バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

435 / 474
絆の解放! サツキ vs 魔星軍

前回の『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』

 

 

ついに、俠兵とガノン率いる魔星モンスター達が人間界に侵攻を開始した。必ずガノンを倒し、俠兵を止めて取り戻す事を決意する流と天音………

 

この魔星モンスターの侵攻にクリッシュが関係していると疑うエースとサツキ………

 

複数の魔星モンスター達を使ってサツキとエースの道を阻んていた魔星軍の2人、朝木と赤河。 だがそのピンチにバディポリス沼津支部の局長であるヒノミヤが助っ人に現れる。

 

そしてサツキはエースを先に行かせ、局長と共に魔星軍を相手するのだった。

 

ーーー

ーーー

 

ヒノミヤ局長は魔星軍の1人で、元バディポリスの赤河とファイトし、見事に勝利した。

 

 

サツキ「さすが局長です。」

 

局長「いやいや、結構ピンチだったよ。赤河君、やはり彼は強い。」

 

サツキ「次は僕の番ですね。」

 

 

サツキが前に立とうとした時、「待ってくれ、サツキ君」と、局長に呼び止められた。

 

 

局長「君にこのカードを渡そう。」

 

サツキ「このカードは………⁉︎」

 

 

サツキは局長から渡されたカードを見る。そのカードは、前々から局長に提案しておいて、そして可決されたカードだった。

 

 

局長「さっき私が出る前に開発部から届いたカードだ。 ギリギリ間に合ってよかったよ。」

 

サツキ「局長、ありがとうございます。」

 

局長「絶対勝てよ、サツキ君。」

 

サツキ「はい!」

 

 

サツキは渡されたカードをデッキに入れ、ファイトフィールドの前に立つ。目の前には魔星軍の1人、朝木が既に立っていた。

 

 

朝木「あーーあ、やってくれたね。赤河さんは一応、俺にとっちゃ兄貴分のような人だったんだけど………、倒されちまったからには、俺が兄貴の仇をとる必要があるんだよな〜〜 悪いけど、八つ当たりも兼ねて、あんた達バディポリスをぶっ潰させてもらうぜ。」

 

サツキ「そうか、でも悪いけどこっちも仕事だからね。君達を倒して、確保させてもらうよ。」

 

朝木「できるかよ。AAAの盛谷サツキさんよ!」

 

サツキ「やるさ………。 ファイトだ!」

 

 

 

サツキ「銀河の星々よ、新たな竜帝の下に集え!ルミナイズ!〈ギャラクシー・アポカリプス"改"〉」

 

朝木「魔星龍の名のもとに、新たな世界の為に………! ルミナイズ!」

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

サツキ「ギャラクシードラゴンワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP 10

 

朝木「ドラゴンワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP 10

 

 

サツキ「僕のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

サツキ「ライトに〈銀河騎竜 APC・ランザー〉をコール! ライトに〈銀河騎竜 APC・シュライザー〉をコール!」

◼️手札7→6→5/ゲージ3→2

 

 

銀河竜騎 APC・ランザー

戦装竜

サイズ1/攻4000/防4000/打撃2

◼️〈スターXリンク〉(君の「戦装竜」全ては、このカードの〈スターXリンク〉の能力を得る。)

このカードの攻撃で相手にダメージを与えた時、君のデッキの上からカードを1枚ゲージに置く。

 

 

銀河騎竜 APC・シュライザー

戦装竜

サイズ2/攻6000/防1000/打撃2

◼️【コールコスト】ゲージ1払う。

◼️このカードが《ギンガドラゴン》のソウルにある時、そのカードは【貫通】を得る。

◼️〈スターXリンク〉

このカードの攻撃力+3000する。

 

 

サツキ「APCシュライザーの〈スターXリンク〉能力で、場の〈戦装竜〉全ての攻撃力+3000する!」

 

 

APCシュライザー

攻6000→9000

 

APCランザー

攻4000→7000

 

