バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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大丈夫

前回の『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』

 

 

新日本バディチャンピオンになった綺羅ツバサから挑戦されるも、穂乃果は今、迷いの中にいた。

 

穂乃果はファンからのファイトを断る勇気が無く、自分の為に母親が無理をして倒れてしまった事に負い目を感じ、自分への戒めとしてバディファイトを辞めようとしていた。

 

だが穂乃果の母、雪穂、海未、ことりの励ましで少しは考えが変わるものの迷いはまだ晴れない。 

 

千歌がいる内浦に来た穂乃果は、自分の迷いに答えを出す為に千歌からのバディファイトの挑戦を受ける。

 

 

 

 

 

 

穂乃果「希望を紡げ五角の絆、そして繋げよ皆んなの夢! ルミナイズ!〈五角武竜伝"絆"〉」

 

千歌「全てを照らす煌めき、世界に降り注ぐ無限の極光! ルミナイズ!〈極光の超太陽〉」

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

穂乃果「ドラゴンワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

 

千歌「ドラゴンワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

 

 

千歌「私の先攻から行きます。 ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

千歌「レフトに〈忠竜 フレアファング・ドラゴン〉をコール!」

◼️手札7→6

 

 

忠竜 フレアファング・ドラゴン

サイズ1/攻3000/防1000/打撃1

 

 

千歌「ライトに〈神速のバルドラゴン〉をコール!」

◼️手札6→5

 

 

神速のバルドラゴン

サイズ2/攻6000/防3000/【移動】

 

 

千歌「フレアファングの能力、サイズ2以上の太陽竜が登場した時、1チャージ、1ドロー!」

◼️手札5→6/ゲージ3→4

 

千歌「アタックフェイズ! 神速のバルドラゴンで攻撃! 攻撃時に穂乃果さんのセンターが空いていればライフ+1!」LP 10→11

 

 

バルドラゴンは剣を抜き、高速で穂乃果に斬りかかる。

 

 

穂乃果「うぅ………!」LP10→8

 

千歌「ターンエンドです。」

◼️手札6/ゲージ4/LP11

 

 

穂乃果「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

穂乃果「ライトに〈五角騎竜 火剣のドゥーベル〉をコール!」

◼️手札7→6

 

 

五角騎竜 火剣のドゥーベル

サイズ1/攻5000/防1000/打撃2

 

 

穂乃果「レフトに〈五角騎竜 光旋のアリオット〉をコール!」

◼️手札6→5

 

 

五角騎竜 光旋のアリオット

サイズ1/攻4000/防2000/打撃1

 

 

アリオットは、場に他の「五角」がいる限り、打撃+1される。

 

 

穂乃果「さらに、手札1枚をソウルに入れて、ゲージ1払い、自分にダメージ1を与えて装備!〈五角竜剣 ドラゴブレイブ〉 うぅ………!」LP8→7

◼️手札5→4→3/ゲージ3→2

 

 

アイテムの装備コストで、穂乃果にちょっとした痺れが走る。

 

 

五角竜剣 ドラゴブレイブ

アイテム:攻5000/打撃3/【ソウルガード】/ソウル1

 

 

穂乃果「私がダメージを受けた時、ドゥーベルの能力で1チャージ!」

◼️ゲージ2→3

 

穂乃果「キャスト〈ドラゴウィズダム 五角の知恵〉私にダメージ1、うぅっ………」LP7→6

◼️手札3→2

 

 

魔法の使用コストで、穂乃果にちょっとした痺れが走る。

 

 

穂乃果「1チャージ、1ドロー! さらにドラゴブレイブの能力、私がダメージを受けたら、1チャージ、ライフ+1! さらに自分のターンなら1ドロー!」LP6→7

◼️手札2→3→4/ゲージ2→3→4

 

穂乃果「アタックフェイズ!」

 

千歌「神速のバルドラゴンのセンターに移動します!」

 

 

神速のバルドラゴン ライト→センター

 

 

穂乃果「光旋のアリオットでバルドラゴンに攻撃! アリオットの能力でライフ+1!」LP7→8

 

 

アリオットのドリルは勢いよく回転し光りの風を纏う。そしてバルドラゴン目掛けて一直線に突撃した。

 

 

光旋のアリオット

攻4000

 

神速のバルドラゴン

防3000

 

神速のバルドラゴン 撃破!

