家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

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どんどんタイトルが適当になるぅ.......。
何かリクエストあるー?(タイトル通りの内容にはなりません)


第10話 やっちゃえ転生者!!

△月|・ω・`)フムフム日

 

 

フハハハハ!!!!

クエストの数を増やしたおかげで、ようやく脱走の隙が見つけられたわ!!

カノンちゃんとシユウの群れを狩っている途中で、危険がなくなった瞬間を見越してダッシュで逃げてやったわ!!

 

『邪魔もの消えた。嬉しい。2人きり。』

 

カノンちゃん邪魔だったのか......。

確かに最近あまり喋ってなかったし、捕喰形態になるのも少し遅かったもんね。

まぁ、これでカノンちゃんも監視の仕事はとりあえずお休み。

羽を休めている事だろう。

......だけど社畜化し始めてたからな。

過労死しなきゃイイけど。

 

 

 

△月∑( °口° )!?日

 

 

久しぶりの1人の時間。

いやカノンちゃんと居るのも楽しいから良いんだけどさ、ずっと一緒にいるのもねぇ?

相手は異性だから緊張しちゃって......。

俺は、とりあえず適当な所にあったビルの中でソイヤッ茶を飲んでいた。

二、三本程持ってきていた筈だったのだが、もう飲み干してしまった。残念。

 

今日は、少しチャレンジャーになってきた。

適当に歩いていたら、なんか凄いグボロを見つけた。

 

天狗のような鼻にドヤ顔のようなウザイ表情(?)

熟れたバナナの様なヒレ。

極彩色の冠の様なもの。

 

カバラ・カバラだ。

初めての感応種だが、あいつ一番弱かったよね。

......やってみるか?

ねぇ、行ける?

 

『大丈夫。』

 

―――よし、なら行こう!!

 

俺はダッシュで懐に入り込み、一撃で鼻をへし折った。

いきなりの奇襲で驚くカバラは、感応現象をばら撒きながら部位破壊によりキレていた。

俺の神機はバーストして軽くなり、俺の体も軽くなった。

続いてのニ撃目で、腹を切り裂いた。

 

―――え、終わり?

 

あ、呆気ない......。

それが俺の感想だった。

オロチの方がまだ......比べる対象がおかしいか。

 

結果、感応種相手でも戦えることがわかった。

 

 

 

 

 

△月(´・∀・`)日

 

 

そろそろGE2に移行してると思うので、思い切ってマップの外を目指してみようと思う。

常冬の寺をダッシュで越えて、通り魔の如くハガンコンゴウの群れを葬り、クアドリガをパンクさせ、カバラの鼻を折りながら走る。

 

ハガンコンゴウは苦手だ。無印してる時に一番苦労したからな。

なんだよあいつ。氷刀じゃ切れねぇよ。

 

少ししたら、だだっ広い荒野(?)に出た。

視界の奥には、何やら移動しているデカイ何かが。

 

あ、あれが『移動要塞フライア』か!!

すげー、なんだあの迫力。

と、フライアを眺めていると、何やら通信が入った。

あれれぇ?電源切ってる筈なのになぁ。

 

『うふふ......。やっと会いに来てくれたんですね?』

 

んー?なんか聞いたことあるなぁ。

なーんか黒幕っぽい感じの声だ。美人そうだが。

 

―――.....誰ですか?っていうかどうやって通信を......?

 

『私はラケル。ラケル・クラウディウスです』

 

―――.....え?なんだって?

 

『うふふ......。困ってる貴方も可愛い。ラケルとお呼びください』

 

ラケル?今ラケルって言った?

え、あの半裸の巨大アラガミになる?

 

―――ラケルって.....あのラケル博士ですか?

 

『ご存知だったんですね。ラケル博士なんて堅くならずに、ラケルとお呼びください』

 

―――あの、ラケルはかs『ラケル、とお呼びください』.......。

 

え、何この人。

なんで通信できてる?とか以前にめちゃくちゃ怖いんだけど。

それにさっき、『やっと会いに来てくれた』って言ってたよな。

 

―――ラケルさn『ラケル、ですよ?』

 

うふふ、と可愛く笑うラケル博士。

なのに、なんだこのプレッシャー。

 

―――....ラケル『なんですか?貴方様』

 

貴方様ってなんだよ!!

......いやいや、1個ずつ突っ込んでたら話が進まねぇ。

ここは俺のスルースキルを見せてやる!!

 

―――あの、なんで俺のこと知ってるんですか?

 

『妻が夫のことを見守るのは当たり前です。それに今も.....うふふ、キョロキョロする貴方も可愛い........』

 

ダメだ、強すぎる。

スルーするには地雷が多すぎる。喋る地雷原か!?

いつ夫婦になったよ!!

 

『ですが.......。浮気はダメですよ?』

 

瞬間、背筋に氷刀がぶっ刺さった。

なにこの、心臓を鷲掴みされたかのような感覚は。

 

すると、通信機から小さく声が聞こえた。

 

『ラケルハカセー?』

 

この元気な声は.......ブラッド隊のハンマー娘ことナナちゃんか?

 

『あらあら、子供たちが来てしまいました。また今度、お話しましょうね?』

 

そう言って通信を切った。

........変に探索なんかしなきゃ良かった。




キャラ崩壊ラケル博士。

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