バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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眠る羊

前回の『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』

 

 

グランドバディカップ"チームトーナメント"の予選が始まって、はや30〜40分くらいが過ぎていた。 梨子はチーム、エスカトロジーのメンバーである浅加レムと遭遇し、そしてファイトした。

 

レムの新たな「滅刃の英剣 ギルガメッシュ」に苦戦しつつも、梨子も新たに進化した「超星閃光竜スターライトニング・ドラグナー ジャックナイフ」を用いてなんとか勝利を収めた。そして梨子は、レムから星3つを受け取った。 これで梨子は星を7個所持することになった。

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 

グランドバディカップ"チームトーナメント"予選。 梨子がレムとファイトしていた同刻、鞠莉もファイトの相手を探して街を歩いていた。予選が開始されてから、鞠莉も何人かのファイターとファイトして現在の星の所持数は5個である。残り5個集めれば、1人10個のノルマ達成にもなる為、鞠莉は積極的にファイターに声をかけてはファイトをする考えだ。

 

自ら声をかけに行く鞠莉もなかなか社交的である。

 

 

鞠莉「誰かーー!マリィーとファイトしませんかーーー!!」

 

 

と自ら声をあげてファイトを呼びかけていると、ビルの木陰にあるベンチが目についた。ベンチというよりも"ベンチの下にある何か"に気がつく。あれは………人?誰かがベンチの下で倒れている?そう思い、鞠莉は早足で木陰のベンチへ向かう。

 

 

鞠莉「ヘイ!あなた大丈夫⁉︎」

 

 

と、倒れている人物に近づく鞠莉。それはオレンジブラウンの明るい髪色をした長髪の少女だった。鞠莉はしゃがみ込んで様子を見るが、その少女は「んん〜〜はるかちゃ〜〜ん〜」と呟いて寝息を立てていた。

 

 

鞠莉「ね、寝てるの………?」

 

 

どうやらその少女はただ寝ているだけだった。焦って近寄っただけに、鞠莉も「よかった〜〜」と安心して少し気が抜ける。

 

 

鞠莉「しかし気持ち良さそうに寝てるわね。なんだかマリーまで眠くなっちゃいそうデース。ん?」

 

 

鞠莉が少女をよく見ていると、胸元に星がついたワッペンをつけている事に気がつく。どうやら彼女も大会の参加者みたいだ。彼女のワッペンには星が4つある。

 

 

鞠莉「起こした方がいいかしら」

 

 

鞠莉は彼女を起こすかどうか迷う。別に彼女の安眠を邪魔しようとは思っていない。ただもし、こんなところに寝ていて、彼女が寝ている間にファイトせず星を取っていく輩がいるかもしれない。それに彼女がこのままずっと寝てたら、彼女のチームも困るだろうし。

 

鞠莉は優しく彼女の肩を揺する。

 

 

鞠莉「ヘーイ!起きなさーい。」

 

 

彼女は起きない。こんどは少し強く肩を揺する。

 

 

鞠莉「起きなさーい。こんなところで寝てたら風邪をひくわよーー」

 

 

彼女はまだ起きない。だいぶ深い眠りに落ちてるようだ。

 

 

鞠莉「困ったわね。かと言って放っておけないし。」

 

 

千歌と梨子にも連絡してみようかとスマホを取り出すと、傍らから「うう〜〜っん………」と寝ていた少女が寝返りをうつ。

 

 

「あれ〜〜?ここは………?」

 

鞠莉「あら、目が覚めた?」

 

「ん〜〜あはは〜〜彼方ちゃん寝ちゃってたか〜〜」

 

 

と、自分を彼方と呼んだ少女は目を擦りながらゆっくりと上体を起こした。

 

 

彼方「えぇと〜〜、あなたは?」

 

鞠莉「私は小原鞠莉よ。あなたは?」

 

彼方「私、近江彼方。」

 

鞠莉「ずいぶん気持ち良さそうに寝てたわね。最初見つけた時、倒れてるんじゃないかって心配したのよ。」

 

彼方「あ〜〜すみません。太陽がポカポカで風もほどよく吹いてたから気持ちよくて寝ちゃってました〜〜」

 

 

たしかに今は冬の季節にも関わらず、東京は結構暖かく今日は雲一つ無い快晴だ。居眠りをするにはちょうどいい環境だろう。街中でなければだが。

 

 

彼方「えっと〜〜小原さん?」

 

鞠莉「鞠莉でいいわよ。彼方」

 

彼方「うん。鞠莉ちゃん」

 

鞠莉「ところでそのワッペン、あなたも大会参加者よね?」

 

彼方「うん。鞠莉ちゃんも大会参加者なんだね〜〜」

 