 

サツキ「アタックフェイズ! APCシュライザーでファイターに攻撃!打撃2!」

 

朝木「くっ!」LP 10→8

 

サツキ「APCシュライザーはAPCランザーのスターリンク能力を得ている! 相手にダメージを与えた時、1チャージ!」

◼️ゲージ2→3

 

サツキ「ターンエンド」

◼️手札5/ゲージ3/LP 10

 

 

朝木「俺のターン、ドロー、チャージ&ドロー」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

朝木「〈ドラゴニック・チャージ〉をキャスト、2チャージだ。」

◼️手札7→6/ゲージ3→5

 

朝木「そしてゲージ3払い、ライトにバディコール!〈超武装騎竜 バルザローグドラッズ〉」LP8→9

◼️手札6→5/ゲージ5→2

 

 

超武装騎竜 バルザローグドラッズ

ドラゴンW

武装騎竜

サイズ3/攻7000/防5000/打撃2

◼️【コールコスト】ゲージ3払う。

◼️【起動】君のデッキの上から3枚をこのカードのソウルに入れる。

◼️"バルザーブラスト"このカードが攻撃した時、君のデッキの上からカードを2枚ゲージに置いて、カードを1枚引いて、君のライフ+2して、相手にダメージ2!この能力は1ターンに1回だけ使える。

【2回攻撃】【ソウルガード】

 

 

朝木「バルザローグの起動能力、デッキから3枚をバルザローグにソウルイン!」

 

 

バルザローグ ソウル0→3

 

 

朝木「さらにゲージ1とライフ1払い、〈竜剣 ドラゴブリーチ〉を装備する。」

◼️手札5→4/ゲージ2→1/LP9→8

 

 

竜剣 ドラゴブリーチ

攻5000/打撃3

 

 

朝木「アタックフェイズだ! バルザローグドラッズで盛谷サツキに攻撃! 攻撃時に能力"バルザーブラスト" 2チャージ、1ドロー、俺のライフ+2、相手にダメージ2だ!」LP8→10

◼️手札4→5/ゲージ2→4

 

サツキ「ぐっ………」LP 10→8

 

朝木「この攻撃はどうする!」

 

サツキ「受けるさ! うわぁぁ!!」LP8→6

 

朝木「バルザローグドラッズに2回攻撃だ!」

 

サツキ「キャスト!〈ギャラクシーシールド 銀河青竜の盾〉」

◼️手札5→4

 

 

ギャラクシーシールド 青星竜の盾

ギャラクシードラゴンW

ギンガドラゴン/防御/チャージ

◼️相手のターンの攻撃中に使える。

◼️【対抗】その攻撃を無効化する。さらに君の場に〈戦装竜〉があるなら、君のデッキの上からカードを1枚ゲージに置き、〈ギンガドラゴン〉があるなら、君のデッキの上から1枚ゲージに置いて、ライフ+1!

 

 

サツキ「攻撃を無効化し、さらに場に〈戦装竜〉がいるなら1チャージだ。」

◼️ゲージ3→4

 

朝木「ドラゴブリーチで盛谷サツキに攻撃!打撃3!」

 

サツキ「うぁぁぁ!!」LP6→3

 

朝木「ターンエンド!」

◼️手札5/ゲージ4/LP10

 

 

 

サツキ「僕のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札4→5/ゲージ4→5

 

サツキ「ゲージ2払い、ライトにバディコール!〈超銀河王 アポカドラシオン〉」LP3→4

◼️手札5→4/ゲージ5→3

 

 

超銀河王 アポカドラシオン

ギャラクシードラゴンW

ギンガドラゴン

サイズ2/攻7000/防5000/打撃2

◼️【コールコスト】ゲージ2払う。

◼️〈ギャラクシーXリンク〉〔このカードは、このカードのソウルにある〈スターXリンク〉を全て得る。〕

◼️【起動】君のデッキの上から3枚見て、その中から1枚までをこのカードのソウルに入れて、君のライフ+2!残ったカードはドロップゾーンに置く。この能力は1ターンに1回だけ使える。

【ソウルガード】【銀河武装】

 

 

銀河騎竜 APC・ランザー サイズオーバーで消滅!

