バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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エースの記憶

沼津港

 

絵里[ん〜!気持ちいい潮風ね、海も綺麗だわ]

 

サツキ[そうだな…、でも良かったのか?僕の転勤について来て]

 

絵里[いいのよ、ついてくって私が決めたもの…それに、お腹のこの子の為にも、環境を変えないとね]

 

サツキ[そうか、じゃあ新しい家に行こうか]

 

絵里[ええ]

 

 

盛谷家 新居

 

絵里[なかなか広い家ね]

 

サツキ[そうだな…、絵里ちゃん、そろそろ転勤先に挨拶に行って来るよ]

 

絵里[そう、気をつけて行って来てね]

 

サツキ[ああ、行って来ます。]

 

 

 

エース君が海の家の空き家に住んで3日が経った…

 

海の家 空き家

 

その日、エースは夢を見た…

 

[ぐわぁぁぁ!]

 

[実験、成功しました。]

 

[素晴らしい!エース、ジョーカー、君達は完璧だ!君達の体はノイズ細胞に適合した、自慢の息子達だ…]

 

エース[父さん…いや、総帥…、俺は何者なんだ…、人間ではないのか?]

 

総帥[いいや、君は人間だ…、モンスターへとなれる新人類の1人だ…、君達のその力で父の望みを叶えておくれ…]

 

ーーー

 

エース[う…う〜ん…は!]ガバッ

 

エース[はぁ…、はぁ…、何だ…今の…夢か…?]

 

エース[俺は、モンスターになれる、新人類?]

 

 

千歌[おーい!エース君!]

 

エース[千歌、皆]

 

ダイヤ[どうですか?何か思い出せましたか?]

 

エース[微妙だな、今、夢を見てたんだ…、凄くリアルな夢だった…]

 

ダイヤ[そうですの…]

 

鞠莉[もしかして、夢じゃなくて、記憶を見てたかもね?]

 

エース[どうかな…、千歌達は、今日もバディファイトの特訓か?]

 

千歌[うん!]

 

果南[ほら皆!早く始めるよ!]

 

8人[はーい!]

 

 

エース[夢じゃなくて、記憶…か…]

 

エースは空き家の中から彼女達を眺める…、皆、真剣にけど楽しんでファイトをしている…、エースはそれを眺めながら、頭の中に浮かんでいた言葉を無意識に呟いた…当然、意味は分からない

 

 

エース[解除(アンリミット)]

 

その時、エースの中で血液が沸騰するような熱さと、自分の細胞が別の何かに変わっていくような感覚と細胞が骨や筋肉を無理矢理に成長させていく感覚に襲われる!

 

 

エース[うわぁぁぁ!]メキメキ…

 

 

千歌達はエースの異変に気付く

 

千歌[エース君!]

 

善子[な、何⁉︎なんなの⁉︎]

 

梨子[エース…君…?]

 

今のエースの姿に皆固まる…

 

エース[はぁ、はぁ、なんだ…、何が起きた…?]

 

 

エースは備えてあった鏡を見つめる…

 

 

エース[俺は、モンスター化できる、新人類…、やっぱり夢じゃなくて記憶だったのか…]

 

千歌[エース君…]

 

エース[来るな!来ないでくれ…、俺は1つ思い出した事がある…、俺は、人間だが、モンスターでもある…新人類…]

 

花丸[新人類…?]

 

エース[皆、ゴメン!]ダダダッ

 

エースは猛スピードで逃げるようにしてその場から、いや、Aqoursの皆から離れた…

 

千歌[エース君!皆!追いかけよう!]

 

8人[うん!]

 

皆、エースを追いかける!

 

 

 

バディポリス 沼津局

 

サツキ[本日付で沼津局にて活動させてもらいます、盛谷サツキです]

 

局長[やあサツキ君、私がこの支部の局長をです。君の功績は聞いているよ、あのイスルギ事件を解決したってね]

 

サツキ[僕だけの力じゃないですよ、Aqoursってバディチームの協力がなければ解決できませんでしたよ]

 

職員[局長!高い周波数を持つエネルギー体が街を疾走しています!]

 

局長[何?周波数は?]

 

職員[周波数72%!]

 

局長[72…、人間ではないな…、サツキ君、早速で悪いが現場へ急行してくれ!]

 

サツキ[了解!]

 

 

サツキは現場へ向かう

 

 

エース[はぁ、はぁ、はぁ…うぁ!]ガッ ドシャ!

 

エース[はぁ…はぁ…、俺は一体、何者なんだ!]

 

 

サツキが現場につく

 

 

サツキ[動くな!]

 

エース[⁉︎]

 

 

サツキがエースに近づこうとする…

 

 

エース[来るな!来ないでくれ!俺は今、モンスターだ!あなた達に何をするか分からない!だから、近づかないでくれ!]

 

サツキ(今はモンスター?どう言う意味だ?)

 

サツキ[待て、落ち着け…、俺はお前に危害を加えるわけじゃない]

 

エース[だから近づくな!俺は誰も傷つけたくない…]

 

サツキ[分かったから…話を…]

 

???[見つけたぞ、エース!]

 

サツキ[ん⁉︎]

 

声の先を見ると黒と紫の配色のガタイのいい男がいた

 

サツキ[何者だ!]

 

エースはその男を知っていた、朝見た夢?記憶の中に映っていた…

 

エース[お前は……、ジョーカー…?]


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