鞠莉「ええ。」

 

彼方「だったら〜〜、彼方ちゃんとファイトしよ〜!」

 

 

この予選では、ファイター同士が出会ったらファイトするルールだ。もちろん拒否する事もできるが、基本は星を奪い合うためにファイトする必要がある。

 

 

鞠莉「OK。ファイトしましょう!」

 

彼方「彼方ちゃん、今、寝て起きたから体力充分! 負けないよ〜〜!」

 

鞠莉「私だって負けないわ! 星は何個かける?」

 

 

鞠莉は彼方に星の賭け数を聞く。この予選ルールでは、両者の合意があれば最大3個まで星をかけてファイトできる。

 

 

彼方「じゃあ〜〜星2つ。」

 

鞠莉「2つ………、OK!いい数だわ。」

 

 

鞠莉が持っている星は5つ、彼方が持つ星は4つ、両者とも星2つを失ってもまだまだ余裕が残る数だ。そして得た後の数にも申し分ない。星が集まりきらない序盤ならば、なかなかいい賭け数だと感じる。

 

 

鞠莉と彼方はデッキケースを腕に当てる。するとデッキケースからバンドが腕に巻かれ、そしてリアルバディファイトシステムが起動する。

 

リアルバディファイトシステムを使ったファイトが始まると知り、周りのギャラリーが2人を取り囲み、大会のメイン会場と会場に隣接されている特別視聴ドームの巨大モニターに2人のファイトが映る。

 

 

 

   ◆

 

 

 

かすみ「あ!彼方先輩です!」

 

ダイヤ「鞠莉さんとファイトするみたいですね。」

 

侑「虹ヶ咲と浦ノ星の初ファイトが彼方さんと鞠莉さんか〜〜!すごい楽しみ!」

 

歩夢「そうだね。」

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 

鞠莉「天星に導かれし星々の瞬きよ、集え! ルミナイズ!〈天星の煌神〉」

 

彼方「覚める事なき夢の世界へごあんな〜〜い! ルミナイズ〈夢幻寝話〉」

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

鞠莉「レジェンドワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

 

彼方「ダンジョンワールド〜〜」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

 

 

鞠莉「私の先攻ね。ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

鞠莉「ライトに〈人馬の星守り サジターリオ〉をコール!」

◼️手札7→6

 

 

人馬の星守り サジターリオ

サイズ2/攻4000/防4000/打撃2

 

 

鞠莉「起動能力、手札を1枚捨てて、2チャージ!」

◼️手札6→5/ゲージ3→5

 

鞠莉「そして手札から捨てたカードの起動能力"星霊光"発動、ドロップから【コールコスト】を払い、レフトにコール〈星霊騎 甲蟹のキャンサー〉」

◼️ゲージ5→4

 

 

星霊騎 甲蟹のキャンサー

レジェンドW

星/星騎士

サイズ2→1/攻3000/防3000/打撃1

◼️【コールコスト】ゲージ1払う。

◼️【起動】"星霊光"ドロップにあるこのカードを【コールコスト】を払ってコールする。「星霊騎 甲蟹のキャンサー」は1ターンに1回だけコールできる。

◼️このカードがドロップから登場した時、このカードは場を離れるまでサイズを1減らす。

【2回攻撃】

 

 

鞠莉のレフトに、蟹のような硬い甲羅の鎧を着た、片手だけハサミのようなガントレットを装備し、背中からは蟹の脚のような8本の角が飛び出た男性のモンスターが現れる。

 

 

鞠莉「キャンサーはドロップからの登場時にサイズ1になる。さらにゲージ3払い、全ての星騎士をソウルに入れて、ライトにバディコール! 〈天星霊導煌王 アスタリディオン〉」LP10→11

◼️手札5→4/ゲージ4→1

 

 

天星霊導煌王 アスタリディオン

レジェンドW

星/星騎士

サイズ3/攻10000/防6000/打撃2

◼️【コールコスト】君の場の〈星〉か〈星騎士〉のモンスター1枚以上、全てをソウルに入れて、ゲージ3払う。

◼️このカードはセンターにコールできず、相手の効果で手札に戻せず、能力は無効化されない。

◼️【起動】"星霊王の導き"君の手札を2枚捨てる。君のデッキの上からカードを2枚このカードのソウルに入れて、君のライフ+2!さらに次の2つから1つ選んで使える。"星霊王の導き"は1ターンに1回だけ使える。

・デッキからカードを2枚引く。

・君のデッキからカードを1枚選んで君の手札に加えるか、ドロップに置く。デッキを見たらシャッフルする。

◼️君の場にいる他の〈星〉と〈星騎士〉のモンスター全ては、サイズが2減り、攻撃力+5000、防御力+5000して【2回攻撃】を得る。

【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル2

 

