バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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決戦! 繋がる絆、太陽神と流星皇

前回の『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』

 

 

ついに、流と俠兵の最後のファイトが始まった。 流の第一ターンが終わってからいきなり魔星龍域のフラッグを展開した俠兵はグランズァード破滅ガノンや他の魔星龍をコールして流を攻める。 だが流はグリムとスメラギノミコトの力で、瞬く間にガノンを撃破し、見事に、俠兵から先制を奪った。

 

だが、2人のファイトはまだ始まったばかりだ………。

 

 

ーーーーーー

 

 

流と俠兵の最後のファイトが始まった同刻、曜と梨子は新しいドラゴンフォースの影響で気を失った千歌を、千歌の実家の旅館『十千万』に連れて来ていた。

 

『十千万』に移動している途中で、千歌は小さく寝息をたてていたが、次第に寝息は聞こえなくなり、そして息をしている様子もなくなっていた。 そして千歌の顔や手や首などの一部分に紅い痣のようなものが出来ていた。 その様子に曜と梨子は動揺して焦る。

 

 

曜「志満姉!」

 

梨子「志満さん!」

 

 

2人の呼ぶ声に、千歌の姉である志満が表に出て来た。

 

 

志満「曜ちゃん、梨子ちゃん? 千歌ちゃん………!」

 

梨子「志満さん、お願いします! エンデュミアスさんを呼んでください!」

 

志満「え、え?」

 

曜「お願い! 早く呼んで!」

 

志満「わ、分かったわ! エンデュミアス。」

 

 

2人の尋常じゃない様子に圧倒され、志満はエンデュミアスを呼ぶ。その呼びかけに応え、志満のデッキからエンデュミアスが現れた。

 

 

エンデュミアス『はい。呼びましたか?』

 

曜「エンデュミアスさん! 千歌ちゃんを、千歌ちゃんを助けてください!」

 

 

曜のがっつくような勢いに驚きながらも、エンデュミアスは気を失って、2人に支えられている千歌を見て大体の見当をつける。

 

 

エンデュミアス『千歌ちゃん………? そうですか、決戦の前に新たなドラゴンフォースを解放してしまったのですね。』

 

 

千歌は石鮫とのファイトで「真・ドラゴンフォース"紅蓮太陽の型"」を解放した。 "紅蓮太陽の型"は、解放した時から千歌のエネルギーを多く消費させてしまう。 ファイト中はなんとも無いが、ファイトが終わった後、千歌は酷い脱力感と眠気に襲われる。 そして眠ってしまった千歌は数時間以上は目覚めなくなってしまう。

 

 

エンデュミアス『それで、私ならば千歌ちゃんを目覚めさせる事ができるかも。と尋ねたのですね。』

 

 

エンデュミアスの見解に2人は静かにうなずく。

 

 

エンデュミアス『分かりました。 では一度、私の城に行きましょう。 ここでは魔星龍達の邪魔が入るかも知れません。』

 

曜/梨子「はい!」

 

 

2人の承諾を得て、エンデュミアスはドラゴンワールドにある自分の城へのゲートを開く。 そしてエンデュミアスと曜、梨子はそのゲートを通じてエンデュミアスの城に移動する。

 

 

エンデュミアス『では、千歌ちゃんを寝かせてください。』

 

 

エンデュミアスの城に移り、エンデュミアスは千歌を寝かせるように2人に指示する。

 

曜と梨子は言われたとおりに千歌を床に寝かせる。 エンデュミアスは眠っている千歌に手をかざして、千歌の闘気を調べる。

 

 

エンデュミアス『………こ、これは………! まさか、こんな事が………⁉︎』

 

 

エンデュミアスが調べたところ、千歌の闘気は極限まで減っていた。 そしてある事実に、エンデュミアスは驚愕する。 その様子に曜は反応する。

 

 

梨子「エンデュミアスさん?」

 

曜「どうかしたんですか⁉︎」

 

 

曜の質問にエンデュミアスは驚愕の色を抑えきれずに気づいた事を独り言まじりに説明する。

 

 

エンデュミアス『千歌さんのドラゴンフォース………"紅蓮太陽の型"は、まだ成長途中だったようです………。』

 

梨子「え………?」

 

曜「成長途中って………どういう事?」

 

エンデュミアス『言葉のとおりです。"紅蓮太陽の型"は、千歌ちゃんが辿り着くはずの新たに成長したドラゴンフォースの途中、つまりはまだ中途半端で、未成長な状態だったと言う事です………!』

 

曜/梨子「え⁉︎」

 

 

エンデュミアスの見解で明かされた事実に、曜と梨子は同時に驚きの声を上げる。 そして己の理解を整理する為にエンデュミアスの説明をまとめる。

 

 

曜「えっと、つまり………今千歌ちゃんが使える"紅蓮太陽の型"はまだ成長段階の途中で………」

 

梨子「今の千歌ちゃんのドラゴンフォースは、まだ本来の成長した型じゃなかった。って事ですか?」

 

エンデュミアス『その通りです。………だからこそ、"紅蓮太陽の型"は、完全な成長の型となる為に、千歌ちゃんのエネルギーを必要以上に、より多く吸収してしまう。 千歌ちゃんがこれほど深い昏睡状態になってしまうのも無理はなかったと言う事です。 もしこのまま、"紅蓮太陽の型"が、千歌ちゃんのエネルギーを吸収し続けてしまえば、たとえドラゴンフォースが完全に成長した型になったとしても、そのまま千歌ちゃんは昏睡状態のままか、最悪の場合は"死"………』

 

