バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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太陽をも超越する光

前回の『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』

 

 

全ワールドの"帝都"を巻き込む戦いを終え、お礼にエンデュミアスの城に泊めてもらったAqours、流、天音。

 

朝食をご馳走になり、そろそろ帰ろうかと話していると、エンデュミアスにファイトステージに連れられてしまう。だがそれを指示したのはガンズァスだった。

 

ガンズァスは魔星軍の進行によって預けられた千歌とのファイトを改めて、千歌に申し込んだ。

 

そして千歌とガンズァスはファイトを始める。

 

ーーー

ーーー

 

 

千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユソルで2回連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2!」LP8→10

 

ガンズァス『ソウルガードじゃ。』

 

 

ガンズァス 撃破!

【ソウルガード】ソウル5→4(光黒竜 コクレイ)

攻13000→10000

 

 

千歌「ソウルのバルドラゴンクローライトと真ドラゴンフォースの効果で、合計ダメージ3!」

 

 

バルソレイユソルの爪のようなガントレットでファィターのガンズァスを斬り裂き、真ドラゴンフォースの光が太い光線になってガンズァスを撃ち抜く!

 

 

ガンズァス『ぬぅ………ぐぉぉぉぉ!!』LP3→1→0

 

ーーー

 

曜「やった!!」

 

梨子「千歌ちゃんが勝ったわ!」

 

花丸「さすが千歌ちゃんずら〜〜」

 

鞠莉「ナイスファイト!千歌っち〜〜!」

 

イグラス『喜ぶのは少し早いかもな。』

 

シャルディー『ええ、そうですね。』

 

 

千歌の勝利を確信して喜ぶAqoursを他所に、帝達はこのファイトの結末はまだ見えていないと言うような感じの口ぶりだ。

 

 

善子「何よ、ガンズァスのライフを0にしたんだから、千歌の勝ちじゃない。」

 

ターミネイトラー『分かってねーな、ガンズァスのジジイはあの程度じゃ終わらねーつってんだよ。』

 

リディナ『ガンズァス殿は我々9人よりも2世代長く帝の座についておられる。いわば、我々にとっての師、"帝"の中では最も強いお方だ。』

 

エンデュミアス『そのとおり。我々は今まで、ガンズァス殿の敗北を見た事はありません。』

 

 

帝達のガンズァスを支持する声は、さっきまで千歌の勝利を確信していたAqoursと流達の歓喜の声を見事に打ち消した。そして皆、千歌を心配する表情に変わる。

 

ーーー

 

千歌「………………っ⁉︎」

 

ガンズァス『よもや、ワシのライフを0にするに至るとは、なかなかやるではないか。じゃが、残念じゃったの?ファイトはまだ終わってはおらん。 ワシのライフが0になった時、キャスト〈光覇竜蘇生〉』

◼️手札6→5

 

 

光覇竜蘇生

エンシェントW

光覇竜

◼️相手のターン中、君のライフが0になった時に使える。

◼️【対抗】君の場のモンスター1枚を破壊する。破壊したら、君のライフを破壊したモンスターのサイズと同じ数値にし、このターン君はダメージを受けない。「光覇竜蘇生」はファイト中に1回だけ使える。

 

 

ガンズァス『ワシはセンターのガンズァスを破壊する。そしてワシのライフを破壊したガンズァスのサイズと同じ数値にする。』LP0→3

 

 

ガンズァス 完全破壊!

 

 

ガンズァスはセンターの自分自身を破壊したが、ソウルがまだあるにも関わらず破壊したガンズァスは復活しない。

 

 

千歌「あれ? ソウルガードで復活しないんですか?」

 

ガンズァス『ああ、ソウルガードは使わん。 そしてワシはこのターン中にダメージは受けない。』

 

 

つまり、ソウルガードであえて場に残さなかったガンズァスの【ライフリンク3】も受けないのだ。

 

 

ガンズァス『だがこの破壊が、ワシを勝利に導く布石となった。破壊されドロップに置かれたこのワシ、ガンズァスの能力発動!」

 

 