 

鞠莉の場に、白金の輝きを放ち、金色の長髪で、白いベールを被り、ドレスのような鎧を着て、周りには美しく輝く羽衣を纏っていて、右手にはアストライオスの形を模した装飾の杖を手にした人型の女性が現れる。その女性はスラッと美しい体型で、顔立ちも美しく、対戦相手の彼方にも優しく微笑む。

 

 

鞠莉「アスタリディオンの起動能力を発動!手札を2枚捨て、デッキトップから2枚をアスタリディオンにソウルイン、さらにライフ+2、そして選べる2つの能力から、デッキからカードを1枚手札かドロップに置く能力を使うわ。私はカードを1枚ドロップへ。」LP11→13

◼️手札4→2

 

 

アスタリディオン ソウル2→4

 

 

鞠莉「さらにドロップから"星霊光"を発揮、レフトに〈星霊騎 毒蠍のスコルピオス〉をコール!」

 

 

星霊騎 毒蠍のスコルピオス

レジェンドW

星/星騎士

サイズ2/攻3000/防2000/打撃2

◼️【起動】"星霊光"ドロップにあるこのカードを【コールコスト】を払ってコールする。「星霊騎 毒蠍のスコルピオ」は1ターンに1枚だけコールできる。

◼️"毒蠍の鞭"君のアタックフェイズ開始時、相手のモンスター1枚を選んでゲージ1払う。払ったら、選んだモンスターの防御力-4000!"毒蠍の鞭"は1ターンに1回だけ使える。

 

 

鞠莉の場に、紫の鎧を着た騎士が現れる。その騎士の右腕には先端が蠍の尻尾のような形をした鞭が巻きつけられている。

 

 

鞠莉「さらにアスタリディオンの能力、私の場の〈星〉と〈星騎士〉のモンスターは全て、サイズが2減り、攻撃力+5000/防御力+5000/【2回攻撃】を得るわ。」

 

 

毒蠍のスコルピオス

サイズ2→0/攻3000→8000/防2000→7000/【2回攻撃】

 

 

鞠莉「さらに"星霊光"発動、ドロップから〈星霊騎 白羊のエリーアス〉をセンターにコール!」

 

 

星霊騎 白羊のエリーアス

レジェンドW

星/星騎士

サイズ1/攻2000/防4000/打撃1

◼️【起動】"星霊光"このカードをドロップからコールできる。「星霊騎 白羊の アリエース」は1ターンに1回だけコールできる。

◼️このカードがドロップから登場した時、君のデッキの上からカードを1枚、このカードのソウルに入れる。

◼️お互いのアタックフェイズ開始時、君の場の〈星〉と〈星騎士〉のモンスター全ての防御力+2000!

【ソウルガード】

 

 

鞠莉「この子もアスタリディオンの能力を受けるわ。」

 

 

白羊のエリーアス

サイズ1→0/攻2000→7000/防4000→9000/【2回攻撃】

 

 

鞠莉「よし、アタックフェ………あら?」

 

 

鞠莉がアタックフェイズを宣言しようとしたが、思わず漠然としてしまった。なぜなら………

 

 

彼方「………すぴー………」

 

 

対戦相手である彼方が立ったまま寝ていたのだ。

 

 

鞠莉「あー………えっと………」

 

 

だが彼方は前のめりにガクッと体制を崩そうとしたところで目を覚まして、体制を立て直す。

 

 

彼方「わふっ………あ、ごめんごめん、鞠莉ちゃんのターンがちょっと長かったから半分寝ちゃってたよ〜〜。ごめんね〜〜」

 

鞠莉「え、あー………こっちこそsorry。アタックフェイズに入ってもいいかしら?」

 

彼方「どうぞどうぞ。」

 

鞠莉「じゃあ、アタックフェイズよ! アスタリディオンで彼方にアタック!打撃2!」

 

 

アスタリディオンは持っていた杖を横薙ぎに振るう。すると杖の先端にあるアストライオスの形をした装飾が外れて、彼方目掛けて飛んでいく。

 

 

彼方「うぅ………!!」LP10→8

 

鞠莉「ターンエンドよ。」

◼️手札2/ゲージ1/LP13

 

 

彼方「次は彼方ちゃんのターン、ドロー、チャージ&ドロー〜〜」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

彼方「まずはキャスト〈眠姫の夢幻城〉を設置だよ」

◼️手札7→6/ライフ8→6

 

 

