家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜 作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神
吸血鬼の方に誤爆してしまいました。混乱した方は申し訳ありません。
◎月(*´ω`*)日
ラケル博士にチョーカーを貰った。
なんでも、日頃のお礼らしく、ラケル博士が手作りしたらしい。
こんな良い物をプレゼントされるほど何かした記憶は無いんだけどなぁ.......。
ただただアラガミを勝手に狩ってただけだよ。(ダジャレ)
チョーカーの見た目は留め具がハートに成っていて、付けていても首が痛くならない様な素材が使われている。圧倒的な高級感.....!!
留め具のハート以外には特にこれといった刺繍やら模様は無いが、丁寧に作られているので、壊れるようなことは滅多にないと思う。
シンプルだけど、凄くオシャレだ。
有難く付けさせてもらっている。首にピッタリで着け心地も抜群だ。
今日はあのにっくきハガンコンゴウの群れの討伐だ。
俺がまだゲームをしていた頃、ゴッドイーターバーストで何度も殴り殺された相手だ。
勿論、今は俺が殴り殺す立場だ。
いつも以上に念入りにやってやった。へっへっへ。
『恐ろしい。』
え、怖かった?
『恐ろしい子。』
なんでガラスの仮面?
☆月( ・∀・)日
月が変わった。
この世界に来てかれこれ1年くらいかな?
色々あったなぁ........。
その中でも一番はやっぱり、フェンリルから逃げ出したことかな......。
それが影響して、今こうなってる訳だからね。
「羨ましくなるほどサラサラな髪ですねぇ......♪」
こうなってる訳だからねぇ......。
―――ラケルさ「ラケルです」.....ラケル、暑いから離れて?
引っ付き過ぎて少し汗をかいてきた。
この状態で引っ付かれるとラケル博士に汗がつくと思うので、離れるように言う。
「嫌です♪」
そう言いながら首筋に顔を近付ける。
あのすいません。そんな事されると吐息とか胸部装甲ガガガ。
「うふふ.....♡貴方様の匂いがしますよ?」
そう言いながら首筋を撫でてくる。
ふわぁ.....くすぐったい.......。
首筋.....だけじゃなくてくすぐりはだいたい弱いので、やめて欲しい所存である。
「あらあら.....だらしない声ですねぇ♪」
その後も、ずっと弄られた。
☆月(´-ω-)ウム日
今日は狩りの日だ。
適当に感応種やら大型やら中型やら狩ったあと、ラケル博士のところに戻る。
「おかえりなさぁい.....」
柔らかい声で迎えてくれるラケル博士。
ただ眼力が尋常じゃないのだけがいつもと違う。
──あの.....どうかしましたか?
「........。」
あれ.....?何も答えてくれない.....。
とりあえず椅子に腰掛けようかn「なんで目を逸らしたのですか?」
横から手が伸びてきたかと思いきや、頭を強引に回されラケル博士の視線に合わせられる。
唇が合いそうな距離だというのに、そういう気が全く起きない。
「なぜ、目を、逸らしたのです......?」
──いやあの....座りたいなと......思いまして
「それなら、私の前に座ってくれたら良かったじゃないですか......」
「もう、逸らさないでくださいね?」
恐ろしすぎて声もでなかった。
力が入っていた手が頭の上に置かれ、ゆっくり、ゆっくりと、子供を安心させるように動かされる。
「そう.....そうです。ずーっと見ていてくださいね.......?」
「だけれど......先ほど目を逸らしたお仕置きがまだですねぇ.......?」
お、お仕置き!?
待って、多分ラケル博士のお仕置きはホワーン♡じゃなくてデデドン!!だから!!マジでシャレになりませんからぁ!!
「.....うふふ♡冗談ですよ♪」
そこでふと、様子が元に戻る。
ラケル博士なりの冗談だったらしい。
──や、止めてくださいよ......心臓に悪い.....
「うふふ♪冗談ですから.......まだ♡」
その日は恐怖で眠れなかった。
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「あぁ......♡怖がる貴方様も愛おしい......♡首筋が弱くてくすぐったがりな貴方様は可愛らしい♡」
少し短くなってしまいました。
本当にどうやって進めよう.....。