家出神喰〜探さないで下さい。いやマジで〜   作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神

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アラガミ転生記2の代わりと言ってはなんですが作った作品です。

....うん、やめて。石を投げないで。「また転生かよ」とか「馬鹿の一つ覚え」とか言わないで!!
オリ主ものとか転生以外でどう書けばいいのかわかんねぇんだよ!!

そして駆け足気味な自己紹介です。


第1話 それゆけ!転生者!

〇月某日

 

今日から日記を付けることにした。

がしかし、何も書くことが無いので1人で適当に自己紹介することにする。

 

ようみんな。元気か?

俺は元気なんて無い。あるなら分けてくれ。

俺は所謂転生者って奴だ。よくあるチートもあるぞ。

転生した世界はゴッドイーター。死亡フラグなんて頑張って売ってもどうしても在庫が残るくらいある世界だ。

そんな世界になんで飛ばされたか?まぁそれは俺の回想を見てくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はその日、銀行に行っていた。

金を引き出さなきゃいけなくてな。生活費は小出しにするタイプなんだ。

すると、運が悪かったのか、

 

「強盗だ!!金を出せ!!」

 

強奪の人質になってしまった。

俺は例の如くガムテープで手足縛られた。

少ししたら警察が来た。銀行員が机の裏とかにある通報ボタンを押したんだろうな。

 

『大人しく投降しなさい』

 

そうやって拡声器で語りかける警察官。

おい、それって犯人を刺激するだけだってどっかで聞いたぞ。

そんなことを考えていると、

 

「おいお前、足のガムテープ切ってやるから立て」

 

って強盗に言われた。

そいつの目は血走って瞳孔が開きっぱなしだった。めちゃくちゃ怖かったよ。

俺は強盗に玄関まで連れていかれた。

 

「大人しく投降しなさい。とっくに包囲されていますよ」

 

警察官にそう語りかけられる。

がしかし、そんなので投降する馬鹿はいない。

 

「舐めやがって....!!おい警察官共!!!俺に手ぇ出してみろ。他の人質もこうなるぞ!!!」

 

逆上した強盗は俺の頭に拳銃を突き立て.....。

 

パァンパァンパァン!!!!

と、発砲した。

 

 

 

 

 

 

 

 

死んだ俺は神様の所に行ったらしい。

目の前で禄な説明もせずただ『転生してもらう』とだけ伝え、淡々と特典の説明をし始めた。

そこら辺で俺は正気に戻り、転生はしなくていいから元の世界に生まれ変わりたいと伝えたんだが......。

聞く耳持っちゃくれなかった。

 

与えられた特典は『神機に愛される』というのと、『空気中のオラクル細胞を吸収してエネルギーにする』と言った物だ。

転生する世界がゴッドイーターだと気付いた俺は必死に拒否したさ。

だが奴は俺の話は全部スルーしてさっさとこの世界に落としやがった。

ちくしょう。今思い出してもむかつく......。

 

 

 

 

 

 

 

こうして俺は転生してゴッドイーターになった。

かなり駆け足だと思うだろうが、実際こんな感じなので勘弁して欲しい。

次は....そうだな........。

俺がフェンリルに居た時の話でもしようか。

 

 

 

 

 

 

 

転生した俺はゴッドイーターになんかなってやる物かと奮起していたのだが、気が付くと適合試験の真っ只中だった。

 

『さぁ、そこに手を置いてくれ。大丈夫、怖がることないさ』

 

そう語りかけてくるのは某スターゲイザーさん。

個人的には好きなキャラだったが、一気に嫌いなった。

あのクソ野郎()。いつかぶん殴ってやる。

今はここに手を置く以外に出来ることはない。つまりゴッドイーターになる以外道はないのだ。

くそ......。やるしかないのか......。

確かこれってめちゃくちゃ痛いんだよな。やだなー。

 

俺は渋々手を神機の上に置いた。

すると、頭に声が聞こえた。

 

『......歓喜。

歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜(ry」

 

な、ナンジャコリャァァアアアアア!!!!!

怖い!!怖すぎる!!!!

ま、まさかこれが特典の『神機に愛される』ってやつか!?

それってあれじゃないの!?神機の扱いが上手くなるとかじゃなくて、感情的なあれだったの!?

 

ニャメロン!!機械っぽい声でそんな甘える様な声を出すな!!

ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!離したい!!けど今腕輪付けてる途中だから引き抜けないぃぃ!!!!

痛いけどそれ以上にこの声が怖くてさほど気にならない!!