光覇竜王 ガンズァス

エンシェントW

光覇竜/ドラゴンロード

サイズ3/攻10000/防6000/打撃2

◼️【コールコスト】ゲージ3払う。

◼️このカードが登場した時、君のデッキの上から7枚を、このカードのソウルに入れる。

◼️"光覇降臨"このカードが破壊されて、ドロップに置かれた時、君のライフ+2して、君の手札かドロップからサイズ3の〈エンシェントワールド〉のモンスター1枚までを【コールコスト】を払わず、ドロップのこのカードをソウルに入れてコールする。

【3回攻撃】【ソウルガード】【ライフリンク3】

 

 

 

ガンズァス「ワシのライフを+2! そして手札からコール!』LP3→5

◼️手札6→5/ゲージ3→0

 

ガンズァス『光満ちる世界に影は消え去り、我が光の前に闇は生まれぬ。今こそ極光の化身と化す! 〈超越光覇帝 ガンズァス"ライトロード"〉【降臨】』

 

 

超越光覇帝 ガンズァス"ライトロード"

エンシェントW

光覇竜/ドラゴンロード

サイズ3/攻20000/防10000/打撃3

◼️このカードはコールできず、「光覇竜王 ガンズァス」の能力でコールする時、代わりにコストを払って【降臨】する。

◼️このカードは効果で破壊されず、手札に戻せず、能力を無効化されず、君はこのカード以外のカードを場に出せない。

◼️君がこのカードに【降臨】しているなら、このカードは以下の能力を全て得る。

・君は相手の効果でダメージを受けない。

・お互いのターン終了時、君の手札を1枚捨てて、相手のモンスター1枚まで破壊して、君のライフ+3!

【3回攻撃】【降臨】(ゲージ3払う。)/ソウル1

 

 

ガンズァスは姿が見えなくなるくらいの強い光を放ち、その場にいたみんなが目を瞑ったり、目を庇う。

 

次に目を開けた時には、ガンズァスは白い光のオーラを纏い、白い鎧を装備し、白い翼を広げて、常に浮いている。そしてガンズァスの周りには3本の光の剣が浮遊している。 なんとなく、幾分かガンズァスが若返って見える。

 

 

【降臨】:【変身】や【搭乗】のように、手札からアイテム扱いで、フラッグに重ねる能力である。もちろんアイテムを対象にする能力を受ける事もできる。

 

 

千歌「凄い、光………」

 

ガンズァス『さあ、ターンを続けなさい。』

 

千歌「ターンエンド。」

◼️手札2/ゲージ3/LP10

 

 

ガンズァス『お主のターン終了時、ワシの手札を1枚捨て、バルソレイユソルを破壊じゃ!』

◼️手札5→4

 

千歌「え⁉︎ そ、ソウルガード!」

 

 

バルソレイユソル 破壊!

【ソウルガード】ソウル3→2

 

 

ガンズァス『そしてワシのライフ+3じゃ。』LP5→8

 

ガンズァス『ワシのターン、ドロー、チャージ&ドロー。』

◼️手札4→5/ゲージ0→1

 

ガンズァス『ライトロードとなったワシの能力で、ワシは他のカードは使えん。よってアタックフェイズじゃ。』

 

ガンズァス『ガンズァスライトロードで高海千歌に攻撃じゃ! 打撃3!』

 

千歌「うわぁぁ!」LP10→7

 

ガンズァス『ガンズァスライトロードの2回攻撃じゃ!』

 

千歌「うぅぅ!!」LP7→4

 

ガンズァス『3回攻撃じゃ! 打撃3!』

 

千歌「うわぁぁぁぁ!」LP4→1

 

ガンズァス『ライフを残したか。まあ良い、ターンエンドじゃ。が、ワシの能力は自分のターン終了時にも発動できる。ワシの手札を1枚捨て、バルソレイユソルを破壊し、ワシのライフ+3じゃ。』

◼️手札5→4/ゲージ1/LP8→11

 

千歌「ソウルガード!」

 

 

バルソレイユソル 破壊!