 

 

穂乃果「ドゥーベルで千歌ちゃんに攻撃! 打撃2!」

 

 

ドゥーベルは自分の剣に炎を纏わせ、千歌を斬る。

 

 

千歌「くぅぅ!」LP11→9

 

千歌「五角竜剣ドラゴブレイブで千歌ちゃんに攻撃! 打撃3!」

 

 

穂乃果は力強く踏み込み、横薙ぎで千歌を斬る。

 

 

千歌「うわぁぁ!」LP9→6

 

穂乃果「ターンエンド。」

◼️手札4/ゲージ4/LP7

 

 

千歌「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ4→5

 

千歌「ライフ1払い、ライトに〈必殺の型 バルドラゴン〉をコール」

◼️手札7→6/LP6→5

 

 

必殺の型 バルドラゴン

サイズ2/攻6000/防4000/打撃2

 

 

千歌「登場時能力で3チャージ!」

◼️ゲージ4→7

 

千歌「ゲージ2払い、バルドラゴンを進化! 〈超太陽竜 バルソレイユ〉をバディコール!」LP5→6

◼️手札6→5/ゲージ7→5

 

 

超太陽竜 バルソレイユ

サイズ3/攻7000/防7000/打撃2→3/【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル1

 

 

千歌「さらにゲージ2払い、バルソレイユとフレアファングに重ねて〈超太陽輝竜 バルソレイユ・レイ〉」

◼️手札5→4/ゲージ5→3

 

 

超太陽輝竜 バルソレイユ・レイ

ドラゴンW/スタードラゴンW/ダークネスドラゴンW

太陽竜/ネオドラゴン/黒竜

サイズ3/攻7000→10000/防7000/打撃2→3

◼️【コールコスト】君の場のモンスター2枚までの上に重ねて、君のドロップからカードを1枚このカードのソウルに入れて、ゲージ2払う。

◼️このカードにソウルがあるなら、このカードの攻撃力+3000、打撃力+1!

◼️このカードが連携攻撃した時、相手の場のモンスター1枚を破壊するか、相手の場のソウル1枚をドロップに置く。

◼️"太陽の瞬"【対抗】君のライフ+5!!!この能力は、相手のアタックフェイズとファイナルフェイズに1回ずつ発動できる。

【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル3

 

 

バルソレイユは赤と白の配色がされた鎧を装着し、仮面のようなヘルムを被る。そして8刀のソードビットが背中に円形のように浮遊する。そして胸の鎧には太陽のマークが刻印される。

 

 

千歌「さらに私のライフが6以下で、場にバルソレイユがいるなら、ゲージ3払い、〈真・ドラゴンフォース"紅天超太陽の型"〉解放‼︎」

◼️手札4→3/ゲージ3→0

 

 

真・ドラゴンフォース"紅天超太陽の型"

ドラゴンW

太陽竜

アイテム:攻7000/打撃2

『解放条件‼︎』(君のライフ6以下で、場にカード名に「バルドラゴン」か「バルソレイユ」を含むサイズ2以上のモンスターがいる。)

◼️【装備コスト】ゲージ3払い、君のデッキから〈太陽竜〉2枚までをソウルに入れる。

◼️このカードは相手の効果で破壊されず、手札とデッキに戻せず、能力は無効化されない。

◼️君はサイズの合計5まで〈太陽竜〉のモンスターを場に置ける。

◼️ このカードが他の〈太陽竜〉と連携攻撃した時、このカードをスタンドして、君のライフが13以下なら、君のライフ+2!さらに君のライフが10以上ならこのカードと連携攻撃したサイズ2以下の〈太陽竜〉1枚は【2回攻撃】を得る。

◼️ 【紅天召喚:太陽竜】(お互いのターン中に使える。)

このカードのソウルから〈太陽竜〉のモンスター1枚をコールする。その後、君の場のモンスターを好きな枚数そのカードのソウルに入れてもよい。【紅天召喚:太陽竜】は1ターンに1回だけ使える。

ソウル2

 

 

千歌は金色の縁取られた紅いオーラを纏い、紅い両翼が生え、赤と黒のノースリーブの着物ドレス、アシンメトリーで片側が長い和風なミニスカート、千歌の胸を強調するような胸鎧、赤色の指出し手袋、腰には小さい竜の羽を模した装飾が施してある。さらに千歌の髪は全体的に伸び、後ろ髪は腰あたりまで伸びる、そして、千歌が少し動くたびに紅と金の粒子が舞い散っている。

 

 

穂乃果「新しいドラゴンフォースにバルソレイユ………!」

 

 

以前戦った時よりも強いプレッシャーを放つバルソレイユと、力強くも美しい輝きを放つドラゴンフォースに、穂乃果は感銘を受ける。 当然だが以前戦った時よりも千歌は格段に成長している事を、周りの空気と肌で感じる。

 

 

千歌「真ドラゴンフォースの能力で、私は場にサイズの合計5まで〈太陽竜〉を出せる。 レフトに〈神速のバルドラゴン〉をコール!」

◼️手札3→2

 

 

神速のバルドラゴン

サイズ2/攻6000/防3000/打撃2/【移動】

 

 

千歌「アタックフェイズ! 真ドラゴンフォースとバルソレイユレイで連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、私のライフが13以下ならライフ+2! さらにバルソレイユレイの能力、このカードが連携攻撃した時、火剣のドゥーベルを破壊!」LP6→8

 

 

バルソレイユレイの背後に浮かぶ1本のソードビットがドゥーベルの腹部を貫く。

 

 

五角騎竜 火剣のドゥーベル 撃破!