 

『待望。叶った。待ってた。嬉しい。嬉しい。離さない。離さない。離さない。

離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない離さない(ry」

 

 

こんな声がずっと聞こえる中、俺は恐怖とストレスで気絶した。

 

 

 

 

 

その後俺は目を覚まし、そこからゴッドイーターとしての生活が始まるのだが......。

流石人類最後の希望の中でも最前線である極東支部。仕事が多すぎた。

ゴッドイーターになって最初のクエスト(オウガテイルの駆除)が終わり、仕事が一段落したと思いクエスト終了の報告をオペレーターちゃんにすると......。

 

「新しいミッションが届いていますよ?」

 

そう言ってきた。

俺は思った。

 

(.....え?行けと?)

 

よくよく考えれば、俺はこの世界の人類の数少ない希望の1人。

そんな人間1人1人に入る仕事が多いのは必然だった。

仕方なく思い、俺はそのクエストも受けた。

 

そこからが、地獄の始まりだった。

 

「新しいミッションが届いていますよ?」「新しいミッションが届いていますよ?」「新しいミッションが届いていますよ?」「新しいミッションが届いていますよ?」「新しいミッションが(ry

 

さながら社畜。俺は寝る暇もなく動いた。

最初は食堂で飯を食う暇くらいはあったのだが、だんだん数も難易度もエスカレートして行った。

1日3回から最後には1日30回へ。

オウガテイル五体の討伐からサリエル堕天種五体の討伐へ。

それに比例する形で自分の時間も減り、最後には飯を食う暇すらもなくなった。

 

本来人間はゴッドイーターであろうとも飲まず食わずで1ヶ月も動くことはできないが、ここでもう一つの特典、『空気中のオラクル細胞を吸収してエネルギーにする』が役に立った。

つまりは飲まず食わずでも、空気中のオラクル細胞を吸収してエネルギーにして、それをカロリーやその他栄養素。更には傷の治療にも回せるのだ。

これのおかげで、俺は連続6ヵ月(しかも24時間)のクエスト受注と言う馬鹿げた偉業どころか『異業』を成し遂げてしまった。

 

そんな中俺は思った。オペレーターちゃんも人間だ。お腹も空くし眠くもなるだろうと。

つまり、夜になれば俺の仕事は終わりだ!!

 

そう思ってた時期が俺にもありました。

その時の俺の目の前には、『新しいミッションが届いていますよ?』と書かれそれを表示するモニターの姿が......。

 

さっき言ったが、俺は人類の数少ない希望の1人だ。

回る仕事が多いのは確かだと思ったのだが......。

 

(それは俺1人じゃない筈だ。ゴッドイーターは他にも居るし、俺以外もこんな感じなのか?)

 

クエストがまた一つ終わり最速で新しいクエストを受ける俺の頭にそんなことが頭を過ぎった。

疑問を解決すべく周りを見てみれば.....。

 

そこには仲良く談笑する男女のゴッドイーターや、食堂のカピバラと戯れるゴッドイーターや、オペレーターちゃんを口説くゴッドイーターが.....。

つまりは、俺1人にクエストが押し付けられているわけで.......。

 

おれの あたまは まっしろになった。

 

その日のクエストクリア数は、70を上回った。

 

 

 

 

 

これが俺がフェンリルに居た時の話だ。

そんな日々が続き、俺は初日以外使ってなかった自室に『探さないで下さい』という置き手紙だけを残し、逃げ出した。

そんな俺に、神機は優しく語りかけてくれた。

 

『慰め。慰め。大丈夫。守る。守る。安心。』

 

この声が、途中で心の支えになっていた。

客観的に見ると自分の神機に語りかける変人だよね。

どうやら神機は、単語でしか話せないらしい。もしこれを訳すなら....。

 

『うんうん、辛かったね。大丈夫、私が貴方を守るから。安心して。』

 

と言ったところだろうか。勝手に女の子にしているが実際はどうなんだろう。

更に、逃げ出してから1度も神機を手放さなかったせいか、半ば俺の手と神機を持つ所が一体化して来ている。

それを神機に聞いてみても、『嬉しい。嬉しい。』としか喋らない。

え?俺との一体化がそんなに嬉しいの?怖いわ。

 

あと一体化してから、体が汚れなくなった。

これについては仮定だが結論はある。体内のオラクル細胞が増えたことによって、体の外にまで出てきて、体の老廃物や汚れを食べているのだろう。まだ仮定の範囲をでないが、もし本当にそうならもはや人外である。

 

まぁあれだ。そんなこんなで俺はフェンリルを逃げ出してきたわけだ。

みんなも、ゴッドイーターにだけはなるなよ。

.....さっきから言ってるみんなって誰なんだよ。




次回はその他の人からの主人公と、日記の続きを書いたりします。
こういう主人公大好きですw

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