【ソウルガード】ソウル2→ 1

 

ーーー

ーーー

 

梨子「つ、強い………!」

 

善子「打撃3で3回攻撃なうえに、ターン終了時にバルソレイユを破壊しつつ、ライフを3も回復するなんて………」

 

曜「さっきまでとは、全くの別物だよ!」

 

エンデュミアス『あれこそが永きに渡り"帝"の座をについていたガンズァス殿の真の姿です。』

 

リディナ『とんでもない力だ………』

 

ーーー

ーーー

 

千歌「千歌のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札2→3/ゲージ3→4

 

千歌「強い………あの光も、ガンズァスさんの能力も………」

 

バルソレイユ『諦めるか?』

 

千歌「………諦めない。勝つよ!」

 

 

千歌は今まで通り笑みを浮かべる。千歌は自分がピンチになった時、相手の強さに感心を示し、そしてそれを越えようとする。その意思を示す笑みである。そして、ただ純粋にこのファイトを楽しむ笑みでもあるのだ。

 

 

ガンズァス⦅ほう………、この状況で笑うか。エンデュミアスの言うとおりよのぉ。⦆

 

 

ファイトステージに来た時、ガンズァスは「ワシがエンデュミアスに頼んだ。」と言ったが、実は逆なのだ。千歌とのファイトをガンズァスに頼んだのはエンデュミアスだった。なぜガンズァスが嘘をついたのかは、エンデュミアスの考えを悟られないためだ。

 

 

ーーー回想ーーー

 

千歌達が就寝した後、エンデュミアスはガンズァスと少し話しをしていた。話しの内容は主に千歌と千歌のドラゴンフォースに関する事だ。

 

 

ガンズァス『高海千歌とファイトを?』

 

エンデュミアス『はい。あなたにお願いしたいのです。』

 

ガンズァス『して、何ゆえじゃ?』

 

エンデュミアス『此度の魔星軍襲撃の一件で、千歌ちゃんのドラゴンフォースを見ました。』

 

ガンズァス『ほう。して?』

 

エンデュミアス『はい。千歌ちゃんのドラゴンフォースは、梨子ちゃんや曜ちゃんのドラゴンフォースよりも、一歩も二歩も高い次元に達しています。』

 

ガンズァス『………………』

 

エンデュミアス『今日の千歌ちゃんのファイトを見て、私は確信しました。千歌ちゃんのドラゴンフォースはさらなる成長の兆しを見せている事に………そして感じたのです、ドラゴンフォースの新たな脈動を。』

 

ガンズァス『そうか。それでワシにどうしろと?』

 

エンデュミアス『ガンズァス殿も感じられていたはずです。千歌ちゃんの中にある大きな力を、だからあなたは、自ら千歌ちゃんの相手を名乗り出たのではないですか?』

 

ガンズァス『………………』

 

エンデュミアス『お願いいたします。ガンズァス殿、明日、千歌ちゃん達が帰る前に、千歌ちゃんとファイトをしていただきたいのです。そしてあわよくば、千歌ちゃんのドラゴンフォースをさらに成長させるキッカケになってあげてください。彼女のドラゴンフォースの成長は、必ず魔星龍との戦いに必要になります。』

 

 

エンデュミアスはガンズァスに頭を下げて頼み込む。

 

 

ガンズァス『エンデュミアスよ、お主の頼みは承知した。じゃが、ただファイトをするだけでは成長のキッカケには不足じゃろ。ワシはどうすればよい?』

 

 

エンデュミアスは下げていた頭を上げ、冷徹な眼差し、声音で告げる。

 

 

エンデュミアス『簡単な事。千歌ちゃんへの一切の手加減は無用です。あなたの持つ全力を尽くし完膚なきまで、彼女を叩き潰してください。』

 

ガンズァス『…………承知した。』

 

 

ーーー回想 了ーーー

 

エンデュミアス(千歌ちゃん、あなたのドラゴンフォースはまだまだこれからです。あなたは今よりもっと強くなれる。厳しいファイトにはなりますが、せめてこのファイトで、あなたの更なる成長を見せてください。)

 

ーーー

ーーー

 

千歌「アタックフェイズ! 真ドラゴンフォースの能力で、バルソレイユソルにソウル追加!」

 

 

バルソレイユソル ソウル1→2

 

 

千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユソルで連携攻撃!真ドラゴンフォースはスタンド、ライフ+2!」LP1→3

 

 

真ドラゴンフォース+バルソレイユソル

連携 攻14000

 

ガンズァスライトロード

防10000

 

 

千歌「連携打撃5!」

 

ガンズァス『ぐぉぉぉ!!』LP 11→ 6

 

千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユソルで2回連携攻撃!真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! 連携打撃5!」LP3→5

 

ガンズァス『キャスト〈竜意周到〉攻撃を無効化する。』

 

千歌「ターンエンド。」

◼️手札3/ゲージ4/LP5

 

ガンズァス『お主のターン終了時、ワシの手札1枚破棄し、バルソレイユソルを破壊、ワシのライフ+3じゃ』LP6→9

◼️手札4→3

 

千歌「ソウルガード!」

 

 

バルソレイユソル 破壊!