 

 

千歌「連携打撃5!」

 

穂乃果「キャスト!〈ドラゴンシールド 緑竜の盾〉攻撃を無効化してライフ+1」LP7→8

◼️手札4→3

 

 

緑竜の竜の顔を模した盾が、千歌とバルソレイユの攻撃を弾き返す。

 

 

千歌「もう一度、真ドラゴンフォースとバルソレイユレイで連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! さらにバルソレイユレイの能力でアリオットを破壊!」LP8→10

 

 

五角騎竜 光旋のアリオット 破壊!

 

 

千歌「連携打撃5!」

 

穂乃果「キャスト〈ドラゴンシールド 火竜の盾〉デッキトップから3枚を破棄して、ダメージを0に減らす。」

◼️手札3→2

 

 

先ほど破壊された火剣のドゥーベルの顔を模した盾が千歌とバルドラゴンの攻撃から穂乃果を守る。 火竜の盾でドロップに置かれたカードを見て、穂乃果は一瞬だけ口元を吊り上げる。 だが千歌はそれに気付いてはいない。

 

千歌「真ドラゴンフォースと神速のバルドラゴンで連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! 神速のバルドラゴンの能力で、さらにライフ+1!」LP 10→12→13

 

千歌「連携打撃4!」

 

穂乃果「くぅぅ………!!」LP8→4

 

千歌「まだまだ、真ドラゴンフォースの能力、私のライフが10以上なら、連携攻撃したバルドラゴンに【2回攻撃】を与える!」

 

穂乃果「え⁉︎」

 

千歌「真ドラゴンフォースと神速のバルドラゴンで2回連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、私のライフは13以上だからライフは回復しないけど、神速のバルドラゴンの能力でライフ+1!」LP13→14

 

穂乃果「キャスト!〈五角の剣技 蒼炎の型〉」

 

 

千歌とバルドラゴンは、穂乃果がキャストしたカードを警戒して、攻撃中だが、一旦立ち止まる。

 

 

穂乃果「ドロップから「五角」モンスター1枚を【コールコスト】を払ってコールできる。」

 

千歌「えっ⁉︎」

 

穂乃果「ドロップより、ゲージ2払い、ライトにバディコール!〈五角竜王 ドラム〉」LP4→5

◼️ゲージ4→2

 

 

五角竜王 ドラム

サイズ2/攻6000/防5000/打撃2/【ソウルガード】/ソウル1

 

 

穂乃果「さらに穂乃果にダメージ1………うぅっ!」LP5→4

 

 

五角竜王ドラムがいて、ライフ6以下の状態で穂乃果はダメージを受けた。それが意味するところを千歌はすでに察していた。

 

 

千歌「私がダメージを受けた時、ドラムの能力発動! 私のライフが6以下なら、神速のバルドラゴンを破壊!」

 

 

千歌と共に攻撃していた神速のバルドラゴンの前にドラムが邪魔をする様に立ちはだかり、そしてドラムは持っていた刀でバルドラゴンを斬る。

 

 

神速のバルドラゴン 撃破!

 

 

穂乃果「さらにドラゴブレイブの能力、私がダメージを受けたら、1チャージ、ライフ+1!」LP4→5

 

 

連携攻撃は続いているが、神速のバルドラゴンが破壊された事で、連携打撃が4→2に減らされる。

 

 

穂乃果「くぅ………!」LP5→3

 

 

そしてさらに穂乃果のライフが減ったと言う事は………

 

 

穂乃果「バルソレイユレイを破壊!」

 

千歌「ソウルガード!」

 

 

バルソレイユレイ 破壊!

【ソウルガード】ソウル3→2

 

 

千歌「【紅天召喚】! 真ドラゴンフォースのソウルから〈太陽の竜 バルドラゴン〉をノーコストでコール!」

 

 

太陽の竜 バルドラゴン

サイズ2/攻5000/防3000/打撃2/【貫通】

 

 

穂乃果「このタイミングでまたバルドラゴンを………⁉︎」

 

千歌「真ドラゴンフォースとバルドラゴンで穂乃果さんに連携攻撃! 打撃4! 真ドラゴンフォースをスタンド!」

 

穂乃果「キャスト〈万能の秘薬 ネオポーション〉私のライフ+5!」LP3→8

◼️手札2→1

 

 

万能秘薬 ネオポーション

ジェネリック

回復

◼️君のライフが6以下なら使える。

◼️【対抗】君のライフ+5!

