家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜 作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神
本編はどうやって主人公を家出させるかが固まったら出ます。
──よいしょっと.....こんなもんか
『大量。大量。』
おう、そうだな。
俺は今、アラガミの乱獲をしていた。初めてかれこれ7時間。
このことを知ってるのはオペレーターちゃんだけ。プライベートな通信をしているので支部長がわかることもない。
現在の時刻はAM3時。イイ感じだ。
『デシュアさん、そろそろ終わりにしますか?』
──あぁ、うん。これだけあれば足りるだろうから。
ん?何してるかって?
題して、「デシュアのサンタ大作戦!!日頃の感謝スペシャル」だ。
昼頃に、そういえばみんなに日頃の感謝とかあまりしてないなとか思い、クリスマスだし、いい機会だと思ってみんなが欲しがってるアラガミの素材を枕元に置くことにした。手紙と一緒に。
暗いのであまり周りが見えないが、とりあえずまっすぐ進めば帰れるはずだ。真っ直ぐにしか走ってないし。
さぁ帰ろう。帰ってプレゼント配りだ。
この時デシュアは気付いてなかった。己の服が殺したアラガミの血で濡れ、染められ、サンタというかサタンに相応しい感じにピチャピチャと血を滴らせながら歩き始めていたことに。
此の後の惨劇は、「デシュアの血みどろサンタ事件」として伝説になる。
──よし、最初はカノンちゃんだな。
ゆっくりとドアを開けると神機に抱きついて眠るカノンちゃんが暗闇の中でも見えた。
近くに小さめのテーブル。よし、あそこに置こう。
テーブルに希望していた「ディアウスピターのマントみたいなとこ」を置いて手紙を書く。
なお暗闇でみえないが、手紙は血で滲んでところどころ赤く染まっているし、字は歪んでもはやホラーだ。
──よっこらせと。
書き終わったあとにカノンちゃんの布団に手をついて立ち上がってガッツリ血の手形も布団に付いた。
立ち去った後には、血の足跡が付いていた。
これがあと複数人を襲う!!!!
その後、それを見たものは2通りに別れた。
「うおっ!?なんだこりゃぁ!?」
「うわぁ.....えぇ.......?」
「書類がぐしゃぐしゃじゃないか!?しかも血!?なんの呪いだ!?」
一つは、取り乱すもの。
「あはぁ♡お茶目ですねぇ♡貴方様ぁ♡」
「デシュアさんの.......匂い......?あはっ♡」
「あああああああん♡デシュアさまぁぁぁぁあああああ♡んっ、おっ、ひぎぃ♡」(ビクンビクン)
二つは、色々と取り乱すものだ。
後日、デシュアは「自分でしたー!!みんな喜んだー?」と暴露するが、一つ目の者達に責め立てられ、二つ目の者に凝視されたり抱きつかれたりなどされていた。
番外編だしクオリティは.....ね?(焦り)