【ソウルガード】ソウル2→1

 

 

ガンズァス『ワシのターン、ドロー、チャージ&ドローじゃ』

◼️手札3→4/ゲージ1→2

 

ガンズァス『キャスト〈竜王伝〉1チャージ、1ヒール、1ドローじゃ』LP9→10

◼️手札4→3→4/ゲージ2→3

 

ガンズァス『さらにキャスト〈光覇明札〉』

◼️手札4→3/LP10→8

 

 

光覇明札

エンシェントW

光覇竜/ドロー

◼️君の場に〈光覇竜〉のカードがあるなら使える。

◼️【使用コスト】ライフ2払う。

◼️次の2つから1つ選んで使える。「光覇明札」は1ターンに1回だけ使える。

・君のデッキからカードを2枚引く。

・君のデッキの上からカードを2枚ゲージに置く。

 

 

ガンズァス『2ドローじゃ。』

◼️手札3→5

 

ガンズァス『アタックフェイズじゃ、 ガンズァスライトロードで高海千歌に攻撃! 打撃3』

 

千歌「うわぁぁ!」LP5→2

 

ガンズァス『2回攻撃じゃ、高海千歌に攻撃する!』

 

千歌「キャスト〈ドラゴンフォース・バリア〉」

◼️手札3→2

 

 

ドラゴンフォース・バリア

ドラゴンワールド

太陽竜

◼️相手の攻撃中に、君がカード名に「ドラゴンフォース」を含むカードを装備していれば使える。

◼️【対抗】その攻撃を無効化するか、ダメージを0にする。その後、君のライフを+2!このカードの能力は無効化されない。

 

 

千歌「攻撃を無効化して、ライフ+2!」LP2→4

 

ガンズァス『高海千歌に3個攻撃じゃ!』

 

千歌「うわぁぁぁぁ!!」LP4→1

 

 

ガンズァスの攻撃の衝撃と爆風で千歌は吹き飛び、地に叩きつけられ転がるように倒れる。

 

 

バルソレイユ『千歌!』

 

ガンズァス『バディの心配をしてる暇があるか!!』

 

バルソレイユ『っ⁉︎』

 

ガンズァス『ワシのターンを終了する。そしてターン終了時に手札1枚破棄して、バルソレイユソルを破壊!ライフ+3じゃ!』LP8→11

◼️手札5→4/ゲージ3→4/LP11

 

千歌「ソウル………ガード………!」

 

 

バルソレイユソル 破壊!

【ソウルガード】ソウル1→0

 

 

バルソレイユ『大丈夫か?千歌………』

 

千歌「う、うん………」

 

ーーー

ーーー

 

ルビィ「千歌ちゃん、あんなボロボロに………」

 

花丸「もう、見てられないずら」

 

鞠莉「目を背けてはダメよ、花丸。」

 

ダイヤ「千歌さんはまだ、諦めていないはずです。」

 

天音「千歌ちゃん、大丈夫かな………?」

 

流「大丈夫だよ、千歌ちゃんなら大丈夫。」

 

イグラス『にしても少しやり過ぎではないか? さすがの魔王の俺でも目に余る。』

 

シャルディー『ガンズァス殿、もしかして、何かを待っている………? 何かを狙っているのでしょうか?』

 

エンデュミアス⦅耐えてください、千歌ちゃん。結構な荒療治ですが、あなたの成長を促す為なのです。私の勝手なお世話だと思いますが………⦆

 

梨子「千歌ちゃん、勝てるかな?」

 

曜「勝つよ、千歌ちゃんを信じよう。」

 

ーーー

ーーー

 

千歌は叩きつけられた身体の痛みに耐えて、なんとか立ち上がる。

 

 

バルソレイユ『千歌、もういい。ここまでボロボロになってまで、ガンズァスとファイトを続ける必要はない、サレンダーしよう。』

 

千歌「バルソレイユ………、ううん、まだ、私は降参しないよ。」

 

 