曜「そんな………」

 

梨子「千歌ちゃんが………」

 

 

エンデュミアスの驚愕の説明と千歌の死と言う宣告に、2人は目に涙を浮かべてうつむく。 エンデュミアスが初めて見せる驚愕の様子は、2人にとって何よりの信憑性を表している。

 

そしてエンデュミアスは、一旦深呼吸し、落ち着きを取り戻す。

 

 

エンデュミアス『ところで2人とも、ドラゴンフォースの進化は成功できましたか?』

 

梨子「え? あ、はい。」

 

曜「なんとか進化できました。」

 

エンデュミアス『そうですか。それは良かったです。 では、2人とも、進化したドラゴンフォースを解放してください。 先程も言った通り、千歌ちゃんの昏睡状態の原因は、未完成な"紅蓮太陽の型"が完全な成長を遂げる為に千歌ちゃんからエネルギーを吸収しているからです。 千歌ちゃんを目覚めさせるには、お2人のドラゴンフォースの力を千歌ちゃんに送り込み、"紅蓮太陽の型"が完全な成長状態になるのを手助けする事。 ドラゴンフォースの完全なる成長は、千歌ちゃんの覚醒に繋がります。』

 

梨子/曜「はい! 超ドラゴンフォース解放‼︎」

 

 

エンデュミアスの指示通り、2人は進化したドラゴンフォースを解放し、千歌の手を握って力を送り込む。 だが2人には分かっていた。たとえ2人の進化したドラゴンフォースの力を送り込んでも、千歌を目覚めさせるだけの力には、まだまだ及ばないと………。 だからこそ、帝であるエンデュミアスを尋ねたのだが………

 

 

曜「私達のドラゴンフォースだけで、千歌ちゃんを目覚めさせる事なんてできるのかな………?」

 

梨子「………………」

 

エンデュミアス『お2人の不安な気持ちは分かります。 確かに、千歌ちゃんのドラゴンフォースは、進化を遂げたあなた方のドラゴンフォースのさらに上の「真」の境地に達しています。 残念ながら、お2人も分かってのとおり、せっかく進化させたお2人のドラゴンフォースの力を持ってしても千歌ちゃんを目覚めさせるにはまだまだ力不足なのかもしれません。』

 

 

エンデュミアスのはっきりとした発言に、2人は少し落ち込む。だが落ち込む2人にエンデュミアスは『ですが………』と言葉を続ける。

 

 

エンデュミアス『ですがドラゴンフォースは思いの力、己の心を強く持ってください。 あなた達の "千歌ちゃんを目覚めさせたい、千歌ちゃんを救いたい" と言う強い思いが、ドラゴンフォースの何よりの原動力となります。 お2人の思いの強さが千歌ちゃんを救うのです。 大丈夫、私も全ての力を使って千歌ちゃんの覚醒に努めましょう。』

 

 

そう2人を励まして、エンデュミアスは翼を大きく広げて、持っていた剣と円盤の装飾のある錫杖を掲げる事で、自身を中心に広範囲に柱状の白い光の結界を張る。 その結界の中では、曜と梨子の超ドラゴンフォースの光りが増幅され、その結界の光り自体が千歌にエネルギーを送り込む。

 

 

梨子「凄い………!」

 

曜「ドラゴンフォースの力が溢れ出るようだよ………!」

 

エンデュミアス『さあ、千歌ちゃんにドラゴンフォースの力を送り込み、願い、祈るのです。 いち早く千歌ちゃんを覚醒させる為にも。』

 

曜/梨子「はい!」

 

 

ーーーーーー

 

 

同時刻、流と俠兵の決戦が始まっていた。

 

 

◼️手札1/ゲージ3/LP8

 

レフト:太陽の大犬神 スメラギノミコト

ライト:無し

センター:無し

【ファイナライズ】:光導流星 グリム

 

ーーーーーー

 

俠兵

◼️ 手札4/ゲージ0/LP7/魔星ゾーン10

 

レフト:無し

ライト:無し

センター:無し

アイテム:魔星龍牙 グランクロウガ

 

ーーーーーー

 

 

現在、流のターン終了後。

 

 

俠兵「俺のターン、ドロー、チャージ&ドロー」

◼️手札4→5/ゲージ0→1

 

俠兵「キャスト〈魔星侵攻:イロウシェン・チャージ〉」

◼️手札5→4

 

 

魔星侵攻:イロウシェン・チャージ

魔星龍域

◼️君のデッキの上から3枚をゲージに置く。「魔星侵攻:イロウシェン・チャージ」は1ターンに1枚だけ使える。

 

 

俠兵「3チャージ。」

◼️ゲージ1→4

 

俠兵「キャスト〈魔星侵攻:イロウシェン・クリプト〉」

◼️手札4→3

 

 

魔星侵攻:イロウシェン・クリプト

魔星龍域

チャージ

◼️君のデッキの上から1枚ゲージに置いて、デッキの上から2枚をドロップに置く。置いたら、魔星ゾーンから2枚を手札に加える。このカードは1ターンに1回だけ使える。

 

 

俠兵「1チャージ、さらにデッキトップから2枚破棄して、魔星ゾーンから2枚を手札に加える。」

◼️手札3→5/ゲージ4→5/魔星ゾーン10→8

 

俠兵「さらに【設置】〈魔星に浸蝕されし荒野〉」

◼️手札5→4/LP7→5

 

 