 

 

 

サツキ「アポカドラシオンの起動能力、デッキトップから3枚破棄し、その中から1枚をソウルに入れる。」

 

 

確認したカード

◼️銀河騎竜 APC・クリアブルー・クロー

◼️ギャラクティック・フォール

◼️銀河騎竜 APC・ブライトエッジ

 

 

サツキ「アポカドラシオンに〈銀河騎竜 APC・ブライトエッジ〉をソウルイン!そしてライフ+2! ブライトエッジがソウルにあるアポカドラシオンは打撃力+1される。」LP4→6

 

 

銀河竜騎APC・ブライトエッジ

戦装竜

サイズ3/攻6000/防6000/打撃2

◼️このカードが、カード名に〈アポカドラシオン〉を含むモンスターのソウルにあるなら、そのモンスターの打撃力+1!

◼️〈スターXリンク〉

君のライフが5以下の時、このカードは【2回攻撃】を得る。

 

 

アポカドラシオン ソウル0→1

打撃2→3

 

 

サツキ「さらにキャスト〈ドラシオン・リサイクル〉」

◼️手札4→3

 

 

ドラシオン・リサイクル

ギャラクシードラゴンW

魔法

◼️君のドロップから〈戦装竜〉1枚を君の場の〈ギンガドラゴン〉1枚のソウルに入れる。このカードは1ターンに1枚だけ使える。

 

 

サツキ「ドロップから〈銀河騎竜 APC・クリアブルー・クロー〉をソウルイン!」

 

 

銀河騎竜 APC・クリアブルー・クロー

ギャラクシードラゴンW

ギンガドラゴン

サイズ3/攻6000/防2000/打撃2

◼️【コールコスト】ライフ1払う。

◼️このカードが、カード名に「アポカドラシオン」を含むモンスターのソウルにあるなら、そのモンスターの攻撃力+3000、防御力+3000!!

◼️〈スターXリンク〉

このカードが攻撃した時、相手の場の攻撃力10000以下のモンスターを1枚破壊して、相手にダメージ1!このダメージは減らない。この〈スターXリンク〉は1ターンに2回だけ発動する。

 

 

アポカドラシオン ソウル1→2

攻7000→10000/防5000→8000

 

 

サツキ「クリアブルークローがソウルにあるアポカドラシオンは、攻撃力+3000、防御力+3000される。」

 

サツキ「そしてアポカドラシオンの【銀河武装】レフトのAPCシュライザーをソウルに入れる。APCシュライザーの〈スターXリンク〉で攻撃力+3000だ!」

 

 

アポカドラシオン ソウル2→3

攻10000→13000

 

 

サツキ「アタックフェイズ!」

 

 

超銀河王 アポカドラシオン

◼️APC・ブライトエッジ

(アポカドラシオン 打撃2→3)

〈スターXリンク〉ライフが5以下で【2回攻撃】を得る。

◼️APC・クリアブルークロー

(アポカドラシオン 攻7000→10000/防5000→8000)

〈スターXリンク〉 攻撃時、相手の攻撃力10000以下のモンスターを破壊して、相手にダメージ1!このダメージは減らない。1ターンに2回使える。

◼️APC・シュライザー

(アポカドラシオン 【貫通】)

〈スターXリンク〉アポカドラシオン 攻10000→13000

 

 

サツキ「行くぞ、アポカドラシオンでファイターに攻撃!ギャラクシーXリンクで、ソウルのクリアブルークローの〈スターXリンク〉能力!攻撃時、攻撃力10000以下のバルザローグドラッズを破壊!そして相手にダメージ1!」

 

朝木「ぐぅぅ………! ソウルガード!」LP 10→9

 

 

バルザローグドラッズ 破壊!