バルソレイユは千歌の身体の状態を心配してガンズァスとのファイトを降参しようと語りかける。だが千歌は笑みを崩さず、バルソレイユの提案を拒否する。 その言葉にバルソレイユは今までの感情を全てぶつけるように千歌に問う。

 

 

バルソレイユ『千歌………! 俺がまだバルドラゴンだった頃からそうだ………。なぜだ! なぜここまでボロボロになってまで笑える……! ファイトを続けられるのだ!』

 

 

千歌はバルソレイユの突然の大声に少し驚くが、いつもの調子でバルソレイユの問いに答える。

 

 

千歌「だって、想像してみてよ………、ゲージも手札も少ない、ライフも少ない、そんなギリギリの状況でもしも逆転して勝てたら、それって、かなり凄い事じゃない? そんな事不可能かもしれないけど、でももし勝てたら、凄い気持ちいいじゃん! それに、私は絶対に諦めたくない。たとえ意味のないファイトでも、私は全力でそのファイトを楽しみたいんだ。だから諦めない、降参はしない、どうせ負けるなら自分のライフが0になるまでファイトを続けるよ!」

 

バルソレイユ『千歌………』

 

 

笑みを変えずに言う千歌の言葉に、バルソレイユは自分の発言に後悔を覚える。

 

 

バルソレイユ⦅俺はなんであんな事を言ってしまったんだ………俺のバディは、高海千歌は、諦めず笑う、楽しんでファイトする、だから強いんだ。それはバディの俺が誰よりも知っていた事ではないか………⦆

 

 

バルソレイユは千歌の言葉通り、今のギリギリの状況から逆転勝利した時をイメージする。その時、バルソレイユの中でまた闘志が湧き上がるような感覚になる。表情には表せないがバルソレイユもそのイメージに笑みをこぼす。高揚する。

 

 

バルソレイユ『千歌、この状況をどう覆す。』

 

千歌「それは、このドローにかかってる。千歌のターン、ドロー、チャージ&ドロー!!」

◼️手札2→3/ゲージ4→5

 

 

千歌がチャージ&ドローした時、ドローしたカードにドラゴンフォースの光が集中して取り込まれる、そしてそのカードが紅く輝く。

 

そのカードを見て、千歌はさらに目を輝かせ強い眼差しになる。

 

 

千歌「いくよ! 私のライフが6以下で、場にバルソレイユがいれば、ゲージ3払って………解放‼︎ 〈真・ドラゴンフォース"紅蓮太陽の型"〉」

◼️手札3→2/ゲージ5→2

 

 

真・ドラゴンフォース"紅蓮太陽の型"

ドラゴンW

太陽竜

攻7000/打撃2

『解放条件‼︎』(君のライフ6以下で、君の場にカード名に「バルソレイユ」を含むモンスターがいる。)

◼️【装備コスト】ゲージ3払う。

◼️このカードの能力は無効化されず、相手の効果で破壊されず、場を離れない。

◼️君の場のサイズ2以下の〈太陽竜〉のサイズを1減らし、君は場にサイズの合計4までのモンスターを置ける。

◼️お互いのアタックフェイズ開始時、君のデッキの上からカードを1枚、君の場のモンスター1枚のソウルに入れる。

◼️このカードが他の〈太陽竜〉と連携攻撃した時、このカードをスタンドして、君のライフ+2!!さらに君のライフが10以上なら、このカードと連続攻撃したサイズ2以下の〈太陽竜〉のモンスター1枚は【2回攻撃】を得る。

 

 

 

千歌は紅金色のオーラ(紅いオーラの周りを少し濃い金のオーラが縁取って輝いている)を纏い、紅い両翼が生え、赤と黒のノースリーブ(肩までの袖が無い)の半纏(はんてん)、ミニスカート型の短い袴、赤色の指出し手袋、肩や腰には小さい竜の羽を模した装飾が施してある。さらに千歌の髪は全体的に伸び、後ろ髪は腰あたりまで伸び、その髪を小さい竜の翼を模した髪留めで一纏め(ポニーテール)にする。そして、千歌が少し動くたびに紅と金の粒子が舞い散っている。

 

ーーー

ーーー

 

曜「新しいドラゴンフォースだ!」

 

梨子「ポニーテールの千歌ちゃん、かわいい〜………!」

 

鞠莉「格好も和風っぽいわね!」

 

