かんま!   作:Ashley@はぴりば!

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お待たせしました。Ashleyです。
忙しかった。はい。
うだうだいってても始まらないんで読んでいってください。


第十二話 「五航戦の子なんかと一緒にしないで(頭ハネ)後編」

第十二話 「五航戦の子なんかと一緒にしないで(頭ハネ)後編」

 

加賀さん、うしろー...!

 

加賀さんの背後から忍び寄る爆撃機。爆撃機から放たれた爆弾は確かに加賀さんの飛行甲板を貫いた…ように見えた。

 

まあいつものやつである。

 

加賀さんをとっさに弾き飛ばした瑞鶴。爆弾は幸運にも瑞鶴には当たらなかったものの、瑞鶴の足元にて破裂。ダメージを受けるのはじゃあ足なんじゃないのって感じだがまあここは服が破けるのである。すげえ服だぜ。

 

胸を弓で隠しながら片膝を付く瑞鶴。みえ...みえ...おや何故か艦載機のエンジン音が...?

 

つまり中破してしまった瑞鶴。これまた幸運にも中破で済んだのだが、痛いものは痛い。

 

「くっ...」

 

「一航戦の誇りにかけて...ここは...」

 

「ここは...撤退ね...」

 

一航戦はまだ残ってる。しかし、こんな状況で戦いを続けるほどふたりは馬鹿ではなかった。

 

敗北Dに涙を飲む空母機動部隊であった。

 

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帰投した空母機動部隊。しかし気分は晴れなかった。

 

まずは入渠しなければ。(はいそこ!演習で入渠はしないとか言わないの!)

 

しかし最も心の傷が大きかったのは加賀さんである。

 

まあ当然だ。今回加賀さんがした活躍をまとめてみよう。

 

1.瑞鶴に喧嘩を売って翔鶴姉が大破

2.瑞鶴に喧嘩を売って索敵を忘れる

3.瑞鶴に喧嘩を売って蒼龍さんがまさかのガチギレ

4.瑞鶴に喧嘩を売っておいてかばわれる

5.敗北D

 

こんなん加賀岬を今すぐ歌わないと命が危ないレベルである。

 

ででん、でーででででーででででーたらたらたらたら♪

 

おや、どこからか艦載機が...

 

「ねえ加賀さん...」

 

入渠待ちの一航戦の赤い方が重い口を開ける。

 

「そろそろ、瑞鶴を認めてあげてもいいんじゃない?こんな事言いたくないけれど、今回のは加賀さんが悪いわ。艦載機の熟練度は確かに私達には及ばない。けど、あの子は頑張ってるわ。あなたも彼女に助けられたんじゃなくて?」

 

「赤城さんそんな口調でしたっけ」

 

「次に作戦がある時までにちゃんと瑞鶴と話しておいてください。さもなくば〇しますよ」

 

「赤城さんそんな口調でしたっけ」

 

加賀さんは表情一つ変えず2度目のこのセリフを言った。

もちろん、顔色の方は一航戦の青い方、こころなしか蒼白くなっていたのは言うまでもない。

 

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「はぁ…」

 

「あの…本当にすみませんでした。」

 

「いいのよ瑞鶴。今回は加賀さんが悪いわ。じゃあ私たち先に上がってるわね。」

 

一方こちらはお風呂場、加賀さんが赤城のしゅごいところを見ている間、瑞鶴は二航戦と話をしていた。どうやら終わりかけのようではあるが…

 

「あれでも先輩方の方が損傷大きくなかったですか?」

 

「何言ってんの瑞鶴」

 

「え?」

 

「演習で入渠するわけないでしょ」

 

「うわメタ発言かよ」

 

「じゃあね〜♪」

 

湯けむりに消えていく蒼龍と飛龍。くそっ…煙仕事しすぎだろ…あれ何故だろう急に対空電探に感あ…

 

本日何度目かわからない爆撃を受けるクソ提督はさておき、風呂場を覗く影はもう一つあった。そう、加賀さんである。

加賀さんは女性なので脱衣所の中からのぞいている。こういったところでクソ提督と差が出るのである。

 

「「あっ…(察し)」」

 

「何ですか」

 

「い、いえ…」

 

風呂場を除く加賀さんは異様な雰囲気をまとっていた。シュールである。ニ航戦が察してしまうのも無理はない。こいつら察してばっかりだ。

 

ニ航戦が着替えとお化粧を済ませ、(其の間加賀さんはずっと瑞鶴を見ていた。こわい)足早に執務室へ戻っていくのを見届けると、加賀さんは風呂場に入っていく。

 

表情は変わらない。

 

さて瑞鶴はというともう少し湯船に浸かっていようかというところで突然湯けむりから加賀さんが現れたのである。そりゃびっくりしますわ。

何事かといった表情をあらわにする瑞鶴。それを見て加賀さんがいう。

 

「何ですか」

 

「いやいやいやこっちのセリフですよ!ななななんですか!?」

 

「そうね、あなたに言いたいことがあって。」

 

「なによ。やっと五航戦を認めてくれるんですか?」

 

半ば嫌味っぽく瑞鶴はいうが加賀さんは表情一つ変えず

 

「そうよ」

 

「ふぇ?」

 

「認めてあげるわ。麻雀で私に勝ったらね」

 

「出ましたお決まりのやつ」

 

そう、お決まりのやつである。こうやって強引に入れていかないと麻雀しない物語になってしまう。

 

「じゃ、じゃあ私急いで着替えてくるんで…」

 

「必要ないわ」

 

「えだって執務室に卓が…」

 

ばさっ。

 

「防水よ。」

 

加賀さんが取り出したのはまさかの防水仕様麻雀セット。まあ精密機械でもないし手積みなんで普通のと変わらない気がするが、これなんと湯船に、浮くのである。(最新のマテリアル工学とか表面張力がどうだとか、NASAが開発したなんちゃらとか、まあなんやかんやで浮くんです。)

 

「じゃあ私も入れてくださいね〜」

 

「わっ!翔鶴姉、いたの!?」

 

ステルス翔鶴と瑞鶴、加賀さんの三人打ちで勝負が始まった。

 

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「ロン。」

 

「げげっ」

 

「まだまだね…」

 

認められる日は遠い…のかな?

 

「ふふっ」

「さすがに気分が高揚します」




本日もご来訪いただきありがとうございました。
たしかこの話イベント海域のために空母機動部隊が演習してナンチャラカンチャラって話だったと思うんですよね。ご覧の有様ですよ、ええ。次回はイベント報告回にしようと思います。実際に艦娘たちがイベント海域で活躍する様子を描写したいとは思うのですがまあ次回報告する通りですが全然クリアできてないんでだめぽです。

いつもiPhoneで直接書いているのですがやっぱり画面だとやりにくいので思い切ってキーボードを携帯に繋いじゃうやつ買いました。
この話の本文も途中からキーボードでやってるんで多少文字が変わってるとこがあるかもしれないです。
これによって投稿ペースが早まる事は…あったらいいなぁ

ぜひよろしければ次回もよろしくお願いいたします。

お気に入りが10いってました。ありがとうございます。14(手牌の数)行ったらなんかします。

ではまた!

ps 怒りのピークは6秒で過ぎ去る

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