眠姫の夢幻城

ダンジョンW

幻夢

◼️【設置】

◼️【使用コスト】ライフ2払う。

◼️このカードを【設置】した時、君のデッキから〈夢幻〉のカード1枚までを手札に加える。デッキを見たらシャッフルする。

◼️【対抗】【起動】場のこのカードをレストしてよい。レストしたら、君の手札1枚を、君の場のレストしている〈夢幻〉のモンスター1枚のソウルに入れる。この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️「眠姫の夢幻城」は場に1枚だけ【設置】できる。

 

 

彼方「夢幻城の設置時の能力で、デッキから〈夢幻〉のカードを1枚、手札に加えるよ〜。」

◼️手札6→7

 

彼方「ライトに〈寝精霊 プニール〉を、レフトに〈寝精霊 サラーラ〉をコール〜〜」

◼️手札7→6→5

 

 

寝精霊 プニール

ダンジョンW

夢幻/寝精

サイズ0/攻2000/防1000/打撃0

◼️【起動】このカードをレストしてよい。レストしたら、君のライフ+2!この能力は1ターンに1回だけ使える。

 

 

 

寝精霊 サラーラ

ダンジョンW

夢幻/寝精

サイズ0/攻2000/防1000/打撃0

◼️【起動】このカードをレストしてよい。レストしたら、君のデッキの上からカードを1枚ゲージに置く。この能力は1ターンに1回だけ使える。

 

 

彼方「さらにゲージ2払ってセンターにバディコール〜〜!〈寝獣しんじゅう シュラーフェン・シャーフ〉」LP6→7

◼️手札5→4/ゲージ3→1

 

 

寝獣しんじゅう シュラーフェン・シャーフ

ダンジョンW

幻夢/寝獣

サイズ3/攻3000/防7000/打撃1

◼️【コールコスト】ゲージ2払い、君のデッキの上からカードを3枚ソウルに入れる。

◼️このカードはレストで登場し、スタンドできない。

◼️【対抗】"夢幻送り"相手のターン中、相手の場のモンスター1枚を選んで、ゲージ1払う。払ったら、選んだカードをレストする。"夢幻送り"は1ターンに1回だけ使える。

◼️〈夢幻寝域〉(お互いの場にレストしているカードが合計3枚以上ある。)

【起動】ライフ1払い、このカードの打撃力+1!さらに、手札を1枚捨ててよい。捨てたら、次の能力を得る。

・このカードはレストしたまま攻撃でき、相手のセンターにモンスターがいても相手を攻撃できる。この能力は1ターンに3回だけ使える。

【ソウルガード】【ライフリンク3】/ソウル3

 

 

彼方のセンターに、凛々しい顔つきで、顳顬から光沢のある黄色の丸まったような角が生え、身体には羊の毛を模したような真っ白い鎧を着た羊型のモンスターが現れた。羊毛をイメージした鎧は微弱に白く発光し、その姿は美しく、どこか気品を感じる。

 

 

彼方「シュラーフェンシャーフはレスト状態で登場して、スタンドはできない。」

 

 

レストしたシュラーフェンシャーフは後ろ脚を折り曲げて座る。そして全身を覆う羊毛を模した鎧から2つの主砲が現れる。

 

 

彼方「キャスト〈シュラーフェン・レスト〉」

◼️手札4→3/ゲージ1→0/LP7→6

 

 

シュラーフェン・レスト

ダンジョンW

夢幻

◼️君の場にサイズ2以上の〈夢幻〉のモンスターがいるなら使える。

◼️【使用コスト】ゲージ1払い、ライフ1払う。

◼️【対抗】相手の場のカード1枚をレストする。さらにカード名に「シャーフ」を含むモンスターがいるなら、このカードをそのモンスターのソウルに入れる。「シュラーフェン・レスト」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

彼方「白羊のエリーアスをレストさせる〜。そして彼方ちゃんの場にシャーフちゃんがいるから、このカードをシャーフちゃんにソウルイン」

 

 

白羊のエリーアス レスト

 

 

シュラーフェンシャーフ ソウル3→4

 

 

鞠莉「自分のターンに私のモンスターをレスト?」

 

 

今使ったような"レストさせる"能力は、本来なら対抗で相手のターンに使うのが定石な使い方だ。相手のターンなどに使う事で相手の攻撃回数を減らすのはもちろん、相手の不意をつく一手になりうるカードである。それを敢えて自負のターン中に使うなど予想もしていない。これは彼女の戦略なのか、それともただのプレイミスか………。

 

 

鞠莉(どっちにしろ用心に越したことはないわね。)

 

彼方「寝精霊プニールの能力発動〜!プニールちゃんをレストさせて、ライフ+2だよ〜」LP6→8

 

彼方「行くよ〜〜アタックフェイズ〜〜! さあさあ皆さんを、楽しい夢の世界へごあんな〜〜い!」

 