 

 

千歌「攻撃は続いてます! 打撃4!」

 

穂乃果「くぅぅ………!」LP8→4

 

穂乃果「私がダメージを受けてライフ6以下なら、ドラムの能力でバルソレイユレイを破壊!」

 

千歌「ソウルガード!」

 

 

バルソレイユレイ 破壊!

【ソウルガード】ソウル2→1

 

 

千歌「真ドラゴンフォースで五角竜王ドラムに攻撃!」

 

穂乃果「ソウルガード」

 

 

真ドラゴンフォース

攻7000

 

五角竜王ドラム

防5000

 

五角竜王ドラム 撃破!

【ソウルガード】1→0

 

 

千歌「ターンエンドです………!」

◼️手札2/ゲージ0/LP14

 

 

千歌の怒涛の攻撃に耐えた穂乃果はただ唖然としていた。 あの時、煉獄バディカップの決勝で戦ったあの時より、千歌は格段に強くなっている。 その事に穂乃果の口元は自然につり上がり、瞳が徐々に輝きを増していく。 「楽しい!」穂乃果は少しだけ闘志が湧き上がってくる。

 

 

千歌「やっと、いつもの顔になりましたね。穂乃果さん。」

 

穂乃果「え?」

 

千歌「さっきまでの穂乃果さんは、なんか覇気が感じられなかったって言うか、ファイトに身が入ってない感じでした。」

 

穂乃果「………そうかな?」

 

千歌「そうです! なんか、ファイトを楽しんでいないような気がして………、バディファイト、嫌いになっちゃったのかな………、って……」

 

 

千歌は、今までと違う穂乃果の様子に、少し悲しみを覚える。

 

 

穂乃果「千歌ちゃん………」

 

千歌「でも穂乃果さん、今一瞬だけど"楽しい"って思ったんじゃないですか? 私は、とても楽しそうに心から笑ってファイトする穂乃果さんが好きです! 私は、どんなピンチでも諦めず楽しそうにファイトする穂乃果さんに憧れてるんです! だから楽しんでください。今の私とのファイト、思いっきり笑って楽しんでほしいです!」

 

 

千歌の目は真っ直ぐに穂乃果を見つめる。 その瞳はキラキラと輝いていて穂乃果の瞳にも反射する。 太陽のように暖かく、全てを包み込むような光りは今の穂乃果には眩しく、それでいて目を逸せない。 千歌の言葉が穂乃果の心に差し込む日差しのように感じた。

 

そして穂乃果の瞳に涙が溢れて頬を伝う。

 

 

千歌「穂乃果さん、泣いてるんですか………?」

 

穂乃果「え?」

 

 

千歌に聞かれて初めて頬を伝う涙に気づく。

 

 

穂乃果「あ、いや、ごめん、ごめんね………。 あれ、なんで止まらないんだろう。………なんで、涙が………どうして………」

 

 

穂乃果は急いで涙を拭うが、涙は溢れて止まらない。 無限に溢れ出る涙に穂乃果は困惑しながらも涙を拭う。

 

 

穂乃果「そうだよね………、バディファイトって、面白くて楽しいゲームなんだよね………、ごめんね。千歌ちゃん、ファイトを続けよう。」

 

 

こんなに弱々しい穂乃果を千歌は初めて見た。

少し落ち着いた穂乃果は千歌に1つの問いをかける。

 

 

穂乃果「ねえ、千歌ちゃんはどう思った? ツバサさんとチャンピオンのファイト。 ツバサさんは本気出してた?」

 

千歌「え? まぁ、チャンピオンと戦ってるんだし、本気だったんじゃないですか? 私はそう思いましたけど………。」

 

穂乃果「そっか。 私はツバサさんはまだ本気じゃなかったと思ってる。」

 

千歌「え?」

 

穂乃果「見てて分かったんだ。ツバサさんはまだまだ隠してる力があると思う、ツバサさんの本気はあんなものじゃないよ。 きっと私とファイトする時まで本当の実力を見せる事は無いと思う。」

 

 

穂乃果は震える自分の手を見つめる。

 

 

穂乃果「正直言って怖いんだ………。ツバサさんの挑戦を受けたとして、私はツバサさんに勝てるんだろうかって………、お母さんも、雪穂も、海未ちゃんとことりちゃんも私の夢を応援してくれてる。期待してくれてる。………でも、もしツバサさんに負けちゃったら、皆んなの期待を裏切っちゃう、お母さんとの夢を叶えられなくなっちゃう……! それが凄く怖いんだ………」

 

 

ツバサとファイトすること自体は怖くはない。 だが、ツバサに負けて周囲の期待を裏切る事がたまらなく怖い。 その恐怖が、穂乃果の決断を鈍らせていた。 みんなの期待が穂乃果にとっての重圧になっていたのだ。 

 

 

千歌「自信無いんですか?」

 