【ソウルガード】ソウル3→2

 

 

サツキ「アポカドラシオンの攻撃!打撃3!」

 

朝木「ぐぁぁ!」LP9→6

 

サツキ「アポカドラシオンで2回攻撃! 攻撃時、バルザローグドラッズを破壊して、ダメージ1!」

 

朝木「うぅぅ………! ソウルガード!」LP6→5

 

 

バルザローグドラッズ 破壊!

【ソウルガード】ソウル2→1

 

 

サツキ「打撃3!」

 

朝木「キャスト!〈ドラゴンシールド 緑竜の盾〉 攻撃を無効化してライフ+1!」LP6→7

◼️手札5→4

 

サツキ「ターンエンド」

◼️手札3/ゲージ3/LP6

 

 

朝木「あんたのターン終了後、ゲージ2払い………"魔星浸蝕"!」

◼️手札4→3/ゲージ4→2

 

朝木「魔星龍の命の下に、浸蝕せよ我が世界………!」

 

 

イロウシェンTHEフラッグ

 

 

朝木「魔星龍域」

 

 

魔星龍域

フラッグ

◼️「魔星龍域」は最初のフラッグに選べず、全てのフラッグでデッキに入れて使える。

◼️君は「魔星ゾーン」のカードを使える。そしてこのカードの下にあるフラッグの能力を得る。

◼️"魔星侵蝕"相手のターン終了時、ゲージ2払ってよい、払ったら、手札のこのカードを君のフラッグの上に重ねる。"魔星侵食"はファイト中1回だけ使える。

◼️君のメインフェイズ開始時、君の手札を好きなだけ捨ててよい。捨てたら、その枚数分、魔星ゾーンからカードを手札に加える。この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️君の場のカード全ては属性に〈魔星龍〉を得て、君はサイズの合計8までのモンスターを置ける。

 

 

サツキ「またこのフラッグか………⁉︎」

 

朝木「俺のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札3→4/ゲージ2→3

 

朝木「魔星龍域の能力で手札2枚破棄して、魔星ゾーンから2枚を手札に加える。」

手札4→2→4

 

朝木「キャスト〈ドラゴニック・チャージ〉2チャージだ」

◼️手札4→3/ゲージ3→5

 

朝木「そしてゲージ4払い、ライトにバディコール!〈魔星の従者 グランバルザローグ・ドラッズァ〉」

◼️手札3→2/ゲージ5→1

 

 

魔星の従者 グランバルザローグ・ドラッズァ

魔星龍

魔星龍/武装騎竜

サイズ7/攻13000/防5000/打撃1

◼️【コールコスト】ゲージ4払う。

◼️【起動】君のデッキの上からカードを3枚、このカードのソウルに入れる。

◼️君のアタックフェイズ開始時、君のデッキの上からカードを2枚ゲージに置いて、カードを1枚引いて、君のライフ+3する。

◼️"グランバルザー・インパクト"このカードが攻撃した時、このカードをスタンドする。さらに相手の場のモンスター1枚を破壊して、相手にダメージ2!このダメージは減らない。"グランバルザー・インパクト"は1ターンに2回だけ使える。

【貫通】【ソウルガード】

 

 

朝木「アタックフェイズだ! グランバルザローグドラッズァの能力で、2チャージ、1ドロー、ライフ+3!」LP7→10

◼️手札2→3/ゲージ1→3

 

朝木「グランバルザローグドラッズァで盛谷サツキに攻撃! 攻撃時に"グランバルザー・インパクト"! このカードをスタンドして、アポカドラシオンを破壊! さらに相手にダメージ2!」

 

サツキ「ぐぁぁ! くっ………ソウルガード!」LP6→4

 

 

アポカドラシオン 破壊!