魔星に浸蝕されし荒野

魔星龍域

魔星龍

◼️【設置】

◼️【使用コスト】ライフ2払う。

◼️君の場の〈魔星龍〉のモンスターが登場した時、君のデッキの上からカードを1枚ゲージに置いて、カードを1枚引いて、魔星ゾーンからカードを1枚手札に加える。この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️【対抗】君の手札1枚をドロップに置いてよい。置いたら、次に破壊される〈魔星龍〉のモンスター1枚を場に残す。この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️「魔星に浸蝕されし荒野」は場に1枚だけ【設置】できる。

 

 

俠兵「再び俺の場に現れよ!ライトに〈魔星龍王 グランズァード・破滅・ガノン〉をコール!」

◼️手札4→3/ゲージ5→2/魔星ゾーン8→5

 

 

魔星龍王 グランズァード・破滅・ガノン

魔星龍域

魔星龍

サイズ5/攻15000/防10000/打撃2

『グランズァ』(このカードはカード名に「グランズァ」を含むカードとして扱う。)

◼️【コールコスト】君の魔星ゾーンの上からカードを3枚ソウルに入れて、ゲージ3払う。

◼️このカードは能力を無効化されず、手札に戻せず、相手の効果でレストされない。

◼️このカードが攻撃した時、君のライフ+3!!

◼️君のターン終了時、相手の場のモンスターを2枚まで破壊する。

【3回攻撃】【ソウルガード】/ソウル3

 

 

流『また来たか………!』

 

俠兵「言ったはずだ流、"たった一度ガノンを場から除去しただけで勝った気にならない事だ。"ってな………。」

 

流『何をする気なんだ?』

 

俠兵「慌てるなよ。ガノンが登場した時、〈魔星に浸蝕されし荒野〉の能力で、1チャージ、1ドロー、魔星ゾーンから1枚手札に追加。」

◼️手札3→4→5/ゲージ2→3/魔星ゾーン5→4

 

俠兵「手札2枚とゲージ3払い、ガノンを進化!」

◼️手札5→3/ゲージ3→0

 

俠兵「魔星の王たる我が野望に応え、破滅の力を新たに解放する! 出でよ〈魔星大龍王 グランズァード・破壊滅・ガノン〉」

 

 

魔星大龍王 グランズァード・破壊滅・ガノン

魔星龍域

魔星龍

サイズ8/攻80000/防15000/打撃2

◼️【コールコスト】君の場のカード名に「ガノン」を含むモンスター1枚に重ねて、君の手札とゲージを合計5払う。

◼️このカードは相手の効果で破壊されず、能力は無効化されない。

◼️"龍王魔星撃"このカードが攻撃した時、代わりに相手のモンスター全てと相手に攻撃する。さらに、君のライフ+3!

◼️このカードの攻撃が無効化された時、相手のゲージ1枚と相手の手札を1枚ずつドロップに置き、相手にダメージ2! この能力は1ターンに2回まで使える。

【3回攻撃】【ソウルガード】/ソウル4

 

 

ガノンが纏う白い骨殻の鎧が鋼鉄のように硬化し、ガノンはさらに一回り巨大化する。そしてガノンの背中から翼が生え、背負っていた銃砲は片方がガトリング砲、もう片方はキャノン砲に変形する。 さらに、左腕の骨殻の盾のガントレットは鋼鉄の盾に変化し、右腕の骨殻の爪のガントレットは刀刃のガントレットに変形する。

 

 

俠兵「これがガノンの進化した姿だ。」

 

流『なんて禍々しいんだ………』

 

 

進化したガノンの姿に、流は黒い何かが自分に迫ってくる感覚を覚える。だがそれは恐怖とは少し違う感じだ。

 

 

俠兵「キャスト〈ヴァンパイアファング〉2チャージだ。」

◼️手札3→2/ゲージ0→2

 

 

だが、進化したガノンから感じた感覚はすぐに形となって流の前に現れる。俠兵が見せた黄黒いオーラを放つカードを1枚を使う事で………。

 

 

俠兵「これで終わると思うなよ。俺の場にサイズ8の〈魔星龍〉のモンスターがいるなら使えるカード………! ライフ1とゲージ2払い〈魔星龍鎧 グランズァム〉」

◼️手札2→1/ゲージ2→0/LP5→4

 

 

魔星龍鎧 グランズァム

魔星龍域

魔星龍

アイテム:攻10000/打撃1

◼️このカードは、君の場にサイズ8の〈魔星龍〉のモンスターがいなければ装備できない。

◼️【装備コスト】ライフ1払い、ゲージ2払う。

◼️このカードは破壊されず、手札に戻せず、能力を無効化されない。

◼️君の場の〈魔星龍〉のモンスターが破壊された時、君のライフ+2!

◼️【起動】君のアタックフェイズ中、君のライフが10以上なら、君のライフを4払ってよい。払ったら、このターン中、このカードの攻撃力+40000、打撃力+2!! この能力は1ターンに1回だけ使える。

【3回攻撃】【貫通】

 

 

俠兵から黄黒いオーラが溢れ出し、そのオーラは俠兵の全身を包んでマント付きの黒龍を模した黄色いラインの入った黒い鎧となる。 そして俠兵の手にはガノンのガントレットを模した刀が握られる。

 

 

俠兵「見てくれ流、これこそ、ガノンが俺に与えてくれた"王"たる者の装衣、 グランズァムだ。」

 

流『俠兵………!』

 

 

禍々しい、とにかく禍々しい………その鎧は、誰も感じた事のないプレッシャーをその場の全員に与える。

 

 

俠兵「アタックフェイズだ。 グランズァード破壊滅ガノンで攻撃!」

 

 