穂乃果「うん。」

 

 

意外だった。千歌にとって穂乃果は憧れの存在だ。 けど今、千歌の目の前にいる穂乃果は自信を無くして苦しんでいる。

 

 

千歌「大丈夫です。」

 

穂乃果「え………?」

 

千歌「大丈夫ですよ穂乃果さんなら。 穂乃果さんは自分らしいファイトを貫けば良いんです。」

 

穂乃果「自分らしいファイト………?」

 

千歌「はい。 チャンピオンなんて二の次で良いんです。穂乃果さんはいつも通り、今まで通りにファイトを楽しめばいいと思います。」

 

穂乃果「………ファイトを楽しむ。」

 

千歌「はい。 チャンピオンになる夢を叶えるのは大事だと思います。 でも、ファイトしてる間だけは勝ち負けなんて関係ない、ただ全力でファイトを楽しむ。 だってバディファイトは、楽しんだ者勝ちじゃないですか!」

 

穂乃果「………っ⁉︎」

 

 

千歌の言葉に穂乃果はハッとする。 穂乃果はみんなの期待を裏切る恐怖によって自分自身のファイトを見失っていた。 "全力でファイトを楽しむ" どんな時でも穂乃果はそれを信条にファイトをして来た。

 

何よりも、"大丈夫" 千歌のこの言葉が穂乃果に底知れない安心感を与えた。 まるで、穂乃果の心に差し込む光りが手を差し伸べるように………

 

穂乃果の中にある"みんなの期待を裏切るかもしれない"という恐怖、不安、いろんなモヤモヤが晴れて行くようなそんな感覚………、穂乃果の頬をまた涙が伝う。 けどさっきまでとは違い、穂乃果の瞳は輝き、晴れ晴れとした顔つきに変わっていた。

 

 

穂乃果「ありがとう千歌ちゃん………、続けようか、私達らしいファイトを。」

 

千歌「は、はい………!!」

 

穂乃果「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札1→2/ゲージ2→3

 

穂乃果「ゲージ2払い、ライトに〈五角大竜王 斬撃のドラム〉をコール!」

◼️手札2→1/ゲージ3→1

 

 

五角大竜王 斬撃のドラム

サイズ2/攻6000/防5000/打撃3

『角王』

◼️【コールコスト】君のデッキの上から2枚をこのカードのソウルに入れて、ゲージ2払う。

◼️君のライフが6以下なら、このカードの攻撃力+2000して、【2回攻撃】を得る。

◼️君がダメージを受けた時、君のライフが6以下なら、次の2つから1つ選んで使える。

・相手の場のカード1枚のソウル1枚をドロップに置く。

・相手のモンスター1枚を破壊する。

【貫通】【ソウルガード】/ソウル2

 

 

ドラムは足下から伸びる光りの柱に包まれる。 そして現れたのは、見た目こそあまり変化は無いが、ドラムは柄の前後に刃が付いている双刃の刀を装備していた。

 

ドラムはそれを振り回して、自分には隙が無い事をアピールする。

 

 

ドラム『よお穂乃果、ドンヨリした感じはもう消えちまったみたいだな。』

 

穂乃果「うん。千歌ちゃんのおかげだよ。」

 

ドラム『ありがとうな千歌。 穂乃果をモヤモヤから解放してくれてよ。』

 

千歌「あ、どういたしまして………ドラム、さん?」

 

ドラム『はははは、たかがモンスターに敬語なんて要らねーよ。ドラムでいい。』

 

 

穂乃果「ターンを進めるよ。 斬撃のドラムは私のライフが6以下の時、攻撃力+2000/【2回攻撃】を得る。」

 

 

斬撃のドラム

攻6000→8000/【2回攻撃】

 

 

キャスト〈ドラゴニック・グリモ〉捨てる手札は無いけど3ドロー!」

◼️手札1→0→3

 

穂乃果「〈ドラゴウィズダム 五角の知恵〉をキャスト! ダメージ1を受けて、うぅっ………、1チャージ、1ドロー!」LP6→5

◼️手札3→2→3/ゲージ1→2

 

 

さらに穂乃果がダメージを受けた事で斬撃のドラムの能力が発動する。

 

 

穂乃果「バルソレイユレイを破壊!」

 

千歌「ソウルガード!」

 

 

バルソレイユレイ 破壊!