ダイヤ「とても綺麗です。」

 

エンデュミアス『ついに至りましたね、千歌ちゃん。』

 

ーーー

ーーー

 

千歌「凄い………、太陽の力を感じるよ。」

 

バルソレイユ『いくぞ千歌、反撃だ!』

 

千歌「うん! ライトにコール〈神速のバルドラゴン〉」

◼️手札2→1

 

 

神速のバルドラゴン

サイズ2/攻6000/防3000/打撃2/【移動】

 

 

千歌「"紅蓮太陽の型"の能力で、私の場のサイズ2以下の太陽竜のサイズは1減る。つまり、神速のバルドラゴンのサイズは1になるよ。そして場に出せる〈太陽竜〉のサイズの合計は4になる」

 

 

神速のバルドラゴン サイズ2→1

 

 

ガンズァス『ほう………』

 

千歌「アタックフェイズ! 真ドラゴンフォースの能力で、デッキトップから1枚をバルソレイユソルにソウルイン!」

 

 

バルソレイユソル ソウル0→1

 

 

千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユソルで連携攻撃! 真ドラゴンフォースはスタンド、ライフ+2!」LP1→3

 

ガンズァス『キャスト〈竜意周到〉攻撃を無効化じゃ。』

◼️手札4→3

 

千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユソルで2回連携攻撃!真ドラゴンフォースはスタンド、ライフ+2!」LP3→5

 

 

真ドラゴンフォース"紅蓮太陽の型"+バルソレイユソル

連携 攻14000

 

ガンズァスライトロード

防10000

 

 

千歌はバルソレイユソルのブレードビットを両手に取り、バルソレイユソルと共に、ガンズァスに斬り込む!

 

 

千歌「連携打撃5!」

 

ガンズァス『ぐぁぁぁぁ!!』LP11→6

 

千歌「ここでキャスト!〈ドラゴンフォース・ガッツ〉」

◼️手札1→0/ゲージ2→1

 

 

ドラゴンフォース・ガッツ

魔法/回復

◼️君がカード名に「ドラゴンフォース」を含むカードを装備していれば使える。

◼️【使用コスト】ゲージ1払う。

◼️【対抗】君のライフ+3!相手のターンでこのカードを使った時、君のデッキからカードを1枚引く。

 

 

千歌「私のライフ+3!」LP5→8

 

ガンズァス『ん?』

 

千歌「真ドラゴンフォースと神速のバルドラゴンで連携攻撃! 真ドラゴンフォースをスタンド、ライフ+2! 神速のバルドラゴンの能力で、相手のセンターが空いてれば、ライフ+1!」LP8→10→11

 

 

真ドラゴンフォース"紅蓮太陽の型"+神速のバルドラゴン

連携 攻13000

 

ガンズァスライトロード

防10000

 

 

千歌「連携打撃4!」

 

ガンズァス『ぐぬぅぅ!!』LP6→2

 

ガンズァス『良い攻撃じゃ。だが、新たな力を得たとは言え、そのドラゴンフォースの攻撃力だけではワシの防御力には及ばぬ、悪いが、次でジ・エンドじゃ。』

 

千歌「まだだよ。真ドラゴンフォースの更なる能力! 私のライフが10以上なら、連携攻撃したサイズ2以下の〈太陽竜〉1枚は【2回攻撃】を得る! 神速のバルドラゴンはスタンドしてるよ!」

 

ガンズァス『何じゃと⁉︎』

 

千歌「決めるよ、バルドラゴン。」

 

バルドラゴン『ケリをつけてやるバル!』

 

千歌「真ドラゴンフォース"紅蓮太陽の型"と神速のバルドラゴンで2回連携攻撃!真ドラゴンフォースはスタンド、ライフ+2! 神速のバルドラゴンの能力でライフ+1!」LP 11→13→14

 

 

千歌は手を前に突き出す。するとドラゴンフォースの光の一部がその手に集まり、紅い光の刀になる。そしてバルドラゴンがガンズァスを殴った後、千歌もドラゴンフォースの光の刀でガンズァスを斬る!

 

 

千歌「連携打撃4!」

 

ガンズァス『まさかここまでの力の成長とは、見事じゃ。高海千歌………ぐぬぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』LP2→0

 

 

 

 




今回も感想を是非‼︎


次回のタイトルは未定です。

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