バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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千歌の決意、チームの総意

スクフェス会場 ホテル

 

寝室

 

サツキ[う〜ん、ここは…?]

絵里[あっ、目覚めた?ここはホテルよ]

サツキ[絵里ちゃん…俺、負けたのか]

絵里[うん、でも目覚めて良かった…]

サツキ[ごめんな…絵里ちゃん]

絵里[どうして謝るのよ]

 

コンコン、ガチャ

 

希[エリチ、サツキ君起きた?]

絵里[希、ええ、今起きたわ]

サツキ[希ちゃん、おはよう]

希[正確にはこんばんはやで]

 

コンコン、ガチャ

 

海未[サツキの具合はどうですか?]

にこ[お見舞い来てあげたわよ]

凛[凛達もいるよ!]

花陽[失礼します。]

サツキ[やあ、にこちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん]

にこ[何よ、元気そうじゃない]

花陽[良かったです!]

凛[ファイト見たよ]

サツキ[そうか、かっこ悪いとこ見せたかな]

海未[そんな事ありません、大変でしたね]

 

千歌[あの〜、失礼しま〜す]

 

絵里[あら、千歌ちゃん達、入ってらっしゃい]

Aqours[失礼します。]

梨子[サツキさん、大丈夫ですか?]

サツキ[ああ、大丈夫だよ]

花丸[良かったずら]

千歌[あの、サツキさん!話したい事があるんです]

サツキ[ん?]

 

千歌は今日あのファイトの後にあった事をサツキさんに話した

 

サツキ[そうか、イスルギと戦うんだな]

千歌[はい]

絵里[危険よ、サツキが勝てなかった相手なのよ、それにファイトしたら痛みがあるんでしょう?]

サツキ[ああ、危険な相手だ、殲滅王ヴァイザー あのモンスターは、本当に世界を滅ぼせるだけの力を持っている]

希[その、ヴァイザー?ちゅうんか?あのモンスターは何だったんや?]

サツキ[そうだな、話すよ、皆に心配かけたからね、イスルギの計画と狙いは、バディファイトの軍事利用だ]

絵里[軍事利用?]

サツキ[ああ、イスルギはヴァイザーをはじめとして、バディ兵器を創り出していた。多分だけど…バディファイトを兵器として利用するつもりだったみたいだ]

海未[バディファイトで戦争?]

にこ[何よそれ、バカバカしい]

サツキ[俺も思ったけど、でも、ヴァイザーの強さは本物だ、あんなのが兵器で使われたら、本当に世界を滅ぼしかねない]

千歌[そんな、バディファイトをそんな風に使うなんて、絶対に許せない!]

梨子[千歌ちゃん…]

絵里[まさか、イスルギ社長がそんな事…]

サツキ[けど、千歌ちゃん達が戦う必要はないよ、今度は僕が勝つ]

 

???[それはダメよ!安静にしてなさい]

 

サツキ[え、真姫ちゃん…?]

希[ああ、ウチがよんどいたで、真姫ちゃんたまたま近くに居たみたいやからな]

真姫[まったく、医者のプライベートは希少なのよ?]

ダイヤ[まさか、元μ'sの西木野 真姫さんまでいらしたとは…]

 

千歌[サツキさん、お願いします!私、ううん、私達!バディファイトが大好きなんです!だから、イスルギ社長の今の話を聞いて、ますますイスルギ社長が許せなくなりました。だから、私達に戦わせてください!お願いします!]

Aqours[お願いします!]

 

絵里[千歌さん、皆…]

サツキ[そうか…そうだね、わかったよ、君達に…任せるよ]

絵里[サツキ⁉︎]

サツキ[絵里ちゃん、今はAqoursに任せよう]

絵里[でも…]

サツキ[僕達にできるのは、彼女達を信じる事だけだ、それに、あの子達のバディファイトに掛ける思いに任せてみたいんだ]

絵里[サツキ…わかったわ、頼むわよ、皆]

 

Aqours[はい!]

 

 

海未[もしもし、私です。実は頼みがありまして…、はい…はい、あなたの力が必要です。……お願いしますね、どうかあの子達を守ってください]

 

 

翌日

 

スクフェス最終日

 

イスルギ[スクールバディチームの皆さん、時は来ました。ついにスクールバディフェスティバル最終日になりました。今日まで集めたスターの数が1番多かったチームの優勝になりますが、今回は収集ノルマを100個に設定します!スターを最大100個以上1番多く集めたチームが優勝となります!では、スクフェス最終日、かい…]

 

[その必要はありませんわ!]

イスルギ[何ですって?]

[ここに集まっているAqours以外の全てのチームは、今日を持ってこの大会を辞退します!]

イスルギ[何だと?]

 

千歌[あっ]

果南[美蓮!]

ダイヤ[なっ、何を言っているんですか⁈]

鞠莉[そうよ!私達と戦うって言ってたじゃない!]

美蓮[ええ確かに、ですが、昨日のイスルギ社長のファイトを見たら違うのです。私達がいつも感じているモノとは、そして千歌さんが割って入った時、私の中のモヤモヤがわかったのです。そうそれは、怒り、イスルギ社長のファイトには心が無い、ただ相手を痛ぶるあのファイトには、心を感じなかった、だから、私達はあなた達に託したいと思ったのです、私達の思いを、だから受け取ってください、私達の全員のスターを!]

 

千歌[美蓮さん…皆…!]

美蓮[私達は別々のチーム、敵同士、ですがバディファイトを愛する思いは皆一緒です。だから託しましたよ、私達のスターを、あのイスルギ社長を倒してください!]

 

[私達の分もお願い!]

[頼むよ、Aqours]

[あの社長を倒してー!]

 

千歌[皆、ありがとう!皆のスター、思い、受け取ったよ!]

 

千歌[イスルギ社長!これが皆の総意です!]

イスルギ[くふ…ふふふ…ふはははは!素晴らしい!素晴らしいよ、君達、さすが新時代を生きるファイター達だ!良いだろう、君達の総意に応えて今より特別イベント!イスルギカップを開催する!]




バディファイトを愛する思いが全チームを繋いだ…
新展開!イスルギカップ…開催!

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