【ソウルガード】ソウル1→0

 

 

穂乃果「五角竜剣 ドラゴブレイブの能力で、私がダメージを受けた時、1チャージ、ライフ+1! さらに自分のターンなら1ドロー!」LP4→5

◼️手札3→4/ゲージ2→3

 

穂乃果「さらに〈ドラゴニック・チャージプラス〉2チャージ、さらに私のライフ5以下なら追加で3チャージ!」

◼️手札4→3/ゲージ3→5→8

 

穂乃果「私のライフ6以下で、場にドラムがいるなら、ゲージ2払い………〈角王フォース"五角の闘覇"〉解放‼︎」

◼️手札3→2/ゲージ8→6

 

 

角王フォース"五角の闘覇"

武装騎竜/覚醒

攻6000/打撃2

◼️〈解放条件‼︎〉〔君のライフが6以下で場にサイズ2以上の『五角』のモンスターがいる。〕

◼️【装備コスト】ゲージ2払う。

◼️【対抗】君にダメージ1!この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️君が効果でダメージを受けた時、次の2つから1つ選んで使える。この能力はそれぞれ1ターンに1回だけ使える。

・君のライフ+3する。

・相手にダメージ1!

◼️このカードは破壊されず、手札に戻せず、能力は無効化されない。

 

 

穂乃果は赤いオーラに包まれる、そしてオーラの中から現れた穂乃果は、左肩から腕にかけて肩当ての鎧を纏い、右手には籠手を装備する。ドラムの角を模した額当てをつけている。そして手には、ドラムと同じ刀が握られている。

 

 

穂乃果「角王フォースの能力で、私にダメージ1!うぅ………! 角王フォースの能力で千歌ちゃんにダメージ1!」LP5→4

 

 

穂乃果は持っている刀で千歌に斬撃を飛ばす。

 

 

千歌「うぅ!」LP14→13

 

穂乃果「さらに斬撃のドラムの能力で、バルソレイユレイを破壊!」

 

 

バルソレイユレイ 破壊!

 

 

千歌「バルソレイユ!」

 

穂乃果「さらにゲージ2払い、斬撃のドラムに重ねて進化! 〈五角真竜王 ブレイズ・ドラム〉」

◼️手札2→1/ゲージ6→4

 

 

五角真竜王 ブレイズ・ドラム

武装騎竜/赤竜

サイズ2/攻10000/防5000/打撃2

◼️【コールコスト】君の場のカード名に『ドラム』を含むカード1枚に重ねて、ゲージ2払う。

◼️君がダメージを受けた時、君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れる。

◼️このカードのソウルが3枚以上なら、このカードの攻撃力+3000して、このカードは【3回攻撃】を得る。

【ソウルガード】/ソウル3

 

 

斬撃のドラムは足下から伸びる光りの柱に再び包まれる。 そして現れたのは、肩幅が横に尖って伸びている赤と黒の和装の鎧を着て、炎のような黄色い鬣が伸び、身体も若干筋肉質になる。そして右手には二枚刃の太刀を握っている。

 

 

 

穂乃果「ブレイズドラムは、自信のソウルが3枚以上あるなら、攻撃力+3000/【3回攻撃】を得る。」

 

 

ブレイズドラム

攻10000→13000/【3回攻撃】

 

 

穂乃果「さらにキャスト!〈ドラゴファイト 五角の奮起〉! 私にダメージ1、………くっ! デッキトップから3枚見て、2枚を手札に加えて、残り1枚をチャージ。」LP4→3

◼️手札1→0→2/ゲージ4→5

 

千歌「さらに手札を増やした⁉︎」

 

穂乃果「角王フォースの能力で私が効果でダメージを受けた時、ライフ+3! ブレイズドラムの能力で、デッキトップから1枚をブレイズドラムにソウルイン!」LP3→6

 

 

ブレイズドラム ソウル3→4

 

 

穂乃果「レフトに〈共闘の五角帝竜 ジード〉をコール!」

◼️手札2→1/ゲージ5→4

 

 

共闘の五角帝竜 ジード

ドラゴンワールド

武装騎竜/帝王竜/竜牙

サイズ2/攻6000/防4000/打撃2

◼️【コールコスト】君のデッキの上からカードを1枚ソウルに入れて、ゲージ1払う。

◼️君の場にカード名に「ドラム」を含むモンスターがいるなら、このカードのサイズを1減らす。

◼️このカードが他のカード名に「五角」を含むカードと連携した時、君のダメージ1!その後、次の2つから1つ選んで使える。この能力は1ターンに1回だけ使える。

・相手の場のモンスター1枚のソウル1枚を相手のドロップに置く。

・このカードと連携しているカード1枚の打撃力+1!

