バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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グランドバディカップ第1回戦 Aqours vs クリスタルベアー (2)

前回の「バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎」

 

ついにグランドバディカップの本戦が開始された。第1回戦はAqours vs クリスタルベアー。そして先鋒戦はルビィが手を挙げる。最初のファイトはルビィが新たに編み出した「勇魔フォーメーション」による連続攻撃により、先鋒戦はルビィが勝利したのだった。

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

グランドバディカップ初戦。ルビィの勝利に会場中が大きく歓声をあげた。ルビィはどこか誇らしげにファイトステージを降りる。

 

 

花丸「やったずらぁーー!!ルビィちゃんが勝った!!」

 

善子「なかなか凄いファイトするじゃない!」

 

梨子「うん!」

 

ダイヤ「よくやりましたわね〜〜ルビィ!さすが私の妹ですわ〜〜!」

 

 

勝利してきたルビィをダイヤは頭を撫でて褒めまくる。ルビィも「えへへ〜〜」と嬉しそうに姉に抱きついた。

 

 

曜「次は誰が出る?」

 

 

先鋒、中堅、大将戦とは言ってるが、本戦のルールでは先に2勝したチームが次の試合へと歩を進める。Aqoursは今のルビィの勝利で1勝を取っているので、次のファイトに勝てば次の第2回戦に進む事ができるのだ。

 

 

果南「じゃあ私が行こうかな。」

 

鞠莉「oh!果南が出るの⁉︎」

 

ダイヤ「では、お願いします。勝ってくださいね。」

 

果南「うん。このまま2連勝でさっさと次に行こう。」

 

 

そう言って果南はファイトステージに向かった。

 

 

クリスタルベアー側………

 

 

真千子「ごめん、負けちゃった。」

 

由美季「なーに、大丈夫だよ。問題ない問題ない。」

 

九真子「そうそう。相手はあのAqoursだよ? 負けは想定内だよね」

 

由美季「うんうん!」

 

 

ルビィに敗北した真千子は少し肩をすくませて申し訳なさそうにチームのベンチへ戻る。だがチームメイトの2人は咎める事はない。2人の普段通りの言葉に真千子は少しホッとして元気を取り戻す。

 

 

真千子「ありがとう2人とも。」

 

九真子「でも、次のファイトに負けたらここで終わりだよ。どうする?」

 

由美季「そうだね。よし、ここはリーダーの私が行こうかな!」

 

九真子「そうこなくちゃ!」

 

真千子「頼んだよ。リーダー」

 

由美季「任せて。ビシッと勝って、九真子に繋ぐからさ。」

 

 

クリスタルベアーのリーダーである由美季がファイトステージへと上がる。対面側にはAqoursのメンバーの松浦果南が威風堂々と立っていた。

 

 

由美季「よろしくお願いします。果南さん」

 

果南「こっちこそよろしく。えーと………」

 

由美季「熊谷 由美季です。」

 

果南「由美季ちゃんだね。楽しいファイトにしよう。」

 

 

2人は軽く挨拶を交わし、デッキケースを腕に当てがう。デッキケースに収納されていたバンドが巻き付いて、腕とデッキケースが固定され、会場に設置されているバディファイトシステムが起動する。

 

 

Aqours vs クリスタルベアー

中堅戦:松浦 果南 vs 熊谷 由美季

 

 

果南「起こせ渦潮、荒れろ大津波!海の王者の叫びと共に! ルミナイズ!〈大海王の共鳴〉」

 

由美季「果南さん相手でも、私は勝つ!ルミナイズ!」

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

果南「エンシェントワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

 

由美季「レジェンドワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

 

 

由美季「私の専攻、ドロー、チャージ&ドロー」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

由美季「ライトに〈第18幻界ダルダムロの大戦獣 グリズリーガ〉をバディコール!」LP10→11

◼️手札7→6/ゲージ3→0

 

 

第18幻界ダルダムロの大戦獣 グリズリーガ

レジェンドW

異界獣/ワイダーサカー

サイズ3/攻8000/防2000/打撃3

◼️【コールコスト】ゲージ3払う。

◼️レフトかライトにいるこのカードは破壊されず、手札とデッキに戻せない。

◼️このカード以外のカード名に「ダルダムロ」を含むサイズ1以下のモンスターのサイズは0になる。

◼️このカードの攻撃で相手のモンスターを破壊した時、破壊したカードのサイズの数値にこのカードの打撃力を加えた数値分、相手にダメージ!!この能力は1ターンに1回だけ使える。

【2回攻撃】

 

 

由美季のライトに、黒い鎧を装着し、大爪を構えた巨大な熊のモンスターが現れた。

 

 

由美季「レフトに〈ダルダムロの戦獣 ガゼルーザ〉を、センターに〈ダルダムロの戦獣 サイーザ〉コール!」

◼️手札6→5→4

 

 

ダルダムロの戦獣 ガゼルーザ

レジェンドW

異界獣/ワイダーサカー

サイズ1/攻4000/防1000/打撃1

◼️君のアタックフェイズ開始時、君の場のカード名に「ダルダムロ」を含むモンスター全ての攻撃力+2000!

