれが風越山だ。」

 

提督が指さす方向には多くは語れないが聞き慣れた名前を冠する山があった。

 

「あっ、この坂見たことあるっ」

 

神風が嬉しそうに言うが、いけない。あんまり言うといけない。

 

「あっ、雀荘があるでち!」

 

雀荘を見つけた途端みんなの顔がぱぁっと明るくなるが、残念ながら時間の都合上行けない。

その雀荘の名前は...「雀荘 小三元」

 

「なんで役満じゃないんだ...」

 

神風が異様にテンションが高い。きっと某レz...麻雀漫画のファンなんだろう。

 

「あら、満貫確定の役よ。十分じゃない。」

 

悔しそうな(?)神風を瑞鶴がなだめる。

 

随分謙虚な雀荘を横目に一行は所謂聖地巡礼をした。が、やはりここは多くは語れない。この一ssには荷が重すぎるのだ。

 

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多くは語れないものをたくさん見た一行は旅館に入る。旅館はまさかの8人部屋であったが、8人には十分すぎるほどの広さと、超大画面薄型テレビを備えていた。

 

提督は隣の10人部屋で1人だった。あまりにも広すぎて怖いので押し入れで寝た。




お粗末さまでした。Ashleyです。
どうしてもキャラ的にゴーヤの出番が多くなってしまいます。いいキャラしてますよね。

次回はめちゃくちゃ長いです。

本日もご来訪ありがとうございました。次もまた宜しくお願いいたします。

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