【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル1

 

 

穂乃果のライトに和風の鎧を纏いながらもマントを羽織り、刀身が巨大な3本の爪のようになっている槍を装備した群青色の竜人が現れる。

 

 

穂乃果「アタックフェイズ! 角王フォースとジードで連携攻撃! ジードの能力で、私にダメージ1!」LP6→5

 

ジード『うぉぉお!』

 

 

ジードがオーラを放ち、その熱が穂乃果に僅かなダメージを与える。

 

 

穂乃果「うっ………! ジードの能力で角王フォースの打撃力+1! いくよジード!」

 

ジード『おう!』

 

 

千歌はちょっとした危機を感じて、真ドラゴンフォースの翼で空に逃げる。 それを見て穂乃果はジードの背中に乗り、ジードは地面を強く蹴って高くジャンプする。ジードは持っていた爪槍で千歌に攻撃するが、千歌はそれをガードする。 だが穂乃果はジードの背中から飛び上がり、千歌に斬りかかる。

 

 

穂乃果「連携打撃5!」

 

千歌「うぁぁぁ!」LP13→8

 

穂乃果「ジードで2回攻撃! 打撃2!」

 

千歌「真ドラゴンフォースのソウルから【紅天召喚】!」

 

 

真ドラゴンフォース ソウル2→1

 

 

千歌「〈超太陽輝竜 バルソレイユ・レイ〉をライトにコール!」

 

 

超太陽輝竜 バルソレイユ・レイ

ドラゴンW/スタードラゴンW/ダークネスドラゴンW

太陽竜/ネオドラゴン/黒竜

サイズ3/攻7000→10000/防7000/打撃2→3

◼️【コールコスト】君の場のモンスター2枚までの上に重ねて、君のドロップからカードを1枚このカードのソウルに入れて、ゲージ2払う。

◼️このカードにソウルがあるなら、このカードの攻撃力+3000、打撃力+1!

◼️このカードが連携攻撃した時、相手の場のモンスター1枚を破壊するか、相手の場のソウル1枚をドロップに置く。

◼️"太陽の瞬"【対抗】君のライフ+5!!!この能力は、相手のアタックフェイズとファイナルフェイズに1回ずつ発動できる。

【2回攻撃】【ソウルガード】

 

 

穂乃果「ジードの攻撃は続いてるよ!」

 

千歌「バルソレイユレイの能力!"太陽の瞬"ライフ+5! くぅぅ!」LP8→13→11

 

穂乃果「ブレイズドラムで千歌ちゃんに攻撃! 打撃2!」

 

 

ドラムは素早く踏み込み、千歌に刀を振り下ろす。

 

 

千歌「くぅぅ………!」LP 11→9

 

穂乃果「ブレイズドラムで2回目の攻撃!」

 

千歌「うわぁぁ!」LP9→7

 

穂乃果「ブレイズドラムの3回攻撃! バルソレイユレイに攻撃!」

 

 

ブレイズドラム

攻13000

 

バルソレイユレイ

防7000

 

バルソレイユレイ 撃破!

 

 

一通りの攻撃を終えて穂乃果は一呼吸おく。 そして明るい顔で千歌を見つめる。

 

 

穂乃果「ありがとう。穂乃果ちゃん、私ね、このファイトが終わったらバディファイトを辞めようと思ってたの。」

 

千歌「え⁉︎」

 

穂乃果「でも今は違うよ。千歌ちゃんの"大丈夫"って言葉で少し気持ちが楽になった。 ほんとにありがとう。」

 

千歌「いえ、力になれたなら良かったです。」

 

穂乃果「ねえ千歌ちゃん、私がチャンピオンになった姿、見たい?」

 

千歌「はい、もちろんです! そしていつか、チャンピオンになった穂乃果さんとファイトしたいです!」

 

 

千歌は期待を込めた眼差しで穂乃果を見る。 そして穂乃果はそれに応えるように宣言する。

 

 

穂乃果「ファイナルフェイズ! 私の場にサイズ2以上の五角がいて、アイテムを装備していて、お互いのセンターが空いているなら使える! 〈五角竜奥義 ギガハウリング・五角・スラッシャー‼︎〉」

◼️手札1→0/ゲージ4→1

 

 

五角竜奥義 ギガハウリング・五角・スラッシャーー‼︎

ドラゴンW

必殺技

◼️君の場にサイズ2以上のカード名に「五角」を含むモンスターがいて、君がアイテムを装備していて、お互いのセンターにモンスターが居ないなら使える。

◼️【使用コスト】ゲージ3払う。

◼️君の場のカード名に「五角」を含むカードの枚数分、相手のカードを破壊して、君の場のカード名に「五角」を含むモンスターとアイテム全ての打撃力を合計した数値分、相手にダメージ‼︎このカードのダメージは3以下にならない。

 

 

穂乃果は角王フォースの刀を自分の後ろの上空に思いきり投げる。すると空から巨大な天武のような竜の顔を模した口から超巨大な刃が突き出ている太刀が現れる。

 

 

穂乃果「場の五角のカードの枚数分、相手の場のカードを破壊して、場の五角カードの打撃力の合計分のダメージを与える!」

 

 

穂乃果の場には五角竜王ドラム、五角帝竜ジード、角王フォース"五角の闘覇"の3枚がある。 千歌の場に破壊するモンスターは居ないが、ダメージを与える能力は発動する。

 

