家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

23 / 38
神機ちゃん多めです。
サービスシーンもあります。


第18話 転生者で何が悪い!!

☆月(・o・)日

 

 

久しぶりにブラッド達と一緒にクエストに行った。

大型を何体か狩るだけだったので3分で済ませた。

何故か周りからは引かれてたけど........。

 

『慰め。慰め。』

 

サンキュー神機。

だから擦り寄らないでいいよ。更に引かれてるじゃん。

 

帰るときにナナちゃんにおでんパンを貰った。

食べた感想では、冷えてたけどパンに汁が染みてて結構美味しかった。

副隊長くんが物言いたげにこっちを見てたけどなんだったんだろ。

......そういえば久しぶりの食事だなぁ。

ここ2ヶ月は何も食べてないからなぁ。

 

そんなこんなありながらも早めに帰ったので、俺は追加でクエストこなして体を使うことにした。

なんだっけ.......ウロボロスだっけ?

あの動く山みたいなやつを5分程で片付けて帰った。

 

帰るとシエルちゃんが話しかけてきた。

なんでも、バレットの作成の手ほどきをしてもらいたいとのこと。

そういえば、結構バレット作ってたな......。それそのまま教えてもいいけど、角度から高度まで全部教えるとなると時間かかりそうだ。

などでとりあえずは簡単な「デルタスナイプ」を教えてあげた。

 

「バレット同士が消滅しあってもダメージを与えられるんですか.......!!!」

 

と驚いていた。バレット1個1個に意味を持たせるようにしてたからかな。

ダメージを増やすためだからね。

 

シエルちゃんは凄い喜んでくれて、「先生」と呼ばれるようになった。

なんか照れるな。えへへ。

 

『可愛い。』

 

 

 

 

 

☆月_:( _ ́ω`):_日

 

 

今日はクエストには行かない日。

そしてラケル博士は会議で居ない。

 

『撫でる。』

 

なので神機の相手をすることになった。

最近疎かにしがちだったからね。

擦り寄ってくる神機(捕食形態)を撫でながら、神機(本体)のメンテナンスや掃除をする。

 

『急に。そこはダメ。いやん。』

 

棒読みなんだよなぁ........。

盾の機動部や刀身を磨きながら動作確認もする。

 

『うん。気持ちいい。』

 

さっきから「うん」とか「ん」とか呟いてるけどなんなんだ。

スナイパーの銃口に磨き棒を突っ込む。

 

『ぐぅ。深い。』

 

あれ、痛かったか。

軽く磨いて早めに抜いてあげる。

 

『んん。』

 

やっぱり痛かったか。ごめんね。

あとは柄や細かい部分を洗う。

最後に動作確認をして.....よし、終わりだ。

 

『いつも乱暴。でも。それがいい。』

 

そりゃどうも。

メンテナンスなんて久しぶりだったからなぁ。

隙間にアラガミの血が結構付いてたね。

 

『見せないで。恥ずかしい。イジワル。』

 

ごめんごめん。

 

 

 

 

☆月(´^ω^`)日

 

 

ラケル博士が帰ってくるなり撫でてきた。

 

「ただいま帰りました♪」

 

──あぁはい.......。

 

返事が曖昧だったせいか少し膨れる。

抗議するようにこちらを見てくる。

......あぁもう。

 

──おかえりなさい、ラケル博s「ラケルです」ラケル「はい♡」

 

お馴染みの「ラケルです」に今まで以上の殺気が乗っていた........!!

喰われるかと思った.......。

 

「うふふ.....♡まるでおしどり夫婦みたいですねぇ♪」

 

何故「おしどり」を付けたのか.....。

ラケル博士はお茶目だなぁ(白目)

 

「私が居なくても大丈夫でしたか.....?」

 

人を子供かなにかみたいに......別に大丈夫ですよ。

 

「私は大丈夫じゃなかったです♪」

 

 

 

 

その日はずっと引っ付かれた。

 

 

 

☆月( ´△`)日

 

 

今日は少しピンチだった。

日記を見直して居たのだが、トイレに行っている間に副隊長くんに内容を見られそうになった。

即座に奪い返したが、内容が気になるのか手を振って頬を膨らませ抗議してきた。

所謂女顔の副隊長くんがやると可愛いだけである。

 

ジェスチャーで何かやましいことでも書いてるのかとからかわれたが、適当に流した。

見られるのは恥ずかしい内容だし、転生のこととか書いてるので見せるわけには行かないのである。

肩を揺すられ頭を叩かれ、数々の暴虐を乗り越えてラケル博士の所に戻った。

 

「なにか疲れてますねぇ.....?大丈夫ですか?」

 

はい。疲れました。

なので少し休ませてください。

 

 

 

 

 

 

子守唄で眠らせてきた。

なぜこうなった。

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

 

ブラッド達はあることに気が付いた。

デシュアがここに来て何も口にしていないのだ。

 

.....何もではないかもしれないが、その回数が極端に少ないのは確かであろう。

そのことでフランを含むブラッドは作戦会議をしていた。

 

「どうやってご飯を食べさせようかな......?」

 

「普通に言えばいいんじゃないか?」

 

「いや、彼のことだ。遠慮してしまうだろう」

 

「そんな少ない食事量であんな動きが......」

 

上からナナ、ギルバート、ジュリウス、シエルである。

副隊長は考え込んでいるようだった。

 

「うーん......うーん.....あ!!思い付いた!!」

 

ナナは「ミッションに誘っておでんパンを自然に食べさせよう作戦」を考え付いた。

 

「ナナがそんな良い作戦を......」

 

ロミオは謎の敗北感を受けていた。

 

この作戦をおでんパンだけではなく他の食料も食べさせること、そして定期的に行うということで会議は終わった。

結果だけ言えば無事成功。まぁミッションは彼1人で全てが片付いてしまったが。

 

ここでフランが一言。

 

「運動するのですから寧ろ消費してるんじゃ......」

 

「「「「「「........」」」」」」

 

終わりなき作戦の改善が始まった。




サービスシーンは無心で書きました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。