家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜 作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神
※本編と全く関係ないギャグ時空です。
※2キャラ崩壊注意
※3すごく短いです
フェンリルから逃げ出してはや1ヶ月。
特典で食べ物にも困らないし、あの職場からも逃げ出せた俺はもはや最強だ(思い込み)。
悩みもぜーんぶ解決。ルールの中でこそ自由が際立つって言ったヤツ、それは俺を見ても同じことを言えるのか?自由に慣れたけど虚しいなんてのは無いぞ!!フハハハハ!!!!
.....と、思ってたのも束の間。
新たな悩みと言うか問題が浮上した。
「お腹空いた。」
俺の神機がロングヘアーの白ワンピの幼女になった。
な、何を言ってるのか(ry
この前、朝起きたら急に人間になっていたのだ。
神機の無機質な柄だったのが、今ではフニフニすべすべとしたお手手に変貌していた。
しかも何やらお手手同士が合体している。
これじゃ離せないじゃないか。
そう幼女(仮)に抗議してみると、
「離さない。ずっと。ずっと。このまま。」
ハイライトが殺された目でこちらを見て、にっこり笑顔になった幼女(仮)に俺はもはや何も言えなくなった。
多分あのまま抗議してたら殺されてた。
食われてた(物理)とも言える。これでも神機だ。
戦闘力も折り紙付きで、その小さなお手手でサリエルに触れたかと思えば、手首から先が神機に早変わりし串刺しにしてしまった。
なんでこうなった聞いてみたら、
「偏に。愛。」
無表情ながら、ドヤァとした雰囲気が伝わる。
可愛い。可愛いのだが、あの戦闘を見た後だと怖く見える。
その恐怖も、一週間すると慣れるもので.....。
「あぁもー可愛いなー」(ナデナデナデナデ)
「ふへへへへ」(ナデラレナデラレ)
今は可愛くてしょうがない。
だって寝顔とか超可愛いし、褒めてあげると死んでいた目のハイライトが蘇ってキラキラするし、無表情なのに感情が豊かで凄く可愛い。
もう、本当に、あぁ可愛い。
「こんな可愛い神機に愛されるなんて、俺は一番の幸せ者だよー」
「そう。貴方は幸運。なのでもっと褒めて。」
「本当に可愛いなー。そのドヤ顔も素敵だよー」
「ふへへへへ.....。邪魔しないで。」(ドスッ)
あ、今のドスッは神機ちゃんがアラガミを片手間に殺った音だ。
「......あのさ神機ちゃん。俺がやるから戦わなくても良いのよ?」
万能な神機ちゃんは人型と神機形態を使い分けられるので、俺が神機ちゃんを振り回すこともちゃんと出来るのだ。
だが最近はこうやって神機ちゃんがやってしまうので、俺の出番がない。
「大丈夫。私が。貴方を守る。だから。何もしなくて。良いんだよ。」
合体していない方の手を腰に当てエヘンとドヤる神機ちゃん。
それだと俺、ヒモになっちゃうから。
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彼の捜索が決行されて1ヶ月。
私の元に、とんでもない映像が届けられた。
彼が、歳がまだ幼い、幼すぎる女児を撫でて気持ちの悪い笑みを浮かべているのだ。
手はがっちりと繋がれ、絶対に離さないという彼の強い意志が伝わるようだった。
「......支部長、どうする?」
一緒に映像を見ていたリッカくんに聞かれ、私はあることを決意した。
「......至急、討伐隊を組むことにするよ」
「ちょ、支部長!?」
それから、自身の神機である幼女(仮)と、ロリコン討伐隊(サカキ命名)との長く熾烈で、結構どうでもいい戦いの火蓋が切られるのだが、それはまた別の話。
ぐだぐだですね。