暑くなってきましたね、僕はまだエアコンはつけずに耐えていますが、そろそろ厳しくなってくる頃ですね。電気代節約チキンレースはなかなか辛いものです。
定期的にアクセスしてくださっている方がいらっしゃるかどうかは全く不明なのですが、必須タグが追加されたようなので付けました。詳細は後書きにて。
それでは今回も張り切っていきましょう!
第十三話「鎮守府イベント結果報告回&反省会」
がやがやがやがや…
今日も執務室はおだやかでない。
こんぺしこんぺし…
打牌の音がうるさい。しかしもう慣れた。そしてそれをかき消すように伝達事項を大声で言うのももう慣れてしまったAshley提督である。
「おいみんな、整列しろー!」
がやがやがやがや…
「せ、い、れ、つ、しろー!!!」
がやがや…モタモタ
一部の真面目な艦娘たちがやっと並びだす。
「せ!い!れ!つ!」ばんばんばん
奥の方でまだ打ってる川内とからへんの卓を叩きつつ大声で叫んでやっと整列が完了する。かかった時間としてはこれでも2分弱。そこらへんの小学生よりかは早いといった感じか。
「今日はイベント結果報告と反省を行うぞ」
「前回イベントに向けて演習とかやってた気がするでち。」
「はいそこうるさい。」
うるさいのを黙らせて話を続ける。
「うちの鎮守府ではまあ全海域クリアしたという体でやっていく。だからガングートもいるし春日丸もいる。」
「ただし、実在するAshley氏の鎮守府は別だ。今回はそっちの報告をしていくぞ。」
「なんかメタいでちね。」
「さっきからうるさいぞゴーヤ!直立不動で頭からぶっ刺さってたくせに」
「違うでち!あれは『オリョクルに行きたくない断固たる意志のポーズ』でち!遊びじゃないでち!」
2017年5月下旬、伊58と見られる潜水艦の残骸が見つかった。圧倒的直立不動。ゴーヤ曰く、「オリョクルに行きたくない断固たる意志のポーズ」らしい。
ゴーヤの意志は置いといて、本題に入る。
「まずはクリアした度合いだが…」
「丙難易度で行くって言ったんなら当然E5までクリアしたのよね?」
「…してない」
「え?」
「してないよおおお!全然行けんかったわ!」
「「「このクソ提督!!!」」」
瑞鶴の期待空しくこのAshley提督、イベントクリアならずでした…
聞くところによると今回のイベントクリア率としては95%程度らしく、こいつはその貴重な5%に入っているのである。とんだ弱小提督だ。
「じゃ、じゃあE5はぎりぎりクリアできなかったという事ですか…?」
「うむ。E3クリアを断念した。」
「え?」
「E3難しくてクリアできなかった(*´∇`*)テヘペロ」
「「「このクソ提督!!!」」」
翔鶴の必死のフォロー空しく、こいつ、春日丸さえゲットしてません。
艦娘たちが怒るのも無理はない。
「ま、まぁ、初イベでしたからね...仕方ないところもあります。」
鳳翔さんが慰めてくれる。
「まあ今回の反省としては、航空巡洋艦が圧倒的に足りなかったことだな。空母が出撃できないくせに航空戦を強いられるとは...」
「え、じゃあ前回の空母機動部隊は...?」
「おう、必要なかったぞ。演習も意味なかった!(´>ω∂`)」
「「「!!!」」」
艦娘たちが3度目にしてもうツッコミを放棄する勢いである。
「提督」
艦娘たちが総スカンの中で真面目に問いかける今回で初登場の長門さんである。
「イベント海域といえばやはりレア艦ドロップであるが、そこら辺はどうなっているのですか?」
「うむよくきいた」
「お、ということはなんか収穫があったんやな!?」
まな板が喋ったが気にしないでおこう。
「ああ、あったあった。」
「は?(威圧)」
「浜風ドロップしたし、神風とか浦風とかそのへんの入手難度が高いやつらもドロップしたな...あ、伊13も落ちたぞ!なんといっても一体目の明石が手に入ったのは大きいがな。」
艦娘たちは呆れていた。いや、呆れていたのはたしかに元々であるが、そういうことじゃない。
艦娘たちは提督に呆れながらも、しっかりとクズの道を歩んでいく提督に少しネタ的な要素を期待していた。しかし何も来ない。レア艦コンプは流石にしないがちびちび位にはドロップしており、なんともリアクションに困る結果となっている。
故に呆れることが出来なかったことに呆れる艦娘たち。
もうこれわかんねえな
「今後としては、
・航空巡洋艦及び航空戦艦を作っておく
・資源、特にバケツの貯蓄を日頃から行う
・艦娘全体の平均練度を上げておく
という方針で行こうと思う。」
「アッハイ」
「じゃあ解散」
提督から解散の号令が出た。もちろん艦娘たちは持ち場(笑)に戻って仕事(笑)ができるが、誰も動かない。
この間実に数分間、もちろん報告は大事なことであるがその為だけに呼ばれて局を中断しなければならなくなった艦娘たちの怒りは大きい。
その後提督の執務室が火を吹いたのは言うまでもない。
銃声、爆発音、衝突音―
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翌日軍部医療施設のベッドに横たわっていたのは何が悪かったのかわからぬといった表情の司令官と、バーカと書かれたメッセージカードの入ったお見舞いの花束であった。
本日もご来訪いただきありがとうございました。
必須タグですが、クロスオーバーと憑依を追加させていただきました。(この二つは非常に近い距離にあると思うんですが...)
二つに共通するんですが、例えば、赤城さんが雀卓に向かうとアカギになるといった描写等があったと思います。あれくらいです。要はパロディーですね。
しかし、まあこういうのが嫌いな方もいらっしゃるかもしれません。一応タグをつけておこうと思います。
この後書きを果たして初めて訪れる方がご覧になるかと言われたらそんな可能性はゼロに等しいのですが、参考までに主な引用作品を挙げさせて頂くと、「咲-Saki-」「アカギ」があります。特に「咲-Saki-」に関しては、「バケモノじみた能力」として、容姿が似ているキャラや性格、立ち位置が似ているキャラを中心にはめ込んでいきます。アニメ版の知識ぐらいしかないのでよろしければアニメ版咲-Saki-をご覧になってみてください。
ps.「憑依」タグは赤城さん専用