家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

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※踊りはしない
日常回です。作者は苦手です。


第15話 歌って踊れる転生者!!!

◎月ヒィー(>ω<ノ)ノ日

 

月が変わった。

無断出撃の結果、当分の間外出が禁止になってしまった。

それはまぁ、仕方がない。

無断で出撃して、更にはラケル博士を泣かせてしまったのだ。

クジョウ博士、という神機兵の研究の一人者の人に睨まれてしまった。

 

しかし、ラケル博士と一緒にいるのも良いのだが流石に疲れる。

なのでとりあえずは庭園でお昼寝でもすることにした。

.......寝付きが悪い。

 

『そういう時。歌が。良いって。聞いた。』

 

神機が語りかけてくる。

ここはカラオケボックスじゃないんだけどな......。

まぁいいや。小さい声なら大丈夫だろ。

 

俺が一番好きな歌を歌うことにした。

やっぱ良いよね、「島唄」。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

任務が終わった後に、デシュアさんが無断出撃で当分の間外出を禁止されたことを聞きました。

もしかしてと、期待を胸に庭園を覗いて見ました。

やっぱり居ました!!

嬉しく思っていると、静かに歌いだしました。

 

日本語の歌でした。

静かな曲だと思ったら、少しづつ力強くなって、落ち着いているのに不思議な力を感じる歌です。

島と海をイメージさせる、昔聞いたことがある極東の三味線と言うものが合いそうな歌です。

聞いていると元気が出てきます。

ドンドンテンポが速くなって、最後は静かに歌い終わりました。

 

あぁ、やっぱりこの人の歌はとても勇気が貰えます。

まだ他に曲はあるのでしょうか。

もうすっかりデシュアさんのファンになってしまった様です。

 

......よく見ると、寝てしまったようです。

起こすのも悪いと思って、静かに去りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〜♪」

 

「シエルちゃんの曲のバリエーションが増えてる!?」

 

 

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◎月(´-3-`)日

 

昨日は歌い終わったと同時に寝てしまったようだ。

ジト目のラケル博士に起こされて一緒に寝ることを条件に出されて、必要以上に引っ付いてくるラケル博士を相手しながら寝た。

 

「うふふ♪お花のいい匂いがしますねぇ♪」

 

昨日庭園で寝たせいで匂いが付いたようだ。

嫌がられてはないようなので良しとする。

ラケル博士に髪を弄られながらそう考えていた。

 

―――そういえばラケル博s「ラケルです♡」........ラケルは普段どんな仕事をしてるの?

 

気になったので聞いてみた。

 

「基本は子供たちのバイタルチェックと神機の管理の監督などです。

私はお仕事で疲れてるので癒してくれたら嬉しいです♡」

 

そう言いながらまた髪を弄る。

とても上機嫌だ。男の髪を弄るのってそんなに楽しいのかね。

 

『貴方だから。楽しいの。愛しいの。』

 

そう言うとラケル博士が俺を好きみたいだな。

ハハッ♪面白い冗談だ。

アラガミの意思そのものである黒幕 of 黒幕なラケル博士がそんな風に思ってくれてるなんて.....ねぇ?

 

「うふふ♪いい匂い.......♡」

 

とりあえずは人の匂いではぁはぁしているラケル博士から一刻も早く離れなければ。

いや、花の匂いか?それもそれで危ない。

後ろから腕を回して頭を抱えるようにしているせいで逃げられないけどな。

ラケル博士、この抱き方好きだね。

 

「ふふふ♪ナデナデ......♡」

 

若干のキャラ崩壊が起きてる気がしないでも無いが、あまりつつかない様にしようと思う。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

あぁ、可愛い.......♪

素敵な素敵な貴方様.......♡

 

昨日は私から離れて庭園で寝てしまったようですから、本来の匂いは薄くなってしまっていますが.....。

花の匂いが混ざった貴方様の匂い.......これはこれで癖になりそう♪

サラサラとした指通りの良い髪を撫でる。

 

ナデナデ......ナデナデ......はぁぁぁぁ♡

 

こんな日が永遠と続けば良いのに......。

いえ、いえ。そうね。こんな日を続ける為に、計画を立てていたのよね。

この世界には貴方様と私だけが残れば良いのです♪

 

もうすぐで、もうすぐで貴方様と私だけの世界が出来上がります。

だから、待っていてくださいね?




「島唄」は作者が好きな歌の一つです。

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