家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

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遅くなってしまいましたね.......。
もう長いことゴッドイーターしてなかったせいでストーリーをだいたい忘れてしまいました(絶望)

※生々しい表現注意


第24話 自爆だよ!!転生者!!

↑月→日

 

今日も元気だ背骨と肩が痛い。

案の定ラケル博士に関節を極められてしまった。

朝起きると解いてくれたがそれでもまだ痛い。こちとらゴッドイーターやぞ?超人通り越して怪人やぞ?そんな怪人を関節極めて泣きそうにさせるとかラケル博士何者なんですかねぇ,,,,,。

 

『人外。』

 

端的な感想ありがとう。

 

『どういたしまして。』

 

今日はフライアに来ていたジュリウスとお仕事があるらしい。

とても大事な事らしいので部屋で待っていて欲しいとの事。

.....それ絶対あれだよね。神機兵の教育的な。

結構ストーリーも終盤らしい。この先どうなるのか全く予想できないが、どうにかなってほしい所である。

 

正直いえば計画自体考え直してほしいが、ラケル博士の中にはアラガミの意思が存在する。

いくら俺と仲が良くてもそこは譲らないのだろう。

どうにでもなれと投げ出す気は無いが、どうすればいいのか分からないのが現状だったりする。

 

『大丈夫。大丈夫。』

 

ありがと。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

「よく来てくれましたね、ジュリウス」

 

「........はい、先生」

 

ラケルがジュリウスを呼び出し、計画は最終段階へと進む。

計画の名は『ラケルとデシュアの世界計画』。

もっといいネーミングは無かったのだろうか。

 

計画の内容はほとんど変わらない。ジュリウスを黒蜘蛛病に感染させ、どんな因子も受け入れ適合する『奇跡の子』であるジュリウスを特異点とし終末捕食を行うことだ。

ただ違うのは、ラケルとデシュアは終末捕食が終わるまで空に逃げるということだ。

過去にシェルターを作ったが普通にアラガミに食われたらしい。

 

「では、ここに座って神機兵にあなたの経験、知識、人生を書き込むのです」

 

「はい」

 

「......あの子達は、良かったのですか?」

 

「.......はい、ラケル先生の為なら」

 

「そうですか.....ふふふ。ありがとう、ジュリウス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、ところでジュリウス。わ、私とあの方は、お似合いのカップルになれるかしら......////」

 

「!?」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

↑月→日の続き

 

計画のことはとりあえず置いておいて、少し喉が渇いたので冷蔵庫を見ていると。

 

──なんだこれ?

 

他の飲み物より絶対に高いであろう瓶入りの飲み物が出てきた。

大切そうに奥に保管されてあったのだ。

.......気になる。

 

──栓は.....空いているのか。

 

少しだけ。ほんとに少しだけや....。

 

コップを持ってきて、コップの3割程瓶から飲み物を注ぐ。

綺麗な琥珀色だ。絶対高いやつじゃんこれ(再確認)

 

──....据え膳食わぬはなんとやら

 

コップを持って匂いを嗅ぐ。うん、フルーティな香りだ。

口元に近づけ、周りに誰もいないことを確認する。

そして.....飲む!!!

 

味わうこともなく一口で一気に飲み込んだ。

優しく甘い香りが鼻を通る。うん、味わわなくてもわかる美味しさ。

確かにラケル博士が大切に保管する気持ちがわかる。

 

少し罪悪感に駆られながら元あった場所に戻す。

すまねぇラケル博士。ちょっと飲んでしまった。

 

........待て。様子がおかしい。

少しずつだが体が熱くなってきた。

息すらも熱くなり、唾液が増えてきた。なんだ......これ。

服すらも邪魔な程に火照ってくる。

 

そこまではまだいい。

1番の問題は......。

 

──なんで.....なんで俺の神機(意味深)が銃モード(意味深)になってるんだ!?

 

そう。我が自慢する程でもないが凹む程でもない神機(意味深)が銃モード(意味深)になっているのだ。

何故だ、何故急にこんな....。

待てよ、さっきの飲み物を飲んでからだよな....。

冷蔵庫を開けて見てみるが、ラベルは貼ってない。

だが栓に書いてあった。

 

──神機、これなんて読む。

 

『淫靡。』

 

な、なんて物仕込んでるんだラケル博士ぇぇぇぇえ!!!!

ここに来てまさかの媚薬!?しかも減ってたってことはそれなりに使われてたんだよな.....。

 

──そう言えばラケル博士の料理食べた時何度か体が熱くなったことがあったな.....。

 

既に盛られていた訳か.......!!

マズい。収まりが効かなくなってきた。そろそろ破裂しそうだ。

恐らくは薄めて使ったり少なめな量でも効果がある強力なものなのだろう。

俺はさっきそれを結構な量原液で飲んだわけで......。

 

ヤバイ。ヤバイってこれは。

何がヤバイってナニもかもがヤバい。

体が汗と冷や汗でグチャグチャである。

思えばこの世界に来てから発散したことなんて1度も無かった。その日数なんと10ヶ月以上である。

俺自身それほどそういう事を必要としない人間だっただけに、アラガミ狩りに集中していたのでそんなことをする必要が無かったのだ。

 

ここで選択肢が出てくる。

 

①どこか別の場所で発散させる。

②我慢する。

③神機(意味深)を手放す。

 

もっとマトモな作戦が浮かんでくれないものか。②しかないじゃん。

そうだ、落ち着こう。

俺は木だ。木なのだ。木のように何事も流し、世界と一体になるのだ......。

 

 

 

 

結局、我慢が効かなくなってトイレにお世話になった。

なんだよ勢いだけでトイレットペーパー貫通するって。これが10ヶ月以上発散させなかった成果か.....。

 

『羞恥。羞恥。羞恥。羞恥。

羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥歓喜羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥羞恥歓喜羞恥歓喜羞恥歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜(etc』

 

うん。ごめん神機......。

これからはラケル博士飲み物や料理には注意をすることにする。




たまにはこういうのも良いと思うのじゃ。

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