バディファイトLoveLive!サンシャイン!! 作:ヤギリ
Aimer [ZERO]
記憶の無い青少年
1月くらい前からだろうか…、空に赤い彗星が見え始めたのは…
とある研究所から1人の青少年が脱走した…
[何してる!脱走だ!追いかけろ!]
???[はぁ…はぁ…、逃げなきゃ!逃げなきゃ!俺は…]
???[ガッ…うわっ!] ドポ--ン
青少年は石に躓いて前のめりに転ぶ、そのまま崖から海に転落した…
[海に落ちたか…、捜索を続けろ!必ず見つけ出せ!]
ヴァイザー事件から1ヶ月と2週間くらいが経った、1ヶ月くらい前からだろうか、昼でも夜でも赤い彗星が最近見えるようになっていた
沼津 海辺
果南[Aqours]タッタッ
8人[ファイオー]タッタッ
果南[Aqours]タッタッ
8人[ファイオー]タッタッ
果南[止まれ!]
8人[はぁ…はぁ…]
千歌[やっと、止まった…]
梨子[ふぅ…ふぅ…]
曜[砂浜走るの…キツすぎ…]
善子[はぁ…はぁ…、忌々しい太陽の光に体が焼かれる…]
花丸[言ってる意味分かんないけど、理解はできるずら…]
ルビィ[もう…だ、ダメ…]
果南[ふぅ〜、いい汗かいた]
ダイヤ[汗がベタベタで気持ち悪いですわ…]
鞠莉[砂浜ダッシュ…、berry hardネ…]
千歌[はぁ…、ん?う〜ん?]
梨子[どうしたの?千歌ちゃん?]
千歌[ねぇ、皆、あそこ誰か倒れてない?]
曜[え⁉︎]
千歌が波打ち際を見ていると、確かに誰かが倒れている
ダイヤ[大変ですわ!救急車を!でも先に警察を…]
ルビィ[お姉ちゃん落ち着いて!]
果南[とにかく、屋根のある場所に行こう]
海の家 空き家
???[……]
9人[……]
善子[それで、どうすんのよ…この人]
果南[よくわからない以上、警察はやめとこう]
???[う、う〜ん…、うぅ…]
曜[ねえ、なんかうなされてるよ…]
花丸[悪い夢でも見てるずら?]
ダイヤ[分かりませんが、病院には連れて行ってもいいのでは…]
鞠莉[そうね〜、海から流れ着いたのなら体温も低いはずよ]
???[う〜ん…、は!]カバッ
???[はぁ…はぁ…]
千歌[あ、目覚ました]
???[ここは…?君達は?]
千歌[私達はAqours、あなた砂浜で倒れてたんだよ?]
???[倒れてた?そっか、じゃあ君達が俺を助けてくれたんだな…ありがとう、俺は、エース]
千歌[私は高海千歌]
梨子[私は桜内梨子]
曜[渡辺 曜だよ]
それぞれ自己紹介が終わって…
千歌[それでエース君は、どうして倒れてたの?]
エース[どうして?…覚えてない…なぜかな…名前以外…ほとんど覚えてない…!]
梨子[まさか、記憶喪失…?]
ルビィ[それじゃ、帰る場所もわからないってこと?]
エース[ああ…]
千歌[じゃあ、私の家に来る?]
エース[え?]
千歌[家は旅館だから、泊まれる部屋があるし]
エース[そんな、悪いよ…、泊まれる金も無いし…]
千歌[そこは私が家族になんとか言っとくよ]
梨子[それだと、まずいんじゃ…]
果南[そうだよ、それに考えても見てよ、無一文で家もない男の人を泊めてっていきなり言われても、さらに面倒なことになると思うよ]
ダイヤ[そうです。ましてや記憶喪失だなんて、誰が信じますか?]
千歌[だよね〜]
エース[ありがとう千歌、けど皆の言う通りご家族に迷惑はかけられない、気遣いだけは受け取るよ]
鞠莉[私、思うんだけど…、ここに住んじゃえば?]
エース/8人[え?]
鞠莉[うん、今はシーズン過ぎてるし、ここって夏のシーズンだけ契約で借りれるから、今は住んじゃてもいいと思うの]
ダイヤ[でも、食事はどうするのです?食料などはありませんよ?]
果南[布団だって置いてないよ?]
鞠莉[だからこっちで食料と布団を用意するの]
ルビィ[それっていいのかなぁ?]
善子[まあこのまま考えてたって切りがないし、これで落ち着いていいんじゃない?]
曜[確かにね、だからって誰も家には泊めてあげられないし、私も賛成かな]
鞠莉[これで決まりね、お布団や食料は言い出しっぺの私が用意するから、皆は必要そうな物とか、毎日様子見に来るって言うのは?]
千歌[私それで良いよ!]
梨子[なんか、子犬飼う見たいになってるわね…]
それからしばらくエースは海の家の空き家に住むことになった
提供して頂いたエースの年齢は13才でしたが、千歌ちゃんと同じ16歳にしました。すみません…