【貫通】

 

 

ダルダムロの戦獣 サイーザ

レジェンドW

異界獣/ワイダーサカー

サイズ1/攻4000/防4000/打撃1

◼️このカードの攻撃で相手のモンスターを破壊した時、君のライフ+1!さらに、このカードのサイズの数値分、相手にダメージ!

◼️このカードがセンターにいるなら、このカードは相手のセンターにモンスターがいても相手を攻撃できる。

 

 

グリズリーガには自分のカード名に「ダルダロム」を含むサイズ1以下のモンスターのサイズを0にする効果がある。これによってガゼルーザとサイーザのサイズは0となった。

 

 

由美季「アタックフェイズ!グリズリーガで果南さんに攻撃!打撃2!」

 

 

グリズリーガは獰猛な大爪を振るい、果南の身体を引っ掻く。

 

 

果南「うぅ………!」LP10→8

 

由美季「先攻は1回しか攻撃できない。ターンエンド」

◼️手札4/ゲージ0/LP11

 

 

果南「私のターンだね。ドロー、チャージ&ドロー」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

果南「私はライフ2払って、設置魔法〈海王の竜城〉を【設置】」

◼️手札7→6/LP8→6

 

 

海王の竜城

エンシェントW

竜王番長

◼️【設置】

◼️君がカード名に「デュエルイェーガー」を含むカードをコールする時、そのカードの【コールコスト】でドロップからカードをソウルに入れる時、代わりにデッキの上からもソウルに入れる事ができる。

◼️【対抗】君の場のカード名に「デュエルイェーガー」を含むモンスターが攻撃された時、そのカードを選んで、このカードを破壊してよい。破壊したら、選んだカードの防御力+10000!!

 

 

果南の背後に竜宮城を模したような大きな城が現れる。

 

 

果南「さらにゲージ2払い、センターにバディコール!〈武神番長 デュエルイェーガー〉!」LP6→7

◼️手札6→5/ゲージ3→1

 

 

武神番長 デュエルイェーガー

竜王番長

サイズ3/攻10000/防5000/打撃2

【ソウルガード】

 

 

果南「コールコストでドロップから2枚までをソウルに入れられるけど、海王の竜城の能力で、デッキトップからもソウルに入れられるよ。」

 

 

本来、デュエルイェーガーはコールコストでドロップゾーンから2枚までソウルに入れられる。だがソウルを入れる事もコストに含むため、同じくコストで払ったゲージをソウルにする事はできない。"2枚まで"なので、別にソウルを入れなくてもコール自体は成立する。だがソウルが0の状態でコールすることになり、デュエルイェーガーはソウルを持たない状態での登場となってしまうのだ。だが今回は「海王の竜城」の能力でドロップの代わりにデッキの上からでもソウルを2枚入れられる為、デュエルイェーガーはソウルを持った状態で登場できた。因みにデッキからデュエルイェーガーのソウルに入ったカードは「舎弟 バッテリー・電」と「舎弟見習い ゴーゴー・剛」だ。

 

 

デュエルイェーガー ソウル2

 

 

果南「ライフ2払ってキャスト〈竜枯盛衰〉4チャージ」LP7→5

◼️手札5→4/ゲージ1→5

 

果南「アタックフェイズ! デュエルイェーガーでセンターのダルダロムの戦獣サイーザに攻撃! ソウルにあるバッテリー電の能力で1チャージ!」

◼️ゲージ5→6

 

 

デュエルイェーガーは巨大な錨を振り下ろしてサイーザを叩き潰した。

 

 

デュエルイェーガー

攻10000

 

ダルダロムの戦獣サイーザ

防4000

 

ダルダロムの戦獣サイーザ 撃破!