ガノンは背中のガトリングを起動させて魔力を集中させる。

 

 

俠兵「ガノンの能力発動、ガノンが攻撃する時、相手の場のモンスター全てと、相手に全体攻撃できる!」

 

流『何………⁉︎』

 

俠兵「あまり驚くなよ流、君のグリムだって同じような能力だろ? さあ、さっきのお返しだ。よおく味わえ!!!」

 

ガノン『我が前に立つ者に破滅と破壊を与える。"龍王魔星撃"!!』

 

 

ガノンのエネルギー充填が終わり、ガトリング砲から無数の魔力の弾丸が流のフィールド全体に注がれる。

 

 

流『スメラギノミコトのソウルガード!』

 

 

グランズァード破壊滅ガノン

攻80000

 

スメラギノミコト

防1000

 

グリム

防5000

 

 

スメラギノミコト 撃破!

【ソウルガード】ソウル4→3

 

 

俠兵「流に打撃2だ!」

 

流『ぐぁぁ!!』LP8→6

 

 

ガノンが撃ち出した魔力の弾丸が流に着弾する。 硬い鱗を持つグリムの姿であるにもかかわらず、かなり強い衝撃が流を襲う。

 

 

俠兵「おっと忘れてたぜ、ガノンの攻撃時には俺のライフ+3するんだった。」LP4→7

 

流『ライフ回復も現在か………』

 

俠兵「ふふふ………、このライフ回復こそがガノンの醍醐味なんだ。 ガノンが居る限り、俺に敗北は無い。 ガノンの2回攻撃! スメラギノミコトと流に攻撃だ!打撃2! そして俺のライフ+3」LP7→10

 

 

ガノンはガントレットについた刀刃で流のフィールド全体を一閃、スメラギノミコトと流は同時に斬撃波を受ける。

 

 

流『スメラギノミコトのソウルガード! ぐわぁぁ!!』LP6→4

 

 

スメラギノミコト 撃破!

【ソウルガード】ソウル3→2

 

 

俠兵「3回目の攻撃だ! ガノンで全体攻撃!俺のライフ+3!」LP10→13

 

 

ガノンはさらにガトリング砲で流のフィールド全体を攻撃する。 さっきまでの攻撃のダメージもあいまって、流は打ち出された弾丸に吹き飛ばされた。

 

 

流『ソウルガード! くっ………うわぁぁぁ!!』LP4→2

 

 

スメラギノミコト 撃破!

【ソウルガード】ソウル2→1

 

 

流『ぐっ………』

 

スメラギノミコト『くぅぅ〜〜ん………』

 

グリム (大丈夫か、流?)

 

流『うん。グリムこそ、まともに攻撃を受けてるのはグリムの身体だろ………。大丈夫か?』

 

グリム(大丈夫だ。これくらい、あの時の大爆発には遠く及ばない。)

 

 

グリムにとって死を覚悟するほどの最大のダメージを受けたのは、IAの大爆発だった。その大爆発に比べれば、たとえ進化したガノンの攻撃など大した事はないだろう。 多少のダメージは受けてはいるが………。

 

 

俠兵「流、これで終わったなんて思わないよな?」

 

流『っ⁉︎』

 

 

俠兵が纏っている黒い鎧が黄色いオーラを放ち、禍々しい光りを発する。 俠兵の言葉がいつになく威圧的に感じる。

 

 

俠兵「魔星龍鎧 グランズァムの起動能力、俺のライフが10以上の時、ライフ4払う。 そしてこのターン中、グランズァムの攻撃力+40000/打撃力+2する。」LP13→9

 

 

俠兵の鎧から発せられる黄色いオーラが俠兵の持つ刀に集約され、雷が走る。

 

 

グランズァム

攻10000→50000/打撃1→3

 

 

流『何っ⁉︎』

 

俠兵「グランズァムで俠兵に攻撃! 打撃3!」

 

 

俠兵は高く飛び上がり、雷を纏う刀で流を縦に斬りかかる。 流のライフは残り2、一度でも俠兵の攻撃を受けてしまえば最後だ。

 

 

流『ライフ1払い、スメラギノミコトの能力発動!デッキから〈鉄甲壁の大亀神 どがしら〉をスメラギノミコトのソウルに入れて『大神業』発動!』LP2→1

 

 

スメラギノミコト ソウル1→2

 

 

鉄甲壁の大亀神 どがしら

スタードラゴンW

太陽神

サイズ3/攻1000/防12000/打撃1

◼️【コールコスト】君のデッキの上からカードを3枚このカードのソウルに入れて、ゲージ2払う。

◼️【対抗】【起動】手札のこのカードを捨ててよい。捨てたら、相手の攻撃を無効化して、君のライフ+4!!

◼️『大神業』

次の2つから1つ選んで使える。

・相手の攻撃を無効化する。さらに君のライフ+4!

・次に君が受けるダメージを0に減らして、君のライフ+4!

