バディファイトLoveLive!サンシャイン!! 作:ヤギリ
バディポリス 沼津支部
局長[まさか、彼は…、ツキムラ…?…、サツキ君達はどこにいる?]
職員[サツキ君達なら談義室にいると思いますよ?]
談義室
サツキ[初めまして、僕は盛谷サツキだ、クイン、聞きたいことが沢山ある…]
クイン[はい…]
エース[クイン、君が知ってる事を全て話してくれるか?もしかしたら、多少なりとも記憶が戻るかもしれない…]
局長[私もその理由を知りたいな…]
サツキ[局長…⁉︎]
局長[初めまして、局長のヒノミヤだ、よろしく]
クイン[あ、はい私はクインと申します。]
局長[早速、エース君の質問に答えてくれ]
クイン[はい、まずはノイズ細胞から、ノイズ細胞には3つの種類があります。まずは私やエースに組み込まれているエースプログラム、次にジョーカーやジャックに組み込まれているジョーカープログラム、そして最後はエースプログラムとジョーカープログラムの原点であるクリムゾンプログラム、です。]
サツキ[クリムゾンプログラム…?]
クイン[私とジャックは施設から総帥に引き取られた実の姉と弟、エースとジョーカーは総帥の実の息子で兄弟なのよ…そして、私達とエース達はノイズ細胞で繋がった義兄弟っていうとこかしら]
エース[父さんはどうして俺達兄弟を新人類にしたんだ…、その目的は?]
クイン[総帥がさっきちらっと言ったけど、総帥は私達新人類を使って、今の人類を支配して、新しい人類だけの世界を創り上げようとしている。つまり、他の人達を私達と同じモンスター化できる人類だけの世界にしようとしているの…]
サツキ/エース[⁉︎]
エース[そうだ、俺はたまたまその計画を知ってしまったんだ…だから俺は脱走した…]
サツキ[なるほどな…、総帥とは何者なんだ…]
局長[エース君達が父と呼んでいる総帥、彼の名は<ツキムラ>だ…]
サツキ[局長、知ってるんですか?]
局長[彼とはマブダチでね、彼は30年も前からノイズ研究をしていた…が、ある学会で研究成果を隠蔽されてしまってね、彼は表舞台から姿を消したんだ。まさかノイズ研究をまだ続けていたとはな…]
エース[総帥…]
サツキ[どんな理由があろうと、総帥のやっている事は見逃せない…何の為にエースを連れも戻そうとしてるか分かんねーけど、止めないとまずい気がする。]
エース[俺もだ…、俺は誰も傷つけたくない、もし総帥が…俺の父さんが今の人達を支配しようとしてるなら、身内として父さんを止める!]
クイン[私も協力するわ!エースは私が守る]
局長[彼の目的を知った以上放っては置けない、たまにはこちらから攻めに出ないとな…]
サツキ[クイン、ツキムラの居る所に案内できるか?]
クイン[勿論です!共に総帥の計画を止めましょう]
局長[よし、出発は明後日だ!]
研究所
ジョーカー[どういうつもりだ、総帥!わざわざ姿を晒すとは、エースにはバディポリスが居るのだぞ!]
ジャック[落ち着けよ…兄貴]
総帥[そうだ、少し落ち着けジョーカー、何、彼らには餌を撒いたも同然よ、私には分かっていた、今頃クインが私達を裏切り私の計画をエースやバディポリスに打ち明けているだろう…]
ジョーカー[クインが、裏切る…]
総帥[ああ、もしかしたらクインから目的を聞いたバディポリス達は私達の計画を潰そうとこの研究所まで攻めて来るだろう…当然、正義感の強いエースもな…]
ジョーカー[…エース…]
ジャック[エース、今度こそぶっ潰してやる…]
ジョーカー[だがなぜ、わざわざあっちから攻めさせようとするのです…?]
総帥[実験の最終段階の為だよ…、さあ帰って来るがいい、エース、クイン…]
総帥の真の狙いとは