 

 

果南「ターンエンド」

手札4/ゲージ6/LP5

 

 

由美季「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札4→5/ゲージ0→1

 

由美季「ライフ2を払い、キャスト〈第18幻界 ダルダロムの大自然〉を【設置】するわ。」LP11→9

◼️手札5→4

 

 

第18幻界 ダルダロムの大自然

レジェンドW

異界/自然

◼️【設置】

◼️【使用コスト】ライフ2払う。

◼️君の場のカード名に「ダルダロム」を含むモンスターは全て【2回攻撃】と【ソウルガード】を得る。

◼️君のアタックフェイズ開始時、君のデッキの上からカードを1枚ずつ、カード名に「ダルダロム」含むモンスター全てのソウルに入れる。この効果は1ターンに1回だけ使える。

 

 

由美季や果南の足元が芝生に変わり、フィールド内に木々が生い茂る。空は青く白い雲が浮かんでいる。そこはまるで異世界の大自然のようだ。そのリアリティのある景色にファイトを観戦していた人々は驚きの声を上げる。バディビジョンのシステムもここまで鮮明になったか。

 

 

果南「凄い………!」

 

由美季「本当ね………」

 

 

質の高いバディビジョンが作った景色に設置魔法を使用した由美季本人も驚きを隠せない。今2人のフィールドは大自然に立つ深海の居城が立つ幻想的なフィールドになっている。

 

 

由美季「ダルダロムの大自然の能力で、ダルダロムモンスター全ては【2回攻撃】と【ソウルガード】を得るよ。」

 

 

グリズリーガ

【2回攻撃】【ソウルガード】

 

ガゼルーザ

【2回攻撃】【ソウルガード】

 

 

由美季「アタックフェイズ! ガゼルーザの能力で『ダルダロム』モンスター全ての攻撃力+2000!」

 

 

グリズリーガ

攻8000→10000

 

ガゼルーザ

攻4000→6000

 

 

由美季「グリズリーガでデュエルイェーガーに攻撃!さらにダルダロムの大自然の能力でデッキトップからカードを1枚、グリズリーガとガゼルーザのソウルに入れる!」

 

 

グリズリーガ ソウル0→1

 

ガゼルーザ ソウル0→1

 

 

果南「ソウルガード!」

 

 

グリズリーガは見た目とは裏腹な俊敏な動きでデュエルイェーガーの巨体を駆け上がり、デュエルイェーガーの顔面を鋭い大爪で切り付けた。

 

 

グリズリーガ

攻8000

 

デュエルイェーガー

防5000

 

デュエルイェーガー 撃破!

【ソウルガード】ソウル2→1

 

 

由美季「グリズリーガの能力!攻撃で破壊したデュエルイェーガーのサイズに、グリズリーガの打撃力を足した分だけ果南さんにダメージを与える!」

 

 

デュエルイェーガーのサイズは2、そこにグリズリーガの打撃力3をプラスして、合計5ダメージになる。そして果南の今のLPは5………

 

 

由美季「果南さんに5ダメージ!」

 

 

果南の身体に激しい電流が疾る。

 

 

果南「うわぁぁぁ!!」LP5→

 

由美季「勝った!!」

 

 

襲いかかる強い電撃に果南は膝を付く。だが果南の表情は変わらず、闘志もまだ消えてない。それを証明するかのように、果南のLPはまだ1残っていた。

 

 

果南「はぁ、はぁ………」LP1

 

由美季「え?なんで、どうして⁉︎」

 

 

果南には確かに、果南のLPと同じ数値のジャスト5のダメージを与えた。なのになぜLPが1残っているのか、由美季は理解が追いついていない。果南は口元を少し上げて1枚のカードを開示する。

 

 

果南「危なかったよ、手札にこのカードがあってよかった。私の場にデュエルイェーガーが居て、私のライフが0になる時に、ライフ1残してコールできる! 〈絶対防御無双番長 デュエルイェーガー "プロテクション・リボル"〉」

◼️手札4→3/ゲージ6→3

 

 

絶対防御無双番長 デュエルイェーガー"プロテクション・リボル"

エンシェントW

竜王番長

サイズ3/攻5000/防10000/打撃2

◼️【コールコスト】相手のターン中、君のライフが0になるなら、君のライフを1残して、君の場のカード名に「デュエルイェーガー」を含むモンスター1枚の【ライフリンク】を無効化して重ね、ゲージ3払う。

◼️このカードが登場した時、君のデッキの上からカードを5枚、このカードのソウルに入れる。

◼️このカードがセンターにいるなら、君は相手の効果でダメージを受けない。

◼️このカードが連携攻撃された時、このカードのソウルを2枚ドロップに置いてよい。置いたら、このカードの防御力+10000!!