 

 

流の前にクリアグリーンの亀の甲羅のような大楯が現れ、俠兵の刀を弾くと同時に衝撃を流のライフに変換する。

 

 

流『グランズァムの攻撃を無効化して、ライフ+4!』LP1→5

 

俠兵「グランズァムで2回攻撃だ!」

 

 

俠兵は再び刀を構えて流に斬りかかる。

 

 

流『スメラギノミコトの能力をもう1回使う! ライフ1払い、デッキから〈鉄甲壁の大亀神 どがしら〉をソウルイン!『大神業』発動! 攻撃を無効化してライフ+4!』LP5→9

 

 

再びクリアグリーンの亀の甲羅のような盾で攻撃を防ぐ。 二度目の攻撃を無効化された時、俠兵は「チッ」と舌打ちする。 そして俠兵は弾かれた反動を利用して再び流に刀を振るう。そして今度は流を斬る。

 

 

俠兵「グランズァムの3回攻撃だ。打撃3!」

 

流『ぐわぁぁ!!』LP9→6

 

 

三度目の攻撃は予想できず、完全に流は不意を突かれた。 刀刃から伝わる強力な電流に、流はバランスを崩すも、足に力を入れて立ち堪える。

 

 

流『ぐぅ………』

 

俠兵「まだだぜ、流………。」

 

 

さらに俠兵は不適に笑い、追い討ちをかけんとばかりに手札の1枚を手に取りキャストを宣言する。

 

 

俠兵「ライフ3払い、キャスト!〈魔星侵攻:イロウシェン・オーバーライブ〉」

◼️手札1→0/LP9→6

 

 

魔星侵攻:イロウシェン・オーバーライブ

魔星龍域

魔星龍

◼️君の場にの〈魔星龍〉のカードが全てレストしているなら使える。

◼️【使用コスト】ライフ3払う。

◼️【対抗】君の場の〈魔星龍〉のカード1枚をスタンドして、打撃力+2!「魔星侵攻:イロウシェン・オーバーライブ」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

俠兵が持っているグランズァムの刀に黒い雷の闘気が集中する。 やがて刀身は黒くて強い光りに覆われて見えなくなり、黄色いオーラを纏う雷と黒い光りの太刀へと姿を変える。

 

 

俠兵「俺が装備している魔星龍鎧グランズァムをスタンドして、さらに打撃力+1!」

 

 

グランズァム 打撃3→5

 

 

流『何だって⁉︎』

 

俠兵「グランズァムで、流に4回目の攻撃! 打撃5だぁ!!」

 

流『ぐあぁぁぁぁぁぁ!!』LP6→1

 

 

刀刃に走る黒い雷がグリムの身体を覆い、流にも電流が走る。 強く激しい電流に身体が痺れ、流は両膝をつく。

 

 

流『ぐっ………うぅぅ………』

 

俠兵「ターンエンドだ。」

◼️手札1/ゲージ0/LP9

 

 

ーーーーーー

 

 

ここまでの俠兵のターンを見て、天音やAqoursの6人は俠兵の怒涛の攻撃に呆気に取られていた。

 

 

ルビィ「す、凄い攻撃………」

 

果南「さっきの流君のターンもそうだけど、お互いの殲滅力が凄すぎるね。」

 

ダイヤ「ええ、お互いにフィールド全体に影響を及ぼす攻撃のラッシュ………、はっきり言って付いて行くのがやっとです………。」

 

花丸「流君、勝てるずらか………?」

 

天音「負けないよね………流君………」

 

 

俠兵の怒涛の攻撃を受けて、今にもたおれそうなほどボロボロになっていくグリムと流を見て、花丸と天音は不安に駆られる。 もちろん他のみんなも同じ思いを抱く。

 

 

鞠莉「ノープロブレムよ、花丸、天音ちゃん。 今は流君が勝つって信じましょう。」

 

善子「そうね。マリーの言うとおりよ。それに、流の強さは天音が1番分かってるでしょ。」

 

天音「鞠莉ちゃん、善子ちゃん、ありがとう。 ………頑張って、流君!」

 

 

天音は両手を握り合わせて、祈るように流を応援する。 今はただ流が勝利する事を信じて………。

 

 

ーーーーーー

 

 

グリムの身体には黒い電磁波が走り、身体中から小さな煙が昇っている。そして流は全身から脱力し、天を仰いでいた。

 

その様子を眺め、俠兵とガノンは思考で会話をする。

 

 

ガノン(ライフを1残したか………)

 

俠兵(ああ、だがもう流に戦意は残ってないはずさ。 この力の差をその身で知ってしまったからね。)

 

ガノン(ふふふ………だが奴のライフを0にしない限りファイトは終わらない。)

 

俠兵(ああ。 さぁ立て、流………)

 

 

流は天を仰ぎながら、視界の霞みと薄弱していく意識の中で、若干の諦めを感じていた。 強い………、あまりにも強い。手札は1枚、ゲージは3枚、ライフは1………、ライフ1ではスメラギノミコトの能力も使えない。次が自分のターンだとしても勝ち目が無い。 このまま目を閉じて前のめりに倒れれば楽になれる。 そうまで考えていた。

 

だが、流の思いとは別に、身体は簡単に倒れようとはしない。自分の意識に逆らうように、ふらつく身体が勝手に踏ん張ってバランスをとっている。

 

 

流(どうしたんだ僕の体………、何で倒れてくれないんだ………。 僕の………体………?)

 

 

流は自分の言葉に疑問を持つ、そして痺れる首を動かして自分の手を見る。 硬くて紅い鱗のついた手、そしてその手から伝わる暖かさ。

 

 

流(これは………グリムの手………? そうだ、これは僕だけの身体じゃない、グリムの身体でもあるんだ………。)

 

(流!)

