家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜 作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神
全部SEKIROとデスストとCONTROLとポケモンと聖杯ダンジョンとモンハン(特にムフェト)が悪い。
最近この作品の着地点を見失ってるスラアクと操虫棍フェチだけどキリンにはヘビィでしか勝てない作者です。
前日、神機からの洗脳から見事に脱却した俺は、過去と比べてもかなり状態のいい廃墟にてお昼寝をぶちかましております。
見ろよ。少しだけ割れてるけど窓の全部に窓ガラスがあって、ドアもキチンと開け閉めできるんだぜ?なんだここは。天国か?
『暇。』
知りません。そもそも俺は元からあんな危険なことしたくないし、これ以降進んでする気もありません。
あと洗脳許したわけじゃないからね?当分メンテナンスはしません!!お風呂に入れなくて気分が落ちるJKみたいな感覚でも味わうがいい!!
『!?!?。慈悲。慈悲。謝罪。』
ダメです。きっちり反省して貰いますからね。
というか反省してもダメ。こればっかりはちょっと、許せへんし。
何ヶ月ぶりにこうやって1時間以上睡眠しただろうか.....。
瞼を自分の意思で閉じるという行為自体が珍しいものになっていたここ数ヶ月。目の周りの筋肉の使い方を忘れていたのか、最初昼寝始めた時は瞼が痛かった。瞼が痛いってどんな状態だよ......。
しかし睡眠というのは良いものだ。
体の疲労が溶けていくような感覚に、目覚めた時の心地よい脱力感。スライムを全身に纏ってるかのような四肢の動かしにくさが、自分は今人間らしい生活を送れているのだという実感をわかせてくれる。
そして、無防備になれるという幸福。それはさながら、普段は強気なキャラを演じてるけど、彼氏に甘える時は弱い自分を出せる感じのヒロインの心境のようだ。
こんなよくわからない語彙になるくらいには睡眠が気持ちいい。最高である。
まぁ枕は石だし掛け布団も敷布団も無いんですけどね。ははっ。
『暇。遊ぶ。』
もうなーんもしたくねぇ。
寝っ転がってる体勢から1ミクロンとも動きたくねぇ。特に今は窓から日差しが差し込んで部屋がポカポカして死ぬほど寝させてくる。
なに?ママなの?赤ちゃんを寝付かせるママなの?太陽はママだった......?
『......。』
そもそも太陽は生物が生きる中でまず欠かせないものである。浴びることでストレスを緩和し、植物などの機能を働かせて酸素を産ませ、時間という概念を支える指標でもある。
つまりは命の母である。やっぱりママじゃないか。おぎゃあ。
『......................。』
ママはいつでも俺たちを見守ってくれる。俺たち人類はみんな心のどこかに赤ちゃんが居るのだ。そもそも赤ちゃんというのは
\ガブッ!!/
―――ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!ちょっと!!!何すんの!!!離れて!!!離れt、やめr、舐めるな!!顔を舐めるな!!!
『暇。』
―――知らねぇよ!!良いじゃん暇ぁ!!
せっかくどうでも良いことに思考を使ってそのうち真理にたどり着くごっこしてたのに!!
捕食モードになった右手が俺を腹くらいまで咥えるというホラーなシーンになった午後の昼下がり。
スプラッタはCEROが上がるのでNG。
暇と言われても実際なにかできるということもないし、ぼーっとしてるのが楽なので良いと思うのだが。
『食事。空腹。空腹。』
空腹?それは......どうする?やっぱアラガミ?そういえば俺も少しだけお腹が減った気がする。え?もしかして俺もアラガミ食えばお腹膨れる感じ?もう人間じゃないじゃんそれ......。
自分の変わりように嘆きながら、とあることに気付いた。
―――そういえばさ神機。言葉が少し拙くなってない?
そう。神機の言葉遣いが少しカタコトじゃないがこう、前のように単語だけの時が目立つのだ。
洗脳されてた頃はもう少し流暢だった覚えがある。
『同調。切った。段階。低下。』
ほーん。同調切ったからそこら辺もグレードダウンしたと。
まぁそんなことはいい。問題は、俺たちの空腹だ。
『食事。行こう。』
あぁ、わかってる。わかってるんだ。俺たちは立ち上がらなければならない。自分の足で立ち上がって歩みを進めなければならない。それは分かってるんだ。
『?。速く。』
まぁ待て。今の状況を振り返ろう。
寝っ転がる俺、差し込む日差し、心地の良い気温、微睡む俺。
何が言いたいかというと、そう。
『........?。』
絶望的なまでに起き上がりたくないのだ。
起き上がる気が全く起こらない。もう10分。おやすみ。
目を覚ましたら、窓から綺麗な朝日が見えました。
『馬鹿。好き。』
皆さんは最近の良ゲーラッシュに付いていけてますか?これからも当分はこんな状態が続くと思うので、集めるのが魔剤の缶だと多分部屋が埋まるので、作者はプルトップをオススメしますね。
良きゲームライフを!!