鞠莉「な、なに?」

 

 

彼方「お互いのカードが3枚以上レストしているなら〈夢幻寝域〉発動〜〜!」

 

 

シュラーフェンシャーフが咆哮し、シャーフを中心に半透明な結界が、ファイトを見ていたギャラリーごと広範囲を包む。その結界の内部では、まるで子供の落書きのような月や、ダイヤモンド、エメラルド、トパーズ、ルビーといった様々な宝石を散りばめたような星々の絵が瞬き、太陽や花や木々など様々な絵が入り混じる、いい意味で混沌とした景色が広がっていた。

 

 

鞠莉「な、何?この空間!」

 

彼方「ふふふ〜〜、これこそシャーフちゃんが創りあげた夢幻の寝世界だよ〜〜」

 

鞠莉「なるほど、この能力を使うために、私のモンスターをレストさせたのね?」

 

彼方「ご名答〜〜!〈夢幻寝域〉の能力でライフ1払って、シャーフちゃんの打撃力+1〜!」

◼️LP8→7

 

 

シュラーフェンシャーフ

打撃1→2

 

 

彼方「さらに手札を1枚捨てるね〜〜。そしてシャーフちゃんはレスト状態でも攻撃できる〜〜。」

◼️手札3→2

 

鞠莉「レスト状態で攻撃⁉︎」

 

彼方「しかも相手のセンターにモンスターが居ても相手を攻撃できるよ! シャーフちゃんで鞠莉ちゃんに攻撃〜!打撃2だよ〜〜」

 

 

シュラーフェンシャーフは鎧から突き出した主砲を微量に動かして鞠莉に狙いを定める。そして鞠莉に向けてエネルギー弾を撃ち出す。

 

 

鞠莉「うぅ………!」LP13→11

 

彼方「まだまだ〜〜。シャーフちゃんのレスト攻撃は3回まで発動できるんだよ〜!」

 

鞠莉「え⁉︎」

 

 

シュラーフェンシャーフのレスト状態での攻撃は自身の能力によって可能となっている。このレスト状態で攻撃できる能力は1ターンに3回まで発動可能なのだ。つまり今の攻撃に加えて、さらに2回攻撃する事ができる。

 

 

彼方「シャーフちゃんで2回目の攻撃〜〜!打撃2!」

 

 

シュラーフェンシャーフは右側の主砲を休ませている間、今度は左側の主砲にエネルギーを集め、そしてエネルギー弾を鞠莉に撃ち出す。

 

 

鞠莉「くぅっ!」LP11→9

 

彼方「シャーフちゃんで3回目の攻撃!打撃2!」

 

 

シュラーフェンシャーフは再び右側の主砲にエネルギーを溜め、そして鞠莉へとエネルギー弾を撃ち出す。

 

 

鞠莉「うぅ!」LP9→7

 

彼方「彼方ちゃんのターンは終わり〜〜」

◼️手札2/ゲージ1/LP7

 

 

 

鞠莉「私のターンね。ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札2→3/ゲージ1→2

 

鞠莉「アスタリディオンの起動能力!手札を2枚捨てて、デッキトップから2枚をアスタリディオンにソウルイン、私のライフ+2、そして2ドロー!」LP7→9

◼️手札3→1→3

 

 

アスタリディオン ソウル4→6

 

 

鞠莉「キャスト〈星を守りし者達〉2チャージ、手札を1枚捨てて、ライフ+2よ。」LP9→11

◼️手札3→2→1/ゲージ2→4

 

鞠莉「ドロップから起動能力!"星霊光"ゲージ2払ってライフ1払い、さらに2体の〈星騎士〉をソウルに入れて、ドロップからレフトにコール!〈星霊騎 牙獅子きばじしのガレイオン〉」

◼️ゲージ4→2/LP11→10

 

 

星霊騎 牙獅子きばじしのガレイオン

レジェンドW

星/星騎士

サイズ3/攻5000/防2000/打撃2

◼️【コールコスト】君の場の〈星騎士〉2枚までをソウルに入れて、ゲージ2払い、ライフ1払う。

◼️【起動】"星霊光"ドロップにあるこのカードを【コールコスト】を払ってコールする。「星霊騎 牙獅子きばじしのガレイオン」は1ターンに1回だけコールできる。

◼️このカードがドロップから登場した時、このカードのサイズを1減らす。さらに君のデッキからカードを1枚ドロップに置く。デッキを見たらシャッフルする。この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️このカードが攻撃した時、君の場にサイズ3の〈星騎士〉がいるなら、このカードの打撃力+1!