 

 

それを思い出した時、はっきりとした声が流のに響き、霞んでいた視界がはっきりする。

 

 

流『ぐ、グリム………?』

 

グリム(気がついたか、流。)

 

流『ごめん、ボーッとしてた。』

 

グリム(良い。我も今気がついた。)

 

 

流は身体を動かそうとするが、身体中に痺れが走り両手を地につく。グリムの身体を黒い磁場が走る。

 

 

流『ぐっ………』

 

グリム(流、我とお前は同化した状態にある。 薄れていた意識の中で、お前の考えている事は我にも伝わっていた。)

 

流『え………?』

 

 

グリムはいつもよりさらに低い真面目な声で流に語りかける。

 

 

グリム(このまま諦めるのか?流。)

 

流『………………』

 

 

グリムの率直な質問に流は黙り込む。

 

 

グリム(答えられないか? ならば思い出せ、お前はなぜ戦う? 誰の為に戦っている? 何の為に戦っている? 戦う目的は?)

 

 

グリムの質問に流は今までの事を思い出す。 初めてグリムと出会い、ファイナライズによって人間に戻れなくなった事、炎斬、サツキ 、Aqoursとの出会い、そして出会ったみんなと協力してIAと戦った事、グリムが街を守る為にIAと共に自爆した事、スメラギとの出会い、流を虐めていた滝沢との和解、俠兵との出会い、俠兵とのファイト、グリムとの再会、Aqoursとの再会、初めてドラゴンワールドに行った事、全ワールドの"帝"との出会い、各ワールドに進撃して来た魔星軍とのファイト………。 そして最後に思い出したのは天音の笑顔だった。

 

 

流『僕は、ずっとグリムの言葉に背中を押されて今を生きてる。』

 

グリム(?)

 

流『"強く生きろ"ってあの言葉、あの言葉のおかげで、僕はまた学校に行けるようになった。僕を虐めていた滝沢君達とも仲良くなって、みんなが"強くなった""変わった"って言って僕を認めてくれた。 嬉しかった。グリムの最後の言葉に報いる事が出来たって思った。 僕はグリムの言葉に支えられて今日まで生きて来たんだ。』

 

 

流は自分の心の内を全て語る。グリムはただ静かに聞いていた。

 

 

流『何の為に戦うか? 決まってる。僕は、僕にとっての大切なものを全て守る………。ガノンから俠兵を取り戻す。』

 

 

流は身体中に走る痺れに耐えてゆっくりと立ち上がる。 そして俠兵とガノンを見据えて、拳を握る。

 

 

流『僕は絶対に諦めない! グリムが命をかけて護ってくれたこの街を、ガノンや魔星龍なんかに支配されてたまるか! 護るんだ、僕とグリムとスメラギの3人でこの街を護る!!』

 

 

流の覚悟や決意、強い思いを語った時、流とグリムとスメラギの中にある何かが1つに交わり、グリムとスメラギノミコトの身体が白く光りを放つ。

 

 

流『僕のターン、ドロー!チャージ&ドロー!!』

◼️手札1→2/ゲージ3→4

 

 

流は勢いよくカードを引く。 カードを引いた勢いで空を切る音とともに突風が吹く。

 

 

俠兵「さぁ、見せてみろ流。たった2枚の手札で何ができる。」

 

流『2枚あれば充分だよ。 手札から〈宵闇夜の大猫神 ふたまた〉を手札から捨てて能力発動!』

◼️手札2→1

 

 

宵闇夜の大猫神 ふたまた

スタードラゴンW

太陽神

サイズ2/攻3000/防3000/打撃1

◼️このカードはコールできない。

◼️【起動】君の手札にあるこのカードを捨ててよい。捨てたら、カードを2枚引く。 その後、君の手札が3枚以下なら、カードを1枚引く。「宵闇夜の大猫神 ふたまた」は1ターンに1回だけ使える。

◼️『大神業』

次の2つから1つ選んで使う。

・君の場の〈太陽神〉1枚は【2回攻撃】を得る。

・君の場の〈太陽神〉全ての打撃力+1!

 

 

流『2ドロー! その後、手札が3枚以下なら1ドロー!』

◼️手札1→3→4

 

 

流が引いたカードの1枚が紅い光りを放つ。

 

 

流『俠兵。 このファイト、僕は絶対に負けられない。お前をガノンから救い出して、ガノンからこの街を護る為に、僕達は絶対にガノンを倒す!』

 

 

流の意思に呼応するように流の手札の光りが強くなる。

 

 

流『紅き流星の力よ、今一つに交わり、新たな星を導く皇となれ!【ファイナライズ】〈光導流星皇 クリムゾン・ナガレ〉』

◼️手札4→3/ゲージ4→1

 

 

光導流星皇 クリムゾン・ナガレ

スタードラゴンW

太陽神/星

サイズX/攻7000/防4000/打撃2

◼️このカードはコールできない。

◼️【対抗】【起動】君のドロップから〈太陽神〉のカードを3枚までをデッキの下に戻してよい。戻したら、君のライフ+4!

◼️このカードが他の〈太陽神〉と連携攻撃した時、このカードをスタンドする。

◼️『太陽星域』(君のアタックフェイズ中、君の場にカード名に「グリム」と「スメラギ」を含むカードがある。)

このターン中、君の場の〈太陽神〉全ては破壊されず、手札とデッキに戻せず、能力は無効化されない。さらに君の場の〈太陽神〉全ての攻撃力+3000、防御力+3000!!