【ソウルガード】ソウル3→2(APCシュライザー)

攻13000→10000

 

 

朝木「グランバルザローグドラッズァの攻撃!打撃1!」

 

サツキ「くっ………」LP4→3

 

朝木「グランバルザローグドラッズァで2回目の攻撃! もう一度スタンドし、アポカドラシオンを破壊!盛谷サツキにダメージ2だ!」

 

サツキ「うぁぁ………! ソウルガード」LP3→1

 

 

アポカドラシオン 破壊!

【ソウルガード】ソウル2→1(APCブライトエッジ)

打撃3→2

 

 

朝木「グランバルザローグの攻撃、打撃1!」

 

サツキ「キャスト!〈ギャラクシーシールド 緑星竜の盾〉」

◼️手札3→2

 

 

ギャラクシーシールド 緑星竜の盾

ギャラクシードラゴンW

ギンガドラゴン/防御

◼️相手のターンの攻撃中に使える。

◼️【対抗】その攻撃を無効化して、ライフ+1!さらに、君の場に〈戦装竜〉か〈ギンガドラゴン〉があるなら、君のライフ+2!

 

 

サツキ「攻撃を無効化して、ライフ+1!さらに場に〈ギンガドラゴン〉が居る事でライフ+2だ!」LP1→2→4

 

朝木「だが、グランバルザローグドラッズァの3回目の攻撃! 打撃1!」

 

サツキ「………っ!」LP4→3

 

朝木「ターンエンドだ!」

◼️手札3/ゲージ3/LP 10

 

 

朝木「バディポリスのAAAもこの程度か〜! はははは! もう後がないぜ?」

 

サツキ「ああ確かに、次の僕のターンでケリをつけないといけないね。」

 

朝木「次でケリをつける? 無理だね。あんたのライフは残りたったの2、対して俺のライフは10、無傷も同然だし、次のあんたのターンでケリをつけるなんて無理だね!」

 

サツキ「例えこのターンでケリをつけられなくても、僕は………」

 

 

サツキの髪が少し逆立ち、全身から緑色のオーラが現れる。そしてサツキの雰囲気が少し変わる。

 

 

サツキ「俺は必ず勝つ! 俺のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札2→3/ゲージ3→4

 

 

サツキが引いたカードはファイトの前に局長から渡されたカードだった。そのカードを引いた時、サツキの中に勝利のイメージが湧き上がる。

 

 

サツキ「俺のライフ6以下で、場にバディモンスター………つまり、アポカドラシオンが居るなら、俺のライフ+3して、ゲージ2払って〈バディフォース"一ノ型"〉解放‼︎」LP3→6

◼️手札3→2/ゲージ4→2

 

 

バディフォース"一ノ型"

ジェネリック

武器

攻6000/打撃2

『解放条件』〔君のライフ6以下で、場にバディモンスターがいる。〕

◼️【装備コスト】君のライフ+3して、ゲージ2払う。

◼️このカードの能力は無効化されない。

◼️君のアタックフェイズ開始時、君のバディモンスター1枚を選んで、ライフ1払う。払ったら、このターン中、選んだモンスターの攻撃力+3000して、打撃力+1!

◼️君のバディモンスターが攻撃した時、このカードをスタンドする。

【貫通】

 

 

全身から溢れる緑色のオーラがさらに大きくなる。だがそのオーラは強い光を放ち、サツキの姿が一瞬見えなくなる。

 

 

ーーーーーー

 

 

強い光に包まれたサツキはゆっくりと目を開ける。すると目の前に、アポカドラシオンがサツキに向かい合っていた。

 

 

アポカドラシオン『サツキ………我がバディよ………』

 

サツキ「アポカドラシオン………?」

 

 

普段はあまり話しかけて来ないアポカドラシオンが話しかけてきた事にサツキは少し驚く。だがすぐに冷静になる。

 

 

アポカドラシオン『サツキよ、お前が求める力はそのフォースのカードか?』

 

サツキ「え?」

 

 

アポカドラシオンのまさかの質問にサツキは少し動揺する。が、アポカドラシオンの質問の意味がサツキには理解できてはいた。

 