【貫通】

 

 

鞠莉の場に、銀の鎧を着た、獅子の仮面を被ったモンスターが現れる。そのモンスターの肩鎧には獅子の立髪を模した装飾があり、右腕には獣の牙や爪を模したガントレットを装備している。

 

 

彼方「シュラーフェンシャーフの能力発動〜!"夢幻送り"ゲージ1払って、アスタリディオンをレストさせる〜〜!」

 

 

シュラーフェンシャーフの角が光を放つ。するとアスタリディオンの周りに光りの輪が現れて、アスタリディオンを縛りつける。そしてアスタリディオンは膝をついて、眠りに落ちる。

 

 

鞠莉「アスタリディオン………!ね、寝てるの………?」

 

彼方「ふふふ〜〜アスタリディオンには夢の世界に落ちてもらったよ〜〜」

 

鞠莉「そ、それでもアスタリディオンの能力でガレイオンは強化されるわ。」

 

 

牙獅子のガレイオン

サイズ3→1→0/光5000→10000/防2000→7000

【2回攻撃】

 

 

鞠莉「ドロップからさらに"星霊光"発動!センターに〈星霊騎 大鷲のアクイラス〉」

 

 

星霊騎 大鷲のアクイラス

レジェンドW

星騎士/星

サイズ2/攻3000/防1000/打撃1

◼️【起動】"星霊光"ドロップにあるこのカードを【コールコスト】を払ってコールする。「星騎士 大鷲のアクイラス」は1ターンに1回だけコールできる。

◼️このカードがドロップから登場した時、君はカードを1枚引く。

【貫通】【移動】

 

 

 

鞠莉「アクイラスの登場時、ドロップからの登場で1ドローよ」

◼️手札1→2

 

 

アクイラスもアスタリディオンの能力で強化される。

 

アクイラス

サイズ2→0/攻3000→8000/防1000→6000

【2回攻撃】

 

 

鞠莉「さらに、ライフ2とゲージ1払って装備!〈天星煌騎弓 アストロードアーチャー〉」

◼️手札2→1/ゲージ2→1/LP10→8

 

 

天星煌騎弓 アストロードアーチャー

レジェンドW

星/星騎士

アイテム:攻1000/打撃1

◼️【装備コスト】ライフ2払い、ゲージ1払う。

◼️このカードは君のセンターにモンスターがいても攻撃できる。

◼️このカードは相手の効果で破壊されず、能力は無効化されない。

◼️【起動】"天星の煌弾"君の手札を1枚捨ててよい。捨てたら、君の場の〈星〉と〈星騎士〉のモンスターの枚数分、このカードの攻撃力+3000して、【X回攻撃】(君の場の〈星〉と〈星騎士〉のモンスターの枚数分)を得る。この能力は1ターンに1回だけ使える。

【貫通】

 

 

鞠莉の手に、天使の翼を模したような豪華な装飾がされた、3つの細い銃砲口がある機械的な弓が装備される。

 

 

鞠莉「アストロードアーチャーの起動能力!"天星の煌弾" 手札を1枚捨てて、場の星騎士と星のモンスターの枚数分、攻撃力+3000よ!そしてその枚数分の攻撃回数を得る!」

◼️手札1→0

 

 

鞠莉の場に〈星〉と〈星騎士〉のモンスターは3枚ある。よってアストロードアーチャーの攻撃力は+9000され【3回攻撃】を得る。

 

 

アストロードアーチャー

攻1000→10000

【3回攻撃】

 

 

鞠莉「アタックフェイズ! まずはアストロードアーチャーでシュラーフェンシャーフに攻撃!」

 

彼方「ソウルガード〜〜」

 

 

鞠莉は矢を引くように引き金を引っ張る。するとアストロードアーチャーの銃口にエネルギーが集まる。そして矢を放つように引き金を放すことで、集約されたエネルギー弾が撃ち出され、見事にシュラーフェンシャーフを撃ち抜いた。

 

 

アストロードアーチャー

攻10000

 

シュラーフェンシャーフ

防7000

 

シュラーフェンシャーフ 撃破!

【ソウルガード】ソウル3→2

 

 

鞠莉「アストロードアーチャーでシュラーフェンシャーフに2回攻撃よ!」

 

彼方「ソウルガード〜〜」

 

 

鞠莉は再び引き金を引き、手を離す。そして光りのエネルギー弾がシュラーフェンシャーフを貫く。

 

 

シュラーフェンシャーフ 撃破!

【ソウルガード】ソウル2→1

 

 

鞠莉「まだよ!アストロードアーチャーでシュラーフェンシャーフに3回目の攻撃!」

 

彼方「ソウルガード〜〜」

 

 

シュラーフェンシャーフ 撃破!