【貫通】【ファイナライズ】(ゲージ3払う。)

 

 

グリムの紅い鱗がメタリックな鎧に変わり、流の顔を覆っていたグリムの画面が外れて、流の素顔が現れる。そして背中には竜の翼が生える。

 

 

流『手札から〈煌ノ光すめらぎのひかり:陽の恵み〉』

◼️手札3→2

 

 

煌ノ光すめらぎのひかり:陽の恵み

スタードラゴンW

太陽神

◼️君のデッキからカードを3枚ゲージに置く。「煌ノ光:陽の恵み」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

流『3チャージ。』

◼️ゲージ1→4

 

流『ゲージ2払い、ライトにコール!  紅き星より生まれし竜よ、紅蓮の流星となりて、今、真の復活を遂げる! 〈光導紅星竜 スカーレット・グリム〉』

◼️手札2→1/ゲージ4→2

 

 

光導紅星竜 スカーレット・グリム

スタードラゴンW

太陽神/星

サイズ2/攻6000/防5000/打撃2

◼️【コールコスト】ゲージ2払う。

◼️【起動】君のライを1払ってよい。払ったら、君のデッキの上からカードを2枚引いて、2枚をこのカードのソウルに入れる。この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️ 〈流星撃〉(君の場にカード名に「ナガレ」か「スメラギ」を含むモンスターがいる。)

君の場の〈太陽神〉全ては、相手のモンスター全てと相手に攻撃できる。

【ソウルガード】

 

 

ライトに、鎧のように硬化し、全身の紅い鱗が棘のように逆立った紅い竜人が登場する。

 

 

流『これだ………、僕の場に、スメラギが居て、グリムが居る。 これが僕が長く望んだ光景だ。』

 

 

流はクリムゾン・ナガレとなった自身と、レフトにいるスメラギノミコト、ライトのスカーレット・グリムを見て、涙と笑みをこぼす。 いつか実現してみせると誓った理想の場が今ここに完成したのだ。

 

 

壮観なる流の場に、そして涙を流して笑む流を見て、天音も自然と涙を浮かべる。

 

 

流『いくぞ俠兵、このターンでケリをつける!』

 

俠兵「来い、流ぇ!!」

 

流『クリムゾンナガレの能力発動! ドロップから〈太陽神〉3枚をデッキの下に戻す、そしてライフ+4!!』LP1→5

 

 

デッキに戻したカード

◼️火炎の大猿神 えんてい

◼️水流の大蛇神 くちなわ

◼️宵闇夜の大猫神 ふたまた

 

 

流『スカーレットグリムの能力発動! ライフ1払い、2ドロー、さらにデッキトップから2枚をソウルイン!』LP5→4

◼️手札1→3

 

 

スカーレットグリム ソウル0→2

 

 

流『スメラギノミコトの能力発動! ライフ1払い、デッキから〈水流の大蛇神 くちなわ〉をソウルに入れて、『大神業』発動!!』LP4→3

 

 

スメラギノミコト ソウル2→3

 

 

水流の大蛇神 くちなわ

スタードラゴンW

太陽神

サイズ2/攻6000/防2000/打撃1

◼️【起動】君の手札にあるこのカードを捨ててよい。捨てたら、君の場の〈太陽神〉全ては【2回攻撃】を得る。

◼️『大神業』

次の2つから1つ選んで使える。

・次に君が受けるダメージを0に減らして、君のライフ+2!

・君の場の〈太陽神〉全ては【2回攻撃】を得る。

 

 

流『場の〈太陽神〉全ては【2回攻撃】を得る。 さらにもう一度スメラギノミコトの能力発動、デッキから〈火炎の大猿神 えんてい〉をソウルに入れて『大神業』発動!』LP3→2

 

 

スメラギノミコト ソウル2→3

 

 

火炎の大猿神 えんてい

スタードラゴンW

太陽神

サイズ3/攻7000/防4000/打撃2

◼️【起動】君の手札にあるこのカードを捨ててよい。捨てたら、君の場の〈太陽神〉のカード全ての攻撃力+6000して、打撃力+1!

◼️『大神業』(この能力は「スメラギ」の能力でのみ発動できる。)

次の2つから1つ選んで使える。

・相手の場のモンスター1枚を破壊して、相手にダメージ1!

・君の場の〈太陽神〉全ての攻撃力+6000して、打撃力+1!

 

 

流『場の〈太陽神〉全ての攻撃力+6000/打撃+1!』

 

 

クリムゾンナガレ

攻7000→13000/打撃2→3

【2回攻撃】

 

スカーレットグリム

攻6000→12000/打撃2→3

【2回攻撃】

 

スメラギノミコト

攻6000→12000/打撃1→2

【2回攻撃】

 

 

流『アタックフェイズ! クリムゾンナガレの能力! 僕の場にグリムとスメラギが居る事で発動! 『太陽星域』』

 

 

『太陽星域』の発動を宣言した時、クリムゾンナガレを中心に半円形の光りが広範囲を包み込む。 そして、太陽が昇っていながら、空に満天の星々が瞬いている空間が現れる。 その空間の中でナガレ、グリム、スメラギは青白いオーラを纏う。

 

 

流『太陽星域の能力で、僕の〈太陽神〉全ては、相手の効果で破壊されず、バウンスされず、能力は無効化されない。 そして太陽神全ての攻撃力と防御力+3000!』

 

 

クリムゾンナガレ

攻13000→16000/防4000→7000

 

スカーレットグリム

攻12000→15000/防5000→8000

 

スメラギノミコト

攻12000→15000/防1000→4000

 

 

流『さらにスカーレットグリムの〈流星撃〉! 場の〈太陽神〉全ては、相手のモンスターと相手に同時攻撃できる! スカーレットグリムで、ガノンと俠兵に攻撃!』

 

俠兵「ガノンのソウルガードだ。」

 

 

グリムは2体に分身し、硬化した紅い鱗が鋭い刃に変わり、ガノンと俠兵を切り裂く。

 

 

スカーレットグリム

攻15000

 

破壊滅ガノン

防15000

 

破壊滅ガノン 撃破!