五角竜王ドラム/五角帝竜ジード/角王フォース"五角の闘覇"の打撃力の合計は7だ。

 

 

穂乃果「よって、合計ダメージ7の"ギガハウリング・五角・スラッシャー‼︎"」

 

 

穂乃果が太刀を振り下ろす仕草と共に巨大な太刀が千歌を目掛けて振り下ろされる。

 

 

千歌「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」LP7→0

 

 

 

 

千歌「あぁ〜〜負けちゃった〜〜!」

 

 

千歌は砂浜に大の字で寝転び、穂乃果に負けた事を素直に悔しがる。 だが嫌な感じはしていない。 それよりも、憧れの穂乃果と2度目のファイトができた事を倍以上に喜んでいる。

 

穂乃果は千歌に手を差し伸べる。

 

 

穂乃果「ありがとう。千歌ちゃん、楽しいファイトだったよ。」

 

千歌「はい。私も楽しかったです。」

 

穂乃果「千歌ちゃんの言った通りだね。少し気分がスッキリしたよ。それと、少し迷いが晴れた気がする。」

 

千歌「そうですか。なら良かったです。」

 

 

それから、穂乃果は荷物を纏めてチェックアウトの手続きをする。 そして駅までの道を歩いている途中で、ベビーカーを引いた金髪の女性と鉢合う。

 

 

「あら?穂乃果。」

 

穂乃果「絵里ちゃん!」

 

絵里「偶然ね。」

 

穂乃果「うん。久しぶりだね。咲笑ちゃんも久しぶり〜〜」

 

 

穂乃果は絵里に挨拶した後、ベビーカーに乗っている咲笑にも挨拶をする。だが咲笑は今は眠っているところだった。

 

 

穂乃果「寝ちゃってる………」

 

絵里「そう言えば、海未とことりからLINEが来たわ。『穂乃果が内浦に来てる』って。」

 

穂乃果「そうなんだ。」

 

絵里「お母様の事もお大事にね。」

 

穂乃果「ありがとう。」

 

 

絵里はしばらく穂乃果の顔を見つめる。

 

 

穂乃果「ん?何?」

 

絵里「いいえ、何だかいろんな事で悩んでるって聞いたけど、その様子じゃ、もう解決済みかしら?」

 

 

絵里は海未とことりから聞いているほど暗い感じは無く、むしろ晴れやかに感じる。

 

 

穂乃果「そうだね。綺麗な海と明るい太陽のおかげで、少しスッキリしたかな。」

 

絵里「そう。」

 

穂乃果「じゃあ、私はそろそろ帰るね。」

 

絵里「ええ、また今度、沼津に来た時は家に寄ってちょうだい。歓迎するわ。」

 

穂乃果「うん。じゃあね絵里ちゃん!」

 

 

そう言って穂乃果は駅に消えて行った。 それを見送った後、穂乃果が歩いて来た道を目で辿る。

 

 

絵里("明るい太陽"か………、もしかしたら、あの子が穂乃果を立ち直らせてくれたのかしらね。)

 

 

 

 

 

穂乃果の実家の和菓子屋「穂むら」の入り口ガード開き、ドアベルが鳴る。 その音に反応して2人の店員が出迎える。

 

 

「いらっしゃいませ………って、穂乃果!」

 

「穂乃果ちゃん⁉︎」

 

 

海未とことりの声に雪穂も店の奥から顔を出す。

 

 

「お姉ちゃん⁉︎」

 

穂乃果「ただいま。海未ちゃん、ことりちゃん、雪穂。」

 

 

店に入って来た穂乃果にみんなが出迎える。

 

 

海未「おかえりなさい穂乃果。旅行はどうでしたか?」

 

穂乃果「うん。凄く良かったよ。」

 

ことり「そっか、良かった〜〜」

 

雪穂「お姉ちゃん、なんか明るくなった?」

 

 

帰って来た穂乃果の表情を見て、雪穂と海未とことりは一昨日までの穂乃果とは何か違う事に気づく。

 

 

海未「ちゃんとリフレッシュできたみたいですね。」

 

穂乃果「うん。」

 

 

穂乃果のどこか晴れ晴れとした表情に皆んなが安堵する。

 

 

穂乃果「私、決めたよ。ツバサさんの挑戦を受ける。 そして絶対にチャンピオンになる。」

 

 

 

穂乃果は誓う。必ずツバサに勝ってチャンピオンになる事を、成し遂げて見せると………………。

 

 

 

 

 

 

 

そして1ヶ月が経ち………

 

12月20日………『ツバサ(カップ)』が開催される。

 

 

 




今回も感想を是非!


「五角竜王ドラム」や「アジ・ダハーカ」のリバイバルの情報が出たら穂乃果ちゃんやツバサちゃんに使わせたいと思います。

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