家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜 作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神
何かリクエストあるー?(タイトル通りの内容にはなりません)
△月|・ω・`)フムフム日
フハハハハ!!!!
クエストの数を増やしたおかげで、ようやく脱走の隙が見つけられたわ!!
カノンちゃんとシユウの群れを狩っている途中で、危険がなくなった瞬間を見越してダッシュで逃げてやったわ!!
『邪魔もの消えた。嬉しい。2人きり。』
カノンちゃん邪魔だったのか......。
確かに最近あまり喋ってなかったし、捕喰形態になるのも少し遅かったもんね。
まぁ、これでカノンちゃんも監視の仕事はとりあえずお休み。
羽を休めている事だろう。
......だけど社畜化し始めてたからな。
過労死しなきゃイイけど。
△月∑( °口° )!?日
久しぶりの1人の時間。
いやカノンちゃんと居るのも楽しいから良いんだけどさ、ずっと一緒にいるのもねぇ?
相手は異性だから緊張しちゃって......。
俺は、とりあえず適当な所にあったビルの中でソイヤッ茶を飲んでいた。
二、三本程持ってきていた筈だったのだが、もう飲み干してしまった。残念。
今日は、少しチャレンジャーになってきた。
適当に歩いていたら、なんか凄いグボロを見つけた。
天狗のような鼻にドヤ顔のようなウザイ表情(?)
熟れたバナナの様なヒレ。
極彩色の冠の様なもの。
カバラ・カバラだ。
初めての感応種だが、あいつ一番弱かったよね。
......やってみるか?
ねぇ、行ける?
『大丈夫。』
―――よし、なら行こう!!
俺はダッシュで懐に入り込み、一撃で鼻をへし折った。
いきなりの奇襲で驚くカバラは、感応現象をばら撒きながら部位破壊によりキレていた。
俺の神機はバーストして軽くなり、俺の体も軽くなった。
続いてのニ撃目で、腹を切り裂いた。
―――え、終わり?
あ、呆気ない......。
それが俺の感想だった。
オロチの方がまだ......比べる対象がおかしいか。
結果、感応種相手でも戦えることがわかった。
△月(´・∀・`)日
そろそろGE2に移行してると思うので、思い切ってマップの外を目指してみようと思う。
常冬の寺をダッシュで越えて、通り魔の如くハガンコンゴウの群れを葬り、クアドリガをパンクさせ、カバラの鼻を折りながら走る。
ハガンコンゴウは苦手だ。無印してる時に一番苦労したからな。
なんだよあいつ。氷刀じゃ切れねぇよ。
少ししたら、だだっ広い荒野(?)に出た。
視界の奥には、何やら移動しているデカイ何かが。
あ、あれが『移動要塞フライア』か!!
すげー、なんだあの迫力。
と、フライアを眺めていると、何やら通信が入った。
あれれぇ?電源切ってる筈なのになぁ。
『うふふ......。やっと会いに来てくれたんですね?』
んー?なんか聞いたことあるなぁ。
なーんか黒幕っぽい感じの声だ。美人そうだが。
―――.....誰ですか?っていうかどうやって通信を......?
『私はラケル。ラケル・クラウディウスです』
―――.....え?なんだって?
『うふふ......。困ってる貴方も可愛い。ラケルとお呼びください』
ラケル?今ラケルって言った?
え、あの半裸の巨大アラガミになる?
―――ラケルって.....あのラケル博士ですか?
『ご存知だったんですね。ラケル博士なんて堅くならずに、ラケルとお呼びください』
―――あの、ラケルはかs『ラケル、とお呼びください』.......。
え、何この人。
なんで通信できてる?とか以前にめちゃくちゃ怖いんだけど。
それにさっき、『やっと会いに来てくれた』って言ってたよな。
―――ラケルさn『ラケル、ですよ?』
うふふ、と可愛く笑うラケル博士。
なのに、なんだこのプレッシャー。
―――....ラケル『なんですか?貴方様』
貴方様ってなんだよ!!
......いやいや、1個ずつ突っ込んでたら話が進まねぇ。
ここは俺のスルースキルを見せてやる!!
―――あの、なんで俺のこと知ってるんですか?
『妻が夫のことを見守るのは当たり前です。それに今も.....うふふ、キョロキョロする貴方も可愛い........』
ダメだ、強すぎる。
スルーするには地雷が多すぎる。喋る地雷原か!?
いつ夫婦になったよ!!
『ですが.......。浮気はダメですよ?』
瞬間、背筋に氷刀がぶっ刺さった。
なにこの、心臓を鷲掴みされたかのような感覚は。
すると、通信機から小さく声が聞こえた。
『ラケルハカセー?』
この元気な声は.......ブラッド隊のハンマー娘ことナナちゃんか?
『あらあら、子供たちが来てしまいました。また今度、お話しましょうね?』
そう言って通信を切った。
........変に探索なんかしなきゃ良かった。
キャラ崩壊ラケル博士。