家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

20 / 38
以前、35万UA突破したら、番外編を書くと言っていましたが、忘れていたうちにまさかの40万ですよ。
ありがとうございますイヤッはぁぁぁああああああ!!!!ゲホッゴホッ!!!
今回は2本立てです。

1本目は私の過去作、「アラガミ転生記〜ザイゴートからの成り上がり〜」を読んでくださっていた方はわかる、所謂セルフクロスオーバーです。


番外編:UA40万突破!! 豪華2本立て

①ありえない邂逅

 

 

 

―――......なんだ、あれ。

 

その日は、いつもの様に適当に歩いていただけだった。

いつもの様に狩って、いつもの様に神機と散歩して。そんな日だった。

某フロムゲーの狩人もこんなに働いてないんじゃないかと勝手に考えてた時だった。

 

―――なんだあのバケモノ。

 

目の前には、白いオウガテイルの様な群体が走っている光景が見えた。

おおよそ50から60か?

ゲームでは見たことないな。

背中からは腕が2本。尻尾は神機のよう。目は大きなのが一つ。

 

―――神属性のオウガテイルか.....?

 

『絶対違う。』

 

うるせぇ。

と、神機と会話していると.....。

 

「グルルルル」

 

後ろから声が聞こえた。

振り向くと、白いオウガテイルが......。

 

「グガガアアアアア!!!!」

 

―――やめろぉ!!大きな声出すなぁ!!!

 

そう言って神機を振り下ろしたが硬い硬い。

そして速い速い。残像が見えるくらいには早い。

更には.....。

 

「「「「「グガガアアアアア!!!!」」」」」

 

ドドドドドドっと他の真っ白オウガテイルが波のように.......。

 

―――こなくそ!!!掛かってこいやぁぁぁあああ!!!!

 

2日に渡って全力で相手したが、まるで数が減らないし逆に増えてる。

だが、思いっきり斬れば倒せるし、攻撃もちゃんと避けれる。

あぁでもやばい......体力が.......。

 

まぁ、レーションで回復できるんだけどさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、白いオウガテイルが退却するまで続いた。

なんだったんだあれ......。

 

『お疲れ。』

 

お前もね。久しぶりに疲れたよ。

 

 

 

 

 

「キュゥゥゥン......」

 

―――へ?

 

後ろから変な声がしたと思ったら、何やら銃口を向ける機械の様な何かが......。

 

 

 

 

 

 

俺は全力で掴んで投げ捨てた。

いやだって、絶対危なかったもん。

 

「キュュュュン......」

 

ドップラー効果で遠くなる声。そして空に向かって伸びる光の柱。

......え、あれ撃とうとしてたの?マジで?

予想以上だった。

 

最近なんだか厄いぞ......なんだってんだ.......。

そう思って、今日は早く寝ようと思って歩き出すと、

 

「イタダキマス!!」

 

上から少女が降ってきた。

なんかすっごい大きな口を背負って。

 

 

 

 

うん、疲れてたんだよ。食われたわ。

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと、なんか島みたいな所で寝かされてた。

起き上がって周りを見ると、先程の白いオウガテイルと機械と少女が、白い女性に擦り寄っていた。

 

―――何あれ.....。おっそろし!!

 

『こっち。向いた。』

 

白い女性が気づいた様で、こちらに近づいて来る。

そして、手をこちらに伸ばしてきて......。

 

 

 

 

 

 

 

―――そこで俺は目を覚ましたんだ

 

『夢オチ。サイテー。』

 

 

 

 

 

 

②帰ってくると信じて

 

 

デシュアさんが、また逃げました。

あぁ、またですか。

なんだかもう慣れてしまいました。

私も連れて行ってくれなかったことはショックですが、デシュアさんなりの考えがあるのでしょう。

あの人は意味が無いことはしないので。

 

少ししたら帰ってくるんだろうなぁと、軽く見ていました。

また一緒にミッションに行って......そんな風に考えていました。

 

まだ、帰ってきません。

 

まだ、帰りません。

 

まだ、

 

まだ、

 

まだ、まだ、まだ、まだ、まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ......。

 

『まだ』。

 

 

 

 

 

マダ、カエッテキマセン

 

 

 

 

 

「あ、あのぉ.....カノンさん?そろそろ休憩なさっては......」

 

「ミッション......お願いします........」

 

デシュアさんはまだ帰ってきません。

何故、何故でしょうか。

そう考えると、ある答えに繋がりました。

 

....そうか、そうですよね。

私は今まで、デシュアさんに頼りきっていました。

デシュアさんを信じて、デシュアさんに委ねて、デシュアさんに全てを捧げて。

それじゃ、ダメってことですよね.......。

自分で動けない木偶の坊なんか、いりませんよね。

 

なので私は、とにかくミッションを受けて、デシュアさんのようになろうと思いました。

何度も何度も出撃して、何匹も何十匹もアラガミを食らって......。

そうしていると、デシュアさんに近づいている気がしてとても楽しいです。

次にデシュアさんが帰ってくる時には、1人前のゴッドイーターとして会いたいと思ってます。

なので、その時は、ホメテクダサイネ.......?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「台場カノン」

 

月間ミッション受注数:「47件」




①のデシュアは、まだゴッドイーターになりたてのデシュアです。もぎたての果実レベルで新鮮です。

②はまぁ.....原作にも関係する話として、デシュアが居ない状態になったカノンちゃんのお話でした。

どちらも書きたかったことなので、楽しかったです(小並感)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。