 

サツキ「それは………」

 

 

アポカドラシオンには分かっていた。サツキが求める強さが、力が………そして実際、アポカドラシオンの言葉はサツキの意を得ていた。

 

 

サツキ「確かに、僕はフォースの力を求めているのかもしれない、はっきり言って悔しかったんだ………。」

 

 

沼津や内浦は、これまで何度も危機に陥ってきた。クリムゾン彗星や、情報演算人工神 IAの暴走、冥府龍、破壊神、そして今起きている魔星龍との戦争………

 

サツキはバディポリスとして全力で事件の解決に努めていたが、いずれも千歌、曜、梨子、炎斬、真柴といったフォースの力を持つ少年少女達の活躍により事態は収縮されていった。特に「ドラゴンフォース」を持つ千歌、曜、梨子の3人にはいつも助けられてばかりで、サツキ自身、無意識に彼女達の力に頼りっきりになっている時がある。

 

 

サツキ「僕にも彼女達のような力があれば………、もっと彼女達の助けになってあげられるのに………!」

 

 

いつしかサツキは、彼女達が持つドラゴンフォースのような力に憧れていたのだ。

 

 

アポカドラシオン『サツキよ、今の我々だけの力では不服か?』

 

サツキ「………っ! そんな事はない! お前はよく僕の力に、助けになってくれているよ。」

 

アポカドラシオン『………………サツキよ、私がまだ「アポカドラス」だった時からお前と共に居て、そしてお前をずっと見て来た。 だからお前の事は誰よりも理解しているつもりだ。』

 

サツキ「アポカドラシオン………」

 

アポカドラシオン『"フォース"の力は、人とモンスターの………、バディ同士の絆を具現化したような力だ。もう一度聞く。人工的に造られたそのフォースのカードが、お前が求める力なのか?』

 

サツキ「………………っ!」

 

アポカドラシオン『サツキ、お前の使うギャラクシードラゴンワールドは、私とお前だけしか持たない、私とお前だけの力だ。』

 

サツキ「ああ、分かってるよ。」

 

アポカドラシオン『だがその力も絶対ではない。ドラゴンフォースとてそうだ。この世に絶対的な力などあらず。 だが強い力を求める事は悪いことではない。もしその力を得たとしても、お前ならばその力を正しい事に使うであろうと私は信じている。』

 

サツキ「アポカドラシオン………」

 

アポカドラシオン『今はまだお前にフォースのような力を与えられずとも、我々ならばこの先も戦っていける。 今以上に我々の絆を深めていけば、必ずそれに相応しい力が与えられるはずだ。今はまだ焦らずとも良い。』

 

サツキ「ありがとう。 僕達には僕達だけの力がある。今はただ、それを信じて戦い続ける!」

 

 

ーーーーーー

 

 

強く眩い光が収まり、緑色のオーラを纏ったサツキの姿が見えるようになる。光に包まれる前より、緑色のオーラが大きくなり、サツキの髪の先端が緑色に染まっている。

 

 

ーーーーーー

 

 

局長「バディフォースのカードは確かに人工的に造られたカードだ。だが、そのカードを使うにはバディとの信頼や絆の力が加わって初めて完成する特別なカードだ………、サツキ君は見事にその条件をクリアしているようだね。」

 

 

ーーーーーー

 

 

サツキ「キャスト〈ドラシオン・ドロー〉」

◼️手札2→1

 

 

ドラシオン・ドロー

ギャラクシードラゴンW

ギンガドラゴン/ドロー

◼️君のライフ6以下で、場にカード名に「アポカドラシオン」を含むカードがある。

◼️君はカードを1枚引く。その後、君の場にカード名に「アポカドラシオン」を含むカードがあるなら、さらにカードを2枚引く。「ドラシオン・ドロー」は1ターンに1回だけ使える。

 

 

サツキ「場にアポカドラシオンがいれば、合計3枚ドロー!」

◼️手札1→4

 