【ソウルガード】ソウル4→3

 

 

流『打撃3!』

 

俠兵「ぐぅぅ………!!」LP9→6

 

俠兵「だが、装備しているグランズァムの能力、場の〈魔星龍〉かわ破壊された時、ライフ+2!」LP6→8

 

流『スカーレットグリムで2回攻撃! ガノンと俠兵に同時攻撃! 打撃3!』

 

 

破壊滅ガノン 撃破!

【ソウルガード】ソウル3→2

 

 

俠兵「ぐぅぅっ!!」LP8→5

 

俠兵「グランズァムの能力でライフ+2!」LP5→7

 

 

スカーレットグリムの打撃力は3だが、ガノンを破壊する度にグランズァムの能力でライフを2回復されるのは厄介だ。それでは実質1ダメージしか与えられてない事になる。 ならば………

 

 

流『クリムゾンナガレとスメラギノミコトで俠兵とガノンに連携攻撃! クリムゾンナガレは、他の太陽神と連携攻撃した時、スタンドする!』

 

俠兵「ガノンのソウルガード!」

 

 

クリムゾンナガレは翼を広げて空に飛び、両手にエネルギーを溜める。その間、スメラギノミコトは背負っている刀を口に加えて、ガノンを斬り裂く。 その後、ナガレは溜めたエネルギーを俠兵とガノンに撃ち出す。

 

 

クリムゾンナガレ+スメラギノミコト

連携 攻31000

 

破壊滅ガノン

防15000

 

破壊滅ガノン 撃破!

【ソウルガード】ソウル2→1

 

 

流「連携打撃5!」

 

俠兵「ぐぁぁぁ!!」LP7→2

 

俠兵「グランズァムの能力でライフ+2だ。」LP2→4

 

流「よし、これで決める! クリムゾンナガレとスメラギノミコトで2回連携攻撃! クリムゾンナガレをスタンド!」

 

俠兵「キャスト!〈魔星侵攻:イロウシェン・シールド〉」

◼️手札1→0

 

 

魔星侵攻:イロウシェン・シールド

魔星龍域

◼️相手のターンの攻撃中に使える。

◼️【対抗】その攻撃を無効化して、君のライフ+3!

 

 

俠兵「攻撃を無効化して、ライフ+3!」LP 4→7

 

 

ガノンの顔を模した黄黒いオーラを放つ盾がナガレとスメラギノミコトの攻撃を止める。

 

 

俠兵「残念だったな、流、今の攻撃が決まっていれば俺に勝てたはずだったものを………」

 

 

たしかに、今の攻撃が決まっていれば、俠兵のライフを0にできたが、攻撃を無効化された上にライフを3も回復されてしまった。 勝利するまでが遠くなってしまった。

 

 

流『まだだ、クリムゾンナガレはまだスタンドしている! クリムゾンナガレで俠兵とガノンに攻撃! 打撃2!』

 

 

クリムゾンナガレ

攻16000

 

破壊滅ガノン

防15000

 

破壊滅ガノン 撃破!

【ソウルガード】ソウル1→0

 

 

俠兵「ぐぅぅ!」LP7→5

 

流「ファイナルフェイズ!!」

 

俠兵「何⁉︎」

 

流『ゲージ2払い、キャスト!〈光導太陽流星技 ウルテミス・フォルス!!〉』

◼️手札3→2/ゲージ2→0

 

 

光導太陽流星技 ウルテミス・フォルス!!

スタードラゴンW

必殺技

太陽神/星

◼️君の場に〈太陽神〉のモンスターとアイテムが合計3枚以上あるなら、このカードの【使用コスト】で払うゲージの数を2減らす。

◼️【使用コスト】ゲージ4払う。

◼️君の場の〈太陽神〉のモンスターかアイテム全ての打撃力を合計した数値分、相手にダメージ!!! このカードは無効化されず、このダメージは減らせない。

◼️「光導太陽流星技 ウルテミス・フォルス」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

流『言ったはずだ俠兵、このターンで決めるって。』

 

俠兵「流………!」

 

流『この必死技は、クリムゾンナガレ、スカーレットグリム、スメラギノミコトの打撃力を合計した数値分のダメージを相手に与える!』

 

 

クリムゾンナガレ 打撃3

スカーレットグリム 打撃3

スメラギノミコト 打撃2

 

 

クリムゾンナガレは翼を広げて空高く飛び上がる。そして、スカーレットグリムとスメラギノミコトからオーラがクリムゾンナガレに集約され、クリムゾンナガレは青白い光りのオーラを纏う。 そしてクリムゾンナガレは拳を構えて俠兵目掛けて突撃する。

 

 

流『ダメージを減らされない合計ダメージ8だぁ!! "光導太陽流星技 ウルテミス・フォルス!!"』

 

 

俠兵はグランズァムの刀を構え、突撃して来るクリムゾンナガレにタイミングを合わせて、刀を振るう。 そしてナガレ拳と刀刃が激突する。が、ナガレの勢いと拳の強度に耐え切れず、グランズァムの刀が粉々に破壊され、勢いが止まないナガレの拳が俠兵に直撃し、そして大きな爆発を起こした。

 

 

俠兵「ぐっ……ぅぅ……! ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

LP5→0

 

 

 

 

 




今回も感想を是非‼︎


なんとか魔星龍編の大一番? 流 vs 俠兵が終了しました。

次回の内容は考えてませんす。

そろそろ農業が盛んになるシーズンに近づいて来ているので、投稿がさらに遅くなるかも知れません。


次回『タイトル未定』

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