【ソウルガード】ソウル1→0

 

 

鞠莉「大鷲のアクイラスでシュラーフェンシャーフに攻撃!」

 

彼方「そうはいかないよ〜。キャスト〈夢幻寝術 ドリーム・コート〉」

◼️手札2→1

 

 

夢幻寝術 ドリーム・コート

ダンジョンW

夢幻/強化

◼️【対抗】バトルしている〈夢幻〉1枚選び、このバトル中、選んだカードの攻撃力+3000、防御力+4000し、さらに【反撃】を得る。

 

 

彼方「バトルしているシャーフちゃんの防御力+3000〜〜!さらに反撃の能力を得るよ〜〜!」

 

 

シュラーフェンシャーフの体毛のような鎧が黄色く発光し、シュラーフェンシャーフはオーラを纏う。そして、翼を刃物のように振り下ろすアクイラスの攻撃を弾き返した。

 

 

大鷲のアクイラス

攻8000

 

シュラーフェンシャーフ

防7000→10000

 

 

彼方「さらに反撃の能力で、アクイラスを破壊する〜!」

 

 

【反撃】相手モンスターから攻撃されたモンスターが場に残った時、そのモンスターの攻撃力が、攻撃してきた相手のモンスターの防御力を超えていれば、そのまま攻撃してきたモンスターを破壊できる。まさに反撃カウンターする能力だ。

 

 

攻撃を弾かれたアクイラスは一瞬動きが止まり、その隙にシュラーフェンシャーフの鎧から突き出た主砲がエネルギー弾を放ち、アクイラスに直撃する。

 

 

大鷲のアクイラス 破壊!

 

 

夢幻寝術ドリーム・コートの能力は発動したバトル中のみ。そのバトルが終わればドリーム・コートの能力は失われて、シュラーフェンシャーフは元の数値に戻る。

 

 

鞠莉「牙獅子のガレイオンでシュラーフェンシャーフを攻撃よ!そしてガレイオンの能力、攻撃時、私の場にサイズ3の星騎士がいるなら打撃力+1!」

 

 

鞠莉の場にはサイズ3の〈星騎士〉アスタリディオンが居る。

 

 

牙獅子のガレイオン

打撃2→3

 

 

彼方「なら彼方ちゃんは、設置魔法、眠り姫の夢幻城の能力発動〜!このカードをレストして、デッキトップから1枚をシャーフちゃんにソウルイン〜〜!」

 

 

シュラーフェンシャーフ ソウル0→1

 

 

鞠莉「ソウルが増えた⁉︎」

 

彼方「まだまだ〜〜!キャスト〈夢幻寝術 ドリーム・コート〉シャーフちゃんの防御力+3000、そして反撃を得る〜〜。」

 

 

だが、防御力を上げてもシュラーフェンシャーフの防御力は10000。ガレイオンもアスタリディオンの能力で攻撃力が10000になっている為、攻撃力と防御力を比べても同じ数値同士なら攻撃しているガレイオンの方がバトルに勝利し、攻撃されているシュラーフェンシャーフは撃破される。

 

 

彼方「ソウルガード〜〜」

 

 

シュラーフェンシャーフは再び黄色いオーラを纏うが、ガレイオンは渾身の力でシュラーフェンシャーフの鎧ごと本体を斬り裂く。

 

 

牙獅子のガレイオン

攻10000

 

シュラーフェンシャーフ

防7000→10000

 

シュラーフェンシャーフ 撃破!

【ソウルガード】ソウル1→0

 

 

彼方「反撃の能力発動〜〜! ガレイオンを破壊するよ〜〜」

 

 

破壊されてもソウルガードで生き残ったシュラーフェンシャーフは主砲にエネルギーを溜め、攻撃を終えたガレイオンめがけてエネルギー弾が放たれる。そしてガレイオンは破壊された。

 

 

牙獅子のガレイオン 破壊!

 

 

鞠莉「なっ………!」

 

鞠莉(おっとりぽわぽわしてる子だけど………この子、強い!)

 

鞠莉「ターンエンドよ。」

◼️手札0/ゲージ1/LP8

 

 

彼方「彼方ちゃんのターン、ドロー、チャージ&ドロ〜〜!」

◼️手札0→1/ゲージ1→2

 

 

彼方「さらに寝精霊サラーラちゃんの能力〜、サラーラちゃんをレストして、1チャージ〜! 」

◼️ゲージ2→3

 

 

寝精霊 サラーラ

レスト

 

 

彼方「寝精霊プニールちゃんの能力、プニールちゃんをレストして彼方ちゃんのライフ+2。」LP4→6

 

 

寝精霊 プニール

レスト

 

 

彼方「私のライフが6以下なら、キャスト〜〜〈金の宝箱〉」

◼️手札1→0

 