サツキ「さらにライフ1とゲージ2払い、アポカドラシオンを進化! 広大なる銀河の輝きよ! その姿を新たなる銀河の"帝"と成せ!〈大銀河竜帝 アポカドラシオン〉」

◼️手札4→3/ゲージ2→0/LP6→5

 

 

大銀河竜帝 アポカドラシオン

ギャラクシードラゴンW

ギンガドラゴン

サイズ3/攻7000/防5000/打撃2

◼️【コールコスト】このカードを君の場のモンスター1枚までの上に重ねて、ライフ1払い、ゲージ2払う。

◼️【起動】君の手札かドロップから〈戦装竜〉のカード1枚ずつまでを、このカードのソウルに入れる。この能力は1ターンに1回だけ使える。

◼️君のアタックフェイズ開始時、このカードのソウルが3枚以上あるなら、君のライフ+3して、このカードの攻撃と効果で相手に与えるダメージは2より減らない。

【銀河武装】〈ギャラクシーXリンク〉/ソウル2

 

 

アポカドラシオンは緑色のラインが入った白い鎧装を纏い、その鎧の胸の中心部に銀河の景色が写っていて、背にはX字の光の翼が生える。そしてサツキのバディゾーンのカードも「大銀河竜帝 アポカドラシオン」のカードに変化する。

 

 

サツキ「俺の絆はアポカドラシオンだけじゃない! アポカドラシオンの起動発動! ドロップから〈銀河騎竜 APC・セイバーウィング〉と、手札から〈銀河騎竜 APC・ライジングスレッジ〉」

◼️手札3→2

 

 

銀河騎龍 APC・セイバーウィング

戦装竜

サイズ3/攻7000/防2000/打撃1

◼️【コールコスト】ゲージ2払う。

◼️君の場の〈ギンガドラゴン〉のソウルがこのカード1枚だけの時、そのモンスターの攻撃力+3000、防御力+3000して、打撃力+1!

◼️〈スターXリンク〉

ゲージ1とライフ1 払う。このカードは【3回攻撃】を得る。

【貫通】

 

 

銀河騎竜 APC・ライジングスレッジ

ギャラクシードラゴンW

戦装竜

サイズ3/攻6000/防2000/打撃2

◼️【コールコスト】ゲージ2払う。

◼️このカードがソウルにある〈ギンガドラゴン〉の能力は無効化されず、相手の効果でソウルをドロップに置けない。

◼️〈スターXリンク〉

君のアタックフェイズ開始時、このカードの攻撃力+3000、防御力+3000して、相手のモンスターを破壊した時、相手にダメージ2!この〈スターXリンク〉は1ターンに2回だけ使える。

 

 

アポカドラシオン ソウル2→4

 

 

「銀河騎竜 APC・ライジングスレッジ」は、エースの特殊能力で生み出されたカードだ。つまりエースとの絆のカードである。

 

 

サツキ「キャスト〈ドラシオン・チャージ〉」

◼️手札3→2

 

 

ドラシオン・チャージ

ギャラクシードラゴンW

ギンガドラゴン/チャージ

◼️君の場にカード名に「アポカドラシオン」を含むカードがあるなら使える。

◼️君のデッキの上からカードを2枚ゲージに置く。その後、君の場にカード名に「アポカドラシオン」を含むカードがあるなら、カードを2枚ゲージに置く。

 

 

サツキ「アポカドラシオンがいる事で、合計4チャージ。」

◼️ゲージ0→4

 

サツキ「セイバーウィングの〈スターXリンク〉で、ゲージ1とライフ1払い、アポカドラシオンは【3回攻撃】を得る!行くぞ、アタックフェイズだ!」

◼️ゲージ2→3/LP5→4

 

 

アポカドラシオン

◼️ APC・クリアブルークロー

(アポカドラシオン 攻7000→10000/防5000→8000)