【2回攻撃】【反撃】【ソウルガード】【ライフリンク3】

 

 

果南の場に、右手に巨大な錨を持ち、左手には盾のついたガントレットを装備し、西洋風な青い鎧をちゃん着たデュエルイェーガーが現れる。

 

 

果南「デュエルイェーガーの登場時、デッキトップから5枚をソウルイン!」

 

 

デュエルイェーガープロテクションリボル

ソウル1→6

 

 

由美季「防御力10000………⁉︎ だけど、グリズリーガとガゼルーザで連携攻撃! 連携攻撃力16000!!」

 

果南「プロテクションリボルの能力発動!ソウル2枚をドロップに置いて、防御力+10000だよ!」

 

 

グリズリーガ+ガゼルーザ

連携攻撃力16000

 

デュエルイェーガープロテクションリボル ソウル6→4

防御力10000→20000

 

 

由美季「防御力20000⁉︎」

 

果南「さらに【反撃】の能力でグリズリーガを返り討ちだ!」

 

 

ガゼルーザとグリズリーガは再びデュエルイェーガーの巨体を駆け上がり、デュエルイェーガーの眼前まで到達するが、デュエルイェーガーは盾のついたガントレットで2体の攻撃を防ぎ、右手に持っていた巨大な錨でグリズリーガを殴りつけた。

 

 

由美季「グリズリーガのソウルガード!」

 

 

グリズリーガ 破壊!

【ソウルガード】ソウル1→0

 

 

ダルダロムの大自然の能力で、ガゼルーザも【2回攻撃】を得ているが、ガゼルーザ単体の攻撃力はデュエルイェーガーには遠く及ばない。攻撃するだけ意味はないのだ。よって由美季がとるべき選択は一つだけ。

 

 

由美季「ターンエンド」

◼️手札4/ゲージ1/LP9

 

 

果南「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札3→4/ゲージ3→4

 

果南「いくよ。ゲージ2払って装備!〈海王ノ竜光 渦波〉」

◼️手札4→3/ゲージ4→2

 

 

海王ノ竜光 渦波

エンシェントW

竜王番長

アイテム:攻10000/打撃2

◼️【装備コスト】ゲージ2払う。

◼️このカードは相手の効果で破壊されず、能力を無効化されず、君のセンターにモンスターがいても攻撃できる。

◼️【起動】君のデッキの上からカードを3枚ドロップに置く。置いたら、君のドロップからカードを2枚まで、君の場の〈竜王番長〉1枚のソウルに入れて、君のライフ+3!この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️君の場の〈竜王番長〉のソウルの合計が6枚以上あるなら、このカードは【貫通】を得て、ソウルの合計が16枚以上あるなら、このカードの攻撃力+3000して、打撃力+2!!

【2回攻撃】

 

 

果南はエメラルドグリーンのオーラを放ち、胸を強調したノースリーブの和服、着物袖のアームカバー、ミニスカート風の袴、半透明の緑色の羽衣を纏い、帯を腰の後ろで大きな蝶結びにしている。そして手には三又の槍を持っている。

 

光りを纏う果南の姿はまさに竜宮に住まう天女の如く、会場の皆が魅了され、ワァっと歓声が沸く。その様子に果南は少し驚きながらも今は目の前のファイトに集中しようと気をとり持つ。

 

 

果南「キャスト〈海王の呼び笛〉」

◼️手札3→2

 

 

海王の呼び笛

エンシェントW

竜王番長/ゲット

◼️君のデッキの上からカードを10枚ドロップゾーンに置く。その中から〈竜王番長〉のカード1枚までを選んで手札に加える。「海王の呼び笛」は1ターンに1枚だけ使える。

 

 

果南「デッキトップから10枚を捨てる。その中から1枚を選んで手札に加えるよ。」

◼️手札2→3

 

果南「キャスト〈一念竜起〉2チャージ、ライフ+2!」

◼️手札3→2/ゲージ2→4/LP1→3

 

由美季「ここでゲージを増やしたね………」

 

果南「ゲージ3払い、デュエルイェーガーの【ライフリンク】を無効にして重ねてコール! 蒼海を統べる海の神名を持つ海王!〈超竜海帝番長 デュエルイェーガー"アトランティス・リボル"〉」

◼️手札2→1/ゲージ3→0

 

 

超竜海帝番長 デュエルイェーガー"アトランティス・リボル"

エンシェントW

サイズ3/攻20000/防6000/打撃2

◼️【コールコスト】ゲージ3払い、君の場のソウルが1枚以下のカード名に「デュエルイェーガー」を含むモンスター1枚の【ライフリンク】を無効にして重ねる。

◼️このカードの登場時、君のドロップの〈竜王番長〉9枚をこのカードのソウルに入れる。

◼️このカードがセンターにいるなら、君は相手の効果でダメージを受けない。

◼️【対抗】【起動】このカードのバトル中、君の手札の〈竜王番長〉1枚をこのカードのソウルに入れてよい。入れたら、次の2つから1つ選んで使える。

・このターン中、このカードは【貫通】を得て、打撃力+1!