彼方「デッキトップから1枚を破棄するよ〜〜。そのカードがモンスターなら、そのカードのサイズ分ドローできる。」

 

 

彼方はデッキトップからカード1枚をドロップに置く。そのカードは〈寝精霊 シルフォイル〉サイズ2のモンスターだ。

 

 

彼方「シルフォイルちゃんのサイズは2だから、2ドロ〜〜!」

◼️手札0→2

 

彼方「キャスト〜〜〈夢幻寝術 ドリーム・ストライク〉」

◼️手札2→1

 

 

夢幻寝術 ドリーム・ストライク

ダンジョンW

夢幻/強化

◼️君の場にレストしてるカードが3枚以上ある。

◼️【使用コスト】ゲージ2払う。

◼️【対抗】次の2つから1つ選んで使える。「夢幻寝術 ドリーム・ストライク」は1ターンに1回だけ使える。

・君の場のレストしているモンスター1枚を選んで、攻撃力+4000して、打撃力+1!

・君の場のレストしているモンスター1枚を選んで、防御力+4000して、君のデッキの上からカードを1枚、選んだモンスター1枚のソウルに入れる。

 

 

彼方「このカードの2つの能力から1つ選んで使える。私はシャーフちゃんの攻撃力+4000/打撃+1するよ〜〜」

 

 

シュラーフェンシャーフ

攻3000→7000/打撃1→2

 

 

彼方「そしてシャーフちゃんの〈夢幻寝域〉ライフ1払い、シャーフちゃんの打撃力+1〜〜!さらに手札を1枚捨てて追加能力、シャーフちゃんはこのターン中、レスト状態で攻撃できて、相手のセンターを無視して攻撃できる〜〜。」

 

 

シュラーフェンシャーフは再び咆哮し、先程と同じように、辺りいったいが子供の落書きのようなさまざまな宝石の星や、花や木々が広がる空間に包まれる。

 

 

シュラーフェンシャーフ

打撃2→3

 

 

彼方「アタックフェイズ〜〜! シャーフちゃんで鞠莉ちゃんに攻撃。打撃3だよ〜〜!」

 

 

シュラーフェンシャーフは先のターンと同じように右側の主砲にエネルギーを溜める。だがさっきより打撃力が上がっている為か、さっきのターンとは違いエネルギー弾は少々大きくなって撃ち出される。

 

 

鞠莉「くぅぅ!!」LP8→5

 

彼方「シャーフちゃんのレスト攻撃はあと2回できる〜〜。シャーフちゃんで鞠莉ちゃんに2回目の攻撃〜!打撃3!」

 

 

シュラーフェンシャーフは左側の主砲にエネルギーを溜めて撃ちだす。

 

 

鞠莉「うあぁぁぁ!!」LP5→2

 

彼方「これで決めるよ〜〜!シャーフちゃんで3回目のレスト攻撃! 打撃3!」

 

 

シュラーフェンシャーフは両側の主砲にエネルギーを溜め、そして鞠莉めがけて一斉に撃ち出す。

 

今の鞠莉には手札が無く、この攻撃を防ぐ手段は無い。鞠莉は静かに目を瞑り「これまでね。」と敗北を悟る。そしてシュラーフェンシャーフが放った2発のエネルギー弾が着弾した。

 

 

鞠莉「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」LP2→0

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「鞠莉が、負けた………?」

 

ダイヤ「まさか、このような手練れがいるとは。」

 

 

鞠莉のまさかの敗北に、果南とダイヤ、そしてルビィ、花丸、善子、曜も開いた口が塞がらない。

 

 

かすみ「さすが彼方先輩です!」

 

果林「普段から眠そうにしてるけど、ファイトとなったら意外と侮れないのよね。」

 

侑「彼方さんも鞠莉さんも良いファイトだったよ!」

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉「負けたわ。やるわね彼方。」

 

彼方「いやいや、鞠莉ちゃんも凄く強かったよ〜〜。ちょっとヒヤヒヤしちゃった。」

 

鞠莉「ふふふっ、はいこれ、星2つよ。」

 

 

鞠莉はワッペンから星を2つ手に取り彼方に差し出す。

 

 

彼方「では遠慮なく。」

 

鞠莉「もし次にファイトする時は、私が勝つわ。じゃあまたね。」

 

彼方「うん。じゃあね〜〜!」

 

 

鞠莉は彼方に手を振ってその場を去る。次また彼方と当たる時は必ず勝つ。と強く思いながら。

 

 

 

 

 

鞠莉:星5→3

 

彼方:星4→6

 




今回も感想を是非!!

だいぶ遅れてしまいすみません。
この時期は農業が忙しくていけねーや。

次回のファイトの組み合わせが思いつかん………

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