〈スターXリンク〉 攻撃時、相手の攻撃力10000以下のモンスターを破壊して、相手にダメージ1!このダメージは減らない。1ターンに2回使える。

◼️APC・セイバーウィング

〈スターXリンク〉ライフ1とゲージ1払い、【3回攻撃】を得る。

◼️APC・ライジングスレッジ

〈ギンガドラゴン〉の能力は無効化されず、ソウルは減らされない。

〈スターXリンク〉アタックフェイズ時、攻+3000/防+3000。さらにモンスター破壊時にダメージ2! 1ターン2回

 

 

サツキ「アタックフェイズ開始時、ライフ+3! さらにライジングスレッジの〈スターXリンク〉で、アポカドラシオンの攻撃力+3000/防御力+3000だ。」LP4→7

 

 

アポカドラシオン

攻7000→10000/防5000→8000

【3回攻撃】

 

 

サツキ「さらにバディフォースの能力だ。ライフ1払い、俺のバディモンスター、つまりアポカドラシオンの攻撃力+3000/打撃+1する!」

 

 

アポカドラシオン

攻13000→16000/打撃2→3

 

 

サツキ「行くぞ、バディフォースでファイターに攻撃!打撃2!」

 

朝木「ぐぁぁ!」LP 10→8

 

サツキ「アポカドラシオンでファイターに攻撃! クリアブルークローの〈スターXリンク〉で攻撃力 10000以下のモンスターを破壊する!」

 

朝木「グランバルザローグドラッズァの攻撃力は13000、破壊はされない!」

 

サツキ「ならそのまま君に攻撃だ! 打撃3!」

 

朝木「うわぁぁ!」LP8→5

 

 

アポカドラシオンの攻撃が終わった後、サツキの纏う緑のオーラが再び強く輝く。

 

 

朝木「な、なんだ⁉︎」

 

サツキ「バディフォースの能力、俺のバディモンスターが攻撃した時、バディフォースをスタンドする。」

 

朝木「は………っ⁉︎」

 

サツキ「バディフォースでファイターに攻撃! 打撃2!」

 

朝木「キャスト!〈魔星侵攻:イロウシェン・シールド〉」

◼️手札3→2

 

 

魔星侵攻:イロウシェン・シールド

魔星龍域

◼️相手のターンの攻撃中に使える。

◼️【対抗】その攻撃を無効化する。さらに、君のライフ+3!

 

 

朝木「攻撃を無効化してライフ+3!」LP5→8

 

サツキ「なら、アポカドラシオンでファイターに2回攻撃! 打撃3! バディフォースをスタンド!」

 

朝木「うぁぁぁ!!」LP8→5

 

サツキ「バディフォースでファイターに攻撃! 打撃2!」

 

朝木「がぁぁ!」LP5→3

 

サツキ「最後は一緒に決めるぞ、アポカドラシオン!」

 

アポカドラシオン『ああ、サツキ!』

 

サツキ「バディフォースとアポカドラシオンで一斉攻撃! 合計打撃5!」

 

 

サツキはアポカドラシオンの背に乗り、そしてアポカドラシオンは空高く飛び上がる。そしてアポカドラシオンはバディフォースのオーラを纏い、朝木目掛けて特攻を仕掛ける。 それはまるで翡翠の流星のようだ。

 

 

朝木「そんな………う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」LP3→0

 

 

 

 

ファイトに敗北した朝木のバディモンスターは「魔星龍域」に吸い込まれて消滅してしまった。

 

 

 

 

局長「見事な勝利だった。サツキ君」

 

サツキ「ありがとうございます。 けど、今のファイトに勝てたのは、僕の力だけじゃありませんから………」

 

 

サツキがこのファイトに勝てたのは、エースと、そしてバディとの絆があったからこそだ。この勝利はサツキにとって更なる成長を促す勝利となっただろう。

 

 

 

 

 




今回も感想を是非‼︎


次回『デュアルファイト! 超えろ進化の輝き』

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。