・このターン中、このカードは【反撃】を得る。

【3回攻撃】【ソウルガード】【ライフリンク6】

 

 

デュエルイェーガーはさらに一回り大きくなり、身体中の金の角に緑色のラインが入り、群青色の法被のような鎧を着て、背中の天輪には剣や槍のような装飾がされていて、腕が4本になる。そして一本の手には大剣が握られている。

 

果南の場に現れた会場には収まりきらないほど巨大なデュエルイェーガーに会場はさらに盛り上がる。ヴィジョンシステムの都合上、デュエルイェーガーの下半身は投映されず、上半身だけが現れる。それでも会場いっぱいの大きさには変わりない。

 

 

果南「デュエルイェーガーの登場時能力、ドロップから〈竜王番長〉9枚をソウルイン!」

 

 

デュエルイェーガーアトランティスリボル ソウル1→10

 

 

由美季「ソウル10⁉︎」

 

果南「さらに渦波の起動能力、デッキトップから3枚を破棄して、ドロップから2枚をデュエルイェーガーにソウルイン。私のライフを+3するよ。」LP4→7

 

 

デュエルイェーガーアトランティスリボル ソウル10→12

 

 

果南「海王ノ竜光 渦波の能力、私の場の〈竜王番長〉のソウルが6枚以上なら、渦波は【貫通】を得る!」

 

 

海王ノ竜光 渦波

【貫通】

 

 

果南「アタックフェイズ! デュエルイェーガーでファイターに攻撃!さらに起動能力発動、手札を1枚デュエルイェーガーのソウルに入れる。そしてデュエルイェーガーの打撃力+1!」

 

 

デュエルイェーガー ソウル12→13

打撃2→3

 

 

果南「行け、デュエルイェーガー! 打撃3!」

 

 

デュエルイェーガーは右下腕に持つ剣を由美季に向けて振り下ろす。その刃は巨大で避けきる事はできない。

 

 

由美季「うわぁぁあ!」LP9→6

 

果南「もう一度、デュエルイェーガーでファイターを攻撃!」

 

由美季「キャスト!〈アキレウスの盾〉ダメージを2減らす!」

◼️手札4→3

 

 

デュエルイェーガーは左下腕の拳を由美季を攻撃するが、突然現れた中世の丸い盾がその拳を防ぐも、まるで濡れたビスケットでも砕くように簡単に破壊してしまう。

 

 

由美季「ぐぅぅぅ!!」LP6→5

 

果南「デュエルイェーガーでファイターに3回目の攻撃!打撃3!」

 

由美季「うわぁぁああ!!」LP5→2

 

果南「これで決める! 海王ノ竜光 渦波でファイターに攻撃!打撃2!」

 

 

果南は高く浮き上がる。そして三叉の槍を構えて由美季を目掛けて思いきり投げつけた。投げられた槍はエメラルドグリーンの光りを纏いながら高速で由美季の身体を貫いた。

 

 

由美季「きゃぁぁぁああ!!」LP2→0

 

 

 

サニオン田澤『決まったぁぁぁぁあ!! グランドバディカップ第1回戦を勝ち抜いたのは、チーム:Aqoursだぁぁぁぁ!!』

 

 

サニオン田澤の威勢のいい勝利宣言に会場は歓声に沸く。まだ第1回戦を勝ち抜いただけだが、まるで大きな試合を終えたかのような歓声が降る。

 

 

由美季「負けちゃったわね。ごめんなさい」

 

真千子「謝るなら私もよ。2人ともファイトに負けちゃったんだから。」

 

久真子「まあまあ、2人ともいいファイトだったよ!今はAqoursの勝利を祝福しようよ」

 

 

悔しくはあるが久真子の言う通り、今は自分達に勝利したAqoursに向けて拍手をする。反省会は控え室に戻ってからだ。

 

 

果南「ふー勝った勝った!」

 

鞠莉「お疲れ様、果南!」

 

ダイヤ「とても良いファイトでしたよ。」

 

果南「ありがとう、2人とも。ルビィちゃんもお疲れ様」

 

ルビィ「うん!」

 

 

 

 

 

グランドバディカップ

Aqours、第1回戦突破。第2回戦へ進出!

 

 




今回も感想をぜひ!

皆さんすみません。正直言って超サボってました。
本当にすみませんでした。でもマイペースって大事だよね!!

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